こんにちは ヘクスインゲームズ です。


将来、ボードゲームカフェを開きたい!あるいは独立して自分のお店を持ちたいと言う人の為のブログです。  

遠い遠い昔の話をします。
高校を卒業し自衛官を10年で退職した後、やりたい事がありましたので3年間ほど就職しませんでした。

でもまぁ気分転換に面白そうなバイトをしようと思いいろんなバイトをしました。

雀荘のボーイやホステスさんの送迎車の運転や何故かコインロッカーに物を届ける中身の怪しい運び屋も試しにやってみました。

雀荘のボーイをやっている時に常連のお客様がバイトがスキーで骨折して入院してるから代わりに働かない?と誘われました。

仕事の内容は架空会社の電話番でした。

架空会社と言っても詐欺グループではなく、ちゃんと他の会社と契約している架空会社でした。
言ってる事が全然わからないと思いますので仕事内容を書きますと、女性が風俗店で働いていても、両親や身内には普通のOLをやっている様に見せかける会社の電話番です。

そんな電話番ですから、ほとんど鳴らないそうです。
電話番している時は音さえ出さなければ、何をしていてもいいし、臨時だから時給もいい、まさに天国の様な仕事内容でした。

なんか面白そうだし、入院は1週間くらいだし、その仕事を受けました。

でも、万が一敵対組織や警察が急に踏み込んで来てもいいように免許証や保険証は車に隠して置いて何も身分証明書出来ない状態で出向き、出勤する前にコンビニに寄り、コーヒーを買った時にビニール袋を余計に一つ貰い靴の上から被せて、つまり靴を脱がずに入室してました。

案内された架空会社の電話番をする場所は普通の安い長屋タイプのアパートでした。
1日8時間の三交代で、入った時に「交代でーす」と言って引き出しに入っている日当である封筒を一つ持っていくのを2人で確認する仕組みになってました。

私の担当する時間帯は午前9時から午後5時で普通にOLの出勤時間と被っていました。
因みに私の前の時間に電話番をしている人は女性で、いろいろな国家資格の参考書を持ち込み勉強してました。

勉強する人にとって電話なんてほとんど鳴らないから静かに勉強出来てお金も貰える最高のバイトかもしれません。

私の後の時間に電話番をする人も女性で、何時も大量のお菓子とジュースと漫画本を持ち込んでました。

部屋はと言うと普通に畳部屋で机の上におもむろに電話機が4つ並んでいて、その下にクリアファイルで、この電話が鳴ったら 「はい、◯◯商事です。」と答える。中にはいかにも有りそうだけど社名を聞いてもよく解らない横文字の会社名もありました。

そしてもし電話があったら、只今会議中で とか 社外に出ておりますので御伝言を承ります。といって電話を切り、今度はその人の名前を名簿から探して風俗店に電話して、「◯◯さんへ 誰々さんからお電話ありましたので、掛け直して欲しいそうです」と伝えてお終い。

電話番はその女性の本名と働いているお店はわかっても源氏名が解らないし、顔も解らない仕組みになっています。

よく出来たシステムです。

もしもの時に逃げられる様に窓を開けて、塀沿いに逃げたら何処に出ると逃走経路だけ確認して、私は文庫本を読みながら畳の上をゴロゴロしてました。

本当に暇で電話なんて鳴りません。
だいぶ携帯電話も普及したのもありますが、基本家族は誰も風俗店で働くと思っていないから疑わないのもあると思います。
それでも電話番をして5日目、プルル〜プルル〜と電話が鳴った。

クリアファイルのマニュアルに書いてある通りに先ず深呼吸を一回してから電話に出た「はい。◯◯ファイナンスです」と架空会社の名前を言った時に、
「何時も母がお世話になります。◯◯の息子の◯◯です。お母さんお願いします」
明らかに小学生くらいの子供の声がしました。
「どうしたのかな?」と聞くと
「妹の◯◯が転んで怪我をして血が出てるからお母さんに電話をしました」
とハッキリその子は答えました。

いいところですが
長くなりましたので続きはまた来週。
なんかドラマみたいでしょ(笑)