090831
午前中、若い牛の水遣りをしていたら、
タヌキが出てきてこちらを見ていた。
天気が良かったのでちょっと写真でも撮ろうと
ちょうどカメラを持っていたので、カメラを向けようとしたら
タヌキはささっと茂みに入り込んでしまった。
その後をネコが追いかけて行った。
茂みの中でギャーギャーと騒いでいたから、
喧嘩していたのかもしれない。

牛は、子供を生む前にしばし、搾乳を休ませる。
なので、牛舎にいるいままで搾っていた牛の中から、
時期が来たら、お休み中の集団のいる放牧地へ移動させる。

今日は、そのお休み牛用の放牧地へ1頭移動させるのを手伝った。
お父さんが紐をつけて先導していくのを、
後ろから棒で叩いて歩かせるのだ。
向こうの牧草地へ連れていくまでの、道路を横切って牛を連れて歩いている図って
なんだか牛のお散歩ってかんじで、けっこうシュールな光景だよなあ
と思って楽しかった。
東京の道で牛をこんな風にして歩いていたら注目の的だけど
ここでは誰も反応しない普通の風景、ってところも面白い。

しかしペットになる動物かどうかの境目というのは
感情の多さにもよるのかもしれない。
やっぱりどうも牛は、犬なんかに比べるとあんまり深く考えていなさそうだ。
まあ、牛がモノゴトを深く考える性質だったとしたら
人間があんなに大きい牛を制御して、牛乳なんて搾れないかもしれない。
その辺、世の中は役割にあったように良くできているものだ。

本によると、頭の良さは犬の10分の1くらいだそうだ。
10分の1って・・。犬と比べて?!ってかんじだけど。
でもだからこそ幸せだともいえるのかもしれない。