090e96e8.jpg昨年に引き続き、当法人の医療サービス向上のために行っている「感動サービス大賞」の選考がありました。

「感動サービス大賞」を決める感動サービス報告書とは、全ての医局員が、日々患者様との何気ない会話から情報を得て、患者様に感動していただけるような個別対応サービスを実践できた内容を書いて、提出してもらうというものです。


「感動サービス」を、当法人の文化にしたいという私の思いからスタートしたものですが、これには医療としても重要な思想があるのです。
私は著書のあとがきに、「患者さんの感じる具体的な“感動”が、実際の医療現場では自然治癒力の向上に大いに影響します。診療室でのひとつの感動の場面が、その後の治癒への引き金になることは、当院でもよく経験します。歯科統合医療とは、そんな感動が生まれる医療であり、引き出す医療です。」と書いています。
今年は45名からの提出があり、特に一次選考に選ばれた報告書は、まさに患者さんの治癒へと結びついた素晴らしい内容だったと思います。

そして、このような感性を持っていないと、真の「統合医療」は実践できないと思っています。統合医療は、常に「心」がベースにあることが重要だからです。

一次選考に選ばれた11の物語を並べてみると、その「心」の大切さが見えてきます。

1、はがきを通して通じ合う歯周病患者様とのかかわり
2、業者さんとの心の交流
3、リーダーの心遣いに感動
4、クレドから学んだ医療サービス
5、お付き合いで広がる患者様の輪
6、妥協しない仕事(歯科技工)に感動
7、お祝いの言葉の連鎖に感動
8、代替医療サービスに感動
9、親孝行して恩返し
10、感動サービスは相手の心を動かす
11、人の心に寄り添うこと

今回は、今春入局した新人の方も、一生懸命この思想を理解しようと書いて提出してくれたことが、とても嬉しく思いました。

そして「感動サービス大賞」の発表は、30日の研修旅行時に行われます。

総選挙の日ですが、当法人においても、新しいサービスの芽がたくさん出るかもしれません。