090803
いよいよ北海道へ出発の日。
水遣りが心配な植物は幸い(?)バリ旅行で
全滅したので、それほどの不在中の不安もなく出発。
11時頃家を出て、東京駅へ。
東京駅の地下街、グランスタにてお土産を買って、
八重洲南口のバス乗り場でチケットを購入したら
ちょうどいいかんじにバスがやってきた。
12時半発の高速バスに乗り2時間で水戸駅に到着。
そこから鹿島線に乗る。
この鹿島線はJRの改札をくぐった先にあるにもかかわらず
料金体系が全く別で、再度改札が現れ、
しかもJRのスイカで通ってしまうとうまく清算されないので
JRの改札に戻り、取り消し手続きをしてもらって再度鹿島線の改札へ行った。
切符を買おうとしたら
「車内で払って」といわれ、そのまま改札を通る。
車内って・・?よくわからないなあ。
全くお金を払わないままに、ホームで電車を待つと
一両編成のかわいらしい赤い電車がやってきた。
この電車はワンマン電車で、バスのような料金箱があり、
駅で停車すると、運転手が料金箱の前に立って、
それこそバスのように清算をするしくみなのだ。

そんなバスのような電車で大洗駅まで行く。
そこからフェリーターミナルまで行くバスは、
水戸駅改札のわかりずらいどたばたのおかげで、出てしまったばかりで
次は1時間後だった。
歩けば20分くらいで着くらしいけど、荷物も重いので、
ゆっくり待つことにする。

アイスを食べつつ、大洗駅のベンチでバスを待ち、
1時間後、16時25分にやってきたバスにのって
大洗フェリーターミナルへ行く。

思ったより人は少なくて、乗船手続きもそれほど時間がかからずできた。
私はフェリーといえば伊豆七島へ行く東海汽船に乗りなれているので、
どうしてもそれとの比較になるけれども
この北海道へ行くフェリー「さんふらわあ」は、びっくりするほと大きかった。
が、人は意外と少ない。
これは、車を載せる分量が多いということなのかもしれないけど。
予約はけっこういっぱいだったはずなので、そもそも少し人間の積載量は
少ないのかもしれない。

大洗から北海道へ行くフェリーには、大学生の頃に一度乗った。
その頃は、室蘭港に停まったのだが、今回は苫小牧港に停まる。
どうも、その頃からフェリー会社が潰れたりくっついたりしているようだ。

フェリーは18時半に大洗港を出航。
まずはお風呂に入る。
この北海道行きのフェリーのお風呂は、大きい窓から海を見渡せて
とっても気持ちが良いお風呂なのだ。
過去の記憶では、人生で経験したお風呂の中で、
この北海道行きのフェリーのお風呂が一番気持ちよかった。
眺めもお湯の温度も。
という記憶があったのだが、今回15年ぶり!くらいの歳月を空けての
再度の入浴であったが、思ったほどの感動が無かった。
これは、船が違うのか、人生経験の違いによるのか、
感動は2回目には薄れてしまうという法則なのか
よくわからないけど、ともかく、けっこう普通なお風呂に感じてしまった。
とはいえ海の上でお風呂に入るという経験もそうできるものでもないし
それはそれなりに、いいお風呂でありました。

お風呂あがったら、買ってきたつまみ程度の食事と、ビール!。
ビールは船だけど500ml缶で300円と良心的。
でも、経験上、船のビール価格は、あまり高くはないのだ。
ちなみにビールは、北海道限定の「サッポロクラシック」で、
クリーミーで、なかなか美味しかった。

部屋は、いわゆる2等船室なのだけど、
これも昔の記憶では、超大部屋に集団雑魚寝で、
各自には四角い固い枕と毛布のみが与えられていたのだけど、
今回はちょっと違っていた。
雑魚寝状態は変わらないけれども、幸い同室が、広い中女性5人だけで
しかもずっと寝ていて静かな人たちだったので、これは落ち着いてよかった。
更に各自のスペースには、厚さ10センチほどのマットレスにちょっとした間の敷物に
シーツまでついていた。枕も普通のやわらかい枕にこれまた枕カバー付き。
そんな感じで、かなり寝心地が良かった。
昔乗ったときには、船のモーターの?振動がものすごく響いていたのだけど
今回それをほとんど感じなかったのは、この分厚いマットレスのおかげなのかどうか。

室内はみんな寝てるし、窓が無いので圧迫感もあるので、
ロビーの、窓のある席が点在しているところでビールを飲んだ。
ドライバーが多いせいなのか、あと東海汽船と比べると落ち着いた旅行が多いせいなのか
あまり大量に飲んでいる人はいなくて、みんなビール一本程度飲んだら
すぐに客席に戻って行っていた。
私は何本か飲んだけどね・・。