090828
牛は搾乳中でも、歩いていても
いきなりウンチやおしっこをするので、
仕事が終わるとけっこう顔なんかにもついていたりする。
牛舎の中での仕事なのに、つなぎを着るのはわかるけど
どうして帽子を被るんだろう?
と思ったけれども、いざやってみるとわかる。
けっこう頭の上にウンチが付くことも十分有り得るからだな。

最初は「わー」と思ったけど、すぐにそんな毎日にも慣れてしまった。
仕事が終わって、手を洗いに洗面所に行って鏡を見て
ああ、今日はこんなについた。とか、お、あんまりついてない。
とかいうかんじ。

思えばこういうものは生き物の世話にはついてまわることだし、
人間の赤ちゃんを育てるにあたっても、
きっとその辺に関しては同じことなのでしょう。

この仕事をしてみて改めて思うけれども、
多分、私は比較的動物が好きな方だと思う。
いや、そういえば子供の頃は、かなり好きだった。
犬、文鳥、インコ、金魚、ハムスターなどなど、
同時にいくつも飼っていたなあ。
一人暮らしをしてからは、ペット禁止の家ばかりだし
手間もかける時間もないので、そういう動物好きの気持ちを抑制していたかもしれない。
それでも一度ハムスターを2年間ばかり飼ったが
死んだ時の衝撃が意外に重くて、なんとなくその後も動物を飼わずにいた。

そういえば子供の頃には、将来ムツゴロウ王国で働きたい。
と、テレビを見ながら言っていたんだった。
それを思うと今、1ヶ月ばかりながらも北海道で動物の仕事をしているというのは
多少なりとも子供の時の夢をかなえているのだろうか。