IMJ2010この土日、第14回日本統合医療学会に参加してきました。

開催地は徳島大学で、日本で唯一栄養学科が医学部にあるという点で、健康食品・サプリメントを対象とする統合医療の学会開催地としてもふさわしかったようです。
大会テーマは「理論から実践へ」ということで、様々なシンポジウムが企画されました。
大会プログラム http://imj.or.jp/pdf/tokushima_program.pdf

今回、私はシンポジウムⅢ「近代医学とCAMの接点」にてシンポジストとして講演させていただきました。(CAM:相補代替医療)
主に当法人にて、CAM治療者(RIMに所属する鍼灸師・マッサージ師・リフレクソロジスト)とどのように連携しているか、その意義はどのようなものか、その問題点は何かについて、発表させていただきました。

このシンポジウムにて、他の演者の話も聞き、あらためて西洋医学医師とCAM治療者とが、共通言語を持つことやコミュニケーションの難しさを学びましたが、その壁を超えることこそが、正に統合医療であるということも再認識しました。
本シンポジウムで発表させていただいたことが、私にとって「CAMとの連携」をあらためて推進していく大きなきっかけとなりました。

11日土曜日には、ポスター発表にて「歯科」のセッションがあり、その座長を務めさせていただきました。
発表は、歯科治療+ヒアルロン酸注入による審美的改善法、乳酸菌混合発酵産物の歯磨き剤への応用、歯科治療におけるヘッドケア施術の有用性の3題でした。
少しづつですが、歯科口腔領域の会員発表が増えることを期待しています。

IMJ久保先生シンポジウムⅣ「統合医療センター構想と統合医療病院・クリニックモデル」では、日本歯科東洋医学会で活躍されている久保茂正先生が、歯科を代表して発表されました。

東洋医学(鍼灸・漢方)の歯科臨床への具体的な導入を発表され、初めて聴く会員は、その効果に驚いていたようです。大会後に記念写真です。

このシンポジウムにて、全国各地にて統合医療センターが具体化していること、統合医療クリニックもそれぞれの土地に合ったスタイルで運営されていることも知り、統合医療「理論から実践へ」の進歩を感じました。



私は今回、初めての徳島県入りでした。
もっとも観光できる時間はありませんでしたので、鳴門の渦潮も見れませんでしたが、大会の懇親会で見せていただいた徳島大学薬学部の皆さんの“阿波踊り”(参加した会員全員が踊りだすほどのパフォーマンス)にはすっかり魅せられて、地方ならではの大会を楽しむこともできました。

徳島大学阿波踊り

やっぱり「同じ阿呆なら、踊らなそんそん」でしたね。
もちろん私も踊りました~


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