091116
雨模様の今日は親孝行DAY。

何故かいつのまにか毎年この頃に
両親に東京で食事してご馳走するのが慣わしになっている。
まあ、一年のうち他はなーんにも孝行してないので
一年に一回くらいしといた方がバチも当たらないだろう。

ということで、なんとなく東京のちゃらちゃらしたかんじを
味わうべく毎度そんなスポットへ行くようにしているので
今回は高層階のホテルビュッフェをと思い、
評判のよさげだった新宿のパークハイアットの52階
ニューヨークグリルのランチビュッフェを予約。

しっかしここ、入るまでがやたらとわかりにくい。
裏から入ってしまったせいか、
パークタワーのほかのところに出たはいいけど
案内版がいまいちちゃんと出てないので
わからなくてうろうろしてしまった。
ようやくホテルの入り口っぽいところにたどりついたけど
そこは閑散としていて、どうやらエレベターで41階にあがらないと
ロビーがないらしいので、あがってみる。
一気に高度があがって耳がきーんとなりつつエレベーターを降りる。
ロビー、といいつつ、どうも座ってくつろげるトコとかないなあ。
いまいち狭いせいか?
ところでトイレいこうかな、と思ったけどよくわからず
ここかな?と行ってみるとエレベーターだったり階段だったり。
ようやく見つけたと思ったら男性用だし。
女性用はどこだ?!
といつまでも所在無くうろうろとしていたら母親から電話があり
「都庁の方に行っちゃったからこれから軌道修正して向かうので
もうちょっと待ってて」とのこと。
これはきっとこの階にいたら会えないな、と思い、下へ降りて待つ。
電話があってから15分くらいしてからようやく両親が現れた。
都庁からにしてはやたらと遅いな、と思ったら
やっぱり二人もパークタワーに入ってからこの場所にたどりつくまで
かなり迷ったらしい。
待ってる間にも入ってくる人みんな「わかりにくい!」
と言いながらやってくる人が多かったよな。
ナビゲーションを考えた方がいいと思うぞ。

一度上でウロウロして覚えたので、ここからはスムーズに
52階までエレベーターを乗り継ぎつつ到着。
全面大きくガラス張りの店内は眺望が最高!
・・・だが、今日は曇りでほとんど見えない!
晴れてたら富士山とかまで見えそうなのに。
ということで、曇った中にうっすらと立つビルたちを
眺めつつのランチ。
最初に1杯スパークリングワインがついてくる。
これが辛口でさっぱりしてて美味しかった。
でも銘柄を説明されたのに、すっかり忘れてしまった!
前菜はビュッフェにて。
こーゆうのっていつも取りすぎちゃうんだよねー。
メインはいくつかの中から選ぶ方式。
3人で牛ステーキと鮮魚グリルとパエリアを取ってシェアして食べる。
牛ステーキはウェイターさんに勧められるがままに
「ディナーだと1万円なのですがランチなのでこのお値段で」と
プラス料金を足して注文する山形牛を父がオーダーしている。
男の人ってこーゆうときに見栄張っちゃうんだからー
と思ったが、でもしかし私もワインで勧められるがままに高いのを
注文してしまうことはあるな。酒ならいいのか私は。
でもさすがにレア加減が美味しかった。
美味しかったけどお、「うわー!ほっぺたが落ちちゃう」
というほどの美味しさではないな食事は全体的に。
まあ、アメリカン食事(?)だからでしょうかね。
でもスパークリングはじめ飲み物は美味しくてね。
その後ビールにしたのだけど、普通の瓶ビールなのに、
めちゃくちゃ美味しいのだ。なんで?
温度とかグラスとかのせいか?
ほんと、ヘタな生ビールよりも格段に美味しかったのだ。
普通のスーパードライなのに。

デザートは席を移して、ジャズの生ライブを奏でている
もうちょっと眺望のいい(曇ってるけど)席へ案内される。
デザートもビュフェで取り放題。
普段デザートなんて食べないのに
こーゆうときはいっぱい取ってしまうんだよなあ。なぜか。
ピアノとベースの二人の外人さんのジャズの演奏を聴きつつ
デザート。
父はジャズが好きなので、これは気に入ったようで
毎回曲が終わる度に真っ先に大きく拍手をしていたので
演奏していた外人さんも気になっていたようで、
全ての演奏が終わって帰りがてらこっちの席に来て、
「Thank You for good listening」みたいなことを言っていった。
確かに他の席の人見てると、話とか食べるのに夢中で
特に演奏を聴いてる風でもなかったし
もしかしたら父の率先した拍手がなかったら
いちいち拍手もおこってなかったのかもしれない。
とすると、けっこう嬉しかったのかもね。
演奏中もこっち見てるな、とは思っていたのだ。
まあそうであったら、親孝行がてらこの外人さん孝行もできて
よかったよかった。
そしてお礼を言って去ろうとするバスを演奏していた外人さんを
呼び止めて母が「どこの国から来たの?」とか言っている。
「ロシア出身で、ヨーロッパのどことどことどこを回って
今日本に来ました」みたいなことを言っていた。
こーゆう職業も、いろいろ大変なんだろーな。なんて思った。

3時間ゆっくりそこで過ごして、
下に下りて同じパークタワーに入ってるOZONデザインセンターで
家具とか見て、駅まで歩いて戻り、
「犬に餌あげないと」と言って両親は早々に帰っていった。

私は最近あまり飲んでいないせいか
軽く酔いをひきずりつつ新宿をぶらぶらして服を買ってから帰った。

まーしかし、あーゆうホテルの最上階とかって。
お誕生会してるカップルとか女友達たち、
とかけっこういたのだが。
本気で「きゃー素敵ー。うっとり」
とかいう反応を求められたら、どうしていいかわかんないかもなあ。
どうしてもやっぱりこーゆうところは
カッコつけてればつけてるほど
突っ込みどころを見つけて
内心「わははははは」と思ってしまうのはなぜか。

私はあくまでも話のネタ的にこーゆうトコに連れていき、
両親の反応も話のネタ的な収穫としか思っていないフシがあるので
その辺が変に気持ち悪い反応がなくて安心なのだ。さすが親子である。

だけど今日は曇りだったからアレだけど
晴れてたら少しは「きゃー、感動的」ってかんじだったのかなあ?
もしかして。