先日、「黒異本」っていうホラー漫画の感想文を書きました。そしたら、よく分からないことが起きました。

まず「黒異本」というのは 外薗 昌也先生が出した実話怪談本を原作に、高港 基資先生が脚色を加えたホラー漫画なわけですが、この中に「独居死」と「黒い団地」っていうエピソードがあるんですね。「独居死」は、タイトルからも分かるように、一人暮らしの男性が連絡がつかなくなって独居死してる……というお話。「黒い団地」は団地の中でカラスが絡む謎の儀式が行われている……というお話なんです。

で、そういう漫画の感想を書いた翌朝に、私が住んでるアパートの お隣さんが連絡が取れないっていう話になったんですよ。




しかも、コレ、友人と電話で「いやー、『黒異本』怖かったッスね〜」みたいな話をしてる最中に、上で言うトコの「ご家族の方」が私の家に来たんです。「(あなたの部屋のお隣さんと)連絡がとれない。ずっと留守電になっている。何か知ってますか?」と聞かれました。上に出した「独居死」の冒頭に近い展開が実際に起きたわけです。これ、単なる偶然にしたって、タイミング的に最悪じゃないですか。正直、怖くなって、とりあえず近所のセブンイレブンに逃げたんですね。そして唐揚げ棒とかを食べて、ちょっと落ち着いて、家に帰ったんですよ。そしたら、今度はお隣さんの家の窓が開いていて、中に人がいるのが見えたんですね。

「えっ?」ってなりましたね。でも、こうなると、何も言わないワケにもいかないし、その隣室を尋ねてみたんです。インターホンを押すと、中年の男性が出てきました。そして私が、「なんか身内っぽい人が私の家に来たんですけど、なんか連絡がつかないって焦ってましたよ。留守電ばっかになってるとか……」と言うと、「えっ、周りには言ってたはずだけどなぁ」「留守電ですか?うーん、残ってなかったけど……」みたいなことを言うんです。

ちょっとよく分からないじゃないですか。じゃあ昼間に来た「ご家族の方」は何なんだ?留守電を残した、という話は何だったんだ?ってなるじゃないですか。

いや、もちろん単なる手違いとか、そういう偶然の可能性が高いですよ。「単純に連絡が行ってなかった」とか、「私が『留守電』と言ったときに、主語がなかったんで、中年男性は携帯を、私は据え置きを想定していて、そこで『残ってなかった』っていう答えが出てきた」とか、そういうオチだとは思うんですよ。別に昼間に来た女性ふたり組が、上に出した「黒い団地」に出てくる集団みたいな感じとか、そういう話はある筈がないと思うんです。でも、そんな偶然が、このタイミングで起きなくてもいいじゃないですか。

やっぱり怖い話というのは、その話が終わった後が大切だと思うんです。終わったあとにも尾を引くというか。簡単に言うと、話が終わったあとにトイレに行けなくなる感覚です。その話が、私たちが生きる日常と、怪異の世界の橋渡し役になる感じ。……そういう風に常々考えていたのですが、まさか実際につながるとは思わないじゃないですか。もちろん、色んな偶然が重なった結果だとは思いますし、別に死人が出たりとか、実害が出たわけじゃないんです。なんかモヤモヤするというか、よく分からんことが起きたってだけなんです。それに、別に『黒異本』を読んでなくても、このことは起きたんだとは思いますよ。でも、正直重なりすぎでしょうよと。偶然が。

これ以上、「偶然」が重ならないことを祈りつつ、この月並みな台詞で今回の事を〆たい……と言うか、もう今後はこういうことが起きず、これで〆る方向でお願いしたいと思います。

「いやー、あるんですね、こういうこと……」