今週の見立てです。今週もまあまあ難しかった

11月頭には、米雇用統計、米大統領選、FOMCと米国のイベントが目白押し。一連のイベントが終わるまではデイトレメインになりそうですね。また、日本では解散総選挙の開票が始まっています。自民党、大惨敗の結果になりそうな気配ですね。自公過半数割れの場合、円が売られる可能性が指摘されていますが、どうなるんでしょうね。テクニカル的にはそろそろ戻してほしいですが


■先週の情勢の整理

米ドル

投資家の間では、トランプ勝利と結論付ける声が高まっており、トランプ氏再選を見込んだ「トランプトレード」でドル高。全体にドル高方向ではあるものの、このままドル高を追いかけるのは、「上値を追う」トレードになってしまうので、短期以外では難しそうですね。木曜にPCEデフレータ、金曜に雇用統計。

日本円
解散総選挙の結果は自公惨敗で過半数割れになる可能性。事前では、過半数割れで円が一段売られる可能性が指摘されています。テクニカル的には、円安方向で見たいですが、このまま円安に振れると上値を追いかける展開になってしまうのが厄介ですね 木曜にBOJ金融政策決定会と植田総裁会見。

中国
11/4-8の全人代待ち。年間成長目標未達の続く中国ですが、大型の景気刺激策を実施の予定。全人代終了後に、詳細が発表される見込み。


今週の主なイベント・指標
10/31(木)
正午頃 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本 植田和男日銀総裁会見
21:30 米国 9月個人消費支出(PCEデフレーター)

11/1(金)
21:30 米国 10月非農業部門雇用者数変化



■先週通しての通貨強弱
トランプトレードでドル高。このほか、スイスが強く、円とニュージーが弱いですね。
USD>CHF=EUR=GBP=CAD>AUD=NZD=JPY

ということで、このあたりから見ていきました。週足・日足・4時間足でみて、クロス横断で比較的目線が揃っていたのは、ニュージークロス。


■今週主に見ていく通貨ペア
今週ですが、ニュージークロスから、NZDCHF, EURNZDあたりを見ていこうと思います。

NZDCHF
2024_10_27_NZDCHF01_

EURNZD
2024_10_27_EURNZD02_




先週の振り返りです。先週は週の見立てで見ていたEURAUDでショート1回、短期のプランでリストしていたGBPCADでショートを1回。それぞれ振り返っておこうと思います。



EURAUD
2024/10/22(火)
4時間戻り売り


■週初のプラン
週末の見立てはこんな感じでした。月週がはっきりしないので、「日足」を背景にした「4時間足(以下)」でのショートプランです。ちょっと注意が必要なのは、4時間の赤破線の〇の位置の動きで、ネックラインレジサポ転換から下げようとして「失敗」した動きがいますね。ショートするときには、下げてもいったんここから買いが入るので、売買のやりとりを追いかけていく感じになりそうです。
2024_10_20_EURAUD05_


■実際の値動きとエントリー
実際の値動きとエントリーはこんな感じ。上に書いた通り、4時間の赤丸の下げ失敗からの買いと、レジ付近からの売りのやりとりを追いかけていきました。1時間でピンクの線で上げた幅を記入してありますが、これがレジに向かって上げるに従い、次第に圧縮されていき、高値更新に失敗する動きが分かりやすいですね。そのままパーフェクトオーダーの10-20maを下にくぐったのでここでエントリー。
下げ失敗起点から上昇起点をつくりつつあげてくる動きが、今度は上げるのに失敗するのが見えたポイントでエントリーを狙うことにしているのですが、今回は分かりやすかったです。

EURAUD2024_10_27_06_


利確ひとつめは、サポート付近へ向かって1時間が大陰線を確定させたタイミング。残りは伸びずに帰ってきて建値でした。




GBPCAD
2024/10/22(火)
1時間一波 日足レンジ上限からのショート


こちらは週末の時点でリストしていたデイトレ通貨。先週もレンジ上限からショートを狙ったのですが、またレンジ上限付近までいい感じで戻してたので、「2匹目のどじょう」狙えないかなと笑 日足4時間で高値切り下げの動きになれば、ショート検討、がプランでした。ただし、安値も切り上がってきているので、1回目よりはおいしくないのが、2匹目狙いの常です笑 トレードとしては、回帰に近い感じですね。

4時間の高値切り下げの動きを1時間の波で見てトレードしていきました。1時間の動きが分かりやすくてやりやすい感じでした

GBPCAD2024_10_27_06_


今週の見立てです。今週は28通貨を2周みました笑 うーーん、しょっぱい
11/5の大統領選終わるまではこの相場が続くんでしょね
こういう相場はトレードを絞って無駄うちしないことが大事ですね。


■情勢の整理

当面は大きな政治イベントが2つ。ひとつは11/5の米大統領選で、現状大接戦。スイングステート7州も支持率に優位な差はなく、最後までもつれそうです。先週は、なぜか株式市場などでトランプ勝利を織り込んだ動きが一部盛り上がってましたがなんででしょね笑

もうひとつは、日本ローカルですが、10/27の衆院選。現状、クロス円は日足で戻せずに横ばいの動きを続けていますが、結果次第で円の方向性も影響を受けそうですね。日本円は来週が日銀金融政策決定会合ですが、無難に据え置き予想でこちらは材料にはならなさそう。

最近は難しい相場が続いていますが、このあたりの政治イベントが終わるまでは続くとみておいていいでしょうね


米ドル
金融政策の面では、11月・12月のFOMCの利下げ幅がマーケットの焦点。現状では0.25~据え置きの小幅利下げの予想が趨勢。大きな出来事がなければ、当面は材料はなさそう。
対して、大きな材料は米大統領選の行方。前回のバイデンvsトランプも接戦でしたが、今回はそれ以上の大接戦。マーケットも動くに動けない感じで膠着しています。

日本円
クロス円全般、基本円安方向で見ています。現状のドル円は心理的節目の150円付近でもみあい中。
当面は政治イベントの衆院選がどうなるかが焦点。
金融政策面では、今後の「利上げ」が焦点ですが、植田総裁は「時間的余裕はある」と繰り返していることから、当面の利上げはなさそうです。

ユーロ
先週の見立てで書いていましたが、先週のECBは急な利下げが実施。今後も年明けに向けて利下げが続くと予想されており、ユーロは全体的に弱めです。


今週のイベント
今週は水曜夜のカナダの政策金利くらいでしょうか。あとは大きなイベントではないですが、ときどき地雷になるベージュブックが水曜深夜。このほか、ECB総裁・BOE総裁発言が何度か予定されています。

10/23(水)
22:45 カナダ カナダ銀行 政策金利
27:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)



■先週の通貨強弱
うちのブローカーだと、こんな感じ。先週ECBで利下げのあったユーロが弱く、景気の底堅さが次第に見えてきている米ドルが強め。ただし、全体として強い強弱差はなく、やはり基軸になるドルストレートの動きが止まっている、ということが大きい印象ですね。
USD=GBP=JPY=NZD>CAD=AUD=EUR=CHF



■今週主に見ていく通貨
今週も難しかった 消去法になりますが、ユーロクロスからEURAUDをデイトレで見ておこうと思います。月週サポートちかいやん!出がらしやん!という声が聞こえてきそうですが、いやその通りですね笑 ふだんならBプランの通貨ですが、週足日足の動きは、サポートに高値を切り下げる場面でよくある動き。この動きに乗って、4時間で波乗りを狙うプランです。まあまあ難しめ。

2024_10_20_EURAUD05_



↑このページのトップヘ