曲作りの楽しみってのは、例えて言えば積み木やレゴみたいなもので、土台から一個一個イメージした物に近付ける、或いは作りながらイメージを新たにしていくって感じなんだけど、アレンジ作業ってのはズバリ、着せ替え人形っすね!!


このユニット、当初はオレの曲にしょう氏が詞を乗っけるっていう分業体制だったんだが、ある時点から予測してた事がありまして。。。絶対しょう氏も自分で曲作りしたくなるだろーなと。
したら予感的中(爆)ある時、「曲作ってみたから聴いてくれ。。。」みたいな控え目なメールが来たw
OKOK、オリジナルユニットはそーでなくっちゃね!
てなわけで、送られたデータを聴いてみました。それが“太陽から生まれた僕ら”。
そのデモ音源、しょう氏のギター弾き語りでワンコーラスのみだったんだけど、アレンジのイメージは聴いた瞬間掴めました。イントロや間奏、エンディングで聴かれるギターフレーズは、ほぼこの時に湧いてきた感じかな。
しょう氏からのオーダーは「ドラマチックにアレンジしてくれ。」っていう物だったんだが、おお!プログレフリークのオレにそういう事言う!20分ぐらいに引き延ばしちまうぞ!などと70年代モードに突入しかかったんだが、まーそこは大人だから分別を付けて4分30秒前後にまとめてみましたwww
ただ詞の内容なども考えた上アップダウン、陽と陰のメリハリのあるドラマチックさと言うのには気を配りました。
というわけでアレンジのテーマは、「青春のアンバランス」(爆)





お次の“雲”は、しょう氏が初めてDTMでデモ作って送ってきた作品で、当初はトータル7分弱位の大作でした。
「長過ぎるからどっか途中、削ってもいいよ。」みたいな事最初に言われたんだが、詞の世界観を考えると削るのはもったいない。なにも引かずにこのままでもう少しタイトにまとめあげるのがアレンジャーの醍醐味よ!とばかりに張り切って、結局5分台くらいに収まりました。しかしホントにオレ、プログレファンなのか
長い曲を縮めるのに手っ取り早いのは、テンポを上げること。しかし、それだと散漫且つ平坦になっちまいます。しょう氏のデモはゆったりした8ビートで仕上げられてたんだが、それを若干テンポを上げ16ビートシャッフルにし、タッタッタッタっていう8分音符のスタッカートを基調にして推進力と若干の緊張感を与えてみました。ピアノはゴージャス感よりチープな雰囲気を出したかったので、ホンキートンク系の音源にしました。
で、イントロに何か曲の顔になる様なピアノのシンプルなフレーズが欲しくって、この音源で奏でてみたんだが、結構ハマったんじゃねーかな?天国への階段やボヘミアンラプソディみたく、イントロ聴いただけで待ってました~!みたいになるフレーズが欲しかったんだよねん


ってなわけで、2曲ともたのし~アレンジ作業でやんした。
早く次のネタくれよ~、しょう氏!!