更新状況

二号ぶん全作品感想UP完了!!

チェックポイント

49号。
・表紙&巻頭カラー、(新)ツール!

50号。
・表紙、名探偵コナン。
開くと広がるワイド表紙。歩美ちゃんも良いけど
蘭と灰原のいる綴じ込み部分の方が重要だよなー。

・巻頭カラー、マギ。

・センターカラー、アラタカンガタリ。

スペシャル

(新)ツール! #1・2
「ヒイロ」(49号)
「自転車の国」(50号)


お互いツール選手を父親に持つヒイロと競、初めてのロードバイクで
父親達と一緒にいつもは走れない海沿いの難道に挑んだヒイロは
そこで「風を見る」というツール選手として絶対的な才能を見せることに。
大谷アキラ、新連載。監修にシマノの栗村修という人が付いているが
前作「LOST+BRAIN」と違い今回は完全に大谷アキラのオリジナルになる模様。
だからというわけなのかどうなのか良くわからないのだが、
絵柄がもう前作と全然違って驚かされた……!!
こんな短期間で急激に変わるわけもないだろうからやっぱり前作は
「デスノっぽいマンガ描いて下さい」と言われて無理してたのか!?
とにかくキャラの表情、ダイナミックなレースシーンの描写など、
作画的には前作が本当に何だったんだというくらいに魅力が増していて、
充分に自転車レースものとして通用する内容になっている。
まず父親という身近な目標があったうえで子供時代の話から始まる点は
「MAJOR」系なのかなという印象を受けるが……父親死ぬんだろーか?
二話目で祖父と父の葛藤と海外行きという話が出てきたけど、
素直に父親と一緒に海外修業に出る展開になるのか、
父親が神に無残に敗れ去って復讐を誓うような形になるのか……。
日本で部活や実業団を中心にレースする自転車マンガは多いので、
いきなり海外に行ってしまうというのはアリだとは思うけど、
読者の共感という点で難しい面もあるだろうし舵取りはしばし見守りたい。

(読み切り)寒川れぽーと(50号)

ゴールデンエイジのクラブサンデー連載を無事終えた寒川一之が
無職になった身で仙台の日本代表VSトーゴ戦をレポート。
しかし……レポートマンガ自体はしっかりしているんだけど、
この端々から感じられる作者のやる気のなさは一体何!?
やっぱトーゴ戦というのが中途半端過ぎたのか!?
実際大味な試合で見どころあんまりなさそうだったし……。
内田特集組んでいるのに森本応援しているのには笑った。
しかも応援していても森本に対しては失礼な描写に……!!

個別作品感想

二号ごとに分ける余裕がないので一気書きで。

マギ

ババ様が撃たれたことで復讐に燃え上がる黄牙の一族、
一方で帝国軍も姫様の抑えがまったく利かず一触即発の雰囲気に。
……というところでババ様の根性が全てを救った!! ババ様凄え!!
致命傷だと思ったのに、まさか立ってくるとは……。
そして死してなおアラジンに道を指し示す姿には感動させられた。
「マギ」という存在についての壮大なイメージもこの作品の方向性が
改めて見えてきたようでなかなか興奮させられるものがあったなー。
というか、最近のに限らず少年マンガの主人公に
これほど明確かつ重大な責任と存在感を与える作品って珍しいような。
王を選定することで世界を導く神に等しいものってことだもんな……。

史上最強の弟子ケンイチ

赤羽刀を巡る師匠バトルに千影達と紀伊までも参戦し混沌とした状況に。
師匠全員出動のうえに武器バトルというのは逆鬼が心配するように、
確かに兼一が首を突っ込むにはまだ早い世界という気はするなぁ。
紀伊は意外と面白いキャラとして復活してきた感じだけど、
兼一が戦うとしたらこいつになるんだろうか?
他はレベルが違う雰囲気なんで兼一に任せられるとは思えない……。

名探偵コナン

キッドに罠を仕掛けたところ逆にコナンが気絶させられる事態に。
今回のコナンは最初から情報聞いていなかったりと
何だか違和感のある注意力散漫ぶりだったけど、あっさりやられるとは。
確かに子供達にはキッドは変装出来ないという話は納得だけど、
この流れだとコナンがキッドでしたと言われてもおかしくないよーな。
で、二話目になって推理役は灰原が担当することに。
ただでさえ取材に顔隠したりと苦労しているのに推理役までやるとは
灰原も大変だよなー。というか今回は目立ち過ぎるんで本来ならば
出動断るべきだと思うんだけど……コナンが役に立たないという
シリーズの事情があって出てこざるを得なかったのか?

結界師

蒼士にケーキ作ってあげてようやくみんなで打ち解けたものの、
次の話になったら逃げられてました。嗚呼、良守哀れ……。
思い出と呼べるものが全て消されれいるという蒼士の事情について、
兄貴が露骨に同情していたのがちょっと意外だったんだけど、
まだそういう不幸な子供達に対する愛は変わっていないんだな……。
そして細波さんにまさかのフラグの予感!!
これは……細波さんに春がくるのかむしろ裏切り死亡フラグなのか。
あと、総帥と水月の関係が普通にエロい。

神のみぞ知るセカイ

ハクアとノーラとディアナのハーレム地獄話と、
それを乗り越えて理想のゲーム作りに想いを巡らせる桂馬の話。
ハーレム話の後編はラブコメとして賑やかで楽しかったものの、
一番印象的なのはやっぱり「リアルはボクから自由を奪っていく」だったなぁ。
桂馬にとって自由とはあくまでゲームに耽溺している時間であって、
リアルワールドに肉体が存在すること自体が足枷なんだな。
だから肉体的にノーラの巨乳揉んでも何ともないと。
今までのヒロインとのキスについてもそんな感じだったわけか……。
ディアナの謎を巡る伏線やハクアとノーラの牽制合戦など、
色々と魔界絡みの人間関係が錯綜してきているなかで、
そういうややこしさと無縁のエルシィを桂馬が評価するのには萌えた。
しかしこれだけ魔界だの何だのと人間じゃない女の子に囲まれながら、
実体がある以上は現実という判断を下せる桂馬って凄いよなー。
で、50号はそんなリアルに飽き飽きな桂馬がいざ理想世界を
構築しようとしたら無限地獄に嵌まってしまうという展開。
ああ、あの脳内派閥争いには異様なリアリティが……!!
ガンダムパロとの相性の良さにも感服させられた。
しかし「殺し方やDLCや限定版やフィギュアの話」で
まとまらなくなる辺りが現代ギャルゲの病巣の深さを感じさせるな。

アラタカンガタリ〜革神語〜

カンニャギ様ー!!
というわけで直接ヒルコのところへ乗り込んだアラタ達だったが、
カンニャギ様がスエヒロに正体見抜かれる話に続いて、
スエヒロこそが本物のヒルコでしたという展開に。
ともかくカンニャギ様というフレーズが強烈で一回切りで
終わらせてしまうにはあまりに惜しい気がしてならない……!!
もうずっとカンニャギ様で良いんじゃないかな。
スエヒロがヒルコでしたというのは話がわかりやすくて良かったが、
こうなると仲間入りの線もあるんだろうか?
最終的には降さなきゃならないんでそうもいかないのかな……。
あと、てっきり革からアラタに乗り換えたんだと思っていたコトハが
実はそうでもなかったことが判明したのは何気にショックだった。
お前、好きという自覚のない男とあんなに色々してたのか!!

境界のRINNE

自分の顔を描いてくれと現れるのっぺらぼうの女生徒、
その正体は卒業した美術部の元部長の生霊だった。
二話完結でストレートにラブコメっぽいネタをやりつつ、
六道と翼のライバル関係を一歩前進させていく構成がさすがに上手かった。
どうなることかと思ったけど翼は地味に良く機能しているなー。
アクの弱い良牙みたいな感じになってるけど……。

ハヤテのごとく!

シン・ベルワン・バオウ・ザケルガーーーーーーーッッッ!!!!
って、マジでこれバオウ・ザケルガ以外の何物でもないじゃないか!!
伊澄の必殺奥義なのにそれで大丈夫なのか!?
むしろサンデー編集部に対する最近忙し過ぎる作者からの攻撃なのか!?
……とか何とかで伊澄の切り札も結局アテネには通用しなかったものの、
どうにか逃げのびて白髪になった伊澄が風呂入ったりする話に。
とりあえず、落ち着いたら風呂という展開は素晴らしいけど、
本当に作者の疲労度と連動して露出度上がるよなー、このマンガ……。
バオウが七鍵守護神レベルの術という喩えは筆者には
非常にわかりやすかった。上に高温には理論上上限がない奴と
唱える者共による原子崩壊があるんですね。
そして、ついにハヤテに突き付けられる運命の選択。
ナギへの忠義とアテネへの愛の両天秤に世界の命運なんて重いものまで
余計に乗っかってくる状態になってしまったが、理屈で考えたら
選択の余地などないところをそれでもハヤテは忠義を選んでしまうのか……?

Tomorrows

敵を退けスゥも仲間入り、だが次の仲間はすでに敵側に……。
いきなり死刑囚がドルピンガー化して襲ってきたので、
だったらもう子供達狙う必要ないじゃないかと思ったのだが、
急ごしらえのドルピンガーと長年熟成された子供達では
レベルが全然違うということなのね。
ただ、それもすでに一人敵側に付いていることがわかって
研究材料は一応あるんじゃないかという新たな疑問も出てきたが。
全員揃えないといけない事情がまだ何かあるんだろうか?

MAJOR

寿也の活躍もあって試合がわからなくなってきたところで、
ついに長年の悲願だった吾郎と寿也の黄金バッテリーが復活!!
感慨深いけど、同時に物語の終わりが着実に近付いているようで
一抹の寂しさも覚えてしまうなぁ……。
空白期間の吾郎の活躍とクローザー転向については、
それだけで色々と新たなドラマが浮かんできて嬉しかった。
また血行障害再発して色々とあったんだろうなー。
それと、野茂のメジャー挑戦前に連載が始まり、
WBCとワールドカップ編がシンクロしたりといった
現実と常に連動して進んできた印象のあるこの作品なので、
この前の松井のワールドシリーズ制覇とこのクライマックス展開も
微妙にシンクロしそうなのが何だか運命を感じて興味深いなぁ。

最上の命医

留まるところを知らないラブコメ展開!!
ついにダブル朝帰りという事態になってしまったが、
危と瀬名さんの方の詳しい事情は今から気になるなぁ。
命&真中と同じように酔い潰れただけだとしても
危が寝乱れ瀬名さんに一体どんな反応していたのかは楽しみ。
で、話は間違って手作り石鹸の材料飲んじゃって
食道が駄目になってしまった少女に対する画期的手術に。
命がごく簡単に世界初の手術を提唱しているのに相変わらずビビる。

最強!都立あおい坂高校野球部

キタローVS仲島、意地と意地がぶつかり合うなかで
ついに仲島のバットが快音を響かせついに静浜が二点リード!!
どう頑張っても撃たれるだろうという場面だったので、
やっぱり無理するから……としか思えなかったのだが、
撃たれたあとのあお高の落ち込みぶりはわかっていても辛かった。
何だかんだでそれだけキタローに懸けていたんだなぁ。
右京の混乱気味の言葉がそれを良く示していたけど、
その言葉がどうこうというよりも自力で復活してくる
キタローの底力の描写はなかなか熱かった。

絶対可憐チルドレン

パンドラチルドレン、正式転校!!
やっぱり小学生編ラストのあれを催眠だけで済ますのは
勿体ないという結論に作者も達したのかー。
パティも加わっているのが重要なポイントだなぁ。
監視しているティム&バレットとの遭遇も気に掛かるし、
単純に腐女子ネタでどれだけチルドレンを攻めるのかが楽しみ。
パンドラの面々が外交官特権を得て、チルドレンに近付いてきた
澪達にファントムが嫉妬全快という展開になってきたのは
敵がファントムに集約されてきそうな流れだけど、
兵部は本当にこのまま軟化するだけなんだろうか……?
あと、フェザーが大人でチルドレン以上の能力者で
皆本が何か意識しているという設定については、
それ未来のクイーンなんじゃないのかという考えがよぎるけど
そうシンプルに持っていく可能性も低いかなぁ……。

ジオと黄金と禁じられた魔法

ギンの部隊からどうにか逃れたあと体制を立て直し
挟み打ち作戦を決行することになったジオ達。
だがいよいよギンの真実がジオに迫ってくることに……。
集団戦と魔法を組み合わせた戦闘描写は正直あまり上手くなくて
何でこういう戦いになっているのかという説得力が弱いのだが、
少しずつジオが戦乱のなかで追いこまれていく感じは興味深い。
もう少しジオが実戦に恐怖する描写なんかは欲しいところだけど。

はじめてのあく

正義の人、襲来!!
ついに登場した正義の人だが……だ、駄目だこの人!!
確かに悪がすっかり受け入れられている状況は変ではあるが、
いくら何でも思わず暴力を行使した挙句に女を拉致するのは普通に犯罪だ。
で、正義の人の貧乏な実家で正義と悪がついに激突。
正義の人、戦い方が何となく「こわしや」っぽい気がするのだが、
家族構成もちょっとそれを彷彿とさせるところあるなー。特に妹。
何だかんだで兄弟揃って良いキャラになってくれそうだし、
過度にバトル化を推進させたりもしなさそうなんで安心した。

DEFENSE DEVIL

おっぱい揉んで修行開始。まずは幼女の風呂覗きだ!!
魔界に行く前にアグネスに消されそうなことになってきたー!!
この前のシャワー乱入といいここ数回露骨なまでに
サービスが向上してきているのは危機感の表れなんだろーか?
まあ、魔界でバトってるよりこっちの方が全然良いんだけど。
イダマリアの告白に十字架に焼かれて応えるクカバラの描写は、
キリスト教的な概念が強く出ているように感じたのだが、
韓国はキリスト教盛んらしいけど作者コンビはどうなんだろう?

いつわりびと◆空◆

花火職人連続殺人事件は空の機転でどうにか決着、
しかし真相にはまだ謎が隠されているようで……。
あの犯人達、逆恨みで無茶苦茶する外道って感じだったのに、
50号の展開で立場が動いてきたのはちょっと面白い。
善も悪も結局は偽りのなかで真実を見失ってしまうというのは
一貫して描かれているテーマではあるけど……。

KING GOLF

蒼甫、勝利!!……と思いきや襲いかかる追われる者のプレッシャー。
だがしかし……そんなもの蒼甫にはどうってことなかったぜ!!
というわけで勝利を得たうえに更に強者としての器の違いまで
見せつけるという完全無欠の大勝利で決着。
ただ目の前の勝負にこだわり勝っただけではなくて、
最後に蒼甫のスケール感を示して終わったのは良かったなー。
しかしこれで本当に一気に優勝して新たなステージへと
蒼甫は進んでいくことになるんだろうか?
戸川の次のライバルがどうなるのかも気になるが……。

金剛番長

マシン復活!! そしてマシン無双!!
期待通りに甦ったマシン番長の大暴れぶりに加えて、
無茶苦茶に蹂躙され変わり果てた東京の光景描写も
なかなか思い切っていて面白かった。
何で農林水産限定なんだよ農林水産番長!?
しかしマシンが加わると他の番長別にいなくても
どうにかなりそうに見えてしまうのが問題ではあるよなー。
爆熱とかあんなに強かったのにすっかりその他大勢だし……。

月光条例

イデヤ、命とプライドを懸けて桃太郎に挑むも返り討ち、
だがそこについに月光が現れる!!
月光のヒーローぶりが決まっていたがイデヤの
ボロボロになりながら戦う姿も良い感じだった。
ただ、あまりにも「おはなし」の定番過ぎる展開を
わざわざやっているのは何か意味があるんだろうか?
月光の主人公性みたいなものを改めて印象付けているとか?
鉢かづきを今でもちゃんと仲間というか
女の子扱いしているところも良かったな。

MIXIM☆11

占い師によって仲間の誰かが死ぬという運命が予言される。
しかもそれは信頼を裏切られての結果らしいのだが、
そもそも一人しか死なないうえに裏切りで死ぬってことは、
それ難行の皆さんは結局勝てないって意味なんじゃないの?
どうも予言の解釈が中途半端で現時点では何とも言えないなぁ。
あと、みんなで一斉にガチバトルしているなかで
出のタイミング測ってるネロに笑った。

オニデレ

サヤの恋の暴走トレインに乗って合宿から帰還……失敗。
サヤの正専用奴隷だぜ発言(間違い)は非常に可愛かった。
で、帰ってきたらおぼっちゃまが落ちぶれてました。
マジで一体何が起こったんだ……!?
しかし今までの金持ちキャラでは使い方が難しかったので、
これでむしろギャグキャラとして出番は増やせそうではある。
その影響で生徒会と鬼頭衆が同じ部屋で過ごすことになったのも、
キャラを一つの場所に集めてドタバタをわかりやすくやるには良さそう。

電脳遊戯クラブ

真面目カップルの恋の応援と、借りパク駄目、ゼッタイ。
カップル応援はそんなことやってる場合なのかと思ったが、
一応そのおかげでラブコメ回っぽくなってたからアリだな。
ニシンに女扱いされていないことにショックを受けるアン可愛い。
借りパク話はMMORPGにおける武器借りパクの話が面白かった。
そういうのも日々トラブル耐えないんだろうなぁ……。

総評

ゲッサン単行本発売の宣伝が多くされているけど、
「QあんどA」プッシュしている暇があったら
アニメ放送中のクロスゲーム再開させようよ……!!
ツールは予想以上に可能性ありそうな感じだが、
チャンピオンの弱虫ペダル祭りに被せてきたのは
果たして偶然なのかどうなのか……。