
帰ると決めた途端、良い天気である。
明日で東京へ戻るので、沖縄で過ごすのも実質今日でほぼ最後だ
晴れ間の見えた国際通りをウロウロ歩く。
服とか見るのも楽しい。
しかし今こっちでこの気候の気分で服を買っても
東京に帰ったら寒くて着る気分になってないと思われるので、我慢。
市場も再度ウロつく。
沖縄はアジアっぽいなあと、改めて覆う。
市場なんて、雑多な雰囲気と見慣れないモノを売っているところとか、
においまでもが、全てアジアの市場感をかもし出している。
おばあやおじいのように沖縄の方言が多く出てくる人だと
ほぼ外国語のようになって何を言っているのかわからない、
と言語の面からも外国のようだ。
そんな空気の中をふらふらと歩くだけでも、なかなか楽しい。
昼の桜坂に行ってみる。
桜坂劇場は小さな映画館で、カフェやおしゃれ本屋?みたいなものも
併設している。
取り揃えている本やグッズもおしゃれ空気感な空間。
その桜坂劇場のななめ前あたりに、「ぱーくさいど」という名の
おそば屋さんがあったので、そこでお昼ご飯を食べようと入ってみる。
ひらがなとはいえ一応横文字の名前だけど、
お店の風情は古くからの商店というかんじで
実際、平織商店という小さなお店を併設している。
このお店もちんまりとしていて、いいかんじ。
店前のメニューを見て「フーチそば」を食べるつもりだったのに、
お店の中に入ったら暑くて、そして席に座って目についた
「冷やし沖縄そば 夏期限定」
の貼紙が目について、思わずそれを頼んでしまった。
具とかなくて、つけ麺方式のおそばだったけど、
沖縄そばを冷やして食べるのも、意外と味もあるし、
けっこういいな、と思った。
夕方に一旦宿に戻ってゆっくりしたのち、
夜19時頃より、今夜も桜坂に繰り出す。
果たして今日は何軒ハシゴできるでしょうか。
まず1軒目は、目をつけていた
「おでんや 悦ちゃん」
桜坂を知っている人にとっては、割と有名店である。
ドアを開けようとすると、鍵がかかっていて驚くが、
すぐに開けてくれて、感じのよいママが明るく出迎えてくれた。
オリオンビールを瓶でもらう。
「てびちは食べられる?」などと聞きつつ、おでんを盛り付けてくれる。
てびち、大根、青菜のおでんを、オリオンビールを飲みつついただく。
てびちはトロトロでおいしい。
時間も早いせいか客は私一人だった。
悦ちゃんはお喋り好きでよく喋っていた。
何故か恋愛談義になって、盛り上がる。
最近の男は草食系になってきたというのが、商売柄、見ていて
まさにそうだとわかると言っていた。
ハシゴもしたいので、ビール一杯とおでんを食べたところで
お店を出る。
お客がいなかったので、悦ちゃんはちょっと淋しそうだったけど。
お会計は、おでんとビール1本で、1,200円。
2軒目は「あすなろ」。
桜坂のお店について書いていたブログで読んで店名を知っていたので
なんとなく入ってみる。
ここでも客は私一人だった。
泡盛を1合頼む。
「おなか空いてるでしょう。沖縄料理でいい?」
と、ソーミンチャンプルを作り出した。
そして煮ていた大根を出してくれて、食べ終わらないうちから
「もっと食べる?」と、さらに追加で盛り付けてくれる。
大根は、薄味だけど美味しい。
ソーミンチャンプルも、ニラが入っていて美味しかった。
ここのママはサービス精神が旺盛のようで
ポテチとかチョコレートとか、どんどんいろいろくれる。
そして人懐っこく、たくさんいろいろ喋っていた。
「客層を選んでるのよー。だから変なのは入れないの。」
と言っていた。
私を相当若いと見積もったのか、次男の嫁にどうかと言い出されるが
ママが思ってるほどの年齢じゃないということがわかると
(それでも5歳程度若くサバ読んでたけど・・)
なんか急にひきぎみになっていた。
話の流れ的にその次男は20代前半だったのではないかと思われるが。
この変もアジアと似ているなあ、と思うところなのだけど、
私のような薄い作りの顔は、このような濃い顔中心の地域では
やたらと若く見られるようだ。
昔は気に入らなかったこの日本人顔も、
年を経るごとに、意外に有利になっていくのではないか?
と、外国や沖縄で感じている今日この頃。
ハシゴ前提なので、このお店でも泡盛1合でおしまいにする。
沢山食べて、カラオケ一曲歌って
お会計は700円。安い!
3軒目は「バーエロス」。
こんな名前ですが、別にHなお店ではなく、普通のバーである。
ここも有名どころ。
70年代くらいのポップスが流れるバーで、
店の雰囲気は怪しげに雑多でいいかんじ。
個人的には若干古い曲でツボから若干はずれていたが、
どんぴしゃの年代の人には、たまらないかもしれない。
泡盛水割りを飲んだけど、薄かったのもあって
ちょっと不完全燃焼。
その他のお酒メニューのカクテルなども薄そうな気がしたので
おかわりはやめて、ここも1杯で店を出る。
お会計は800円。
4軒目は「garett」
本当は、そろそろ餃子でも食べようかな、と
見かけたお店に行こうとしたら、その横にあったバーに目が留まった。
バーエロスの不完全燃焼で、濃いカクテルが飲みたくなったところでも
あったので、店先のメニューを見て、
カクテルの種類も多そうなところにひかれた。
入り口からいきなり上に続く階段があるのが、
しかし見上げると階段の果てが、行き止まり・・
あれ?どこから入るんだ?
よーく見ると、奥の天井と続くドアらしきものに
「押し上げてください」って書いてあった。
この入りにくさに魅了され、この店に入ることを心に決めた。
重い天井を、よいしょ、と押し上げて、
屋根裏部屋へあがるようにして入る。
若め、というか同じ年代くらいのお店のおにいさんが
ドアを持ち上げて入れてくれた。
ここではマティーニを飲んだ。
やっとアルコール度数高めのお酒にありつけたかんじで、落ち着く。
(泡盛は水で割って飲んでいたので、あまりガツンとこない)
ガーリックトーストをおつまみに出してくれた。
個性的な入り口のお店にしては、
お店のお兄さんは、普通に話しやすい人だった。
それに年配ママの話しを聞いてきた後に
同年代的な人と話すと会話が楽だなあ、と思った。
桜坂にはオカマ系のお店もたくさんあるらしく、
そういうお店には「会員制」と書かれていて
女性は入れないんだと教えてくれた。
このお店にもよくオカマのママなどがやってきて
悩み相談などをしていくらしい。
マティーニ一杯で、
お会計は900円。
さて、5軒目突入!
さきほどのバーgarettの横の
「餃子の店 新茶屋」に入る。
garettではこのお店の餃子を出前でとって食べることもできるそうで
ニンニク一個がまるごと入っているのが特徴だ、
と言っていたので、それは是非食べておこうと思い、迷わず入る。
ママが超キレイでかわいい。
小さなカウンターにはおじさんが3人すでに飲んでいて
窮屈だったけどはじっこの席に座る。
餃子は半分量づつ焼いて出してくれるので
アツアツが食べられるのが嬉しい。
食べ物は温度第一主義の私としては、最もすばらしいサービスだと思う。
隣に座っていた自称ジェームズと名乗るおじさんと話しをする。
酔っ払っていることもあって、ウソか本当かわからないようなことを
ノリだけで話す、というのもいいものだ、と思った。
前半の、ママさんのお店などでは、
結婚してるのか彼氏はいるのか早くした方がいい老後は
とかいう話にどうしてもなるので、
いささかその辺を話するのが面倒だったりもしていたので、
何もつっこまないままに酔っ払いな会話をするのは気が楽だった。
なぜかおじさんは私に「マーナー」と命名して、そう読んでいた。
ジェームズは学習院出身で今は官庁に勤めていると言っていたけど
本当かどうかはまあ、どうでもいいのだ。
ジェームズとママと3人で、カラオケを順番に歌った。
ジェームズの選曲はポップス系で比較的私にもわかる曲が多いので
ここでは難儀なく曲を選べた。
そんなことをしていたら今夜も夜中の1時半頃になっていたので、
最後に一曲、森高を歌って、今日はもう帰ります、と言ったら
「今日は全部僕がもつから」と、
まだお店に残り続けるジェームズがお会計を全部もってくれた。
ゴチソウサマでした!
明日が帰る日でなかったらもう一軒行ける気力はあったのだけど
飛行機は午前中の便だし、自粛してまっすぐ宿に向かった。
晴れ間の見えた国際通りをウロウロ歩く。
服とか見るのも楽しい。
しかし今こっちでこの気候の気分で服を買っても
東京に帰ったら寒くて着る気分になってないと思われるので、我慢。
市場も再度ウロつく。
沖縄はアジアっぽいなあと、改めて覆う。
市場なんて、雑多な雰囲気と見慣れないモノを売っているところとか、
においまでもが、全てアジアの市場感をかもし出している。
おばあやおじいのように沖縄の方言が多く出てくる人だと
ほぼ外国語のようになって何を言っているのかわからない、
と言語の面からも外国のようだ。
そんな空気の中をふらふらと歩くだけでも、なかなか楽しい。
昼の桜坂に行ってみる。
桜坂劇場は小さな映画館で、カフェやおしゃれ本屋?みたいなものも
併設している。
取り揃えている本やグッズもおしゃれ空気感な空間。
その桜坂劇場のななめ前あたりに、「ぱーくさいど」という名の
おそば屋さんがあったので、そこでお昼ご飯を食べようと入ってみる。
ひらがなとはいえ一応横文字の名前だけど、
お店の風情は古くからの商店というかんじで
実際、平織商店という小さなお店を併設している。
このお店もちんまりとしていて、いいかんじ。
店前のメニューを見て「フーチそば」を食べるつもりだったのに、
お店の中に入ったら暑くて、そして席に座って目についた
「冷やし沖縄そば 夏期限定」
の貼紙が目について、思わずそれを頼んでしまった。
具とかなくて、つけ麺方式のおそばだったけど、
沖縄そばを冷やして食べるのも、意外と味もあるし、
けっこういいな、と思った。
夕方に一旦宿に戻ってゆっくりしたのち、
夜19時頃より、今夜も桜坂に繰り出す。
果たして今日は何軒ハシゴできるでしょうか。
まず1軒目は、目をつけていた
「おでんや 悦ちゃん」
桜坂を知っている人にとっては、割と有名店である。
ドアを開けようとすると、鍵がかかっていて驚くが、
すぐに開けてくれて、感じのよいママが明るく出迎えてくれた。
オリオンビールを瓶でもらう。
「てびちは食べられる?」などと聞きつつ、おでんを盛り付けてくれる。
てびち、大根、青菜のおでんを、オリオンビールを飲みつついただく。
てびちはトロトロでおいしい。
時間も早いせいか客は私一人だった。
悦ちゃんはお喋り好きでよく喋っていた。
何故か恋愛談義になって、盛り上がる。
最近の男は草食系になってきたというのが、商売柄、見ていて
まさにそうだとわかると言っていた。
ハシゴもしたいので、ビール一杯とおでんを食べたところで
お店を出る。
お客がいなかったので、悦ちゃんはちょっと淋しそうだったけど。
お会計は、おでんとビール1本で、1,200円。
2軒目は「あすなろ」。
桜坂のお店について書いていたブログで読んで店名を知っていたので
なんとなく入ってみる。
ここでも客は私一人だった。
泡盛を1合頼む。
「おなか空いてるでしょう。沖縄料理でいい?」
と、ソーミンチャンプルを作り出した。
そして煮ていた大根を出してくれて、食べ終わらないうちから
「もっと食べる?」と、さらに追加で盛り付けてくれる。
大根は、薄味だけど美味しい。
ソーミンチャンプルも、ニラが入っていて美味しかった。
ここのママはサービス精神が旺盛のようで
ポテチとかチョコレートとか、どんどんいろいろくれる。
そして人懐っこく、たくさんいろいろ喋っていた。
「客層を選んでるのよー。だから変なのは入れないの。」
と言っていた。
私を相当若いと見積もったのか、次男の嫁にどうかと言い出されるが
ママが思ってるほどの年齢じゃないということがわかると
(それでも5歳程度若くサバ読んでたけど・・)
なんか急にひきぎみになっていた。
話の流れ的にその次男は20代前半だったのではないかと思われるが。
この変もアジアと似ているなあ、と思うところなのだけど、
私のような薄い作りの顔は、このような濃い顔中心の地域では
やたらと若く見られるようだ。
昔は気に入らなかったこの日本人顔も、
年を経るごとに、意外に有利になっていくのではないか?
と、外国や沖縄で感じている今日この頃。
ハシゴ前提なので、このお店でも泡盛1合でおしまいにする。
沢山食べて、カラオケ一曲歌って
お会計は700円。安い!
3軒目は「バーエロス」。
こんな名前ですが、別にHなお店ではなく、普通のバーである。
ここも有名どころ。
70年代くらいのポップスが流れるバーで、
店の雰囲気は怪しげに雑多でいいかんじ。
個人的には若干古い曲でツボから若干はずれていたが、
どんぴしゃの年代の人には、たまらないかもしれない。
泡盛水割りを飲んだけど、薄かったのもあって
ちょっと不完全燃焼。
その他のお酒メニューのカクテルなども薄そうな気がしたので
おかわりはやめて、ここも1杯で店を出る。
お会計は800円。
4軒目は「garett」
本当は、そろそろ餃子でも食べようかな、と
見かけたお店に行こうとしたら、その横にあったバーに目が留まった。
バーエロスの不完全燃焼で、濃いカクテルが飲みたくなったところでも
あったので、店先のメニューを見て、
カクテルの種類も多そうなところにひかれた。
入り口からいきなり上に続く階段があるのが、
しかし見上げると階段の果てが、行き止まり・・
あれ?どこから入るんだ?
よーく見ると、奥の天井と続くドアらしきものに
「押し上げてください」って書いてあった。
この入りにくさに魅了され、この店に入ることを心に決めた。
重い天井を、よいしょ、と押し上げて、
屋根裏部屋へあがるようにして入る。
若め、というか同じ年代くらいのお店のおにいさんが
ドアを持ち上げて入れてくれた。
ここではマティーニを飲んだ。
やっとアルコール度数高めのお酒にありつけたかんじで、落ち着く。
(泡盛は水で割って飲んでいたので、あまりガツンとこない)
ガーリックトーストをおつまみに出してくれた。
個性的な入り口のお店にしては、
お店のお兄さんは、普通に話しやすい人だった。
それに年配ママの話しを聞いてきた後に
同年代的な人と話すと会話が楽だなあ、と思った。
桜坂にはオカマ系のお店もたくさんあるらしく、
そういうお店には「会員制」と書かれていて
女性は入れないんだと教えてくれた。
このお店にもよくオカマのママなどがやってきて
悩み相談などをしていくらしい。
マティーニ一杯で、
お会計は900円。
さて、5軒目突入!
さきほどのバーgarettの横の
「餃子の店 新茶屋」に入る。
garettではこのお店の餃子を出前でとって食べることもできるそうで
ニンニク一個がまるごと入っているのが特徴だ、
と言っていたので、それは是非食べておこうと思い、迷わず入る。
ママが超キレイでかわいい。
小さなカウンターにはおじさんが3人すでに飲んでいて
窮屈だったけどはじっこの席に座る。
餃子は半分量づつ焼いて出してくれるので
アツアツが食べられるのが嬉しい。
食べ物は温度第一主義の私としては、最もすばらしいサービスだと思う。
隣に座っていた自称ジェームズと名乗るおじさんと話しをする。
酔っ払っていることもあって、ウソか本当かわからないようなことを
ノリだけで話す、というのもいいものだ、と思った。
前半の、ママさんのお店などでは、
結婚してるのか彼氏はいるのか早くした方がいい老後は
とかいう話にどうしてもなるので、
いささかその辺を話するのが面倒だったりもしていたので、
何もつっこまないままに酔っ払いな会話をするのは気が楽だった。
なぜかおじさんは私に「マーナー」と命名して、そう読んでいた。
ジェームズは学習院出身で今は官庁に勤めていると言っていたけど
本当かどうかはまあ、どうでもいいのだ。
ジェームズとママと3人で、カラオケを順番に歌った。
ジェームズの選曲はポップス系で比較的私にもわかる曲が多いので
ここでは難儀なく曲を選べた。
そんなことをしていたら今夜も夜中の1時半頃になっていたので、
最後に一曲、森高を歌って、今日はもう帰ります、と言ったら
「今日は全部僕がもつから」と、
まだお店に残り続けるジェームズがお会計を全部もってくれた。
ゴチソウサマでした!
明日が帰る日でなかったらもう一軒行ける気力はあったのだけど
飛行機は午前中の便だし、自粛してまっすぐ宿に向かった。
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