090715
バリの日々もあと数日に迫ってきたので、
そろそろ買いたい物は買おうかな、と思ったので
今日はショッピング中心にウブドの中心地をぐるぐる。
あまり荷物を増やしたくないのと、バリのものは前回来たときにも
かなり買っていたので、厳選して買うことにする。
どちらかというと実用品が欲しい。

まずはずっと気になっていたジャムウ屋さんに行って、
「TOLAK ANGIN」という風邪薬を買う。
ここの主人は英語が通じなかったので「風邪薬」と言っても意味不明だったのだけど
事前にネットでパッケージを覚えていたので、お店にぶらさがっている
パッケージを取って買った。
ジャムウはバリのハーブ薬で、漢方薬みたいなものかな?
風邪とか胃炎とか、ふつうの病気に効くものの他に、
性的ないろいろなことに効く薬もいろいろあって、怪しげ。

小さなお店を見渡していたら、おじさんは言葉は通じないので、
女性に人気のありそうな錠剤の箱をいくつか薦めてくれた。
ジャムウはパッケージの絵がわかりやすいのでそれである程度効能を判断できるのと、
あと一応英語も併記されているのでそれで判断して、
薦めてくれた中から、お肌がつるつるになって若返る、というようなものを一箱と、
お目当ての「TOLAK ANGIN」のスペシャルパッケージを2袋買ってみた。
まったく値段交渉をしないままに、会計の段階になって金額を聞くと
おじさんは電卓で計算をして「21」という数字を見せた。
21,000RP分のお札を出してみると、頷いたので、払ってお店を後にした。
日本で買ったら一桁違っていてもおかしくないのだが210円分くらいの金額だ。安いなあ。
明日また来てもっと沢山買おうかな、と思った。

その他、今まで街を回っていて目をつけていたものをいくつか購入。
ワンピースとかTシャツとか。
バリっぽい雑貨は、今回は自粛しておこうかな。前もさんざ買ったし。
バリに限らず、いろんなところでいちいち変な置物をつい買ってしまうのだけど
もう置くところが無いのだ。

今日は夕方まで街の中心部をうろつき、夕飯もモンキーフォレスト通り沿いの店で食べる。
ここでハッテンワインの白とロゼを試してみることが狙いだ。
意外とビール意外のものを飲める店が少なくて
食事のときはいつもビールになってしまうのだけど、
ここで昼を食べた時にメニューにワインのグラスがあることを確認していたので
トライしてみることにしたのだ。

パダンバイのレストランで飲んだ赤のグラスは、何故か草の味がしたものだが、
白は、さっぱりしていて飲みやすかった。これはおいしい。
しかし続いてロゼを飲んでみると、なんと草の味が少しする!。
この草のような味は、バリの葡萄のせいなのか、醸造方法なのかは不明だけど。
ともかく個人的には、ハッテンワインは白が美味しい、と思った。
とはいえ、ハッテンワインらしさを味わうなら、赤を味わってみるのがオススメか?!

ワイン飲んでほろ酔いで街を歩いて帰ると、途中で
聴きたいな、と思っていた「ジェゴク」という、竹で演奏するガムランの演奏が聞こえてきた。
ジェゴクは、バリ西部のヌガラまで行かないと聴くことはできないらしく、
気になっていたのだ。
ウブドでも演奏は行われることはあるらしいけど、きちんと予定が張り出されていたりしないので
あきらめていたのだけど、こんなところで聴けるとは。
もうすでに始まってしまっていたので、
演奏会場の脇の、民家やロスメンなどに通じる小さい道を入っていって、
そこでしばし盗み聴きをしていた。
いろんな大きさの竹で演奏されるジェゴクの音は、バリの夜に合っていて、気持ち良かった。

宿に戻っても、小さくそのジュゴクの音が遠くで響いていた。
鳥の鳴き声などとも混じりあって、なかなかいいかんじの夜の音だった。

寝る前に、ジャムウをお湯とかして飲んでみたら
これがもう、劇的にマズかったけど我慢して飲んだら体がぽかぽかしてきたので
熟睡して眠ることができた。