癒し ・ 癒され

歯科医師 福岡博史の統合医療日記

歯科東洋医学会&統合医療学会 2016

歯科における統合医療推進を掲げてスタートしたこのブログも、11年になりました。

スタート時は、毎週数回更新するのがブログの使命とばかりに、日々学び、実践したことを日記のように書いていましたが、ある時期から、同じことの繰り返しのように思い、数々のSNSも誕生したことから、
ブログのスタンスを変えました。
現在は、例年にないトピックスがあるときのみ、更新しています。

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第20回日本統合医療学会

10月に入り、学会シーズンになりました。

今年は、私が発会時から参加していた日本歯科東洋医学会が第34回目を迎え、
同じく発会時から参加していた日本統合医療学会(スタート時は日本代替・相補・伝統医療連合会議JACT)
が第20回目を迎えます。

このブログを書き始めた頃は、考えられませんでしたが、
何とこの2つの学会が、本年12月23〜25日(仙台・東北大学)、同時開催されることなったのです。

昨年より予定されていた日本歯科東洋医学会第34回学術大会が急遽中止となり、
年度内の開催が危ぶまれておりましたが、日本統合医療学会仁田新一理事長、第20回山家智之大会長のご好意により、併催させていただくことができたのです。

併催にあたり、私が日本統合医療学会理事および大会準備委員に名を連ねていた関係から、
大会長を務めさせていただくことになりました。

ポスターJDSOM2016 


思えば、東京大学名誉教授渥美和彦先生を旗頭に、日本代替相補伝統医療連合会議JACTが発会したのが1998年、日本歯科東洋医学会もその連合に参加していました。
その後、統合医療へと進化し、2008年現在の日本統合医療学会IMJが設立されました。

私は、JACT時代から現在統合医療の第一線で活躍されている医師・鍼灸師の方々と、若手次世代委員会メンバーとして活動しており、
いつか日本歯科東洋医学会が日本統合医療学会とコラボレーションできるといいな〜と思っておりました。
それが、予定されていた大会の中止という思ってもいなかったことから実現してしまい、天からのメッセージを感じます。

6ヶ月を切っての決定ということで、十分な準備期間がなく、場所も仙台ということで、大会長として不安もありますが、日本歯科東洋医学会の次世代を担うメンバーの協力により、統合医療の世界へ「歯科から発信」を視野に入れたプログラムも組むことができました。

何より日本歯科東洋医学会会員が、日本統合医療学会のメンバーと一緒に発表ができることは、
「歯科東洋医学」を世に広める絶好のチャンスであると思います。

今年のクリスマスは仙台へ
大会併催の成功を祈りつつ。。。


関係者の皆様方、よろしくお願い申し上げます。



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歯を治すために◯◯◯を導入してる「福岡歯科」

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ご無沙汰しています。

SNSばかりで、ブログの更新をしていませんでしたが、
ボディケアで有名なReRaKuさん が、
運営している体調予報アプリ(私も使っています)
リズミー http://rizmme.com/のブログにて、
福岡歯科が紹介されましたので、久しぶりに書かせていただきました。

前編
歯医者嫌いも思わず通いたくなる!?歯を治すために◯◯◯を導入してる「福岡歯科」に行ってみた!http://rizmme.com/contents/blogpost2648

後編
美人の秘訣は「口」にあった!?歯医者さんが教えるかんたん小顔化メソッド
http://rizmme.com/contents/blogpost2697

当院の特徴をうまくまとめていただき、素晴らしい紹介をしていただきました。

歯科医院に、なぜ鍼灸マッサージ院があるのでしょう?
なぜ、東洋医学をはじめとする歯科統合医療を始めたのでしょう?

歯に入れる金属って、私には大丈夫なのかな?
O-リングテストって何?

噛み締めが原因で、頭痛や肩こりが・・・
小顔になるには、顎もリラックス
口唇力を鍛えて、あいうべ体操して、鼻呼吸に!
美人の条件はシンメトリー

などなど、インタビュー形式でわかりやすく掲載されています。

世の中には、歯医者嫌いの方がまだまだたくさんいらっしゃいます。
でも、「かかりつけ歯科」に定期的に通っている方が健康長寿であることは、既に統計的に証明されていますので、
この記事をきっかけにでも、是非「歯科」の扉を開けてくださいね。


私たちも、笑顔で待っています!



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Blog10周年  医療サービスの探求

Blogご無沙汰しておりました。
しばらく書かなかったのは、私からの情報発信がマンネリ化してきて、少々充電期間が必要だと思ったからなんです。

しかし、この6月でBlogがちょうど10年目に入ることがわかり、再開することにいたしました。
2005年6月15日、このBlogをスタートさせた頃を懐かしく思います。

あらためてBlogを読み返してみると、あの頃からずいぶん成長したな〜と思うことと、あの頃からちっとも成長していないな〜と思うことがあります。


☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆

そしてこの度、ひとつのことを探求し、よいと思って続けていると、いつか表舞台に出ることができるんだなと思うことがありました。


このBlogを始めた2005年、医療サービスの重要性を感じ、感動サービスのプロジェクトを始めました。
感動サービス http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50059273.html

同じく2005年、奇跡のレストラン「カシータ」の感動経営セミナーに参加しました。
感動サービス2 http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50095971.html

2006年、名著「サービスを越える瞬間」の著者高野登さんとお会いしてご教授いただきました。
サービスを越える瞬間 http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50200302.html

2007年、CS:顧客満足とホスピタリティを学びました。
CS&ホスピタリティ http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50311446.html

2008年春、サービスには「心の立ち位置」が重要であることを学びました。
心のスイッチが入る瞬間 http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50503932.html

2008年年末、私の著書でも、感性とホスピタリティについて書きました。
感性とホスピタリティ http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50878253.html

2008年・2009年、感動サービス大賞を選考しました。
感動サービス大賞 http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/50961725.html

2010年秋、あのリッツカールトン・ホテルにて、感動サービス大賞の表彰を行いました。
ホスピタリティの聖地にて http://blog.livedoor.jp/hf02222/archives/51141213.html

そして数年後、
憧れのリッツカールトン公式親善大使であられる井上富紀子さんと、患者−医師という関係で出会うことができ、
2015年、Big Time Interviewに出演することになりました。





あらためて、Blogを始めた10年前からコツコツとやってきたことが、このような形で紹介されて、大変うれしく思いました。
このインタビューでも述べていますが、2013年に上梓した著書「ヘルシーエイジングに役立つ歯科統合医療」には、あえて「歯科統合医療と医療サービス」という章を設け、その中で「感動が自発的治癒力を呼び起こす」という一文を書いています。
感動サービスは、ただ患者様に喜んでいただくだけでなく、それ自体が、私にとっては“医療”なのです。


私の歯科医師人生において、治療技術の向上はもちろんですが、このインタビューを期に、あらためて医療サービスの探求も続けていこうと決心しました。

感動なき医療に発展はなし





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2014年を振り返って

IMG_0229ブログの更新をできないまま、あっという間に年末になってしましました。







統合医療日記として、1年を振り返ってみると、
まずは2月、当法人福岡明会長と医学会の重鎮であられ、日本統合医療学会名誉理事長・東京大学名誉教授の渥美和彦先生との共著『医者と歯医者の本音のアドバイス』が発刊されました。
その内容である「健康長寿の秘訣」については、過去このブログでも紹介させていただきました。
医者と歯医者の本音のアドバイス (85歳を過ぎたから言える!! 医者まかせにしない健康長寿) [単行本(ソフトカバー)]

7月は、北海道、長野県にて、歯科統合医療の講演をさせていただきましたが、全国で歯科統合医療を求められていること、またそれぞれの地域に合った統合医療があることがわかりました。

IMG_00788月には、当法人鍼灸マッサージ院RIMの田口院長と、九州・福岡のみらいクリニックで研修、身体の土台となる足指の重要性について学びました。




その後田口院長はフットケアー・アドバイザーのライセンスも取られ、現在RIMにおいて、多くの患者様に足指健康法を指導するようになりました。
私自身も、今夏より指のばソックスを履いて、日々足が地に着いた感覚で、健康を維持しています。
これから田口院長に、靴選びおよびインソールもつくってもらう予定です。

9月には、福岡歯科新川院がリニューアル・オープン、新たな歯科統合医療実践の場ができました。

10月は、ヨーロッパ統合医療学会に参加して、発表。
近代西洋医学をサポートする医療として、世界でバイ・ディジタルO-リングテスト医学が、求められていることを知りました。
当院では、既に20年以上前から研究・実践し、創始者大村恵昭教授との著書も出しています。

11月日本歯科東洋医学会にて、矯正歯科医師関根陽平先生が、福岡歯科統合医療研究所との共同研究として、開咬の患者さんに対する歯科統合医療について発表してくれました。

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12月、昨年より導入したコールドレーザーLUMIX2の開発者ネルソン先生が当院を来訪。
顎関節症だけでなく、様々な使用法をご教示いただきました。RIMでの活用も増えそうです。

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そして12月日本統合医療学会にて、「日本における統合医療の臨床実践モデル」というワークショップにて、発表しました。
認定IMJ日本統合医療学会認定施設になっている歯科クリニックは、全国で唯一当院だけなのです。
という意味では、全国の「歯科」を代表してのクリニック紹介をさせていただきました。



これらの私たちの歯科統合医療活動が、当院の患者様だけでなく、全国の悩める歯科患者さんへと還元されていくことを望みます。



今年、もっとも私自身を唸らせた本はこちらでした。


組織のリーダーとしての幸福の追求について、多くの示唆を与えてくれました。

その内容は・・・
近年、デジタル技術が発達し、人間の行動や社会現象も、科学的な法則性があることがわかってきました。
これは、人間に特殊なセンサをつけて、体の動きや位置情報、人との面会などを記録させ、その百万人以上のビッグデータを解析するという研究によるものです。

例えば、これらの研究結果のひとつですが、
いつも「幸福感」を持っている人こそが、仕事ができ、クリエイティブで、収入も多く、結婚もうまくいく。
私たちは、通常、仕事がうまくいき、収入も多いから幸せになるとつい考えますが、そうではなく、幸せだと感じている人こそが、仕事も人生もうまくいくということでした。
もちろん、社員の幸福度が高ければ、その会社の生産性、創造性は著しく向上するようです。

幸福を科学することは、現在、欧米の大学や様々な研究機関でも行われているようですが、私たち統合医療を目指す医療従事者も、しっかりと学ぶべきことであると思います。

来年はさらに、歯科医師として、そして組織のリーダーとして、この本の科学的な研究をベースにして、「幸福学」を追及していこうと思います。






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ヨーロッパ統合医療学会2014

IMG_20141015_0001_NEW10月10日〜11日、東ヨーロッパのセルビアにて、第7回ヨーロッパ統合医療学会が開催され、私も初めて出席してきました。

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正式名は、European Congress for Integrative Medicine 2104で、
今回は第12回国際バイ・ディジタルO-リングテスト医学会が併催されました。

1年前より、日本バイディジタルO- リングテスト協会からの情報で、セルビアの本大会長そしてEU副議長まで日本にお見えになり、日本からたくさんの参加を依頼されていることを知りました。
私もこの機会に、日本発の「O-リングテスト医学」が海外でどのように求められているのか、またヨーロッパの統合医療事情を知りたかったこともあり、今春より準備を始め、発表をしてきました。

日本からの直行便はなく、乗り換えあって計14時間の飛行でセルビアの首都ベオグラートに到着。
会場はCrown Plaza Hotelという立派なホテルでした。
大会前日夜に到着、翌朝より、早速ポスター発表となりました。

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今回の大会の大きなテーマになった「O-リングテスト医学」が、海外で大きく紹介されるということで、日本からも学会発表者および関係者合わせて、100人近くが参加したようです。

IMG_0204私のポスター発表は、
The Role of Bi-Digital O-Ring Test In The Integrative Dentistry
で、歯科統合医療において、バイ・ディジタルO-リングテストをどのように活用しているかを発表しました。


O-リングテスト医学が求められる理由は、東ヨーロッパ諸国は、日本のように高額な医療を受けられる経済状態ではなく、低医療費の中でいかに最適な医療を提供できるかという非常に深刻な問題です。
そこで求められるのは、高額な機器を必要とせず、患者さんに肉体的にも経済的にも、負担のかからない診断・治療法です。
バイ・ディジタルO-リングテストが、日本ではなく、海外の学会で大きく取り上げられた理由は、そこにあるようです。
欧州で発展し、将来、海外からの逆輸入ということもあるかもしれません。

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O-リングテスト創始者である大村教授と下津浦先生のワーショップは、さすがに海外の聴講者で満席でした!

統合医療学会ですので、その他のテーマとして、鍼灸、ホメオパシー、アントロポゾフィー医学、量子医学、アーユルヴェーダなどのセッションもありました。テーマにも、ヨーロッパらしさが表れていました。
同時進行でしたので、全ての会場を覗くことはできずに残念でした。

ECIM DClosinng Ceremonyにて、大会長より
Diplomaもいただき、2日間の学会は無事終了。
ヨーロッパにおける統合医療について、貴重な情報を知ることができました。



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ドナウ河とサヴァ川の合流を見下ろすベオグラートは、南東ヨーロッパ諸国の首都で3番目に大きい都市で、2000年の歴史において、その恵まれた地理的環境から、数々の帝国が支配を争ってきた跡がたくさん見られました。

この街を観光して、楽しみも苦しみも、人々の中心は、これらの大きな川にあるように思えました。


行き帰りの飛行機はJALでしたが、帰りの電車でたまたま見たJALカードのコピーに、次のような格言が紹介されていました。
「本当の旅の発見は、新しい景色を見ることではなく、新しい視点をもつことである。」
まさに私は、今回のヨーロッパ統合医療学会参加およびベオグラート観光で、新しい視点を発見できたように思います。

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ドナウ河で、楽しそうに川遊びをしていたご老人たちの写真です。皆さん、生き生きしていました。
こんな老後の人生を送れるような社会も素敵ですね。
そのための“医療”は、どうあるべきか?
これも私の“新しい視点”のひとつです。






セルビア・ベオグラートに行かれる方は、是非こちらをご覧ください。私たちは、このサイトの管理者アキコさんにご案内いただきました。http://www.serbianwalker.com/


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新川院リニューアル・オープン!!

9月16日、福岡歯科新川院が
リニューアル・オープンしました


福岡歯科新川院リニューアルオープン


今から64年前、当法人開設者である父:福岡明会長が日本橋茅場町の霊岸橋のたもとで福岡歯科本院を開院しました。スタートは、わずか8坪の小さな診療所でした。

その後、患者様が増え、勤務医も増え、大所帯となりましたが、老朽化したビルの取り壊しにより、30年前に、この新川の地に移転、福岡歯科新川院として再出発、茅場町郵船ビル院と並んで、日本橋茅場町にて二つの医院を継続してまいりました。

新川 1 2そしてこの度、長年本院〜新川院を支えていただいた患者様へ感謝を込めて、快適な診療空間と高水準の歯科治療を目指して、全面リニューアルをさせていただきました。



私も元々、本院(現新川院)での診療からスタートし、その後新川院の院長を経験してから、現在の統合医療研究所歯科室開設時に、茅場町郵船ビルへ移動しました。歯科医師としての修行は新川院で積んできましたので、新しくなった新川院の完成が、ことのほか楽しみでした。

新川 2
近年マスコミでも騒がれている、治療器具の滅菌・消毒は、最高レベルの機器を用意、また、治療用マイクロスコープ(顕微鏡)を設置し、より精密な治療が可能になりました。

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新川院の増田院長は日本歯周病学会認定医で、歯科衛生士とともに歯周病治療に力を入れています。

「歯周病は生活習慣病。治療で一番大事なことは、患者様自身の生活習慣の改善です。そのため私たちは、一人ひとりの患者さんの立場になって、治療を進めていく姿勢を徹底しています。」
という増田院長からのメッセージです。

さらに長年、統合医療を研究・実践してきた法人として、新川院でも、患者様の口腔管理と、全身の健康維持・増進を、多方面からサポートさせていただきます。
私自身も、新川院での診療日が増える予定です。

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新川院全員集合
リニューアル・オープンにあたり、新川の神様のいる“富岡八幡宮”にて、医療安全・社運隆昌を祈願しました。

今後とも、よろしくお願い申し上げます



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夏の「歯科統合医療」地方講演

7月に入り、久しぶりに続けて地方での講演がありました。

34 HDRまずは、北海道・札幌です。
日本歯科東洋医学会北海道支部総会(@北海道歯科医師会館)における教育講演にお呼びいただきました。



19現在の統合医療の現況、当院における東洋医学から統合医療への展開、その実践内容について、日本歯科東洋医学会会員およびこれから勉強したいという歯科医師にもわかりやすくお話したつもりです。



講演最後の当法人RIM田口院長監修:歯科医師特有の不良姿勢に対する矯正エクササイズのビデオは好評だったようです。
私の話が、北海道における歯科東洋医学の普及につながることを願っています。

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講演終了後は、学会常任理事である永山支部顧問、同じく学会常任理事である市川支部長、その他北海道支部のアクティブ・メンバーとの懇親会で、楽しい札幌の夜を過ごさせていただきました。ありがとうございました。


32翌週は、長野県歯科医療管理学会(@伊那市歯科医師会館)にて、講演させていただきました。





日本統合医療学会にてご一緒した、小木曽義典先生のご紹介でしたが、小木曽先生ご自身も歯科医師会の中でホリスティック医療の勉強会を主宰され、統合医療を実践されています。
すばらしい自然に囲まれた長野県伊那市だからこそ実践できる統合医療があるのではないかと思います。

長野県は、今や長寿日本一の県です。その理由となるような高齢者のライフスタイルに関する情報を知ることもできました。

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開催されている伊那市は、もう12年前からお付き合いのある衆議院議員宮下一郎先生のお膝元で、なんと先生ご自身にも歯科医師とご一緒に私の講演をご聴講いただきました。
国会議員の勉強会である「人間サイエンスの会」がご縁で、歯の主治医もさせていただいておりますが、本講演会では、歯科統合医療の体験者としてのコメントも頂戴し、大変光栄でした。

宮下一郎先生のブログです。
http://m-ichiro-blog.net/?p=28322

長野県歯科医療管理学会の松下会長は、気功師(真氣光療法)でもあり、やはり統合医療にご理解のある先生でした。
夜遅くまで楽しいお話をお聞かせくださいました。長野県歯科医療管理学会の皆様、ありがとうございました。


地方での講演で思うことは、その地域・地域で求められる歯科医療があり、その中でどのような統合医療を展開していくかが非常に重要であるということです。

私自身も、あらためて地元東京都における歯科統合医療の確立に向けて、さらに精進したいと思います。



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久しぶりのツボ・セミナー

Ci35月は、久しぶりに当院の全てのデンタル・チェアに設置されている「低周波通電器ポインターFA」を用いた、歯科治療における痛みのコントロールについて、講演しました。





歯科材料の通信販売で有名なCiメディカルさんのセミナールーム(東京・八重洲)にて、(株)ポインターメディカル主催、
演題は『歯科臨床に即応用できるペインコントロールとしての統合医療』でした。
お蔭様で、満席です

その昔、当法人福岡明会長は、年に数回、この通電器を応用した歯科医師向けのツボ刺激療法セミナーを開催していて、毎回、全国からたくさんの歯科医師が集まり、学んでいました。
このセミナーが、歯科臨床に東洋医学を導入するきっかけになった歯科医師は多かったと思います。

そのセミナーに、私はいつも手伝いで実習インストラクターとして参加していました。

あれから20年近く経つのではないでしょうか。
歯科医師の世代交代もあり、このような治療法を全く知らない若い歯科医師は多いかと思います。
(大学教育にありませんので。)
ポインターという通電器は、現在は色も形もリニューアルし、スマートになっていますが、基本的な使用法は変わっていません。

ある調査より、歯や口腔に異常を感じながら、歯科を受診していない人が84%もいるという事実を知ると、歯科の門をくぐることがいかにハードルの高いことなのかがわかります。
その理由のひとつが、やはり歯科治療時の痛みや恐怖心ではないでしょうか。

そこに目を向けて、痛みのコントロールをしながら、リラックスして歯科治療ができれば、きっと多くの患者さんに喜ばれるのは・・・というお話です。

Ci2

Ci1

講演は、今、歯科でも求められている統合医療について、そして短い時間ではありましたが、
実際の歯科臨床で用いるツボ通電(TEAS)を体験していただきました。

この通電法は、歯科治療と同時進行で行うことができるのが大きなメリットです。

この講演にて、「痛みのコントロール」という切り口で、少しでも多くの歯科医師が“統合医療”に興味を持っていただければ幸いです。



OBの三木先生に、こんな感想を書いていただきました
http://ameblo.jp/mikisakurashika/entry-11861031181.html


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学位論文

STAP細胞の発表論文疑惑から、「捏造」や「改ざん」といった言葉がマスコミを騒がしていますが、それにしても続けて大学や研究所での論文不正疑惑が出るわ出るわで驚いています。

「科学」という世界で、これほどまでに倫理観が欠如してしまっているとなると、この先「医学」も成り立たなくなってしまうでしょう。
直接医療に携わらないこちらの世界でも、あらためて倫理教育が必要ですね。

この騒動を見ていたら、久しぶりに私が22年前「医学博士」の学位を受領したときの論文を、あらためて読み返したくなりました。
私の研究テーマは、組織解剖学の中の「微量金属の組織化学」で、光学顕微鏡レベルではありますが、論文にはしっかりと画像が載っています。
もちろん、「捏造」も「改ざん」もありませんよ

Phenylfluorone,
有機スズの生体への毒性が知られている中で、Snスズの組織の中での存在を示すために必要な、他の金属は染色されずスズだけを選択的に染色できる染色剤がありませんでした。そこで、フルオロン系の試薬を多種用いて、ラットの肝を組織切片にして、実験を試みました。
その中でPhenylfluoroneが、従来からの染色剤Galleinと同等に染色され、さらにスズ対して高い選択性を示したという結果がこの図です。
大変地味な研究ではありますが、それまでできなかった方法を、新たに作り上げたという点では、学位論文に値すると思っています。

この実験中、金属塩溶液を、麻酔したラットの門脈経由で肝臓に注入するのですが、その時に血流の流れに合わせるがごとくゆっくりやらないと、試薬が完全に注入される前にラットが息絶えてしまうのです。
そこで、ゆっくりと注射をする技術をマスターしましたが、実はこのテクニック、今も私の歯科臨床の中で活かされているのです。

それは、「福岡式痛くない麻酔注射」です。
患者様が、「あれっ、いつ麻酔したの?全然痛くなった。。。」と驚かれることが多いのです。
針を刺すときの痛みは東洋医学で解消、注入するときの痛みは、このラットの実験での体得したテクニックで解消できます。

話はそれてしまいましたが、当法人において、今も学術論文を書いたり、学会発表することを続けています。
臨床をやりながらの研究活動は確かに大変ですが、それは常に我々は「科学者」であると自分たちを戒めるためにも、よいことであると思っています。

(医)明徳会福岡歯科統合医療研究所業績 
http://www.418.co.jp/fukuoka/ronbun_kouen/index.shtml

自治医大講義
そして、私が組織解剖学者に、毎年一日だけ戻れる日があります。
それが、自治医科大学での学生講義です。今年は4月10日でした。
教授の取り計らいで、医学生に歯と口腔の組織学・発生学を教えているのです。もう9年目になりますでしょうか。(この写真は教授が撮影してくれました
話す内容は解剖学ですので、私自身、毎年医学の原点に立ち返る日だと思っています。


マスコミの論文騒動で、あらためて自分自身の研究を振り返った4月でした。


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歯科統合医療で元気いっぱい!

メルマガ

私が通常診療している福岡歯科統合医療研究所歯科室では、歯科治療の際、様々な代替療法を用いて診療を進めていきます。
患者様には、事前にそのことをご理解いただくために、FDC統合医療研究会にご入会いただいています。
それによって、ツボ通電療法やバイ・ディジタルO‐リングテストなどを受けることを、ご納得いただいているのです。

昨夏より、入会していただいた会員の皆様に、治療の予約日を2日前にお知らせする携帯メール配信サービスを始めましたが、同時に月2回(10日・25日)のメールマガジンの配信も行っています。

約束の治療日を忘れないようにということはもちろんありますが、このメールマガジンで、患者様へ健康増進につながる情報を知っていただきたいという思いがあります。

メールマガジンの題名は『歯科統合医療で元気いっぱい!』
内容は、まずは虫歯や歯周病などの歯の病気について、口の中の環境が全身の健康と関係があること、歯ぎしりや冷えなど日頃の生活習慣で気をつけておきたいこと、歯科治療を痛くなく怖くなくするための東洋医学的療法、身体の健康に関わる歯の材料、歯科室に隣接する統合医療研究所RIMにおける施術のご紹介など、広い範囲で歯科統合医療に関する情報を提供しています。
お陰様で好評で、毎月会員登録者が増えています。

テレビ番組で歯科関係の特集があり話題となれば、なるべくタイムリーにそのテーマついて書くようにしています。
先日は朝の番組で「歯ぎしりのコントロール」について紹介されていましたので、その内容を復習しながらアドバイスしてみました。

こんな感じです。(携帯メールなので文字数は少なめに、また一般の方にもわかりやすいように、難しい言葉を使わないようにしております。)

★メールマガジン第14号★
●寝る前に歯ぎしり防止策を!

今冬は大雪が続き、大変でしたね。
雪かきで身体が痛いという方も多いのではないでしょうか。

さて第12号では、寒い日に噛みしめて、歯や顎が痛くなっている方のためのアドバイス(TCHの改善法)をしました。
これは昼間の意識があるときにはできるのですが、夜間寝ているときの噛みしめや歯ぎしりはどうでしょうか。
これによって、歯がしみる、歯が痛む、歯が欠けるなどの症状、さらにせっかくつくった歯の被せ物が壊れてしまうことも少なくありません。
この歯ぎしりは、人間がストレスを解消するための防御反応のひとつですので、完全に止めることはできません。しかし、寝る前のちょっとした工夫で、それを少なくすることは出来るようです。

朝のテレビ番組でも紹介されていた3つの注意をご紹介しましょう。

1、ゆっくりとお風呂に浸かってから寝る。
2、寝る前に、パソコンやスマートホンを見ない。
3、布団に入って「歯ぎしりしない」「歯ぎしりしない」と唱えてから寝る。
これらはいずれも、交感神経を緊張させることなく、副交感神経を優位にすることができます。

私はさらに東洋医学的な方法として、
手首の小指側にある「神門」というツボを、左右120回くらい指圧することをオススメしています。
(ツボの位置がわからない方は、来院時にスタッフにお聞きください。)
「歯ぎしりしない」を唱える時に、やるとよいでしょう。

セラミックなどの修復治療の後は、やはり夜間マウスピース(ナイトガード)の装着したほうが安全です。
【毎月10日、25日配信】


このようにツボの刺激など、ちょっとした統合医療的なアプローチも加えていくことで、このメールマガジンがお役立ち情報になるのではないかと思っています。

歯科統合医療で元気いっぱい



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2014年スタート チーム力上々!

2014年初めてのブログです。
今年もよろしくお願いいたします。

米寿
1月は、毎年恒例の当法人のビッグイベント「福歯会」がありますが、今回は福岡明会長の米寿のお祝いということで、200人以上の出席者があり盛会でした。

明会長もこの日を目標に、伊豆の温泉病院にて療養し、体調を万全にしてお客様をお迎えしました。

医者と歯医者の本音のアドバイスそして、抜群のタイミングで、日本統合医療学会名誉理事長渥美和彦先生との対談形式の共著『85歳を過ぎたから言える〜医者と歯医者の本音のアドバイス』健康と良い友だち社)が上梓され、祝賀会のお土産として皆様に配布することができました。


渥美先生の序文に、
「1980年代後半に、米国は政策として統合医療を推進することとなり、NIHにNCCAM補完代替医療センターを設置、年間400億円の研究費を投入してCAMを支援し、現在の統合医療の流れつくり、それが国際的に広がりました。しかし、このように統合医療が発展する前に、歯科の臨床に応用して成果を上げていたのが福岡明氏で、“痛みのない歯科統合医療”を実践していました。米国において本格的な研究が始まる前に、すでに統合医療が実践されていたことは驚くべきことです。」
とあり、この歴史的遺産としての業績を伝えるために本書が出版されたとあります。
大変うれしいお言葉です。

内容は、対談形式で一般の方でも大変読みやすくなっています。
当法人の院長陣も、統合医療をプラスした歯の治療Q&Aで、執筆協力しています。
医者まかせにしない健康長寿のために、ご一読いただければ幸いです。

(まだ流通しておりませんので、早くお読みになりたい方は、
お名前・住所・電話番号記載の上、
福岡歯科事務局 office@fukuokadental.jp まで 
税込¥1470 )

おもてなし2さて私は、新年のご挨拶文で、昨年のビッグ・ニュースであった2020年東京オリンピック決定のプレゼンテーションにてあらためて評価された日本人の“おもてなしの精神”が、当法人の歯科医療の礎にもなっており、、統合医療の実践も、その心から生まれてきたものであると書きました。
そして患者様にその“おもてなしの心”を表わすためには、チーム医療は必須なのです。

今回、福岡明会長の米寿のお祝いのメッセージとして製作した
我が福岡歯科メンバーの“チーム力”の大きさを表わしたビデオがあります。
昨年のネクストワールドサミットin福岡歯科からの流れで、医局員の結束力も高く、大変よい出来上がりになりました。

Youtubeにアップしたら、なんと1日で1000件以上のアクセスがありました

歯科医院へ行くのが楽しみになる映像ですよ(^_^)
お楽しみください






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2013年を振り返って

2013年もまた、Facebookでの自分新聞年末総まとめ号を見て、この1年を振り返ってみました。

自分新聞2013

この新聞は1年に活動を、自分自身で振り返れるのでとてもいいですね

やはりトップ記事は、11月に発刊された著書『ヘルシーエイジングに役立つ歯科統合医療』の完成記事でした。
これがトップ記事になるということも、とてもうれしいことでした。
今年の年始から夏まで、休日を返上して書いていた本ですから、それがこのように結果として残ることは、感無量です。

日本歯科新聞掲載2013お陰様で、日本歯科新聞12月10日号にも、書評を載せていただきました。
「親子二代にわたって、歯科医療に東洋医学や代替医療を取り入れた『歯科統合医療』を日常臨床に応用、細菌学的見地からだけでなく、咬合や歯科材料、唾液までトータルで口腔内環境を構築していくオーラル・マネージメント・システムのために身体全体の健康維持・増進に取り組む必要性を訴えている」と書いていただきました。

今年も統合医療関連の講演は多く、特に6月にトップ記事にあるように地元の歯科医師会で講演できたことは、歯科における“統合医療”普及にお役に立てたかなと思います。

ポスター発表201312月のトップ記事にも出ました、第17回日本統合医療学会大会では、私は日本歯科東洋医学会王副会長、斎藤道雄先生、野瀬博之先生にご協力いただき、歯科セッションのコーディネートと座長を務めました。
そして当法人鍼灸マッサージ院:RIMより、田口マッサージ師と高橋鍼灸師の初のポスター発表がありました。お二人が統合医療の本家にて発表ができたことは、本の出版と合わせてうれしいニュースとなりました。

個人的には、1月〜12月のトップ記事の中に音楽ネタが3つもあったことを見て、忙しかった中、趣味の時間が取れたことに感謝ですね


このような活動も、医療法人社団明徳会という母体があるからこそできたことです。
12月に載った“ヒーローズ・インタビュー”では、私の法人経営者としての学びをお話させていただきました。
ヒーローと呼ばれるには、まだまだ不足だらけですが、あくまでも発展途上中のインタビューということで・・・。
http://www.energydomecity.com/ヒーローズインタビュー/ヒーローズ一覧8/福岡博史/
あらためて法人全医局員に感謝するとともに、2014年はさらに充実した年になれるよう、頑張りま〜す



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自発力

11月9日は、当法人において久しぶりのイベントがありました。

医療法人社団明徳会では、過去、QC大会、感動サービス発表会など、患者様への医療サービス向上のために、全医局員で学びあう様々な勉強会を企画してきました。

私自身も、当法人の「理念」や「クレド」の教育をしてきましたが、今ひとつモノになっていないと悩んでいたところ、
昨年、患者様でもある森憲一さんより著書「ドラマティック・マネージメント」をご紹介いただき、早速その勉強会に参加させていただきました。
さらに、それを具現化した発表会「第1回ネクストワールドサミット」に当法人の幹部一同で参加し、大変感銘を受けました。

今春、早速当法人内でも社内ネクストワールドサミットの開催を決め、事務局の小竹総務部長にファシリテーターとしての勉強をしていただき、実現することができました。
開催理由はもちろん、当法人の理念にある「患者様を真の健康へと導く仕事を通じて、医局員の物心両面の幸福を追求する」ためであります。

「医局員の医局員による医局員ための勉強会」
「法人の成長は、医局員一人ひとりの成長によるものである」
をベースに、各医院・部署、計6チームによる発表がありました。

その成果は、
法人から与えられた目標ではなく、自分たちで考えた目標に向かっていくことができました。
月1回の勉強会を、各医院の学び合いの場することができました。

本家のネクストワールドサミットに決して劣ることない発表でした。感無量です!

ネクサミ発表この勉強会のキーワードは、
医局員・社員一人ひとりの「居場所感」。
意欲が生まれる環境づくり。
そして組織の未来を決める「自発力」。

私たちの目指している医療も、患者様の自発的治癒力を最大限活かすことができるような“統合医療”です。
そして、法人も同様に、医局員一人ひとりの「自発力」を集結することができてこそ、組織として大きな成長・発展ができるのではないかと思います。
それはまた、当法人の理念にある「科学」と「心」という対極を共に求める統合医療・統合経営の実現につながります。

ネクサミ表彰

この発表会で、最優秀賞を受賞した「新川院」には、問題発見力、想像力、表現力、自律性(内発的動機付け)といった全ての要素があったように思います。
この「勢い」で、今後の大きな成長に期待しています。

表彰状 のコピー



ネクサミ打ち上げ
yakisoba
そして、今夜は、半年間頑張ったネクストワールドサミットin福岡歯科のチーム代表メンバーの最終ミーティング&打ち上げでした。
皆様、お疲れ様でした!
焼きそば焼いちゃうよ〜!!

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ヘルシー・エイジングに役立つ歯科統合医療

あっという間に10月も後半になってしまいました。

このブログも9月は更新できず・・・。
歯科関係の学会への参加や、厚生労働省認定卒後研修施設のための指導者セミナーなどに参加し、忙しくしておりました。

さて10月に入り、第29回日本催眠学会学術大会(@東京大学)へ参加、日本統合医療学会認定・更新のためのセミナー(@東京大学)での講演、そして第12回日本ホメオパシー医学会大会での座長など、統合医療活動も活発でした。

HA歯科統合医療そして前号のブログで紹介した医療従事者向けの本
『ヘルシー・エイジングに役立つ歯科統合医療』がついに完成
まもなく配本されます(発行日は11月10日)。




〈序文〉より、この本の内容を少しご紹介します。

2012年7月この「元気と美しさをつなぐヘルシー・エイジング・シリーズ」総編集者である阿岸鉄三先生より、1冊の本が届きました。本シリーズ第1弾『医療気功のちから』ですが、科学的ばかりではない医療の紹介、「気功」の臨床応用、そして科学と非科学の統合など、所謂エビデンス(科学的根拠)の少ない補完代替医療も取り入れた統合医療を実践している医師にとって、心強いサポートをいただいたようで大変嬉しくなったことを覚えております。

その後、このシリーズの執筆依頼が届き、今まで歯科医学学会誌や歯科業界誌に掲載できなかったことも思う存分書けるぞと、思わず承諾した次第です。
それは、日常歯科臨床において統合医療を実践していると、患者さんには大変喜ばれるにもかかわらず、未だ歯科大学や歯科学会では異端視されることが多く、歯科関連の出版社では、従来の科学では評価されにくい伝統医療・代替医療や、スピリチュアルな部分までも網羅した統合医療関係の出版は難しいと思っていました。
そこへエイジングという切り口で、歯科統合医療について書くことができるというチャンスをいただき、それならばなるべく一般の歯科学術書には書かれない内容をたっぷりと入れ込もうという思いで、執筆を始めました。

私が歯科大学を卒業した年、当時中国でハリ麻酔を学んで臨床応用を始めていた父(福岡明:明徳会会長)は、歯科における痛みのコントロールのために、何としても東洋医学を普及していく必要であると「日本歯科東洋医学会」を立ち上げました。
卒業したばかりの私は、咬合学、歯周病学、補綴学などのモダン・デンティストリーに熱心で、最初は東洋医学にほとんど興味がなかったように思います。しかし幸い、父の研究やセミナーを手伝い、日本歯科東洋医学会に一緒に参加し、発表を続けていくことで、西洋医学だけにどっぷりと浸ることなく、東洋医学のみならず東洋思想(東洋的世界観)を学ぶことができました。
そして一般歯科臨床を10年続けて西洋医学の壁にぶち当たった時、それまでの私の歯科臨床の中では末席に位置していた東洋医学・代替医療が大きく広がり始め、自分の歯科医師としての方向性が定まりました。これが“歯科統合医療”です。
卒業後から、国内外で様々な大学や研修機関で勉強を続けてきた近代歯科医学、そして父の元で実践的に学んできた東洋医学や代替医療、これをうまく補完しあいながら統合して治療できれば、患者さんの求める真の医療を実践できるに違いないと思いました。
それからは、この本で紹介する様々な代替医療を歯科臨床に応用し、日々歯科統合医療の有用性を実感しています。

統合医療を実践するためには、歯科医師一人ではできません。
医師や鍼灸師・マッサージ師その他様々な代替医療の専門家と手を組んでいくことは、患者さんに最適な医療を提供するために必要なことです。
そこであらためて歯科統合医療の実現には、代替医療の専門家との連携が必須であると考え、本書においても当法人専属治療院RIMに所属する田口直人主任マッサージ師(第6章)と高橋みど里鍼灸師(第3章)が分担執筆しています。
このお二人が書いた章があることが、本書の最大のウリだと思っています。

歯科医師、歯科医療関係者、代替医療関係者の方々に、歯科統合医療の連携モデルとして、本書を役立てていただければと思います。

目次
第1章 歯科統合医療とは?
第2章 日常歯科臨床における東洋医学的療法
第3章 鍼灸の基礎知識、歯科医師と鍼灸師との連携
第4章 個別化医療としてのバイ・ディジタルO-リングテスト
第5章 オーラル・エコロジーと歯科統合医療
第6章 歯科医師と徒手療法者との連携〜運動学的下顎位を基準とした歯科治療のために〜
第7章 心身一如のエネルギー医学「ホメオパシー」
第8章 歯科統合医療と医療サービス
おわりに 〜ヘルシー・エイジングのために〜




シエン社 http://www.shien.co.jp/act/d.do?id=6875
医学と看護社http://igakutokangosha.jp/shikatogo.html


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スピリチュアル・エネルギー&タラソテラピーで、ヘルシー・エイジング

ヘルシーエイジング本
今春、このBlogでも書きましたように、9月には医療従事者向けの歯科統合医療の拙著が出版されます。

その前に紹介したいのは、東京女子医科大学阿岸鉄三名誉教授が総編集をされているヘルシーエイジング・シリーズ
No.1「医療気功のちから」のはじまって、老年学、サプリメント・健康食品、スピリチュアリティ(霊性)と、それぞれその権威の先生方が執筆されている元気と美しさをつなぐための教科書です。
実は、このシリーズの最新号が私の「ヘルシーエイジング役立つ歯科統合医療」なのです。

私の本につきましては、またあらためてご紹介するとして、このシリーズNo.4「医療と霊性(スピリチュアリティ)」は、哲学者である棚次正和教授による、医学書としては珍しいスピリチュアリティ(霊性)と健康、病気、医療について書かれた本です。このシリーズは、肉体・精神だけでなく、スピリチュアルな観点からのヘルシー・エイジングを追求することが謳われていますので、まさに本シリーズの傑作といってよいのでしょう。
私もたくさんのことを学ばせていただきました。

「祈る」ことは「いきいきと生きる」こと

統合医療を実践するには、医療とスピリチュアリティ(霊性)に関する理解が、非常に重要であると思います。


皇大神宮
この本を読んで丁度すぐに夏休みとなり、20年に一度の式年遷宮の年に、お伊勢参りに行き、日本人としてのスピリチュアリティ(霊性)を実感しました。
早朝の伊勢神宮はとても清々しく、天照大御神のもと、医療人としてのスピリチュアル・エネルギーも充電できたように思います。

タラサ志摩お伊勢参りの宿泊は、私の好きな海のそばでということで、タラサ志摩ホテル&リゾートに泊まりました。



シャンパンのプレゼントご縁のある井上富紀子さんのご配慮により、美味しいシャンパン&ディナーをいただきながら、素晴らしい眺望の部屋で久しぶりに癒されました。感動サービス!!(このBlogは「癒し・癒され」でしたね。「癒され」の方もたまには書かないと・・・。)



実はこちらは、日本で本格的なタラソテラピーが受けられることで有名な施設でもあるのです。

タラソテラピーとは、海水を使った海洋療法で、以前このBlogではルネ・カントンの本を紹介したことがあります。
元々海好きな私にとっては、“癒し”の相乗効果もあり、私と相性のいい代替療法のひとつだと思っています。


テラピーゾーンここタラサ志摩ホテル&リゾートは、日本に初めてできた本場のタラソテラピーを体験できる施設であり、一人に1〜1.5トンの海水(ホテル前の良質な海水)を使用しているようです。



私が体験したのは、
1、海水の浮力に体を漂わせ、筋肉の緊張を緩和するリラクゼーション・プール
2、温かい海水の気泡浴で、体内の老廃物を排出する、温海水マッサージ・バス(1台300万円位するそうです。)
3、フランスの海泥と志摩の海水をMixし、その温熱効果により筋肉疲労を改善するファンゴ・テラピー
4、新鮮な海水のミストに満たされた部屋でリラックスし、呼吸器系に洗浄効果のあるエアロゾル

終了後、数時間はミネラルが体内に浸透していくので、身体を洗浄しないように指導されました。
体験した日は、しばらくの間、体が芯から温かくなっているのを感じました。
ここでタラソテラピー受けながら、毎日海を見てリラックスしていれば、都会で罹ったちょっとした病は治ってしまうような気がします。

東京に近ければ(海の眺望も素晴らしいので)またすぐにでも行きたいと思いますが、しばらくは海水ソルトの入浴で我慢いたしましょう。。。
統合医療を目指す者、様々な療法を理解するためには、まずは自分で体験することが一番です


さて、夏休みに、神様からのスピリチュアル・エネルギーと海からのミネラル・エネルギーをたっぷりといただきましたので、
また東京で頑張ります


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暑い7月に、あつく活動!!

7月は毎週、統合医療活動その他で忙しくしていまいた。

疼痛漢方第1週目は、日本疼痛漢方研究会に出席。
昨年の集会「口腔顔面痛の漢方治療」に続いて参加させていただきましたが、今年のテーマは「神経障害性痛の漢方治療」。
こちらも統合医療臨床には欠かせない知識でしたので、大変勉強になりました。
翌日は、統合医療塾第6期生の卒塾発表会(@東京女子医大)。
毎年、1年間塾生として統合医療全般について学ばれ、この発表会ではご自身の専門分野での実践や展望について発表されます。
今年は、歯科医師も1名おりましたので、私も卒塾を祝い激励させていただきました。

第2週目は、学会以外で、久しぶりに北海道・札幌へ。
歯科大学時代所属していた軽音楽部MLSのOB会が地方開催され、久しぶりに昔の仲間に会いたくなり参加してきました。
もちろん軽音楽部ですから、飲んで食べるだけではなく、ライブハウスを借り切っての演奏会もあり!!
札幌ライブ
私も学生時代によく演奏していた高中正義師匠(私が勝手に・・・)のナンバーを32年ぶりにエレキ・ギター演奏。
1ヶ月前から特訓で、指の動きも何とか・・・。
これを機に、ギター演奏は続けようかと思っています。
ひとつの楽器をずっと続けている人は、そうでない人に比べて、老化しないという研究報告があるんですよ。
これも“音楽療法”のひとつかもしれません。

IMJ箱根第3週目は、日本統合医療学会主催の「統合医療箱根セミナー」が、箱根湯本のホテルで開催され、出席してきました。


これは統合医療関連学会からの代表者会議で、様々な補完代替医療の発表があり、それを統合医療としていかに日本の未来型医療としてまとめていくか?議論も白熱しました。
箱根セミナー

鍼灸、漢方、中医学、ヨーガ療法、ホメオパシーなどの各学会から発表に交じって、私は日本歯科東洋医学会の代表(会長代理)として、発表してきました。
発会より30年続く日本歯科東洋医学会の紹介と、歯科における統合医療の有用性と問題点について、講演させていただきましたが、この会議では、いわば「歯科」の代表でもあるので、歯科医師も統合医療に向けてこのように頑張っているという姿を見せることができたならよかったと思っています。

私の講演は、特に夜の部(夕食後)でしたので、浴衣姿のリラックス・ムードでできたことも、この会の主旨に合っていたように思います。

終了後、仁田理事長より
「多種多様な医療が同じフィールドでお互いに尊敬し合い伸ばしあえる機運が高まってきつつあることを強く感じました。ご参加いただいた皆様の高い見識と強い意志に感謝すると共に、今後とも皆様とともに国民の新たな選択肢としての未来型医療である統合医療の本質を探り、その普及と発展に努力して参りたいと決意を新たにしております。」というメッセージをいただきました。
このような会の積み重ねで、代替医療に関わる様々な医療従事者が、少しづつベクトルを合わせて統合医療へと進んでいくのだと思います。

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6月 歯科統合医療を伝える

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6月は、歯と口の衛生週間ということもあり、2年ぶりに横浜最古のお寺・弘明寺で、講演させていただきました。

13706636195370演題は、「歯科に通っている人は、なぜ健康長寿になれるのか?〜歯科統合医療で元気いっぱい〜」で、首都大学東京の星丹二教授らの調査・研究をもとにして、次のようなお話をさせていただきました。


最近の調査研究で、かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科医院に通院されている方は、そうでない方に比べて、健康で長生きであることがわかりました。
「かかりつけ歯科医」を持つご高齢者には、特に次のような特徴がありました。
1.自分は「とても健康だ」または「まあまあ健康だ」と思っている。
2.自分の生活に満足している。
3.トイレに行き、お風呂に入るなど、自分の力で日常生活を送っている。
4.買い物や書くこと、読むこと、預貯金の出し入れなどにも支障のない暮らしをしている。
5.週に3〜4回は外出し、趣味活動も活発に行っている。
6.週に3〜4回は、友人や近所とのつきあいをしている。
7.何らかの疾病をもつものの、かかりつけ内科医によって、自身の健康を管理している。
これらはまさに健康長寿の秘訣と言ってよいでしょう。
それでは、「かかりつけ歯科医」で何をするかといえば、虫歯や歯周病の治療、歯を失ったところの修復、そして大事なことはご自身で行う口腔ケアで不十分なところを、プロによる口腔ケアで補うことです。
しかし、歯科の治療は緊張するし、少し不安という方が多いですよね。
そこで、近代歯科医学に東洋医学をはじめとする様々な代替医療を取り入れた歯科統合医療で、痛くなく怖くない快適な歯科治療を受けられるのです。また、ご自身が持つ自己治癒力を活かすことで、ココロとカラダにやさしい歯科治療になるのです。

聴講者は、弘明寺で毎月8の日に行われる「護摩行」に参加される比較的ご高齢の方が多いですので、きっと歯科へ通院することの大切さを、ご理解いただけたのではないかと思います。

13706744864090もちろん、私も「護摩行」に参加し、健康を祈願をいたしました。






13708568861730そして2日後、私の所属する地元:お江戸日本橋歯科医師会にて、歯科医師会員向けに、講演させていただきました。
統合医療の総論から歯科における各論まで、初めての先生にもわかりやすいように、お話させていただきました。

DSCF1940

統合医療?多くの歯科医師の皆様にとって、まだ聞きなれない言葉だと思います。
統合医療とは、私達がこれまで大学や臨床の場において学んできた医学(近代西洋医学)と伝統医療、補完代替医療とを統合して、従来の機械論的・局所的治療で不足している部分を補い、全人的な医療を提供していくことを意味します。また、西洋医学だけでなく補完代替医療も含めて、個々に根拠のある治療法を、患者の個性を考えて選択していくオーダーメイド医療でもあります。
当院では親子二代に渡って、35年以上前から、東洋医学的療法を中心とした各種代替医療を歯科臨床に応用してきました。現在は、歯科診療室に隣接して鍼灸マッサージ院も開設し、各々の専門家(鍼灸師、マッサージ師、リフレクソロジスト)と手を組んで、統合医療を実践しています。
歯科医療においても、従来の分析的な西洋医学だけでは解決できない問題が多くなりました。全身と関わる歯科医療としても、統合医療は期待されています。
今回は、開業医だからこそ実践できる“歯科統合医療”についてお話させていただきます。

というわけで講演のプロググラムは、
1、統合医療とは?
2、東洋医学から統合医療へ
3、オーラルエコロジーとBiological Dentistry
4、代替医療とエビデンス(ホメオパシーを例に)
5、統合医療とマネージメント
6、歯科統合医療の意義

DSCF1947
そして最後に、当法人RIM主任:田口マッサージ師により、「歯科医師の姿勢と健康管理〜ワンポイントアドバイス」と題して、日頃無理な姿勢で仕事をされている歯科医師会員が、診療の合間にできる歪みを正すための体操も実践していただきました。

まだまだ、歯科界には馴染みのうすい「統合医療」ですが、このような活動で少しでも普及できればよいと思います。
多くの悩める歯科患者さんのために。。。


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口から考えるトータルヘルス

ホリ協 記事ホリスティック医学協会のニュースレター最新号が届きました。




本号は、歯科口腔領域の特集「口から考えるトータルヘルス」。
ホリスティック医学の中で、歯&口腔の重要性を示してくれて、大変嬉しく思います。

この特集号に、次のまえがきが書かれていました。
「食べること」−−それは命を支える大切なこと。
その食べものを最初に取り入れる口の中には、様々な機能があり全身との関わりにおいて、健康にシグナルが現われる場所である。
口と全身のつながりを大切に考える医療のまなざしとは・・・・・。

私はそのトップバッターとして、
口の中は小宇宙〜オーラルエコロジー〜を書いています。

「オーラルエコロジー」については、以前より本ブログでも書いていますが、あらためてご紹介させていただきます。

オーラル・エコロジーとは、口腔をひとつの生態系ととらえ、その環境を整えるという視点で、歯そして体全体の健康維持・増進に取り組むという考え方です。
元々この言葉は、虫歯と歯周炎の原因が、特異的プラーク説(specific plaque hypothesis)から、細菌叢と環境因子との関係についての研究が進み、現在、生態学的プラーク説(ecological plaque hypothesis)へと変化してきたことから、生まれたようです。
私は、さらにそれを拡大解釈して、細菌学的見地からだけでなく、咬合や歯科材料、唾液までトータルで口腔内環境を構築していくオーラル・マネージメント・システムと考えています。その発想に及んだのは、自然医療を学んでいくうちに、どうしても環境問題を一通り勉強したくなって、2009年東京商工会議所が主催しているECO検定を受験したことがきっかけです。ECO検定に合格すると、ECO Peopleになりますが、その行動指針は、
ヾ超問題に関心を持つ
健康に気を配り、毎日の生活を丁寧に暮らす
B人佑福箸い里繊匹鮖しむ
ぜ然の豊かさを楽しみ、自然から学ぶ
ッ楼茱灰潺絅縫謄をともに創りあげていく
Δ修譴召譴凌佑篩反イ鯒Г瓠∀携し協働する
Ц造蠅△觧餮擦鯊臉擇砲垢

オーラルエコ 2011

歯科医師として、このようなことを啓蒙できないかと考えていたところ、地球の環境問題が口腔の問題ととても相似していることに気がつきました。そこで生まれたのがこの表です。

本書では、環境問題と対比するそれぞれの口腔疾患の解説と、特に歯科材料と歯周病について、その統合医療的な見解を書きました。
「口の中から考えるトータルヘルス」にふさわしい内容になっているかと思います。

私の他にも、全人的な歯科医療を実践されている歯科医師の方々が、アントロポゾフィー医学、気診、ヘミシンクなどを応用したホリスティック・デンティストリーを紹介されています。

本特集号により、ホリスティック医学の中での歯科口腔領域の重要性を、さらに深くご理解される方々が増えることを期待しています。

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ジルコニア・インプラント メタルフリー&生体適合性

私たちのクリニックには、歯科統合医療を実践しているため、歯科材料に対するアレルギーの患者様、化学物質過敏症・電磁波過敏症の患者様が多く来院されます。
これらの患者様には、通常の歯科医学的検査の他、統合医療的な検査および治療が必要です。
その検査のひとつとして、バイ・ディジタルO-リングテストを用いて、患者様ごとに個別に使用できる歯科材料を選択するようにしています。

近年、歯が欠損したところへのインプラント治療を希望される方が増えています。
現在、日本国内にて多くの歯科医院が採用しているインプラントは、チタン製のものです。
これは、1960年代にスウェーデンのブローネンマルク博士が、チタンと骨が結合するという発見から生まれた骨結合タイプのインプラントを開発してから、その安全性と長期安定性が立証され、一般歯科臨床においても広く普及したからです。当院でも、20年以上にわたるチタン製骨結合型インプラント治療の実績で、その臨床的有用性は確認しています。

一方、安全性の高いチタンでも金属アレルギーを発症するケースが報告されるようになり、日本国内において成人では70万人はいるといわれている化学物質過敏症患者の80%は電磁波過敏症を併発しているという報告もあることから、金属インプラントの身体への影響を無視できなくなりました。前述のような患者様には特に注意が必要になります。

そこで、注目されているのがジルコニア・インプラントで、欧米では既に認可され、多くのホリスティック・デンティストが臨床にて応用しています。
昨年京都国際会議場で開催された第11回バイ・ディジタルO-リングテスト国際シンポジウムにおいて、Houston Holistic Dental Clinic CenterのMarilyn K Jones先生(ORT創始者:大村恵昭先生の直弟子)は、数々の歯科材料のバイ・ディジタルO-リングテスト検査結果を発表され、インプラントでORT-Positiveなものはジルコニア・インプラントであると明言されていました。

ジルコニア当法人でも米国FDAおよび欧州CEにて承認されているジルコニア・インプラントZ-System(スイス)を採用し、
私もZ-System社より正式に認定歯科医師(2013年5月現在、国内6名)として登録されました。



この認定は、認定研修会の受講以外に、500症例以上のインプラント臨床経験(症例写真の提出義務)や院内設備、診療体制の厳密な審査を通らなくてはなりません。
Zsystemインプラント

現在このZ-Systemジルコニア・インプラントは、国内未承認ですので、厚生労働大臣に輸入報告をし、薬事監視専門官によって輸入が承認された製品として使用しています。

インプラントはQOLを高める素晴らしい歯科治療でありますが、元々、生体にとって異物を体内に入れる治療であること、常態→病態をつくる治療であるあることを踏まえて、各個人の生体適合性にはこだわりたいものです。
ジルコニア・インプラントが使用できるようになり、その対象を広げることができるようになったことは、すばらしいことです。

もちろん私たちは、統合医療により、患者様自身のインプラントを受け入れる「共感域」を広げておくことも忘れてはいません。
従来からのインプラント同様、安全で痛くない怖くない快適なインプラント治療を心掛けています。


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久しぶりです。。。

3月は公言どおり、執筆活動に追われて、ブログの更新もできませんでした。

この執筆は『歯科統合医療』に関する初めての本になるかと思いますが、特に当法人統合医療研究所RIM(鍼灸マッサージ院)のメンバーとの共同執筆になったことで、内容の濃いものにすることができました。
歯科医師と代替医療治療者(整体マッサージ師・鍼灸師)との連携のモデルとしての参考書にもなればよいかと思っています。

お陰様であとがきまで全て投稿は終わりましたが、これから図版などの整備がありますので、発刊はまだ先になりそうです。
完成しましたら、このブログでもいち早くお知らせします。

この執筆期間中、昨年の日本歯科東洋医学会30周年記念大会ワークショップにて発表した「ヒューマニティ・ベースト・メディスンとしての代替医療の実践」の投稿や、ホリスティック医学協会ニュースレター掲載の「オーラル・エコロジー〜口の中は小宇宙〜」の投稿もあり、休みの日は全てパソコンの前に張り付いていた感じです。
いつもの仕事と違って、やっぱり肩が凝りますね〜(笑)


そして4月に入り、今度は学会の準備に追われました。

前田華郎大会会長のもと、第22回日本バイディジタルO-リングテスト医学会大会(@東京大学)の実行委員長を務めさせていただきました。
大会での発表だけでなく、大会全体の運営を任されましたので、準備そして会期中もいろいろと気遣わなくてはなりませんでした。
12日金曜日夜の市民公開講座から始まり、13,14日が医学会大会でした。

大会テーマは「ORTの診断と治療」、診断と治療に関するシンポジウムや基本的な実技に関するディスカッションが企画され、お陰様で大変有意義な大会になったかと思います。
私の発表は「化学物質過敏症患者の歯科治療におけるバイ・ディジタルO-リングテストの有用性 Beneficial Applications of Bi-Digital O-Ring Test in Dental Treatment for Patients with Multiple Chemical Sensitivity.」でした。

また、今回初めて一人O-リングテストが公開されました。まずは、自分自身のための診断に使える技術として役立てたいと思います。

ORT学会実行委員長
大会最終日の実行委員長の挨拶
(東京大学山上会館にて)


バイディジタルO-リングテストに関するトピックスは、セルビア(国名)のバイディジタルO-リングテスト医学会Dunjic会長が、バイディジタルO-リングテストを統合医療の一番重要な分野と考えて、第7回Europian Congress for Integrative Medicine(Dunjic先生が大会長)にて、バイディジタルO-リングテスト国際シンポジウムを同時開催したいというメッセージの紹介です。ヨーロッパにおける統合医療の中で、バイディジタルO-リングテスト医学がひとつのポジションを得られることになり、今後の展開が楽しみです。
ヨーロッパは、経済大国ばかりでなく小さな国もたくさんありますので、高額医療よりエコ医療が求められているそうです。そのような状況で、高額機器の要らない究極のエコ医療であるバイディジタルO-リングテストが注目されているということです。

大村先生2013.4.バイディジタルO-リングテスト創始者・大村恵昭先生と久しぶりにツーショット








この大会が終わり、ホッとしていたところでしたが、また講演依頼が来ました。

横浜・弘明寺での市民のための統合医療塾、日本橋歯科医師会学術講演会、どちらも6月かな・・・
5月は少し充電して、また頑張りま〜す!!


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口の中に毒がある?

口毒本 2013

最近、新聞各紙の広告を賑わしている歯科関係の本があります。

その名も『口の中に毒がある』という、どぎつい題名です。
内容は、医療ジャーナリストの釣部人裕さんが、歯の充填物で長い間使われてきたアマルガムの毒性について、賛否両論ある中、中立的な立場で最新の情報を、さらにその安全な除去法と健康回復についてまとめられた本です。

歯科用アマルガムとは、水銀が約50%で、銀、スズ、銅、亜鉛など混和してつくられる合金です。
一般に、比較的初期の虫歯の充填に使われており、日本において使用されるようになっておよそ70年、現在でも成人の80%、30歳以下でも20%の国民に詰められているという情報もあります。
私が歯科大学在学中は、まだアマルガム充填の講義を受け、実際に臨床に出てからも使用していました。
このアマルガムの為害性を知ったのは、15年以上前、バイディジタルO-リングテストの創始者である大村恵昭先生より、がんのパラメーターの中に水銀があり、その供給源として歯に詰められているアマルガムがあることを聞いてからです。私は当時ニューヨークから東京に講演にいらしていた大村先生の口腔内にあったアマルガムを除去する治療をさせていただきました。しかし、除去しても、しばらく体内にその影響が残ることも、その後の大村先生の論文で知りました。除去する際も、後の影響を可及的少なくするため、慎重に行う必要があるのです。

その後、磁気波動共鳴分析器MIRSによる各種歯科材料の生体適合性の評価を、大学保存修復学講座の先生方と一緒に共同研究、さらに日常歯科臨床にて千人以上の患者さんのバイディジタルO-リングテストの結果を基づき、やはりアマルガムが生体に適合することはないと判断しています。
もちろん、除去後に健康が回復した例はたくさんあります。

12年前の厚生労働省から答弁書の中には、WHOが主催した専門家会議でも、これまでの研究結果からアマルガムは安全であると報告されているとしながらも、「咀嚼や歯磨きにより、アマルガムが蒸気として遊離する可能性はある。アマルガムを除去する際に、水銀が蒸気として遊離する可能性はある。」ということは認めています。

水銀が各種臓器に蓄積することで起こりうる病気は様々です。
頭痛、疲労感、めまい、吐き気、皮膚炎などの症状の他、心疾患、腎疾患、脳の障害などの原因となることも疑われています。
現在、当院では身体に不調を持って来院する患者さんの口腔内の修復物をチェックし、アマルガムが入っていた場合には、十分なインフォームド・コンセントの後、その除去ををお勧めしています。
希望者には、事前に毛髪検査を行い、身体内の水銀の蓄積量を推定します。

そして前述のとおり、患者さんおよび医療従事者の体を守るために、アマルガムを除去する時は、次のようなことを守っています。
1、ラバーダムをかけること
2、口の中のバキュームはもちろん、口腔外バキュームを使用すること
3、飛散させないように、タービンではなく5倍速エンジンの方を使うこと
4、患者さんの目、鼻をタオルで被うこと
5、術者および介助者も、マスク、ゴーグルで防御すること

また、除去後の水銀の解毒のためには、
1、サプリメントを希望される方には、ORT生命科学研究所「中国パセリ」を処方。
2、ホメオパシーを希望される方には、「アマルガム30c」を処方。
水分を十分に取っていただき、しっかりと入浴して汗をかいて、排出を促します。

福岡歯科各院で対応していますので、ご相談ください。


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2013年立春

2013年も、あっという間に立春になってしまいました。
月1回と言っていたこのブログも、今年のスタートが2月になってしまいましたね。

実は、ブログを書こう思っていた1月末に、不覚にもインフルエンザにかかってしまいました。
(ワクチンうって、うがい・手洗い・マスク着用は励行していたつもりでしたが・・・)
今年は、私のような今までかかったことのない大人の罹患者が多いそうですよ。十分お気をつけください。

しかしお陰様で、普段なかなか休養が取れないので、感染の心配がなくなる期間まで、ゆっくりと休ませていただきました。

1月は、当法人最大のイベント福歯会があり、今年も160名近いお客様と新年の挨拶を交わすことができました。
福岡明会長も、この会で旧友たちと“氣”の交流をすることを楽しみにしており、歌あり踊りありで、和やかな宴とすることができました。
福歯会 2013スピーチ

当法人からの出し物として、今年の目玉は小竹潤一郎(明徳会事務局所属)監督・制作による「福岡歯科紹介ムービー」でした。
いつもは、踊りやら行進やらで、医局員全員でご挨拶するのですが、この時期やっぱり一生懸命歯科医療・統合医療の仕事をしている医局員の姿を皆さんに見てもらおうということで、企画しました。
もちろん、ただの紹介では終わりません。
福歯会当日、各院長が会場に急いで駆けつけるという設定で、画面から登場するような演出をさせていただきました。
福歯会2013 紹介

なかなかの出来で、多くのお客様から「よかった!」というお声を聞くことができました。
このムービーは後日、福岡歯科の紹介としてyoutubeにアップして、ホームページともリンクしていく予定です。
乞うご期待!!

というわけで、福岡歯科医局員一同、巳年に一皮も二皮もむけて成長できるよう、頑張ります
福歯会 集合写真2013
全員集合!!
明友会
(福岡歯科OB・OG会)の方々も参加してくれました。






あ〜執筆頑張らないと締め切りに間に合わない...

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2012年の終わりに

このブログもすっかり月1回ペースになってしまいました。
ブログを書き始めた頃にはなかったSNSつまりTwitterやFacebookが登場し、今や日々の行動はもっぱらFacebookに書き込むことが多くなったから・・・と言い訳させていただきます。

その証拠として、Facebookの素敵なアプリ「自分新聞」をご紹介します。
新聞

2012年にFacebookにUPした私の行動が、新聞になってまとめられているのです。
しかも、たくさんの友達(読者)が「いいね!」を押してくれた記事、コメントを寄たくさんせてくれた記事が、大きな記事となって掲載されています。

我が新聞の流行語大賞(1番登場した言葉)は
第1位「統合医療」でした
これで、統合医療日記がちゃんとFacebookに書かれていたことを証明できましたね

1番「いいね!」をいただいたトップ記事は、
日本歯科東洋医学会での円皮鍼に関するポスター発表でした。
3人のメンバーが写真で登場したからかもしれませんが、多くの方がこのような学術発表に賛同してくれたのだと思います。

この新聞の楽しいのは、1年を振り返ることができることです。
各月で最も評判のよかった(1番「いいね!」をいただいた)記事が、1月〜12月までUPされているのです。
1月は、自治医科大学での医学生講義
2月は、恵方巻を食べる
3月は、東京グローブ座で妹の舞台観劇
4月は、地区歯科医師会の休日診療
5月は、露天風呂で癒される
6月は、虫歯予防デーに福歯会のイベント
7月は、三遊亭圓歌師匠と屋形船
8月は、海鮮バーベキュー
9月は、結婚式で弾き語り
10月は、当院の全身管理・救急蘇生の勉強会
11月は、熱海で統合医療学会将来検討委員会
12月は、大阪大学(統合医療学会)にいた女性ロボット

自分で気に入っている記事・読んで欲しいと思っている記事と、FB友達(読者)が「いいね!」を押してくれる記事はもちろん異なりますが、年末に振り返ってみると、よい思い出になりますね。

我が新聞の流行語大賞が「統合医療」であったという結果からもわかるように、少しでも統合医療普及になるための記事を書いたつもりです。来年もFacebook 活動は続けますよ〜


このブログを書きはじめて7年6ヶ月が経ちました。
途中、バイ・ディジタルO-リングテストの共著、および一般書(歯と口を治せばからだの不調は治る!)は書きましたが、「歯科統合医療」に関する学術書はまだありません。

そこで来年は、歯科に特化した統合医療の学術書を書く予定です。
これからしばらくの間、執筆活動に入りますので、ブログの更新は相変わらず少ないかと思いますので、ご容赦ください。


統合医療の研究・実践に平行して、医療現場でより大切にしていきたいのが“医療サービスの向上”です。
私の中では、統合医療は究極の医療サービスだと思っていますので、実はゴールは一緒なのです。

巡るサービス今年最後に読んだ本は
『巡るサービス』

地方の小さなビジネスホテルが超人気ホテルへと成長していく物語なのですが、「愛情と思いやりの連鎖が巡る場所」をつくるノウハウが満載の素晴らしい本でした。




お客様=患者様との関わり方、ホテルスタッフ=医局員との関わり方、
この本のような理想的な関係をつくることはできるのでしょうか・・・。
神田昌典さんの「全脳思考」を使った問題解決法などが具体的に記されており、あらためて勉強させていただきました。

医療サービスに関しても、まだまだやらなくてはならないことがたくさん。。。

来年は頑張りますョ


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全人的統合医療

IMJ2012
4月の京都、9月の奈良、10月の福岡に続いて、2012年最後の月は、大阪にて学会がありました。
第16回日本統合医療学会(IMJ大阪大会)です。


この学会の前身であるJACT(日本代替・相補・伝統医療連合会議)の時代から、若手グループの一員として活動し大会を見てきましたが、最近は非常に内容の充実したプログラムになっていることを嬉しく思います。
この4月より、私も本学会の理事に就任し、医科大学の教授に交じって運営に携わっていますが、まだまだ統合医療普及のためにやるべきことは多く、微力ながら頑張っております。

本大会では「災害と統合医療」、「がんと統合医療」など大きな企画の他、いくつかのシンポジウムがあり、シンプジウム2は「オーラルケアと統合医療」でした。
このような学際的な学会で、歯科口腔領域のシンポジウムが開催されることは、「歯科」にとって大変意義あることと思っています。

また今回は伊藤大会長(大阪大学大学院生体機能補完医学講座教授)のご縁で、大阪大学大学院歯学研究科高次脳口腔機能学講座顎口腔機能治療学教室・阪井丘芳教授とご一緒に、このシンポジウムの司会を務めさせていただきました。
シンポジウムの基調講演は、広島大学大学院医歯薬保健学研究院・西村教授による「糖尿病に対する統合医療の一環としての歯周病管理」で、歯周病治療により糖尿病が改善するという最新の研究を、わかりやすくお話いただいました。
続いて、阪井教授の教室の先生からは、閉塞性睡眠時無呼吸症候群と摂食嚥下障害についての講演があり、最後に私が「日常歯科臨床における統合医療の実践」と題して臨床的な話をさせていただきました。

本学会では、このような大学研究者中心の歯科口腔領域のシンポジウムは初めてかもしてません。
シンポジストひとり一人が、「歯科」が全身の健康と深く関わっていることを、それぞれの研究分野から示してくれました。
元々CAM(補完代替医療)の多くは全人的医療体系であり、よって“統合医療”は従来からある歯科(口腔)と医科(全身)の垣根を越えて実践していく医療体系です。
そのような意味からも、本シンポジウムは全人的統合医療における「歯科」の役割を示すためのよい機会になったかと思います。
但し歯科大学では様々な制約があり、実際にCAMを取り入れた統合医療を実践することはまだ難しいように思います。歯科統合医療の臨床は、私たち開業医が主導していくしかないでしょう。

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それにしても会場となった大阪大学千里キャンパスは広いですね〜
宿泊ホテルと会場(コンベンションセンター)との行き来は大変。。。
でも、約600名の参加があったそうです。素晴らしい!


市民公開講座では、作家の五木寛之さんが講演されました。
テーマは『人間を見よ』
その昔、医学が進歩していない時代は、医療は人間ばかりを見て、病気が見えなかった。
その後近代になり、病気が解明してくると、病気ばかりを見て、人間を見なくなった。
よってこれからは病気も人間を見る医療⇒統合医療は必然である。
五木さん自身、80歳になるまで歯科以外、保険証を使ったことがないとのこと。
病気の予兆を知れば、その対策は自分自身でできるらしい。
その他、いろいろ興味深いお話をされましたが、統合医療の必然性については何度も熱弁されていました。
80歳で髪はふさふさ、病気もなくお元気に歩かれていた五木さんには説得力がありました。

大会テーマであった『新たな医療の潮流・全人的統合医療』は、有識者から見れば当然のことのようです。
この大会を機に、この潮流がさらに広がっていくことを期待しています。


主催:大阪大学の関係者(第16回日本統合医療学会組織委員会)の皆様、ありがとうございました。



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2012年秋季 学会活動

今年後半は、地方での統合医療関連学会参加が多く、9月はLMHI(第67回Liga国際ホメオパシー医学会大会)出席のため奈良へ、10月は日本歯科東洋医学会30周年記念大会出席のため九州・福岡へ行ってまいりました。

LMHI 1LMHIとは、医師・歯科医師・獣医師・薬剤師という国家資格を持つ医療従事者だけの代替療法ホメオパシーの国際学会で、世界に1万人以上の会員を持ち、本大会にも31カ国から300人以上の会員が集まりました。
世界で67回も続いていることにも驚きです。

毎年、開催国は異なるので、日本での開催は今後20年はないだろうと言われています。
今回、東アジアで初の大会となりましたが、日本ホメオパシー医学会(帯津良一理事長)のメンバーが数年前から準備をし、日本統合医療学会等の後援もあり、大会は大成功だったと思います。

私は、大会運営委員としてのお手伝い、また歯科部会の代表として、歯科セッションの座長を務めさせていただきました。
31カ国も集まると、お国柄は様々、出席者は全て Ladys and Gentlemen かと思っていましたがそうではなく、座長としても大変貴重な経験をさせていただきました。
“国際的にまとめる”ということがいかに難しいか、こんな小さな学会でも気づかされました。

LMHI 歯科セッション歯科セッションの発表者は、日本人以外はブラジルからの2名で、こちらはGentlemanとLadyで大変友好的にディスカッションすることができました。

もちろん私の発表もあり、インプラント治療における統合医療の有用性についてお話しました。
Practicing integrative medicine combined with Homeopathy in the course of oral implant treatment.


医学の中では少数派の国際学会ではありますが、奈良(会場:奈良公園の奥にある奈良県新公会堂)という日本の伝統が引き継がれている土地「場」で、現代医学を補完するために必要な自然医療を、あらためて見なおすことができました。

奈良宣言 2012大会後に出された奈良宣言です。




1)東アジアで初めて、世界31カ国、318人のホメオパシー専門医師、歯科医師、獣医師、薬剤師が一堂に会し、EBMに基づいたホメオパシーの研究と臨床経験の発表がなされた。
2)ホメオパシーは西洋医学を基調とした現行医療に俯瞰的視点から統合的に“調和・Harmonize” される事によって医療にパラダイムシフトをもたらし、更には21世紀の医療で重要な役割を担い、以て人類社会に貢献し得ることが確認された。

大仏様も、うなずいておられました( ̄ー ̄) 
奈良大仏









09そして10月、第30回日本歯科東洋医学会記念大会が九州・福岡で開催されました。
この学会は、当法人:福岡明会長が設立メンバーであり、私が大学を卒業した年に発会しましたので、私自身、この学会と共に歯科医師人生を歩んできたといっても過言ではありません。

機械論的な歯科医療の中で、東洋医学の視点を持つことが、どれだけ患者様のために役立ったかわかりません。本学会にて、鍼灸・漢方といった東洋医学の治療行為そのものよりも、30年に渡って全人的医療を実践するための哲学を学んでこられたことに、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

ワークショップ発表本記念大会のワークショップでは、
「歯科統合医療〜ヒューマニティ・ベースト・メディスンとしての代替医療の実践」という演題で、科学的医療と非科学的医療をテーマに講演しました。



代替医療のトリック&癒す心治る力

講演の中で2冊の本を紹介しました。
このブログでも感想を書いたら大変話題となり、一時はブログ・アクセス数がうなぎのぼりだった『代替医療のトリック』(サイモン・シン&エツァート・エルンスト著)。
東洋医学の鍼灸も含めて、様々な代替医療を現在の科学的手法で検証すれば、プラセボにすぎないものがほとんどであり、代替医療に効果があるという科学的根拠はない。という論説です。
もう1冊はアンドルー・ワイル博士の名著『癒す心、治る力』。人間が本来持つ「治癒系」を賦活し「自発的治癒」(Spontaneous Healing)へと導くことが、最善の医療であることを、膨大な事例から検証し、その方法論として各種代替医療の有効性が示されています。
医療の最前線にいる私たち開業医は、もちろん近代歯科医学に基づく科学的な治療を日々行っているわけですが、本学会にて東洋医学を学ぶ者は、心身の相関性や自然治癒力の偉大さもご理解されていることと思います。一般歯科医学界はEBM全盛ですが、実際の医療現場において私は、RCT〜メタ分析至上主義のコンピューター・ベースト・メディスンよりも、患者さんとより人間的なふれあいや温もりのあるヒューマニティ・ベースト・メディスンを優先します。
それには、「治癒系」を賦活する代替医療も取り入れた統合医療が大変有効であり、時にワイル博士の言う「自発的治癒」へと導くことも可能であります。一方、『代替医療のトリック』が示すように、代替医療の多くは科学的データが不足しており、常にその効果を疑う目も持ち合わせなくてはなりません。
つまり効果があるという「思い込み」と科学的根拠に乏しいという「謙虚さ」が常に葛藤している中で成立している医療が、ヒューマニティ・ベースト・メディスンとしての統合医療なのです。

というような内容で、日本学術会議のホメオパシー問題を題材にして、30年近く東洋医学(東洋思想)を学んできた歯科医師としての「これからの統合医療のあるべき姿」について、お話させていただきました。


関根先生発表 2012.10.また当法人において共同研究している鍼灸師の免許も持つ矯正歯科医師:関根陽平先生が、本学会の関東甲信越支部鍼灸研究グループを代表して、鍼(円皮針)による矯正治療における鎮痛効果についてポスター発表してくれました。
歯科医師が東洋医学を身近なものとして導入していただくために、このような裾野を広げる臨床研究も継続してやっていきたいと思っています。



”歯科統合医療”実現に向けて、一歩一歩前進

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Profile
福岡 博史
歯科医師の福岡博史です。近代歯科医学に代替医療を
ドッキングして、患者様のココロとカラダにやさしい
歯科統合医療を実践しています。

口腔をひとつの生態系ととらえ、その環境を整えるという視点から、歯そしてカラダ全体の健康維持・増進に取り組む「オーラル・エコロジー」を提唱中。
livedoor プロフィール
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「統合医療」って、
ご存知ですか?
私達が通常病院や歯科医院で受けている近代西洋医学と、
東洋医学をはじめとする各種代替医療・伝統医療の優れた面を組み合わせて治療する、
患者さんを中心に考えた医療のことです。
「科学」(近代医学)と
「心」(代替医療)の統合医療、
「科学」(実学)と「心」(哲学)の統合経営を目指して、
このBlogを書いています。





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