
ふと、南に行こう、と思い立って、
南房総へ向かった。
本当はもっと南の、八丈島、そして念願の青ヶ島へ行こうかな
とも思っていたのだけれども、
いまいち天気が不安定そうなので、
もう少し手軽に行けそうな場所を選択。
その結果、地上でうちから最も南ということで、
千葉の房総半島の最南端へ向かうことにした。
早朝に家を出て、JRで久里浜の駅まで行き、
そこからフェリーに乗って千葉へ渡る。
フェリー好きの私でも、このフェリーはまだ未体験であった。
意外と人が多く、ほとんどがゴルフ客であった。
「ゴルフバック置き場」なんて場所があり、
さらにそこにずらっとゴルフバックが並ぶくらいに、ゴルフ客が多い。
もっと通勤客とかそういうのが多いのかなと思ったけど
(これは男女7人秋物語からの影響だ)
そんなかんじの人はいなかった。
今日は晴れてすごく暖かい、という天気予報だったにも関わらず、
空は霧がかっていて、なかなか太陽が出ず、そして寒い。
念のためダウンジャケットを着てきていて良かった。
もう4月なのに天気が安定しないなあ。
40分の航海を経て東京湾を渡り、金谷港へ到着。
ここから徒歩8分でJR内房線の浜金谷駅まで歩く。
なんと、到着直前に電車が出てしまい、次の電車まで1時間待ち!
ということでゆっくり海を見たりして電車を待つ。
1時間後にやってきた電車に乗って、はじっこの千倉駅まで行く。
南房総の本当の端っこまでは電車が来ていないので
端っこまで行くにはここからバスや徒歩で行かないといけない。
てくてく歩いて、海まで出る。
昼ごはんを食べようと思ったけど、シーズン過ぎた平日なので
お店がほとんどやっていない。
そう。この南房総は早く咲きはじめるお花のメッカなのだけど
全盛期が1〜2月くらいと、本当に早い時期なので、
今ころはもうシーズンを過ぎて閑散としてしまうのだ。
一応まだお花は咲いているんだけれども。
お昼を食べるのによさそうなお店が見つからないので、
スーパーでお寿司を買って、海に行って食べた。
そしたらこのお寿司がものすごく美味しくて、びっくり。
580円の普通のお寿司なのだけど
見た目からして超新鮮なプリプリ感を漂わせていて、
食べてみてもやわらかくて新鮮で、めちゃくちゃ美味しい。
なんだこれは。
さすが漁港の町。とれたてのお魚なんだろうなあ。
あまりにも美味しいので夕食用に買っていこうかと思ったほどに
美味しかった。しかし、持って歩くと偏りそうなので、我慢。
海を見ながら美味しいお寿司とビール。
空も晴れてきたし。快適。
海にはサーファーがたくさん波乗りをしている。
食後に「千倉温泉千倉館」へ立ち寄って温泉に入る。
日帰り温泉700円。
誰もいなくて貸切。
ここは昔、源頼朝が「霊泉」と言って好んで入っていたらしい
歴史ある温泉なのだそうだ。
無色透明でいまいちよくわからなかったけど・・。
お風呂から出たら、なぜか右足太ももが少し筋肉痛っぽく痛くなっていた。
何故だ?
温泉入ったのに。
でも、せっかくなので歩いて宿まで行こうと思い、
頑張って歩く。
海沿いをてくてく、花畑と海に挟まれながら
景色を堪能しつつ歩く。
2時間半ほど歩いて、宿に到着。
さすがに全身に疲労がある。
しばし部屋で休憩。
お部屋は超オーシャンビューで、窓から海が満載に見える。
宿のまわりには商店や食事するところが殆ど無いので
飲み物などは持ってきた方がいいです
とあらかじめ言われていたとおり、
本当に、何もないところだった。
ビール買って持ってきておいて良かった。
なんだか辺鄙な島にやってきたような気分。
いや、ヘタな島よりもここの方が僻地ぽいかんじだ。
まあでもそんなところが、個人的にはそそられる。
持ってきたビールを1本飲んでくつろいで、
暗くなってきたところで、夕食に出かける。
外は真っ暗で、街灯も少ないので、道がよく見えない!
懐中電灯持ってくればよかった、というほどの暗さ。
本当に島ぽいなあ。
徒歩5分くらいのところに1軒の料理料理屋さん「松大丸」を
見つけて、入ってみる。
周りには他には何もないし・・。
店に入ってみると、常連のおじさんが一人だけいて
お店のおばちゃんと話をしていた。
一瞬、家族のくつろぎタイムだったか?と思って
「やってますか・・?」と確認したら
「どうぞ、どうぞ」と言われたので、入る。
やはりここでは地元の料理を、と思って、
「なめろう定食」を注文。
そしてお酒も1本お燗でいただく。
突き出しには料理が2品も出てきて、
なめろうもボリュームたっぷりだし、
魚のアラ煮をサービスでつけてくれたり、
かなり満足な内容。
漁師がやっている店なので、
その日の漁で取れたものを出しているので、とっても新鮮で美味しい。
テレビで取材されたこともあるので
シーズン中は並ぶほど混むらしいのだけど、
シーズンオフには一転、地元仕様になるのだそうだ。
いい時に来た。
そのうち、地元の消防団の3人組がやってきて飲んでいた。
地元らしき話題を聞きつつ、飲む。
1時間くらいで帰ろうとしたら、
常連のおじさんに呼び止められ、
お酒おごるから、もうちょっと飲んでいきなよー
というので、
まあ、旅のネタとしてはよかろうと、ご馳走になる。
色々と、地元の話を聞く。
4年に1度の不思議なお祭りのこととか。
電車がはじっこまで来ていない理由とか。
大漁の年に網本から猟師へ贈られる派手な着物
「万祝(まいわい)」のこととか。
そしてお店のおばちゃんは現役の海女さんで
今も海に潜っているのだそうだ。すごい!
そこそこお酒も飲んだけれども
旅先では気を張ってるせいか酔わなかった。
21時の閉店でお店を締めて、
常連さんを送っていくお店のおねえさんの車に
一緒に乗せてもらってみんなで一緒に帰宅。
そんな触れ合いもまたよし。

↑クリックありがとうございます!
人気ブログランキング
とも思っていたのだけれども、
いまいち天気が不安定そうなので、
もう少し手軽に行けそうな場所を選択。
その結果、地上でうちから最も南ということで、
千葉の房総半島の最南端へ向かうことにした。
早朝に家を出て、JRで久里浜の駅まで行き、
そこからフェリーに乗って千葉へ渡る。
フェリー好きの私でも、このフェリーはまだ未体験であった。
意外と人が多く、ほとんどがゴルフ客であった。
「ゴルフバック置き場」なんて場所があり、
さらにそこにずらっとゴルフバックが並ぶくらいに、ゴルフ客が多い。
もっと通勤客とかそういうのが多いのかなと思ったけど
(これは男女7人秋物語からの影響だ)
そんなかんじの人はいなかった。
今日は晴れてすごく暖かい、という天気予報だったにも関わらず、
空は霧がかっていて、なかなか太陽が出ず、そして寒い。
念のためダウンジャケットを着てきていて良かった。
もう4月なのに天気が安定しないなあ。
40分の航海を経て東京湾を渡り、金谷港へ到着。
ここから徒歩8分でJR内房線の浜金谷駅まで歩く。
なんと、到着直前に電車が出てしまい、次の電車まで1時間待ち!
ということでゆっくり海を見たりして電車を待つ。
1時間後にやってきた電車に乗って、はじっこの千倉駅まで行く。
南房総の本当の端っこまでは電車が来ていないので
端っこまで行くにはここからバスや徒歩で行かないといけない。
てくてく歩いて、海まで出る。
昼ごはんを食べようと思ったけど、シーズン過ぎた平日なので
お店がほとんどやっていない。
そう。この南房総は早く咲きはじめるお花のメッカなのだけど
全盛期が1〜2月くらいと、本当に早い時期なので、
今ころはもうシーズンを過ぎて閑散としてしまうのだ。
一応まだお花は咲いているんだけれども。
お昼を食べるのによさそうなお店が見つからないので、
スーパーでお寿司を買って、海に行って食べた。
そしたらこのお寿司がものすごく美味しくて、びっくり。
580円の普通のお寿司なのだけど
見た目からして超新鮮なプリプリ感を漂わせていて、
食べてみてもやわらかくて新鮮で、めちゃくちゃ美味しい。
なんだこれは。
さすが漁港の町。とれたてのお魚なんだろうなあ。
あまりにも美味しいので夕食用に買っていこうかと思ったほどに
美味しかった。しかし、持って歩くと偏りそうなので、我慢。
海を見ながら美味しいお寿司とビール。
空も晴れてきたし。快適。
海にはサーファーがたくさん波乗りをしている。
食後に「千倉温泉千倉館」へ立ち寄って温泉に入る。
日帰り温泉700円。
誰もいなくて貸切。
ここは昔、源頼朝が「霊泉」と言って好んで入っていたらしい
歴史ある温泉なのだそうだ。
無色透明でいまいちよくわからなかったけど・・。
お風呂から出たら、なぜか右足太ももが少し筋肉痛っぽく痛くなっていた。
何故だ?
温泉入ったのに。
でも、せっかくなので歩いて宿まで行こうと思い、
頑張って歩く。
海沿いをてくてく、花畑と海に挟まれながら
景色を堪能しつつ歩く。
2時間半ほど歩いて、宿に到着。
さすがに全身に疲労がある。
しばし部屋で休憩。
お部屋は超オーシャンビューで、窓から海が満載に見える。
宿のまわりには商店や食事するところが殆ど無いので
飲み物などは持ってきた方がいいです
とあらかじめ言われていたとおり、
本当に、何もないところだった。
ビール買って持ってきておいて良かった。
なんだか辺鄙な島にやってきたような気分。
いや、ヘタな島よりもここの方が僻地ぽいかんじだ。
まあでもそんなところが、個人的にはそそられる。
持ってきたビールを1本飲んでくつろいで、
暗くなってきたところで、夕食に出かける。
外は真っ暗で、街灯も少ないので、道がよく見えない!
懐中電灯持ってくればよかった、というほどの暗さ。
本当に島ぽいなあ。
徒歩5分くらいのところに1軒の料理料理屋さん「松大丸」を
見つけて、入ってみる。
周りには他には何もないし・・。
店に入ってみると、常連のおじさんが一人だけいて
お店のおばちゃんと話をしていた。
一瞬、家族のくつろぎタイムだったか?と思って
「やってますか・・?」と確認したら
「どうぞ、どうぞ」と言われたので、入る。
やはりここでは地元の料理を、と思って、
「なめろう定食」を注文。
そしてお酒も1本お燗でいただく。
突き出しには料理が2品も出てきて、
なめろうもボリュームたっぷりだし、
魚のアラ煮をサービスでつけてくれたり、
かなり満足な内容。
漁師がやっている店なので、
その日の漁で取れたものを出しているので、とっても新鮮で美味しい。
テレビで取材されたこともあるので
シーズン中は並ぶほど混むらしいのだけど、
シーズンオフには一転、地元仕様になるのだそうだ。
いい時に来た。
そのうち、地元の消防団の3人組がやってきて飲んでいた。
地元らしき話題を聞きつつ、飲む。
1時間くらいで帰ろうとしたら、
常連のおじさんに呼び止められ、
お酒おごるから、もうちょっと飲んでいきなよー
というので、
まあ、旅のネタとしてはよかろうと、ご馳走になる。
色々と、地元の話を聞く。
4年に1度の不思議なお祭りのこととか。
電車がはじっこまで来ていない理由とか。
大漁の年に網本から猟師へ贈られる派手な着物
「万祝(まいわい)」のこととか。
そしてお店のおばちゃんは現役の海女さんで
今も海に潜っているのだそうだ。すごい!
そこそこお酒も飲んだけれども
旅先では気を張ってるせいか酔わなかった。
21時の閉店でお店を締めて、
常連さんを送っていくお店のおねえさんの車に
一緒に乗せてもらってみんなで一緒に帰宅。
そんな触れ合いもまたよし。

↑クリックありがとうございます!
人気ブログランキング
コメント
コメント一覧 (2)
絵地図も楽しくて最高です。
「小白沢おたっしゃ倶楽部」の人が
住んでいるんですか!
でも、自然に囲まれた辺鄙さ具合は
小白沢に少し通じるものがあるような気もします。
そして南房総には、アーティストも多く住んでいる
そうです。
きっとオッシーさんなら気に入る場所かと思いますよ。
日記読んでいただいて行きたい心を刺激できたとは、幸いです!
続きもアップしましたので、是非ご覧くださいませ。