2009年02月13日

"MISSA" Dir en grey


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1. 霧と繭
2. 「S」
3. Erode
4. 蒼い月
5. GARDEN
6. 秒「 」深


今では世界的に人気のある、日本が誇るへヴィ・ロックバンド、DIR EN GREYが、今から12年前(!)、1997年にリリースしたミニ・アルバム。

最近、妙に日本のロックバンドにハマっていて、久々にこの作品を聞き返してみた。本作はインディーズ時代にリリース。1997年といえば、ヴィジュアル系の過度期だった時期。
そんな中インディーズ界でも、やはり抜群の人気を誇っていたDIR EN GREYであるが、リリース当時、本作を聞いたときは、正直『あまりにダサい』と思ったものであった。

今でこそ、海外のラウド・ロックバンドに引けをとらない重い音、個性的な楽曲をを出しているDIR EN GREYだが、本作を聞けば分かるように、初期は『典型的なヴィジュアル系ロックバンド』だった。黒夢、LUNA SEA、ROUAGE、Xあたりの影響が大いに感じられる、コテコテのサウンドだ。現在に引き継がれているものと言えば、雰囲気的なものだけである。

ただ、初めて聞いた当時と比べて、いま聞くと、『へぇ』という感想もある。上記のバンドの良いとこドリな楽曲の数々は、メロディアスで叙情的で、激しさも兼ね備えていて、カッコいい。演奏もショボくはない。歌はさすがにピッチが甘かったりするけれど、強烈な個性はこのころから健在だった。

未だに名曲として語り継がれる5は、出色の出来ばえの疾走曲。アレンジがLUNA SEAっぽかったり、ROUAGEっぽかったりするのがまた良い。

この後彼らはインディーズで2枚シングルをリリースしたあと、満を持してメジャー進出、その後の素晴らしいサクセスストーリーは言うまでもない。

hero_for_me0810 at 23:05│Comments(0)TrackBack(0) ヴィジュアル系ネタ | ジャパメタ

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