20120715

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土曜日の夜23時に竹芝を出航する
さるびあ丸に乗って、大島へ向かう。
船は意外と空いていて、甲板の席もスカスカ。
テーブル&椅子セット席も空いていたので、
一席ゲットして、そこに座って飲んだ。
金曜の夜に出る人が多いのかもしれない。

東京湾上の船から見る夜景は相変わらず綺麗。
今までの景色に、新たにスカイツリーが加わっていた。
「酔う前に酔え」の教えに従って
今夜も東京湾を出る前までには酔うべく酒を注ぎ込む。

それにしても、ものすごく風が強い。
持ってきたワインをすべて空けたら、風避けのついているあたりの甲板に移動し、
100円で借りた東海汽船毛布と共に就寝。

朝5時、夜が明け始めたころ、大島の岡田港に到着。
まずは早朝接続便とやらのバスに乗って、元町に向かう。バス代350円。
まだ早朝すぎてお店は開いていない。
念のため買ってきておいた朝食を、港に座って海を眺めながら食べる。

そして荷物を預けるために、歩いて民宿へ。
服の下に水着を着込んで、最低限の荷物をリュックに詰めて、
荷物を民宿に預けた。
民宿のおばさんはまたもや電話の時と同様に、工程の心配をしてくる。
「山行っても今日は全然見えないと思うしー。
自転車でまわるのも大変よー。でも連休だから空いてるかしら。
レンタカー借りられるかしら。もしあれならうちの車鍵つけとくから使って。」
まあ、色々心配してくれるのだけど、
「まあ、なんとかしてみます!」
と、出かける。

とりあえず、途中の道にあった貸自転車屋さんに行ってみると、
普通に空いていて、借りることができた。
マウンテンバイクを1日で2000円。
それに乗って、三原山の山頂を目指す。

しっかし上りはさすがにキツイ。
自転車に乗りながらは登るのはかなりキツくて、
ほとんど押して登っていたかんじだ。
曇り空だったのが幸い。晴れていたらものすごくキツかったであろう。
それでも汗が滝のように流れ出た。
デトックスしたなー!って程、良く汗をかいた。
喉がかわいて水がものすごく飲みたいが、
持っていたのはコーヒーのみ。
仕方がないのでコーヒーを飲んでみるも、
コーヒーって喉の渇きは潤さないのだなあ。
山頂に水が売っていることを祈って、ひたすら登る。

2時間弱くらいかけて、なんとか三原山山頂まで登った。
そして、念願の自動販売機があった!
水を一本、ぐーっと飲み干し、
まだ足りずにもう一本買う。
ああ。お水っておいしい!

三原山は曇っていて、何も見えなくて
進むのも危なそうなので、そこで引き返すことにした。
でも、ここまで登るのを頑張ったから、
その達成感だけで十分満足だ。
後から、バスに乗ってやってきたグループがいたけれども、
きっと「あーあ。せっかく来たのに何も見えないや」
と思ったであろう。
でも辛い思いで自転車で登って来ると、見えるモノが違う。
頑張ったご褒美だ。

そして、本当のご褒美は、下りの道である。
自転車で下りの道を降りていくのは、ものすごい快感!
さっきまでは「もう2度と登らない!」と思っていたけど
この快感があるから、また人は登ってしまうのかもしれない。
いやあ。気持ちよかった。

とはいえ、下りばかりが続くわけでもなく、
最後には多少のアップダウンが出てきたけれども、
すでに足が相当疲れているのか、上りに見えないような僅かな斜度でも
自転車に乗りながらでは漕げないほどに疲れていた・・。

山を降りたら、道を間違いつつ、大島の半分くらいの道を回った。
ゴルフ場も見学してみた。
自転車で入り込むことができたので、しばし見学。
超打ち上げ、打ち下ろしのアップダウンのはげしいコースだ。

そして、相方が高校球児の頃に合宿に来てシゴかれたという
思い出の野球場を見に行く。
ボロボロの看板と閉ざされた門、
朽ち果てたバスなどがあって、もしかすると今は使われていないのかも。
というような様相であったけれども。

その後はひたすら、元町方面へ自転車をこぐ。
おなかがすいてきたけど、食事できるところがなかなか出てこない。
11時半頃、ようやく元町港に到着。
まずは昼ご飯を食べよう!
と、寿し光という店へ入ってみる。
まずビール!。そして、
大島名物の白身魚の漬け丼「べっこう丼」を食べる。

このべっこう丼、青唐辛子を着けた汁に魚を漬けてあるので、
けっこう辛い。言われてみれば唐辛子の辛さだなあ!
という、ヒリヒリする辛さ。でも美味しい。

お腹が満たされたら、港近くの弘法浜へ。
思えば、昔、キャンプはこの浜に勝手にテントを張っていたのであった。
今日はそんな勝手キャンパーはいなかった。

相変わらず空は曇り気味であった。
水は冷たいかな、と思ったけど、
入ってしまえば大丈夫。
シュノーケルをつけて泳いでみたら、
多くはないけどお魚が何種類か見えた。

海の家はほそぼそと一軒が営業。
チューハイを買いに行ったら、缶は無いと言われて
見つけ出したプラカップに作ってくれた。
一緒に注文したイカ焼きは後で持っていく、と言われたので
砂浜の座っていた場所に戻る。
それにしても砂浜が熱くて熱くて!
ちょっと歩くだけでも足の裏が焼けるように熱い!
あと1mくらい頑張れば、というのも頑張れないような
泣きそうになるほどの、熱さ。
ビーサンは、宿に置いた荷物の中に入れてきてしまっていたので
裸足で歩くしかないのだけど、それにしても熱すぎた。

チューハイを飲みながらイカを待つが、いつまでたってもこない。
そのうち、飲み終わってしまったし、
これは忘れられてるだろう、と思い、もう一度海の家へ行こうと。
しかし砂が熱すぎる!
なのでカッコ悪いけど、靴下を履いて、歩いていく。
でもこのおかげでちゃんと歩けた。

行ってみると、イカ焼きは忘れてた!すぐ焼きます!
とのこと。やっぱり。
でも、お詫びにチューハイをもう一杯づつサービスしてくれた。
結果ラッキーだった。
炭火で焼いたイカ焼きもボリュームたっぶりで美味しかったし。
満足だー。

日焼け止めも、宿に置いてきた荷物の中に忘れてきてしまった。
ということもあるけど、曇っているのでまあいいか、
と油断して、何も塗らずに、砂浜で寝っころがりながらしばし寝てしまった。
これがいけなかった!
その時はなんともなかったのだけれども、
時間がたつにつれて、ヒリヒリとしてきたのでした。。

3時半ころに海を去って、シャワーを浴びて、自転車を返却。
お土産屋を少し覗いて、試供品の椿油を日焼けした肌に塗ってみたところ、
ベトベトしずぎず、なかなか良い。
この日焼けしすぎの肌のためには、もう買っておいた方がいいかもしれない。
と、実用目的で、1本購入。
でもほんと、これ買って良かった。
ヒリヒリ肌を多少は軽減できた気がする。

宿についたらお風呂がわいているというので早速入らせてもらう。
案の定、日焼け肌にお湯がしみるので、ぬるくして入る。
風呂上りにビール一本もらって飲んで、夕食を待つ。

18時から夕食だ。
この宿は民宿なのに、部屋食で、もってきてくれるのである。
そして、食事がすごい。
追加料金もなく、金目の刺身がどーんと一匹出てくる。
迫力満点。まずこれにびっくりする。
その他、タカベの煮付けも味があって美味しかったし、
明日葉の天ぷらも椿油で揚げたと思われるサッパリ美味しい味で
塩だけでいける。
シメにはべっこう丼をアレンジしたオリジナルの「おやじ丼」。
もう満腹だし、量、質ともに大満足だった。
今まで泊まったホテルや旅館含めても、この食事はかなり上位にランキングされると思う。

食後、満腹だったけど、可能であればもう少し飲めるかも、
と町をふらふらしてみる。
とりあえずアイスが食べたいのであるが、
お店はことごとく閉まっていた。
19時すぎにはスーパーなど、ほとんど閉まってしまうようだ。
てくてく歩いて、御神火温泉の施設まで行ってみると、
受付の前にアイスボックスがあった!
「アイスだけ買えますか?」と、温泉には入らず、アイスだけ購入。

アイスは食べられたけど、
やはり大量の夕食に腹もなかなかこなれず、
それにちょっと眠くもなってきてるしなので、
素直に宿に戻って早めに寝ることにする。

そんなかんじで、21時前にはぐっすり眠りについた。
今日は朝から晩までみっちり遊んだなあー。