泥酔吸血鬼

泥酔のシンデレラは、
実は吸血鬼だったのかもしれない。

昨夜は記憶も靴も無くなるほど飲んだというのに、
翌朝、私は信じられないほど元気であった。

７時１０分前に鳴ったモーニングコールで
ちゃんと起き、
しっかりシャワーも浴びて化粧もちゃんとして
早々に朝食へ。
私の他にも飲んだ人はけっこう飲んでいたので
朝食に来ていた人は少なく、
来ていた人のほとんどは飲めない人だった。

不思議なことに私は特に二日酔いということもなく、
朝食もしっかり食べることができた。

なんでこんなに元気なのだろう？

うすうす記憶はあるが、
話を聞くとどうも、
昨夜私は、若い好みの男子二人を両脇において
かなりからんでいた様子なのだ。

９時から始まる研修室へ行くと
遅刻して最後に入ってきたのが、
私が昨夜からんでいた２名だった。。
で、その後、その２人は二日酔いがひどそうで
かなりぐったりしていたのだが
もしやそれは二日酔いのせいだけではないのかもしれない。
「作者が生気を吸い取ったからだ」
とみんなに言われたけど、
確かにこの不思議な元気さ加減は
若いパワーを吸い取った感があるかもしれない。

たまにはこういうエネルギー補給も
いいかもしれない。
お二人には気の毒でしたが。
まあ、世の中は食物連鎖ということで・・・？