090630
台北から5時間ほどでバリに到着。
イミグレーションが時間がかかるとは聞いていたけど
想像以上に遅い!
ビザを25ドルで購入して列に並んでいたら
通過するのに1時間以上かかってしまった。
宿に空港からの送迎を手配してもらっていたので、
送迎の車に乗ってウブドまで向かう。
1時間以上の道のり。
バリの道にはバイクがたくさん走っていて、
横に乗りながらもけっこうこわい。

宿に着いたのは夕方18時頃。
田んぼの間の道を入っていった奥にあるベストロケーション。
どうも私は無意識にこういう森とか田んぼとかに囲まれた場所にある宿を
好んで選択している傾向があるな、と気が付いた。
なんか、そういうところのお部屋で過ごすことって
最高の贅沢のような気がするのだ。

今回お世話になる宿「パキール・バンガロー」は日本からメールで予約した。
日本人の奥さんが経営しているロスメンなので、
長期滞在には安心であろうと思ったのだ。
日本人の奥さん、さつきさんは現地のバリ人の旦那さんと結婚して
この宿を経営している。
子供も男の子と女の子が二人いて、みんな日本語を喋れる。
というか、みていると日本語の方が通常会話になっているようだ。
旦那さんは画家さんらしい。
今回泊まる地域はプヌスタナンといって、ウブドの中心地からは
少し離れた場所にある。
プヌスタナンは画家が集まる土地のようで個人のギャラリーがいくつもある場所だ。

オーナーさんのお家の敷地の中に建てられた建物が宿になっている。
今回は3部屋あるお部屋を、空いているところを引越しながら宿泊する予定。
最初のお部屋はROOM2で、オーナーさんの建物の向かいの建物の1階。
テラスに出るとすぐに庭に出られる。
天井が高くて気持ちいい。
クーラーはなくてもシーリングファンが送る風が心地よくて快適だ。
広いバス、トイレはもちろん、キッチンもついている。
家具もバリのセンスのいい家具で揃えられて素敵だし
こんなところに住みたいー、と夢のおうちへのイメージトレーニングにもなる。

荷物を部屋に設置したら、夕食に出てみる。
もう辺りは暗い。田んぼの道を歩いて通りに出る。
空には日本では見たことがないような形の星座が光っている。

適当に歩いて、雰囲気の良さそうな食堂に入ってみる。
ナシゴレンを注文したら、本当にチャーハンだった。
あの、よくある日本のバリ料理屋さんで出てくるような目玉焼きとかが
乗っかったやつではなく、ほんとうにチャーハン。
まあ、ナシ(ご飯)ゴレン(炒める)だから、
これが正しい姿なのだけど。
しかしどうやら、ナシゴレンは実はインドネシアの料理ではもともとなくて
中華料理なのだそうだ。まあ、そりゃあ、「チャーハン」だもんなあ。
確かに、以前バリに来た時には比較的観光客向けのレストランばかりに行っていて
気がつかなかったけど、今回はワルンと呼ばれる、地元の人も行くような店を
中心に行くようにしてみたところ、どうも基本的には料理にくっついてくるご飯は
白米であるようだ。
チャーハン状態が基本だと思い込んでいたのだけど、
それは、実は中華料理をバリ風と思い込んでいたようなのであった。

食事から帰ってきてから、宿の冷蔵庫からバリのビールンビンタンを一本出して飲んで、
早々に寝た。

翌朝は、日が昇ると共にコケコッコーの声で目覚める。
バリでは鶏がそこらじゅうに沢山いて、朝からコケコッコーとうるさいので
必然的に早起きしてしまう。
自然の目覚まし時計だ。

宿は朝食付き。起きたらお願いして用意してもらう。
テラスのテーブルで、外の風景を眺めながら食べる。
すっごく気持ちがいいなー。

さて、初日の今日はひとまずバリの土地勘をつけようと、主な通りを歩きつくす。
以前来た時の記憶もけっこう残っていて、
ここで買い物したな、とか食事したな、などと思い出す。

今日は天気が良いのはいいけどものすごく暑い。
暑さしのぎに市場に入り込んでみたりして。
ここはたくさんのお店がぎっしりつまっていて、値段は全て交渉で買うので
歩いてるだけで声どんどんかけられるし、買う時もいちいち駆け引きしないと
いけない。
昔ここを歩いていたときよりも、ウザくなくなったな、と感じたのだけど
それはもしかすると、慣れたのかもしれない。

どこかのお店でアラックというバリのお酒を買いたいな、と
いろいろ見ていたのだけど、なかなか売っていなかった。
あるお店で、両替をしようと入ると、そのお店は奥が思ったより広くて
お酒もたくさん売っていることに気がつき、両替したあとに見てみると、
みごとにアラックを発見!
ちゃんとしたアラックに並んで、ビール瓶に白濁した液体が入っていて
口をサランラップを巻いて輪ゴムでとめただけの怪しいお酒らしき物も並んでいて、
それは17,000RP(約170円)とめちゃくちゃ安いのだけど、
あまりにも怪しすぎるので、それはやめておいて、
きちんとしたものを買った。でもこれも650ml入りで50,000(約500円)と安い。
アラックとは、椰子の樹液から作る蒸留酒でアルコール度数は高い。
後で、飲み方ってどうすればいいのかしら、とネット検索をしていたら、
なんと先月、メタノールが混入したアラックを飲んで
欧米人23人が死亡する事故が起こったのでご注意くださいという記事が!
こわいー。。
買ったアラックは問題のあったメーカーとは違うので大丈夫だと思うけど。

その記事を読んだせいだか何だか
今夜は飲むのはもういいやー、と、
食事から帰ってきてからは飲まずに寝る。