はじめに

毎年恒例、四大少年誌感想総評……ですが、
今年はサンデー&マガジンの五十周年に
ジャンプの四十周年にその他もろもろの事件にと、
とにかくまとめるべき要素が膨大なのと、
単純に時間がないのでさっさと進めます。
まずは前半、2008年1月〜6月のまとめを
時事ニュースとともにどうぞ。


08年1月

08年1月のニュース

原油価格高騰深刻化
橋本弁護士、大阪府知事に就任
冷凍ギョーザ毒物混入事件


少年ジャンプ6・7号〜9号

原作:西尾維新「うろおぼえウロボロス」(6・7)
サスケVSイタチ(6・7)
ゾロ、ルフィのダメージ肩代わり(8)
干からびていたネムがエロ処置で復活(8)
Xバーナー初発動(8)
マンガ脳の鍛えかた開始(9)
D.gray-man、レベル4アクマ誕生(9)
ToLOVEる幼児化ネタ(9)


少年サンデー6号〜9号

絶対可憐チルドレンアニメ化発表(6)
ハヤテのごとく!文&シャルナ登場(6〜)
ハチベエ告白であいこら最終局面突入(6〜)
尹仁完&梁慶一「悪魔弁護士クカバラ」(7)
メテオド最終回(7)
剛力番長が美少女ロリだった(7)
渡瀬悠宇「パンドラキューブ」(8)
ワイルドライフ最終回(8)
ハヤテが小学館漫画賞でダイヤに敗北(8)
絶チルアニメCMで主演が平野綾だと確定(8)
桐幡歩「鬼月」(9)
東がまさかの青葉争奪戦参戦(9)


少年マガジン6号〜9号

(新)鉄腕ブレイク(6)
マガジンドラゴン新人作品盗作問題で正式謝罪(6)
「あ 実はね 今度僕死ぬんだ」(6)
小狼だけでなくサクラまで偽物だったと判明(6)
新旧巨人の星、比較記事(7)
烏丸と八雲のマジ会話、深刻度を増す(7〜)
後藤利根雄(58)音声合成ソフトで大はしゃぎ(8)
メグル、女を置いてホテル前から逃亡(8)
アギト第三人格覚醒(9)
シバトラ麻薬編突入(9)


少年チャンピオン6号〜8号

釣り屋ナガレ、読み切り版(6)
ストライプブルーほのぼの遊園地デート(6)
(短期集中新)怪異バスター健二郎(7)
烈、まずは一口食われる(7)
ダイモンズ、世界が大変なことに(7)
ダブル積尸気冥界波!!(7)
ギャンブルフィッシュ、完全決着まであと三回(7)
星矢NETXで星矢登場、そのまま掲載中断(8)
烈、泣きながらグルグルパンチ!!(8)


ジャンプは西尾維新&小畑健という始まり方。
これには小畑健の次の本格連載はどうなるのかと
期待を不安を抱かせたものだが……。
上位連載陣は、ワンピがスリラーバーグ終結、
NARUTOがついにサスケVSイタチ本格化、
BLEACHがエロネタ投入となおも好調を維持。
というか、この時点では維持していると
思っていたのだがワンピに関しては
実は更なる上り調子に入っていたという……!!
リボーンは未来編がバトル本格化、
Dグレはレベル4戦が始まったのだが、
これは丁度アニメ完結に使われることに。
アニメ化を控えたToLOVEるも好調。

サンデーは絶チルアニメ化が発表、
主演が平野綾と判明したことで注目度も急上昇。
前年を支えたハヤテはアニメ終了を目前にして
下級生キャラを投入したりと少しずつ路線変更。
小学館漫画賞獲れなかったのは残念だったが、
実はダイヤに賞与えたことに深い意味があったと
わかるのはもう少し先の話。
ワイルドライフはNHKでのドラマ放送前に終了。
まあ、それも色々あったんだけど……。
そして作者が連載終了に際して自身のHPに
残した言葉が、のちに多大な影響を与えることに!!
また、渡瀬悠宇の読み切り登場も重要な事件だった。

マガジンはいきなり謝罪から開始……。
作品ではスクールランブルが怒涛の最終章突入。
まさに一週ごとにどう転ぶかまったくわからず
緊張感が途切れないという凄い展開だった。
そのせいで期待が高まり過ぎたことが
少し問題になったりもしたのだが。
ツバサの方も主人公に続いてヒロインまでも
偽物でしたという衝撃の展開を見せ読者を翻弄。
あとは零がカイジの利根川ネタを
セルフパロディで使ってきたのが面白かった。

チャンピオンは……烈さんが大ピンチに!!
星矢LOSTはあまりにもカッコ良い蟹座に
全星矢ファンが感涙。その素晴らしさによって、
本家NEXTの方が星矢登場という爆弾を
投下したまま音沙汰なくなったことも
誰も気にしなくなっていった……。

08年2月

08年2月のニュース

トヨタ、GMを抜き生産台数世界一
韓国、南大門炎上
東芝がHDから撤退、次世代規格がブルーレイに統一
イージス艦と漁船が衝突事故


少年ジャンプ10号〜13号

ハンター僅か二ヶ月半で復活とニュースに(10)
五感を奪う幸村、天衣無縫に覚醒するリョーマ(10〜)
DEATH NOTE特別編(11)
「ビンクスの酒」大合唱、ブルック仲間入り(11〜)
エムゼロ、ナメクジのトラウマでグチョグチョに(11)
ポセイドン学園で怒羅武留-どらぶる-ネタ(11)
バレンタインネタが珍しく重複(11)
巻頭カラー中、錦織圭がリアルテニスの王子様に(12)
銀魂200回記念でスタンド閣下バトル(12)
勇者学またも二話掲載(12)
初恋限定バレンタイン編、爆弾魔登場で終了(13)


少年サンデー10号〜13号

ナギというか釘宮理恵の目覚ましプレゼント(10)
あいこら最終回(10)
結界師連載200回記念(10)
卑怯番長登場(10〜)
中山敦支「ミュータントキングダム」(10)
高津カリノ「なつめネット!」(11)
仮面ライダー全敵組織を連呼してピンチ脱出(11)
僕の考えた番長、募集開始(12)
ハヤテとヒナギク、千葉の遊園地デートで告白(12)
絶チル、ただの人間には興味ありませんネタ(12)
福地翼「タッコク!!!」(13)
りんを殺しかけた珊瑚が殺生丸に平謝り(13)
NHKニュースでコナン&金田一の第一報(13)


少年マガジン10号〜13号

ダイヤ小学館漫画賞受賞、扉絵で「快挙」(10)
絶望先生、中国偽ハルヒネタが早過ぎる(10)
スクラン歩行祭ゴール、播磨と烏丸の決戦へ(11〜)
ガードレール激突も自転車担いで復帰(11)
CLANNAD体育倉庫ネタも早過ぎる(12)
スクールランブル三学期OAD化(13)
在全、マジックハンドで零を幻惑(13)
ネギ、悩んだ末に闇の道へ進むことを決意(13)


少年チャンピオン9号〜13号

いざ!!海高剣道部、最終回(9)
怪異バスター健二郎、最終回(9)
「完ッ(アヴィ)!!!」(9)
蟹座のマニゴルド死亡(9)
イケメンの視線によって妊娠(9)
(新)PUNISHER(10)
フルセット、合宿で全裸百合シャワー(10)
「ふるえなくても必要よ!!」(11)
ゴッキーVSアヴィ麻雀対決(11)
(新)弱虫ペダル(12)
THEフンドシ守護霊、最終回(12)
竜の国のユタ、第一部完(12)
ダイモンズ&範馬刃牙連載100回(12)
板垣恵介実写袋とじ&烈食われる(13)
サナギさん二話掲載(13)


ジャンプはハンター復活がついにニュース扱いに。
僅か二ヶ月半って……。
テニスの王子様はクライマックスで大盛り上がり、
更にはリアルな王子様まで出てくるサプライズが。
直接関係はないはずなんだけど錦織圭の登場には
何か作品の最期を飾るという印象を受けたなー。
小畑健はウロボロスから速攻でデスノ特別編を掲載。
今度はまたデスノやるのか? と思わされたが……。

サンデーはあいこらが終了。
金剛番長は卑怯登場によって安定路線に。
そしてNHKで取り上げられるという破格の扱いで、
サンデーとマガジンの五十周年コラボがついに始動。
しかし08年の少年マンガ界を盛り上げるはずの
このコラボもそう単純な話では済まなかった……。

マガジンはダイヤの小学館漫画賞を祝福。
とはいえこれコラボの為じゃないのかと疑いを
かけられてしまったダイヤには少し可哀想な状況に。
これだけで終わっていればまだ良かったんだけど、
講談社漫画賞の方までさぁ……。
また、ツバサで成功したOAD商法を更に拡大、
マガジンに限らずマンガ界全体に波及していくことに。

チャンピオンは終了作品が出る一方で、
弱虫ペダル、パニッシャーといった作品が開始。
特に弱虫ペダルはチャンピオンのみならず、
少年マンガ全体でも最大級の収穫に。
ギャンブルフィッシュが終了ネタをかましたり、
みつどもえがハートフル要素を強めてきたりと、
他の連載陣も好調に推移。
それと、板垣恵介の実写マンガは
文法だけで個性が出せるマンガという表現の
可能性を感じさせられる凄い一品だった……。

08年3月

08年3月のニュース

反捕鯨団体が日本捕鯨船に攻撃
エンデバー打ち上げ、「きぼう」ドッキングに成功
チベット、ラサ暴動


少年ジャンプ14号〜18号

テニスの王子様、最終回(14)
HUNTER×HUNTER、連載再開(14)
……という二大イベントと同時にムヒョロジ最終回(14)
(新)ぬらりひょんの孫(15)
K.O.SEN、最終回(15)
スサノオVSヤマタノオロチ、イタチ戦決着へ(15〜)
マロ、吼える(15)
(新)バリハケン(16)
MUDDY、最終回(16)
泥門VS白秋、決着(16)
(新)ダブルアーツ(17)
初恋限定、キュウリを胸で挟んでカッパ責め(17)
「タスケナクチャ……って、何?」(17〜)
こち亀&オールキャラ表紙(18)
中川翔子がジャンプ魂卒業(18)
空座町決戦かと思ったら過去編に突入(18)


少年サンデー14号〜17号

金田達也「GUN STRNGER」(14)
金剛番長プリン作りの旅(14)
ジュニアアイドルの子宮手術(14〜)
東毅「チェンジボーイ」(15)
清水が乳首トーン発動(15)
スティーブ、ついにダレンを裏切る(15〜)
その通りになるのです帳(15〜)
コナン&一歩コラボ表紙で五十周年突入(16)
チームウェンズデイ宣言にチャンピオン乱入(16)
MY SWEET SUNDAY開始、第一回ゲストは
楳図かずお、藤子不二雄A、小山ゆう、池上遼一(16)
マリンハンター、セブントリトン登場(16)
ギャンブルッ、マサル拉致監禁編突入(16〜)
(新)月光条例(17)
MSS、ゲストは水島新司と石渡治(17)
兼一、一時心停止(17)


少年マガジン14号〜17号

「僕だって塚本さんが好きなんだ!!」(14)
絶望先生、七年前の改蔵とリンク(14)
(新)スタンドバイミー(15)
ダイヤ、読み切り版の主人公がライバルで登場(15)
サンデーとマガジンどちらも負けネタ
大人の事情で取り下げ(15)
コナンと握手する一方でジョーとも握手する一歩(16)
ゴッ輝、マンガ好き患者さん話で五十周年祝福(16)
左門豊作(本物)登場(16)
魔画尽町殺人事件、前後編(17〜)
真島ヒロ、モンハン&カメレオン&表紙&巻頭(17)


少年チャンピオン14号〜17号

(新)悪徒-ACT-(14)
烈さん、食われてなお自分を恥じる(14)
ドカスパ、日本一後2ページでオフ終了(14)
中田翔特集……してたら開幕二軍落ち発表(15)
みつどもえ&イカ娘BIGポスター、縦(15)
フルセット!最終回(15)
不安の種+(15)
(新)覇道(16)
みつどもえ&イカ娘BIGポスター、横(16)
ハヤト、ナイフ使い相手に服脱いで勝利(16)
平太は女性的で花ちゃんを思い出す(16)
(新)LOOK UP!(17)
浦安×モンスターハンター、コラボ表紙(17)
テンマが瞬間的に神聖衣に(17)


ジャンプではテニスの王子様がついに最終回。
まさかのキャラソンで最後まで騒がせてくれた。
同時にハンターも再開するがその一方で、
ムヒョロジが祭りに紛れて去っていったり……。
しかしハンターは再開した途端に
ゴンとピトーの例のやりとりに突入し
テンションMAXまで持っていったのがさすが。
新連載はバリハケンとダブルアーツ。
色々と話題を呼んだ二作だったが、
その寿命の短さゆえに08年のジャンプを
象徴する存在でもあるのかも知れない……。

サンデーは本格的にマガジンとのコラボ開始。
発売日が同じ水曜日だからという
チームウェンズデイ宣言をしたその号に限って
祝日でチャンピオンも水曜発売しているという
非常に不吉な出だしが印象的だった……。
しかし五十周年企画ではMY SWEET SUNDAYで
大物マンガ家達を次々と登場させたり、
藤田和日郎を先鋒にした強力新連載攻勢を
仕掛けたりと編集部の本気は伝わってきたなぁ。
本当に、サンデー編集部はこの08年を
良い年にしようと頑張ってるんだなと
思っていただけに……。

マガジンもコラボを本格的に開始したが、
いきなりコナンと握手していた一歩が
ジョーとも握手しているという
微妙に不義理な態度が見えて不安になった。
そこに危険なネタで切り込む久米田康治にも
一体どこまでやる気なのかと不安になったし。
また、真島ヒロが創刊を目前に控えた
少年ライバルでの新連載を先出しすると共に
カメレオンのリメイク読み切りと
フェアリー本編の表紙&巻頭カラーを
同時にやるという異常な仕事をしていて驚愕。

チャンピオンは悪徒、覇道、LOOKUPの
08年謎の新連載トリオが始動!!
マジで一つとして内容も行く末も
まともじゃなかったからなー。
それと、オフを2ページで終わらせてまで
開幕戦で先頭打者ホームランを打たせた
中田翔が丁度現実で二軍落ちしたのは、
実にチャンピオンらしい事件で
もはや微笑ましいくらいだった……。

08年4月

08年4月のニュース

世界中で厳戒態勢のなか聖火リレー

少年ジャンプ19号〜22・23号

「風雲七菜城!!」(19)
レベル4撃破(19)
SQ広告「ライバル不要の宇宙最強漫画誌」(20)
勇者学またまた二話掲載(20)
エムゼロ、プリンが揺れまくる!!(20)
脚・力・限・界・突・破!!(20)
ジャンプ40周年でDB新作発表(21)
RPG編ラストでナナ&モモ登場(21)
「オレは“フレア”って呼んでる」(21)
九澄、何故かいきなり髪を切る(21)
却下デース(21)
(新)ヘタッピマンガ研究所R(22・23)
ぬらりひょんの孫、超大増41ページ(22・23)
ポセイドン学園、一気に巻末まで落下(22・23)


少年サンデー18号〜21・22号

(新)オニデレ(18)
MSS古谷光敏、新谷かおる、川合克俊、藤原芳秀(18)
しぐれ見開き全裸、そこから全裸温泉バトル編(18〜)
キタローが完全王子に(18)
(新)神のみぞ知るセカイ(19)
新一記憶喪失編(19〜)
金剛番長の超巨大親父、動く!!(19)
ハヤテ瀬川泉編がアーたんにリンク(20)
ギブソン現役復帰表明(20)
トミコが人間形態を披露(20)
(新)MiXiM♀12、作者は安西信行野坂尚史(21・22)
「99%!! そーゆー女なんだよ!!」(21・22)
肝試しが物凄い勢いで地獄絵図に(21・22)
袴を脱いでも短パン装備(21・22)


少年マガジン18号〜21・22号

ネギま!OAD発表(18)
(新)金田一少年の事件簿、将棋編(18)
鉄腕ブレイク、13週で最終回(18)
ヤンメガ、ライバル紹介マンガ(18)
「さようなら あなたの気持ち とても誇りに思う
ありがとう 播磨君」(18)
「なんという無敵感!!」(18)
将太の寿司、復活読み切り(19)
(新)発掘!マガジン野郎!!(19)
未来町内会、最終回(19)
エアギア200回で全裸魍魎ゲーム(19)
名セリフ・名シーン特集に秋本治と弘兼憲史(20)
駆の究極(ファイナル)はオグフェイント(20)
「僕にとって走ることは生きることだ」(20)
ケンコー全裸系水泳部ウミショー、最終回(21・22)
金田一少年の事件簿、将棋編速攻で最終回(21・22)
MMR、復活読み切り前後編(21〜)


少年チャンピオン18号〜21・22号

内藤拳一狼「マジありえなくね?」(18)
ヤンキーフィギュア、母親に存在がバレる(18)
ユタ第二部予告、カットが誰だかわからない(18)
(新)D-ZOIC(19)
サナギさん連載200回(19)
ジェットコングことイチゴが17歳だった(19)
マックスの女達がボコボコにされ剛激怒(19〜)
スワロウ死亡、その後博士死亡(19〜)
今更ペンギン娘アニメ化告知が本誌初掲載(20)
ロリコンと宵鮫加えて七人のフラッグ戦編(20〜)
海主将レギュラー落ち問題でお嬢が大暴走(20〜)
ジャンは水道水をそのまま使ってました(20)
浦安15周年記念七大企画で全作品に春巻(21・22)
「俺と――シャバダバしようぜ!」(21・22)


SQのライバルへの挑発は、そもそもライバルの方が
「アイツに絶対負けないコミック」と載せて
創刊したことへの洒落の利いた返答だと思われる。
ただ今となってみればこの二誌は
そんなに読者層かぶってなかった気がする……。
ジャンプ本誌はサムライうさぎがインフレしたり
ぬらりひょんの孫が頑張ったり
ダブルアーツが妙なセンスを発揮したりと、
新人が奮闘してはいたものの比較的静かな月だった。

サンデーはオニデレ、神のみぞ知るセカイ、
そしてMIXIM☆11……ではなくMiXiM♀12が新連載。
オニデレの萌え要素、ミクシムの良い意味でも
悪い意味でも混乱を呼ぶ二転三転の形式変更など、
話題には事欠かないこの新連載組ではあるが、
何といっても白眉なのは神のみのスタートダッシュ!!
その濃いオタクネタと完璧に解析したパターンを
逆手に取って展開される物語は08年のマンガを
語るうえでは外しちゃいけない現代性を持っている。
しかし、連載直前まで預金残高のことで
ブログを騒がせていた作者がこの短い期間に
単行本をバカスカ売るようになるのを見ると、
マンガにはまだまだ夢があると思わされるなー。

マガジンはついにネギまがOAD参戦。
その結果は……驚異的としか言いようがなかった。
TVアニメもドラマも今一つだったネギまだが、
ようやく本来のメディアパワーを発揮してくれたなぁ。
他は、ウミショーが最終回。
鉄腕ブレイクは13週打ち切りに……。
それと五十周年記念として次々と名作が読み切り復活。
MMRの破壊力がまったく衰えていなくて嬉しかった。

チャンピオンは内藤拳一狼がエロコメ読み切りを載せ、
やっぱり作者はこの路線でいくんだなと思っていたら
数ヵ月後にまさかの展開が……。
ユタは第二部に入りD-ZOICとタイトルを大きく変更。
しかし予告カットとは違い本編のノリは
何も変わっていなくて安心したような残念なような。
クローバーとナンバMG5はケンカ描写が白熱。

08年5月

08年5月のニュース

中国四川省で大地震
ヤングサンデー休刊を発表
ジョジョの奇妙な冒険コーラン描写で出荷停止


少年ジャンプ24号〜26号

私立ポセイドン学園、最終回(24)
初恋限定、浜辺の告白ラッシュ(24)
「何もかもみんな魔法にかかったみたいに
楽しかった 皆がいて柊がいてくれて」(24)
千年伯爵ダンディバージョン(24)
(新)トリコ、「おつとめを終えて帰ってきた」(25)
エム×ゼロ、99話で最終回(25)
ToLOVEる100回記念でリト女体化(25)
Dグレイマン、本部壊滅編(25〜)
初恋限定。、最終回(26)
牛鬼の山で温泉(26)
神楽の兄、神威登場(26〜)
スイッチ過去編(26〜)


少年サンデー23号〜26号

MSS曽田正人、万乗大智(23)
暗契五連槍の前に番長軍団集結……って念仏?(23)
奈落、死す(23)
「発動!!!」で日本洗脳(23)
ツンデレお嬢様を落とす(24)
マサル拉致監禁編、血染めの決着(24)
MSS永井豪(25)
クレプスリー、炎の中に死す(25)
桂馬落とし神モード発動(25)
いつの間にか人類絶滅の危機(25)
雷句誠がブログに小学館と仕事しないと発表(25)
あだち充、単行本累計二億冊突破記念(26)
マリンハンター、最終回(26)
絶チル、オーバーザフューチャー(26)
ダレン、ハッピーエンドの夢を見る(26)
ヤンデレアイドル、略してヤンドル編(26〜)


少年マガジン23号〜26号

シバトラ、センターカラーで重大発表先延ばし(23)
真小狼はCCさくらの小狼&さくらの息子らしい(23)
「話してみなきゃ分かり合えないことってあるもの」(23)
夕映、脱衣ホウキレースで覚醒(23)
星野泰視「CYBORG 009」(24)
Over Drive、小栗旬との対談付きで最終回(24)
烏丸、天満と再会する幻を見て眠る(24)
少年の家が無理心中で火事に(24)
翔太VS古賀、古賀がキレて自爆(24)
(新)カグツチ(25)
(新)金田一少年の事件簿、黒魔術編(25)
ネギと明日菜再会(25)
「が…駄目っ…!!」「見殺さナイン」(25)
(新)君のいる町(26)
蛯沢先輩の巨乳扉絵(26)


少年チャンピオン23号〜26号

アントニオアントキの小猪木春一番(23)
「この“女”が……」とハチがお嬢にキレる(23)
神になったプログレスが死体を触手責め(23)
大谷杯編決着(23)
ペンギン娘アニメ宣伝四コマ(23〜)
「放送席は大きな勘違いをしていました…!!」(24)
「出たぁマガマックパワーだ」(24)
連載300回、浦安地下トーナメント編(24)
針塚杏が女装男でした(24)
ツインテ少女と幼女マイティハートが失禁(24)
宮下さん、ひとはに接近を試みヨゴレに(24)
シジフォスがブラック化、けどすぐ復活(24〜)
イカ娘二話掲載でタコ娘登場(25)
岩鬼と夏子さん結婚、リアルでニュースに(25)
「ふ……ふゥゥゥ……ん」(25)
伊藤正臣「東京HocusPocus」(26)
剛VSキング、決着(26)
超人ワンダー見参(26)


ジャンプはエムゼロと初恋限定という
ラブコメ要員が抜けるなか、
島袋光年がおつとめを終えて帰還!!
その確かな実力と溜めに溜めた
少年マンガへの熱意で一気に爆発してくれた。
また、ぬらりひょんの孫がサービスでも
バトルでも充実度を増してきて良い感じに。

サンデーは……ヤングサンデー休刊という
不穏なニュースが五十周年コラボに
水を差す一方、動き出した雷句誠の様子を
今はただ見守るしかなかった……!!
作品ではダレンシャンがクレプスリーの死を
圧倒的な表現と構成で鮮烈に描き出していた。

マガジンはシバトラが一回肩透かしのあと
ドラマ化を発表。08年のマガジンは
ドラマ化戦略を中心に動いていくことになる。
オーバードライブはここで最終回。
瀬尾公治は田舎町ラブコメで新連載を開始。

チャンピオンは豪快な作者ミスを
無理矢理ごまかしたりマクドナルドと
いきなりコラボしていたり
岩鬼と夏子さんがついに結婚したりした
ドカスパが妙に元気だったなぁ……。
あと、この辺から徐々に範馬刃牙が
克巳追い込みモードを本格化。

08年6月

08年6月のニュース

秋葉原通り魔事件発生
日本水泳連盟、スピード社製水着を解禁
集英社が小学館プロに出資


少年ジャンプ27号〜31号

(新)どがしかでん!(27)
サスケ、イタチの真意を知り涙(27)
ネウロ人気投票で石垣が大躍進の二位(27)
勇者学、いきなり最後尾転落(27)
ナイフとクルマで「秋葉原を無に帰してやろう」(28)
ルフィ、天竜人をぶん殴る(28)
キン肉マン、復活読み切り(29)
こち亀が「湯けむり(C)ToLOVEる」ネタ、
けどダブルアーツもぬらりひょんも風呂三昧(29)
ダブルアーツ超大増45ページ(30)
大将、七武海、ルーキー入り乱れて大混戦(30)
BLEACH過去編終了(30)
ジャンプインジャンプ、SQ組出張ギャグ(31)
ジャンプインジャンプ、本誌組も番外編(31)
大石浩二「メイドinCat」(31)
教団本部、ようやく壊滅してギャグ編終了(31)
リコが早くも再登場(31)


少年サンデー27号〜30号

DIVE!!、最終回(27)
ハヤテ、アテネとの過去編開始(27〜)
スティーブこそがバンパニーズ大王と判明(27)
雷句誠が原稿紛失問題で小学館を提訴(6月6日)
それを受けて橋口たかしを名乗る人物が反論(7日)
他のマンガ家達も多数意見表明を始めて泥沼化(8日〜)
っていうかもうサンデーはマガジンと
カードで戦ってる場合じゃない……(28〜)
皆本ハーマイオニー(28)
(新)トラウマイスタ(29)
犬夜叉、最終回(29)
MSS、六田登と松江名俊(29)
ゲェェーーッ、粘着番長が美形だった!!(29)
高島雅、かなり面倒なことに巻き込まれる(29)
(新)★★★のスペシャリテ(30)
連載開始以来最大の時音風呂シーン(30)
吾郎、イップスを乗り越え100マイル(30)
源三郎VS支部長、相討ち決着(30)


少年マガジン27号〜30号

八雲、地獄少女に襲われて覚醒(27)
(新)CODE:BREAKER(28)
講談社漫画賞発表、少年部門はあおい坂(28)
シバトラでみっちゃん復活(28)
絶望先生「徹底的にやればいいよ」の言葉とともに
雷句騒動と自身に回ってきた回覧に徹底対応、
漫画界の平和の為に全てを破壊する!!(29)
犯人がまた金田一の友達だった(29)
シバトラ、少年刑務所潜入編(29)
もしもジョーと一歩が戦ったら(30)
兵悟、迷いを捨てて津波の中へ(30)
「畑くんに休みがもらえますように。永遠に…」(30)
英、発症(30)


少年チャンピオン27号〜30号

刃牙VSピクル、秒殺終了(27)
シジフォスとサーシャの矢をエルシドが分割(27)
坂道、自転車部入部(27)
山根和俊×小島秀夫対談、表紙もコラボ(28)
宮谷拳豪「トラベラー」(28)
24のひとみ、最終回(28)
天狗の仕業じゃ〜!!(28)
「今から隠れて……えっと、脱ぎます!」(28)
「環様の蹴り ミルコより速い」(28)
(短期集中新)金縛っておくれよベイベー(29)
ダイモンズ、最終回(29)
みつどもえ連載100回記念(29)
覇道の扉絵がスタイリッシュに(29)
田舎メイドレベッカの怪奇(29)
雨墨篤「天国遊戯-ヘブンズゲーム-」(30)
海主将、倒れた花ちゃんのベルトを外す(30)
十市、心に告白して玉砕(30)


ジャンプは秋葉原通り魔事件の影響が出た以外は
キン肉マンのコングラッチレーションな復活や
ジャンプインジャンプによるSQ組の登場、
ワンピースの盛り上がりなどで充実した内容。
NARUTOとBLEACHがほぼ同じタイミングで
過去語りによる世界観の再構築を終えて
決戦フェーズに入ったのは何か象徴的だった。

で、サンデー……ですが、まさに悪夢の一ヶ月。
いや、ほとんど自業自得なんだけど、
それにしても28号が出る前後の数日間だけで、
一体どれほどの動きが起こったのか……!!
最初、雷句誠の話だけだったはずなのに、
編集に飛び火し他のマンガ家達を触発し、
新條まゆを呼び起こし久米田康治を巻き込んで、
一体どうなってしまうのかと気が気じゃなかった。
読者の身でそうなのだから
関係者の苦悩は想像もつかない……。
しかしこの事件は本当に五十周年を必死で
取り繕おうとしていたサンデーの負の一面を
あからさまにして大変な問題提起をしてくれた。
やはり、絶対に必要なことだったのだろうと思う。
そしてこういったマンガ界そのものへの疑問、
マンガとは一体何なのかという興味が
また08年後半に繋がっていくことになる。
それと、こんな大変な時期に犬夜叉が完結。
完結自体は素晴らしいものだったのだが、
ここで高橋留美子を失ったサンデーの
ダメージもまた計り知れない……。

そしてマガジンにはこの時期、当事者達よりも
ヒドい目に合っていたんじゃないかという男がいた。
そう、久米田康治大先生だ!!
この時の久米田康治は本当に神懸かっていた、
締め切りという絶対の縛りがあるにも関わらず、
その限界を超えたような速度と正確さで
この問題に対して誰よりも誠実で面白い返答を
作品の形で描き続けるなんて人間業じゃない!!
今この瞬間に久米田康治というマンガ家が
存在していてくれて良かったと心から思った。
しかし、サンデーとマガジンのコラボを
あれだけ茶化していたというのに、
気付いたら一番支える形になっていたなぁ……。
新連載では上条明峰が復活。
ヒロイン造形の素晴らしさと骨太なテーマで
新境地を切り開くことにまずは成功。

チャンピオンは24のひとみとダイモンズが終了。
弱虫ペダルは部活編に入りテンションアップし
みつどもえは100回を迎えて更に安定。
新人読み切りを試したり覇道をイメチェンしたり、
相変わらず独自路線を突っ走り続ける……。

前半まとめ

世相的には北京五輪に向けてお祭り騒ぎを
盛り上げようとするもののチベット問題や
原油高による経済の先行き不安によって
何だか乗り切れないという感じだったが、
マンガ界もまさに同じような道筋で
五十周年・四十周年を盛り上げようとするも
現実の問題がそれを許さないという、
逃げ場のない状況になっていた印象。
で……後半になって世相は更に
とんでもないことになっていくわけだが、
マンガ界はというと……それは総評後半で。

誤字脱字は絶対あるはずなのでもう気にしない。