2022年07月

今週の見立てです。うーん、今週はむずいっすね。週の頭で見立てを立てるには限界がある週だなと思います。一応見立ては斬りましたが、週半ばまでの動きも見ながら考えていこうと思います。



■先週の通貨強弱

うちのブローカーだとこんな感じでした。日本円がとびぬけて強く、米ドルが弱い状況。

JPY>GBP>CAD=CHF=AUD>NZD>EUR=USD

ということで、クロス円、ドルストレートあたりから見ていきました。ドルストレートはめんどくさいことに、後ドル通貨(GBPUSD / AUDUSD /NZDUSD / EURUSD)は下目線=ドル高、対して前ドル通貨(USDCAD/ USDJPY/ USDCHF)も下目線=ドル安で目線が交差。どっちが正しいのか、週内の動きを見極めていく必要がありそうです。クロス円は戻しの許容範囲(⇒せいぜい4時間足レベル)と、日足レンジ圏を考えると、短期中期以外は難しそう。



■今週主に見ていく通貨

今週ですが、いまいちぱっとしないのですが、オージードルを引き続き下目線で見ておこうと思います。背景はオージークロス下方向。ただし、先に書いたようにドルストも変な感じで同期してるので、すっきりしない感じ。日足20MAが足元にいるのもめんどくさいですね。

このほか、ドルストレートは後ドル通貨主導でドル高方向に行くのか、前ドル通貨主導でドル安方向に行くのか、週半ばまでの動きをおいかけていく予定。前ドル通貨が主導の動きになる場合には、ドルカナダを見ていきます。クロス円は短期中期でやることがないか見ておこうと思います。クロス円では、カナダ円が月足戻り高値に押さえられてコマ足をつけているので、日足押し安値を抜いてくるかも見ておこうと思います。

AUDUSD [週足戻り売り]
先週の続きですね。日足20MAは右上がり、週足は10-20右下がりで、週足戻り売りとしてみたい場面。日足が反転に先週から2週またぎで時間がかかっているのも、週足の反転の問題だからですね。なお、週足の上位足X:月足は、押し安値切って戻ってでショートにエッジです。
2022_07_31_AUDUSD05_

USDCAD [日足戻り売り・たられば]
日足が月レジに対してしっかりしたH&Sを作りにきたので、これはもう下方向しか見れないよね、のショートプラン。とはいえ、サポートの日足押し安値を切ってないので、「日足押し安値」切ればの願望・仮定が入る「たられば」プランですね。
2022_07_31_USDCAD03_




■指標・イベント等

今週は月初のイベント多数。大きなところでは、火曜日のオーストラリアRBA政策金利、木曜の英国のBOE政策金利、金曜に米国雇用統計。

8/1(月)
オーストラリア・スイス・カナダ 休場
17:30 イギリス 7月製造業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 ユーロ 6月失業率
23:00 米国 7月ISM製造業景況指数

8/2(火)
13:30 オーストラリア 豪準備銀行政策金利発表

8/3(水)
07:45 ニュージーランド 4-6月期四半期失業率
15:30 スイス 7月消費者物価指数(CPI)
17:30 イギリス 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
18:00 ユーロ 6月小売売上高
23:00 米国 7月ISM非製造業景況指数(総合)

8/4(木)
20:00 イギリス イングランド銀行金利発表
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数

8/5(金)
10:30 オーストラリア 豪準備銀行四半期金融政策報告
21:30 米国 7月非農業部門雇用者数変化


■その他の通貨
ドルストレートは、前ドル(USDCAD/USDJPY/USDCHF)がドル安方向、後ドル通貨(AUDUSD/ GBPUSD/ NZDUSD / EURUSD)はドル高方向で目線が逆になっている。週明けの動きを見つつ、どちらか主導するか見ていく予定。後ドル通貨主導でドル高方向に向かう場合は、上で挙げたAUDUSDやGBPUSDあたりを見ることになりそう。逆に前ドル主導でドル安に向かう場合には、上に挙げたUSDCADや、短期中期でUSDJPYあたりを見るかなという感じ。

EURUSD
下目線様子見。月週日が戻り売りの場面で、長期足のエッジが重なる。いい場面だが、日足が中途半端な値位置でもみあいを作っており、レジから下げるにしても形づくりにしばらく時間がかかりそう。
2022_07_31_EURUSD03_




GBPUSD
下目線。週日戻り売りのセットアップ。レジも分かりやすいが、月足下髭ピンバーの高値を切れば、いったん買いが入りそう。W3を守って落とす場合はドルストの同期も見つつ、ショートの検討。
2022_07_31_GBPUSD03_


NZDUSD
下目線。AUDUSDとパラレルだが、AUDUSDを優先。
2022_07_31_NZDUSD03_


USDJPY
下目線。長期足を重ねると目先の目線方向は下。ただし、日足の押し安値を大きく下に切っており、戻さずそのままサポートまで下げるんじゃないか疑惑。
2022_07_31_USDJPY03_

USDCHF
下目線様子見。週足日足で形を作っているが、波が大雑把でつかみどころがない。
2022_07_31_USDCHF03_

EURJPY ショート  [4時間戻り売り: A]
2022/7/25, 27

▼4時間戻り売り [A]
    A 4時間足 レジに対してチャートパターンネック切って戻って
 X 日足 チャートパターンネック切って戻って

4時間足一波狙いのトレードなので、通貨同期は必須。クロス円同期も美しく、とても分かりやすい場面でした。日足はチャートパターンを作っていますが、レジがあるわけではないので、日足一波を狙うような場面ではないということは注意しておいてくださいね。あくまで4時間一波=中期トレードなら成立する場面です。トレードの評価としてはいいトレード。[A]ですね。


振り返りの続きはユーロ円です。クロス円全般で短期中期トレードのチャンスがないか見ていこうと考えていましたが、ユーロ円はその中で一番やりやすそうな感じでした。結果の値動きも、4時間で見ると、週足をコマ足を包む典型的な動きがはっきり見えてとてもきれいでしたね。


■週末時点での見立て
週末時点での見立てはこんな感じ。赤の実線が実際の値動きです。下落の勢いから、日足レジまで戻さず落とすんじゃないかなと考えていたのですが、週足コマ足の安値WLを切れずに戻しが入り、きっちり日足レジ付近を触って下落の波を描いていくれました。
2022_07_24_EURJPY06_



さて、上でも書きましたが、このチャートの4時間足はレジに対してできたコマ足を包む際の動きがとてもきれいに出ていますね(下の模式図参照)。これは週足コマ足を包む動きなんですが、月足コマ足や日足コマ足を包む動きもほぼ同じような動きになるので、検証の際などにもしっかり観察しておいてもらうときっとトレードの際にいきてくると思います。こういうケースは特にLOW(安値)にあたる四本値が非常に大事になりますね。今回は、下の模式図のうち、コマ足安値WLを切ってWLに戻すパターンではなく、一段奥に入って、レジに止められるパターンですね。

2022_07_30_02_



くわえて、週足が上髭ピンバーですが、こういうケースは、上髭ピンバーの中身を下位足(この場合4時間)でマルチタイムで見てみると、チャートパターンを作っていることが多いのも大事なところですね。特にキーになる四本値のコマ足安値を切ると、チャートパターン目線でも大事な動きになることが多いですね。ここも検証の際には注意しておいてもらうといいと思います。



■実際のエントリー

実際のエントリーは7/25と7/27の2回。どちらもエントリーのタイミング取りは迷いどころがあまりない感じでした。


2022/7/25 ショート

まず最初のエントリーの場面ですが、全体的に日足のレジは弱いですが、日足でH&Sのネックを切って戻して右肩で4時間がH&Sのネックを切っており、話のつながりとしてはとても分かりやすい感じですね。週明け早々、前週の週足上髭ピンバーの安値WLを切れずに戻しが入ってくる展開。このプルバックが、日足のレジまで入ってきてくれました。

EURJPY2022_07_29_01_



例によって今日のマイブームでABCでエントリーまでの流れを整理しておくと

A 4時間足=プルバックの波をみる時間足: 日足H&Sの右肩にあたるところで、4時間は押し安値切って戻して(=週足上髭ピンバー)、H&Sの右肩になるかというところまで戻してきています。4時間は10-20MAがきれいに垂れてきて、レジと交差しており、ここで止まるのかな?という感じ。プルバックの終わりをはかってタイミングをとる時間足は、一つ下か二つ下で、1時間足か15分足ですね。このケースでは、1時間を見つつ、ニュアンスの分かりやすい15分でタイミングをとっています。

B 1時間足=中間の時間足:1時間足の動きでは、例によって、10-20MAの下側に足が潜り込むのを待っています。右下がりで垂れてきた4時間の10-20MAと同じ方向に1時間足が回帰していくのを待ってる感じですね。潜り込んで最初の何本かは、東京時間も終わりの時間足。さらにボラが小さくなっているのもあり、こういうケースはだましに注意ですね。ヨーロッパ時間に再度上を試してくれるとやりやすい。実際にその動きになったのが、エントリーの前のコマ足2本。

C 15分足=タイミング取りの時間:このケースも基本は同じです。ヨーロッパ時間に上を試して抜けられず、逆に15分でみたネックライン=1時間コマ足安値を下に切ってきた⇒フィボをあてる、といういつもの作業ですね。ちょうど38.2の位置に、ネックラインがいてここで転換して落ちる動きになったので、エントリーしていっています。

利確は当初から設定していた利確ラインのD6。その後の動きを見ても、ここからいったん買いが入っており、利確ラインとして適切であったことが分かります。微妙に届かずもみだしたのですが、当初からデイトレ=短期中期と割り切ってやっているので、寝る前に利確して終了ですね。



2022/7/27 ショート
続いて木曜夕方のショート。1回目のエントリーのあと、4時間足はキーになる四本値のコマ足安値WLをズバッと切って、ダウントレンドを発生させての戻しで、絶好の戻り売りポイントですね。足元のD6は1回目のトレードの利確ラインですが、ここから想定通り買いが入って浮き上がり、さらにこれが4時間のレジで止められる動きになるので、再度D6を目指すんだなと分かります。このあたりは、レジサポの読み方の「いつものやつ」ですね。
EURJPY2022_07_29_02_


本来はプルバックのどてっぺんのレジ付近で、レジのきわきわから売ってやろうと待ち構えてました笑 ザ・ライントレード的な感じですね。フィボを消してしまってますが、WLを切ってダウントレンドを発生させたスイングのちょうど50-61.8戻し付近(⇒大事なところを切ったらフィボを必ずひきましょう)、さらに3番レジ上限。止まりどころとして、ここしかないっしょ!って思っていたので、15分くらいで小さくプライスアクションを確認できたら売ってやろうプランです。で、やる気まんまんで朝の見立てしてましたが、実際に落ち始めたのは8時をまわったばかりでスプレッドもそれなりに開いており、断念。


途中でのることもできなかったので、次のトレードポイントを見よう、となりました。狙いどころとし
ては、D6付近
ですね。

D6から上げに行った
⇒4時間レジにしっかりとめられた
⇒ここで一回目のトレードポイント(上からショート)
⇒D6まで下げる
⇒ここでプライスアクションによっては=「サポ抜けの動きになれば」ですが、2回目のトレードポイント

が定番な感じ。ということで、実際のエントリーはこのポイントで、D6にタッチダウンした付近からの動きを見ています。4時間では陽線コマ足をつけて、買いが再度入ってきていますね。ここからもう少し買いの抵抗があるのか、抜けるのかですが、この日はユーロクロスが全体的に同期しており、この時点で1時間で反転するのかな?という動き。また、ユーロ円本体で見ても、1時間足がH&Sのネック抜いてネックに返しで分かりやすい。ここもフィボを消してしまってますが、ネック抜けのスイングのちょうど38.2戻しにレジでいつもな感じですね。


さて、ここで大事なことですが、このトレードも4時間の波の途中から乗っていっています。EURAUDの3回目のトレードと同じく、戻しの波はひとつオーダーが下がって1時間足の戻しになっているということ。ということで、今回のマイブームのABCで示しておくと

A 1時間足 プルバックの波を見る時間足:タイミング取りは15分か5分ですね。今回は5分です。1時間足はパーフェクトオーダー、10-20MAはきれいに垂れてきていますね。

B15分足 中間の時間足: 例によって、10-20MAの下側に足が潜り込んでくるのを待っています=15分のMAの向きが上位の1時間の10-20MAの向きに回帰するのを待っているってことですね。

C 5分足 タイミング取り:例によってネック抜けたので、フィボを引いてます。50-61.8戻しできれいなスパイクの足をつけてますね。この上髭はとてもいい。こういう動きになると、コマ足ブレイクで即放り込むルールになっているのでエントリーです笑 

ただ、D6を完全に切ったわけでもなくリスクが残る場面なので、1時間の直近安値で半分を利確しています。あとは日足のターゲットまでまっすぐ落ちたので、ここで全利確して終了。デイトレなので、目的まで落ちたら気持ちよく全決済で、伸ばそうとか言うスケベ心は捨てましょう笑

ということで、今日の振り返りで言いたかったことは

★ 「波を見る時間足」がどれかしっかり把握しましょう!
   上の例を見てもわかるように、プルバックの波を見る時間足はだんだん下に下がります。
   このあたり、しっかり意識でいていない人が多いように思います。
   例えば日足一波の途中から乗るなら、きっとプルバックは4時間か1時間レベルまで
   下がる⇒タイミングを取りにいく時間足も下がります。   
  「波を見る時間足」⇒「タイミング取りの時間足」への流れをしっかり意識いましょう

★ 大事なところを切ったらフィボを引きましょう

の2点でした

今週の振り返りです。今週は見立ての通貨では5回エントリーして4勝1敗でした。他の通貨では、短期でGBPJPYを見ていましたが、ユーロ円と狙うタイミングがかぶってしまったのでやることなしな感じでした。



■週末時点での見立て

週末時点での見立てはこんな感じ。オージークロスから、EURAUD, EURAUD、あとはクロス円からはEURJPYをチャートをアップしていました。それぞれどうなったかを見ておこうと思います。
2022_07_30_05_



EURAUD ショート  [パーフェクトオーダー:A]
2022/7/25, 26

▼パーフェクトオーダー(床抜け)
A 4時間 床抜けでパーフェクトオーダー 
X 日足  レジから大きく下げてきており10-20が急傾斜で垂れてきている
     日足ネック相当のラインの上で小さなもみあい。上げるか下げるか。
     ⇒4時間床抜け

セットアップとしては典型的。日足はレジからの下落に勢い。大きく垂れてきた10-20MAに頭を抑えられて、弱いサポートの上で小さなボックス圏。4時間で床を抜いて床への戻し。少し難しかったのは戻しで、4時間足がW6を抜いていく際に付けた動きから、戻しはW6で止まって欲しかったのが、中途半端な位置まで上げしまったということ。この結果、1時間がトレンドを上に崩してエントリーが少しややこしい感じになりました。




見立てで書いてましたが、オージークロスでEURAUDとAUDUSDの目線が逆だったので、トレードするのはどちらか一択になりそうだなあと思って見ていたのですが、先に形を作って来たのがEURAUDでした。

■週末の見立て
週末時点での見立てはこんな感じ。赤線で実際の動きを追記していますが、ほぼ想定通りの動きでした。
2022_07_24_EURAUD06_


■実際のエントリー

25日に2回、26日に1回エントリーしています。25日の初回のエントリーは失敗トレードで損切でした。

2022/7/25 エントリー1回目・2回目
レジサポ目線では、4時間足で少しめんどくさい感じの動きになりましたが(後述)、エントリーそのものは単純でした。

EURAUD2022_07_30_01_


初学者の方が注意しておいてほしいのは、どういう順序でチャートを見ているか、ということ。4時間以下のチャートにA, B, Cと振っておきましたが、とても大事なところなので注意してもらうといいかと思います。

A (4時間足)  床を抜いて床に戻す、がきれいですね。床を抜いた後の戻しの波を見るのはこの時間足。つまり、この時間足でプルバックを見ています(波を見る時間足)プルバック終わりのタイミング取りは、ひとつか二つ下の時間足=1時間か15分、ということになりますね。実際には、ニュアンスの分かりやすい15分でタイミングをとっています。

B(1時間足) 15分でタイミングをとったことで、1時間は波を見る時間足とタイミングをとる時間足の中間の時間足になっています。上位足の4時間の10-20が右下がりなので、この時間足で10-20MAの下側に足が潜り込むことを待つことが多いです(⇒あくまでも僕の場合ですが)。このケースだと、失敗の1回目は20の上から、2回目は20下に潜り込んだところですね。理由は、右下がりの4時間10-20MAに対して、1時間の10-20MAの向きが同じ方向に回帰していくところを狙いたいからですね。

C(15分足) タイミング取りの時間足です。ネックラインやら、トレンドラインを抜いたスイングが見えたら、戻しにフィボを引いてエントリーしていくことが多いですね(⇒あくまで僕の場合ですが)。このケースは、2回目がそんな感じで、ネックをしっかり抜いたスイングに対して半値~61.8(水色)まで戻している、さらにここでスパイクの足をつけているので、個人的には鉄板。もう自動的にエントリーせざるをえない感じ。笑

1回目は、ライン際から強引に狙いにいった感じです。いいエントリーだった!と思ったのもつかの間、帰ってきて微妙に損切にかかっておわりました。まあでもいいところで入れてるのでしゃあないですね。


レジサポをめぐる少し細かい話
さて、基本的には想定通りの動きでしたが、4時間足を見ると、ちょっとめんどくさい感じの動きになってますね。何がめんどくさいのか、ここのあたりのストーリーが3回目のエントリーにつながるので、少し詳しく書いておこうと思います。

4時間足のチャートを見てもらうといいと思います。4時間で床を抜いたので、フィボで半値~61.8を見る。これは鉄板の作業ですね。そしてこのあたり(ベージュ)でとまってきてるのはとてもいい。

じゃあ何がめんどくさいって、❶のレジが4時間では抜かれちゃってます。かといって、❷のレジには届いていない。週足レジだから4時間で抜かれても問題ないんじゃないの?って思うかもなのですが、これ、床抜けと床への戻しを4時間の波としてみてるんですよね。なので、こういうときには、4時間のレジをしっかり守って欲しい。

ところで、❶、❷には、週足の弱いラインに4時間レジがしっかり重なっている。だから、❶、❷を週足レジとしては弱いけど、本命として選ぶことができたわけです。ところが、実際には❶の4時間レジは破られてしまったので、❷に届いて欲しいなあ、と思ってみてました。

が、実際には❶に届かず1時間・15分で形を作ってきてしまった。形を作ったから入れざるを得ないのでエントリーしていきましたが、❶が抜かれたことで、❸あたりから、4時間より下の足で買いが入ってもたつくかもな、という想定はしておきたいですね。

実際の値動きを1時間以下で見ると、❶が1時間の戻り高値、ここを抜かれたことで、次は❸付近から買いが入って、➍でもみあいを作っているのが分かりますね。ただまあ、このときにはすでに4時間10-20MAの下に下げ戻して、これ、しょせんは1時間レベルの買い。ここから上げていくのは無理ゲーだよね?という展開。ということで、逆にここはトレードチャンスになるわけです。



2022/7/26 3回目のエントリー
ということで3回目のエントリー。1時間足ではきれいに床を作っており、4時間足では、きれいに陽線一本を立ち上げています。この買いは、1時間足レベルの買いだというのは上に書いた通り。もちろん負けるよね、と思ってみているので、こういうケースは4時間足陽線が包み返される動きが予想できたら狙っていきたいですね。この場合は、1時間が床を作ってるので簡単でした。

EURAUD2022_07_30_02_


さて、ちょっと注意しておいてほしいのは、どの時間足で波を見ていて、どの時間足でタイミングをとるか、ということ。これ、4時間足一本を包み返す動きなので、もう4時間足のプルバックじゃない、ということに注意しておいてほしいです。もっと簡単に言えば、4時間の波の途中から乗るなら、それはもう1時間以下の波の動きになる=オーダーが1つ下がる、ということです。ということでこのトレードでは

A   波を見る時間足=1時間足。オーダーが1つ下がります。10-20MAがしっかり傾斜をつけて頭を抑えてきており、イージーな感じです。

B/C タイミングをとる時間足は15分か5分になりますが、15分で十分ニュアンスが読めるので、上のBとCをまとめて15分でタイミングをとってエントリーしていっています。

まず、15分足での10-20MAとの位置関係を確認しておくと、エントリーを検討した時点で15分足では上位足の1時間の10-20MAの方向に回帰して、10-20MAの下に下げ戻してますね。

さらにタイミング取りの時間足としてみると、15分で床を抜いた⇒フィボ50-61.8(水色)はいつもの作業ですね(あくまで僕の場合です)。ということで、エントリーの際に50-61.8を往復するスパイクの足をつけているのは、1回目のエントリーと同じですね。ただ、61.8を上抜けたのが嫌いだった、と細かいことを追記しておきます。笑




AUDUSD ショート [ - ]
▼週足戻り売り(A 週足 X月足)
▼ややこしいところ:日足は足元に20MA、週足戻り売りだけに反転に時間
▼結果はこの週内では下げず


さて、冒頭の見立ての引用にもある通り、週末の見立ての時点では、EURAUD下(オージー高)、AUDUSD下(オージー安)と、通貨同期的に見て矛盾する方向の見立てを立てていました。オージーで同期してなければ問題ないんですが、先週は通してオージーで同期してたからむずかしい笑 どっちかが嘘なんでしょ?ってことになるわけですが、ユーロオージーが先行して落ちたので、オージードルはノーマーク状態に笑 
ユーロオージーがサポートの日足押し安値に到達した翌日の7/27木曜から見始めましたが、
①日足10-20MAが足元から上げてきている

という状況を考えると、A) レジギリギリから入れていくか、B) 4時間でしっかり決着をつけてから、のいずれかになるのですが、A)は入れどころがよくわからず。B)を待ってましたが、結局W3を上抜けるスイングを4時間でつけてきたので、チャートを閉じました笑 そこまで上値を止めていたW3を上抜いてしまうと、今度は足元にサポートを作って下げづらくなるからですね。

AUDUSD2022_07_30_01_


長くなったのでEURJPYは次の記事にしようと思います。

今週の見立てです。F1やってる週末はもはやおきまりみたいになってしまいましたが、昨夜も夜中に最後まで見てしまい、今朝4時に起きて泣きながらやりました笑 


■先週通しての通貨強弱
先週を通しての通貨強弱は、うちのブローカーだとこんな感じ。米ドルが一方的に弱く、対して強い方は、豪ドル、日本円あたり。ということで、このあたりから見ていきました。

AUD=JPY>NZD=CHF=EUR=GBP=CAD>>USD

これらのうち比較的目線方向がそろっていたのはオージークロスでしたが、難しいのは
・EURAUD/GBPAUDは目線方向下(オージー高)
・その他の通貨(AUDUSD, AUDCAD, AUDCHFなど)は典型的な戻り売りの場面で目線下(オージー安)

で、目線方向が分かれてしまっている、ということ。クロス円は短期的には下げそうですが、まだ買いも死んでないので、日足一波を狙える状況ではなさそう。米ドルは、先週は各通貨戻しの動きでしたが、ここから反転下落に転じても、レジを抜いて上昇してもよさそうな通貨が多い。


■今週主に見ていくクロス・通貨
ということで、今週は同期としてはやや難しいのですが、場面の良さを優先してオージークロスを中心に見ていこうと思います。主に見る通貨は、オージー安方向では典型的な戻り売りの場面のAUDUSDショート、オージー高方向ではEURAUD。 AURUSDは、ドルストレートの流れによっては裏切られてそのまま上げる動きもある程度見ておく必要がありそうです。逆にAUDUSDがしっかり下げる場合には、EURAUDはオージー安方向に引っ張られる可能性があるなと注意しておく感じでしょうか。

このほか、クロス円は1時間レベルの短期でショートの検討できそうな通貨がないか見ておこうと思います。

AUDUSD  [週足戻り売り]
ショート。週足日足ダウントレンド更新後にレジまで戻してきている典型的な戻り売りのセットアップ。週足10-20MA右下がり、日足はまだ20MA右上がりで、どちらかというと週足戻り売りのセットアップですね。懸念は週足戻り売りだけに時間がかかるんじゃないの、という点と、ドルストレートの「同期しながらの戻し」継続。この場合はレジを破って上げそう。
2022_07_24_AUDUSD01_


EURAUD [パーフェクトオーダー:日足ボックスブレイク]
ショート。このチャートは月足からストーリーをつなげると週足日足ともエッジは下。懸念はAUDUSD, AUDCAD, AUDCHFあたりの他のオージークロスと目線が逆のオージー高方向。
2022_07_24_EURAUD06_


このほか、クロス円は1時間レベルで小さなトレードができる通貨がないか、ときどき眺めておこうと思います。トレードの実現確率を考えると、本来はこの手のプランはチャートを切るまでもないですが、忙しい時に限ってチャートを切ってしまったので一枚挙げておきます。笑 ユーロ円。短期に降りるほど、チャート読みの量が増えますね。

EURJPY [4時間戻り売り]
2022_07_24_EURJPY06_



■指標等
今週は大きなところでは水曜日深夜にFOMC政策金利とその後のパウエル議長会見。

7/25(月)
めだったものなし

7/26(火)
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
23:00 米国 6月新築住宅販売件数

7/27(水)
10:30 オーストラリア 4-6月期四半期消費者物価(CPI)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利
27:30 米国 パウエルFRB議長定例記者会見

7/28(木)
10:30 オーストラリア 6月小売売上高
21:30 米国 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP)

7/29(金)
08:30 日本 6月失業率
18:00 ユーロ 7月消費者物価指数(HICP)
21:30 米国 6月個人消費支出(PCE)
21:30 カナダ 5月月次国内総生産(GDP)


■その他の通貨

EURUSD
下目線様子見。
2022_07_24_EURUSD06_

GBPUSD
下目線様子見。
2022_07_24_GBPUSD06_

NZDUSD
下目線だがAUDUSDを優先。
2022_07_24_NZDUSD06_

USDJPY
様子見。週足日足アップトレンド更新後の戻し。週足は2002YHをサポートにして現値から上げるには、戻しが浅い。ここから上げるなら何週間かコマ足を並べて日足で形を作ってから。日足は意識されたレジ抜けの動きながら、レジを抜いた後の上げて戻してくる波が意識されたレジ抜けの準備の動きに比べても大きくなってしまっており、日足のサポートでしっかり止まるのか微妙なところ。金曜の日足大陰線で4時間押し安値が切れている、日足は10-20MAを割り込んでいる、といった状況を考えると、サポート上でしっかり形を作ってから⇒今週ではない。この点は週足の状況と整合的。今週やるなら、日足のサポートを割ればショートの検討くらいか。
2022_07_24_USDJPY06_


USDCAD
様子見。基本的なセットアップは日足とよく似ている。先週は日足で意識されたレジ抜けの動きを追いかけていたが、止まって欲しいサポートを割り込んできている。依然として押し安値を守ってはいるが、波形的にここからロングは打ちたくない状況。むしろ、押し安値を切ってくれたらショートは検討できそう。
2022_07_24_USDCAD06_

先週の振り返りです。ネクストの勉強会の準備やら雑用やらに追われてバタバタで、火曜と金曜くらいしか落ち着いてチャートを見れなかったんですが、全体に難しかった印象です。

先週は結果的には、火曜日の夜に、週末のプランをたてていたドルカナダで
・上げ失敗
・ドルストレートの通貨同期

を背景に1時間の波を狙ってショートをしていきました。これはまずまずいいトレードだったと思います。4時間1時間が上げ失敗できれいなチャートパターンを作りそう+ドルストレートの通貨同期もあってで分かりやすい動きでした。


このほか、短期ではこれも火曜日で、いつものお約束でポンドオージーで短期トレードを2本。これも4時間1時間がきれいでした。ポンド円も同じ日にエントリーを検討しましたが、リスクリワードが合わず見送りでした。

ポンドオージーの短期はあまり皆さんの役に立たないと思うので、ドルカナダを振り返っておこうと思います。


■週末の見立て

週末時点では、ドルカナダは、日足がエッジのある動き(意識されたレジ抜け)をしており、ロングでプランニングしていました。実際の値動きは、見立ての中に赤線で記入しています。ものの見事に逆行していますね笑 ただし、「本命」として見ていたサポートでしっかり上げに行くプライスアクションが出て、上げられない場合は、時間足を落とせば、上げ失敗のトレードの狙いどころ。本命サポートが見定めてプランニングができていれば、逆行してもトレードしていけることが多い、ということは、前期の応用定例でお話ししましたね。
2022_07_17_USDCAD_




■実際のエントリー

USDCAD ショート 2022/7/19 [A]
▼パーフェクトオーダー(日足意識されたレジ抜け)
 A日足-X週足(日足意識されたレジ抜け、週足安値切り上げ⇒ややエッジ弱め)
▼結果は上げ失敗でショート

評価のAは上げ失敗で見た場合のやりやすさ、場面としてのよさですね。パーフェクトオーダーでの意識されたレジ抜けとして見た場合には、反証にかかったので評価はなし。ただし、この意識されたレジ抜けのトレードのエッジは、「サポートがわかりやすい」というところにあります。このサポート!がすぐ決まるので、そこで上げが失敗すれば、すぐにショートに切り替えられる、ということですね。



さて、プランニング段階では、ドルストレートは同期していたものの、反転するのかしないのか、方向性がはっきりしませんでしたが、週明けはきれいに同期しながら、ドル安方向(⇒カナダでは下方向)に振れてきました。ドルストレート各通貨「4時間足」の同期監視チャートから、一部を下に抜粋しておきました。左から資源国3国で、オージードル、ニュージードル、ドルカナダ、それからドルカナダと同じく前ドルのドルスイスの順に並んでいます。

2022_07_24_02_


さて、同期の状況を少し確認しておきましょう。縦線時点がドルカナダでのエントリーの検討時点です。ドルカナダは縦線時点で大陰線をつけていますが、検討時点では、まだ大陰線ができる前です。ここから下げるのかな?を予想したいわけですが、この時点までの他のドルストレートの動きを見ると

同じ前ドル通貨の
・ドルスイスはすでにチャートパターンを完成させてダウントレンド。下方向に走っている。

後ドル通貨では
・オージードル、ニュージードルともにチャートパターンを完成させてアップトレンドを発生させて上に勢い。

という状況で、とてもきれいに同期しながら、ドル安方向に流れています。当然、これだけきれいに同期している状況で、ドルカナダが単体で上げていくとも思えないので、「上げ失敗」してサポート抜いて下げるんだろうなってなりますよね?


というようなことを頭において見てもらうと、エントリー時点での動きはこんな感じ。
usdcad2022_07_24_02_



ドルカナダがほかのドルストレートよりも動きがワンテンポ遅れた理由は簡単で、週末のプランニングで待ち伏せのラインに設定していた、サポートM6≒4時間押し安値がいるからですね。ここから上げに来ているのですが、上のドルストレートの流れもあり、この通貨単体で上げていくとは思えないので、割るんだろうなという感じがします。

実際、4時間の垂れてきた10MAに押さえられて上げられず、再度サポートのM6/4時間押し安値まで下げて、ここに張り付いて抜けていくというとてもやりやすい動きになってますね。きれいな上げ失敗の動きですね。ということで、サポート抜けでD2トリガーまでの空間を狙ってショートを打っていきました。エントリーは、当日オープン(黒の実線)まわりの動きが1時間では分かりやすかったので、1時間足を中心にチャートを見ていました。

なお、週足環境はまだ買い優勢なので、日足サポート付近では買いの抵抗も浴びそうなので、ここですべて利確ですね。

ということで、ドルカナダは
①ドルストレートの4時間足の通貨同期
②上げ失敗

といったとことを手掛かりに組み立てて、エントリーしていったトレードでした。

今週の見立てです。うーーん、今週はみるものがない笑 たぶん、短期中期メインの週になるかな?という感じ。


■先週の通貨強弱
うちのブローカーでは、先週を通しての通貨強弱はこんな感じ。

USD>CHF=NZD>CAD=AUD=EUR>GBP>JPY

米ドルが強く、日本円、英国ポンド、ユーロが弱い。ということで、このあたりを中心に見ていきましたが、このうち、通貨を通しての目線方向がそろっていたのはユーロクロスとクロス円。それぞれくわしくみると

・ユーロクロス
全体に下目線だが、戻しが入るかそのまま下げるか難しい。
EURAUD/EURNZDはMAにプレスされて足元の日足弱サポートを下に切る=そのまま下げるようだとショートしたい。でも、EURCAD/EURJPYなど、他のユーロクロスを見ると、戻しが入るのかな?という感じ。EURCADは戻しが入ればショートでみたいが、今週ではなさそう。ということで、週のなかばまでの動きを見ながら、流れによっては、EURAUD/EURNZDあたりを見ようかと思います。

・クロス円
全体に上値が重いが、まだ買いが死んでおらず、やるならロング方向。ロングするなら、GBPJPY/AUDJPYだが、AUDJPYはサポートがない。ってことで、短期中期で眺めておくかな、くらい。このほかではEURJPYは下方向のチャートなのでロングは検討したくない、CADJPYもレジ際で収縮しており、あまり手を出したくない感じ。

ということで、いずれもこれ!という通貨は見当たらず。


■今週主に見ていく通貨
今週は、どちらかというと通貨単体での見立てになりますが、USDCADをロング方向で見ておこうと思います。このほか、週明けの動きを見ながら、ドルストレートと、クロス円GBPJPY/AUDJPYあたりは検討していこうかなという感じ。


USDCAD [押し目買い:意識されたレジ抜け]
月足弱レジM6下で長期間もみあっているが、月週とも高値はそろいつつも、安値は切り上げてきており、目線は上(⇒いつものやつですね)。週足は5週前にレジM6を上抜けたあと、軽く下押ししたが再度レジを上抜け。この動きで日足は戻り高値をブレイク。日足はここまでで戻り高値付近を数度試していますが、次第に安値を切り上げて、先週は意識されたレジ=戻り高値を抜いてきています。意識されたレジ抜けのセットアップで、サポートで止まれば、ロングにエッジのある場面ですね。とはいえ、現状ですでに一番きれいなサポート=戻り高値を割ってきてしまっているので、ややこしい値動きになる可能性もありそうです。

2022_07_17_USDCAD_



■イベント・指標等
今週は大きなところでは、木曜日の日銀政策金利と、ECB政策金利。

7/18(月)
日本 休場
07:45 ニュージーランド 4-6月期四半期消費者物価(CPI)

7/19(火)
10:30 オーストラリア 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨
15:00 イギリス 6月失業率
18:00 ユーロ 6月消費者物価指数(HICP)
26:45 イギリス ベイリー英中銀(BOE)総裁発言

7/20(水)
15:00 イギリス 6月消費者物価指数(CPI)
21:30 カナダ 6月消費者物価指数(CPI)

7/21(木)
正午頃 日本 日銀金融政策決定会合・政策金利発表
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁定例記者会見
21:15 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:45 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁定例記者会見

7/22(金)
08:30 日本 6月全国消費者物価指数(CPI)
15:00 イギリス 6月小売売上高
21:30 カナダ 5月小売売上高


■その他の通貨

ドルストレートは週明けの展開と同期を見ながら、状況によっては短期トレードを検討しようと思います。

AUSUSD
様子見。
2022_07_17_AUDUSD_

NZDUSD
様子見。
2022_07_17_NZDUSD_

EURUSD
下目線様子見。同期の状況によっては短期中期。木曜にECB政策金利。
2022_07_17_EURUSD_


GBPUSD
下目線様子見。いったんこのまま下げる場合は、同期の状況によっては短期中期ショート。
2022_07_17_GBPUSD_

USDCHF
様子見。上下いずれもありえる。やるなら短期中期で下方向だが同期次第かなあ。
2022_07_17_USDCHF_

前回の記事から続いて、今週の振り返りの残りです。通貨はUSDJPYですね。


USDJPY ロング 2022/7/13  [パーフェクトオーダー:B]


▼パーフェクトオーダー(意識されたレジ抜け)[B]
▼高い位置から上げていく典型例
▼エントリーがややむずかしめ⇒場面評価はAだが、エントリーはBかC評価。あわせて[B]



日足直近高値を高い位置で抜けた後、直近高値をサポートにして小さなもみあいを作って上にブレイク。高い位置で日足は10-20にサポートされてのもみあい。ここから上げても下げてもいい場面で、この動きになれば上げていきます。ロングで狙いたいですね。上昇の強い相場でよくあるやつですが、僕の中ではこういう相場を狙うときの典型的なチャートです。4時間足ボックスブレイク(意識されたレジ抜け)からの返しでパーフェクトオーダーですね。

ただし、場面はA評価でとてもいいのですが、下位の1時間や15分でタイミングをとるときの動きが難しいので、全体的な評価をBとしました。こういうチャートは、これはロングに強い優位性があるやつだ、とはっきり認識して、前のめりに見ていかないとエントリーが難しいですね。そういう意味では、チャートが読めて、ある程度腕がないと難しいかもしれません。とはいえ、エントリーは難しくても、日足4時間でこの動きを作ったらやっぱり上げますよね。ということで結果のチャートを見てもらうと、ロングにエッジがある場面だと感じることができると思います。



■週末時点の見立て
USDJPYの週末時点での見立てはこんな感じでした。
2022_07_11_USDJPY03_


チャートとしての特徴は
・日足パーフェクトオーダー
・高い位置まであげて、節目となるレジ2002YHを抜けてきたところ

今現在は
抜けたレジ2002YHをサポートにして、抜けたレジの上で日足が横ばいのボックス圏を作っている
 日足の10-20MAにサポートされてはいるが、直近高値も抜けられず。

という状況です。空気としては、日足10-20MAが足元から迫ってきている一方、直近高値も抜けられずで、収縮。そろそろボックスを上か下かに抜くんじゃない?というにおいが漂ってきています。

ただし、むずかしいのは、上げていく場合で、押し目買いの観点で見た場合、
長期足目線では「高い位置」にあり、
 かつ、抜いたレジはサポートにするには戻しが「浅い」

 ⇒ここから上げても長期足一波は狙いにくい

ということですね。なので、
・上抜けの場合はどうすればいい?

というのが難しいところです。そして、月曜朝のマーケットセンチメント(心理)を見ても、どうも上に偏った状況である、ということ。



■参考チャート~AUDUSD

さて、こういう場面のイメージをつかみやすいチャートを挙げておきたいと思います。とても勉強になる場面で、基礎勉強会や応用定例などで何度か扱いました。過去の基礎向け勉強会で使ったチャートの流用なので、10MAは表示していませんが、日足は10-20にサポートされつつ、だらだらあげてる感じですね。

赤枠で囲った、日足と4時間の動きに特に注意してみてください。

AUDUSD2020_12_09_02



さて、このチャートはある種の場面の「典型例」になっています。何の典型例か?というと

・日足が伸びた状態で節目のライン(この場合週足直近高値)を抜けたあと
 この高い値位置で小さなもみあいを作って上げていく

という場面での典型例
なんですね。日足に注目してもらうと
・日足はパーフェクトオーダーの相場で、上昇は強い。
・ただし、「高い値位置」で週足直近高値を抜けており、直近高値をサポートにして
 コマ足を並べている。戻しの位置としてはごく浅いので、
 コマ足を上に抜いたからといって長期足一波を狙える場面ではない。


ということで、ドル円と似た場面であるということは分かってもらえると思います。
ここでポイントは、日足がコマ足を並べている部分を4時間足で見ると

・4時間足もパーフェクトオーダーで、かつ、典型的な「意識されたレジ抜け」の動きが見える
 ⇒短期中期でロングを狙うには鉄板の場面 



「意識されたレジ抜け」の詳しい説明はもういいと思うので省きますが、イメージはこういうやつですね。左側の模式図で、狙いたいのは、赤の□の位置。フィボや10-20MAを重ねたのが右の図。AUDUSDのチャートでは、見事に半値、レジ、20MAG2などが重なっているのが分かると思います。

2022_07_16_05_


パーフェクトオーダー相場での「意識されたレジ抜け」の動きは、典型的なロングにエッジのある場面です。4時間の一波は狙えそう、ということが分かりますね。


ということで、このチャートでポイントになる動きをまとめておくと、
A パーフェクトオーダーの日足が、抜いたレジの上で横ばいのもみあいを作っている
B この動きを4時間でみると、パーフェクトオーダー×「意識されたレジ抜け」


といったあたり。このチャート、いろんな場面で「何度も使えるチャート」なんですね。僕はこのチャートのイメージをもって意識されたレジ抜けのトレードをしていくことが何度もありました。こういうチャートは、しっかり自分で深掘りして、目に焼き付けて欲しいですね。



さて、ではドル円の動きを見てみましょう。日足と4時間足のチャートを切り抜いておきました。ドル円の方がAUDUSDよりややサイズが大きいですが、本質は同じものだということはわかると思います(正確に言うと、AUDUSDの日足がドル円の週足のコマコマの動きになってるわけです)。上の模式図との関係で言えば、ドル円の4時間足もきれいに「意識されたレジ抜け」の鉄板パターンになっているのがわかりますね。抜けたスイングの50-61.8戻し、サポート、10-20MAG2と重なっています。

USDJPY2022_07_16_03_


実際の上抜けの際のトレードのイメージは、たぶんこうなんだろうな、と頭に描いておきたいですね。日足一波は無理でも、4時間一波は狙っていきたい感じですね。ということでエントリーの振り返り。



■USDJPYのエントリー

2022/7/11(月) ロング

さて、月曜の朝の時点で、マーケットのセンチメントを色々集めていると、どうもドル円、下がるより上行くんじゃないのって感じで見ていました。見立ての4時間のボックスを上抜いてきた場合のイメージは、「意識されたレジ抜け」で、抜いてからの戻しを待つのが鉄板。ただし、「戻し」は小さい時間足からはじまり、大きい時間足へと移っていきます。上の模式図にここを少し書き加えたのが、下の模式図。❶の位置が4時間で抜いて戻したところなんですが、最初に抜けていく時点でも、一段小さい時間足(例えば1時間で)で抜けて戻してあげる、という動きになることがよくあります(下の図の赤の折れ線)。僕はこういったところもよく狙います。ただし、いずれ4時間で戻す可能性があるので、早めに一部の利確は必須。簡単にいうと、4時間で戻さずあげっぱになることもあるので、この位置で入れられるときには入れて置く感じですね。

2022_07_16_06_

さて、月曜のエントリーは、4時間足で「意識されたレジ」を上抜いた足が確定した直後に、1時間で戻しが入る❷の位置を狙いました。
USDJPY2022_07_16_08_


ほぼイメージ通りな感じ。ひとつめの利確は、目安になるラインがないので、1時間で気持ちのいい大陽線が出たところでバツっと半分利確してます。最近多いです。笑 で、スケベ心で残した半分の玉が建値になるのはお約束(笑)



2022/7/13(水) 

さて、本命で狙いたかったのはこっちでしたが、水曜は朝から用事でチャートが見れずで入れませんでした。ということで振り返っておくと、はい、4時間足で戻してくるところ、上の模式図でいうと❶ですね。戻す位置も鉄板で
①抜いたレジ
②レジ抜けの4時間アップスイングの半値~61.8戻しに①のレジがいる(4時間のオレンジのゾーン)
③10-20MAG2

そして、
④②の位置に刺さって、4時間が下髭コマ足。

USDJPY2022_07_16_04_


さて、考えないといけないというか難しいところは、4時間足や1時間足を見ると、上げていく際に、邪魔になりそうなところがある、ということ(4時間1時間の□のあたり)。このあたりからは売りが入りそうなので、エントリーするなら、「サポートに近い位置からサポートに引き付けて狙う」か、「この場面は諦めて次のチャンスを待つ」かの2択です。ロングにエッジのある場面なのですが、どちらもいいと思いますが、中途半端な位置からのエントリーは、バトルに巻き込まれるので絶対避けたい。ということですね。実際、4時間の大陰線の起点付近でだいぶもみましたね。

僕ならですが、この場面は上げていくと思ってかなり「前のめり」にみています。さらに上に書いたように、上げていくとややこしいところがあるので、サポートに引き付けたい。4時間のMAやフィボの位置、コマ足の位置などを考えて、④のコマ足ブレイクで狙います。実は、上のオージードルも15分レベルの非常に小さいプライスアクションで下から入れてますが、これは、この手の鉄板要素が重なるので、ここで止まる!って思えるからですね。こういう要素がないときには、無難に形づくりを待ちましょう。むやみにやると焼かれます。笑



2022/7/13(木) ロング

さて、前日入れなかったのですが、この日も見てました。というのは、4時間足の動きですね。4時間は前日、直近高値を抜きにいったんですが、抜けず。でもロングです。なぜか?というと、4時間足がアップスイングの半値でしっかり安値を切り上げてとまってきているからですね。このへんは、7月2日の振り返りの記事のポンド円(高値更新に失敗したけどロング)と同じです。だいたい同じロジックでチャート見てます笑

USDJPY2022_07_16_09_



ということで、ひとつめのエントリーはややテクニカル。前日の1時間足の動きを見ると、4時間の6番ラインH4-6から売りが入っていったん下げようとバトルになっているのがわかります。結果、1時間足では何点もあたったきれいな切り下げ線が引けてますね。このもみあいを結局は上抜いて「下げ失敗」したわけですが、きの切り下げ線抜けの足起点サポートの上で、1時間がボックスを作っているのが分かります。下から10-20MAもやんわりサポートしてきています(4時間でみるとアップスイングの半値に安値切り上げるかというところ)。このボックスを上抜けばいったんは直近高値目指してあげるだろうという風にみていたので、ここを抜ける動きでエントリーしていきました。朝8時すぎくらいでやや早め。

二つ目のエントリーは、がっきーと同じところ。4時間の直近高値を抜いてきたのですが、ここで15分足を見ると、上げるか戻すか迷ってのトライアングル。4時間、1時間、15分すべてパーフェクトオーダーの強い上昇の相場ですが、15分の10-20MAにサポートされてトライアングルを上抜いたので、上げるんだねってことでエントリーしていっています。このへんは、鉄板セミナーでやった4時間の戻せないケースと感覚が近いですね。利確は強い1時間足が出たところでまとめて切ってしまっています。

ってことで振り返り完了。つかれた 次回からちょっと省エネにします笑

今日は早めに今週の振り返りです。来週月曜が朝から用事なので、今週は土曜、日曜を計画的に過ごす必要があり笑 なんだか異常に忙しいんですがなんだこれは・・・


先週のプランはこんな感じでした。
2022_07_16_08_

2022_07_16_09_




主に見ていく通貨としては、
▼AUDCAD 週足日足戻り売り
▼CHFJPY 週足平均回帰狙い

を挙げていました。また、このほかにドルストレートでは、
▼USDJPY  4時間ボックス圏を上に抜けるか下に抜けるか見ていく

あたりが主だったプラン。では結果がどうなったか確認していきましょう。




AUDCADショート [戻り売り:A]
2022/7/11

▼日足戻り売り:A 日足 - X週足 エッジが重なる鉄板

これは鉄板。週足日足が重なるいい場面でしたね。理想的なチャートとしてよく見直しておきたいですね。もちろん評価は[A]。場面としての評価もA、エントリーの容易さもAですね。


この通貨はきれいでしたね。Gグループでも見ていた方が多く、グループの自主勉強会用チャット部屋が盛り上がってましたね。笑


■先週末の見立て

先週末時点の見立てはこんな感じ。実際の値動きを赤の実線で記入してあります。
日足に少し書きましたが、落ちるなら、D3上限/週足押し安値W1サポレジ転換ラインが重なるレジ帯を守って、現値付近から落ちて欲しい感じでしたが、月曜にこの動きになりました。全体としてはほぼ想定通りの動き。一段下の月足サポートを触りに行くかなと見ていましたが、ここは日足直近安値付近で止められてしまいました。
2022_07_11_AUDCAD02_


■実際の値動きとエントリー
週明けの月曜の動きは分かりやすかったですね。まず注目してほしいのは、「ギャップダウン」して始まっている、ということ。特にしっかりみたいのは、4時間足のMAとの位置関係で、このギャップダウンで10-20MAの下に潜り込んできています。これで準備が整ったので、下げたいのかな、という感じがしますね。

さらにギャップダウンしたときにタイミング取りの大事なポイントとして注目しておきたい四本値は、「当日オープン(ギャップ下限)」。ここを下に切ってくると、下方向への流れが決まることが多いです。このへんはもう何度も出てきてるのでいいですよね?笑

さらにこの日はもう一本、タイミング取りで大事なラインがあり、これが金曜に日足が本命レジ下で作ったコマ足の安値DL。ここを下に切れば、いよいよ発射な感じですね。

ということで、タイミング取りは「当日オープン」「日足レジ下のコマ足安値DL」この2本に注目していけば、さばき方は簡単だったと思います。どちらを抜けていくところでエントリーしていってもいいですね。

AUDCAD2022_07_16_03_



ということで15分足のチャートを見てもらうと、パーフェクトオーダーで、前期の応用定例でもやった、「パーフェクトオーダーの小波」の典型的な動き(⇒よく覚えてない方は、映像を見直してみてくださいね。もしくは、6月29日の振り返り記事などを参照)で下げていることが分かります。ふた山目で狙いましょう。

ということで、僕は日足コマ足安値を抜けてくるところでエントリーしていきました。半分は予定通り日足直近安値で利確、残りは翌火曜午後から水曜まで多忙でチャートを見れないことが分かっていたので、月曜朝の動きを見て、利確して終わりました。そのあと、日足直近安値を抜けられず上がったので、結果オーライでした笑




CHFJPYショート(ノーエントリー) [ - ]
▼平均回帰:週足X-4時間A
4時間足の形をだましにして上げていってしまいました。こんな風に日足が上昇のパーフェクトオーダーの相場で平均回帰でショートを狙うとよくあるので注意が必要。


これもある意味わかりやすかった笑 ものすごくきれいに反証にかかってくれました

■週末時点での見立て
週足20MAとのギャップ埋めを狙った平均回帰のショートプラン。4時間足の床=月レジM1を下にくぐるようなら、調整波狙いでショート。ただし、日足の説明に書きましたが、抜いた月足レジM1を足掛かりに「買いが入る」可能性もあると考えていました。4時間をみると、週足コマ足安値におさえられてもみあいを作っているのですが、M1から買われてここを上抜けてくるようなら、反証で様子見(4時間の「×」ですね)。
2022_07_11_CHFJPY01_


■実際の値動き
さて、実際の値動きはこんな感じ。「反証」のシナリオをお手本みたいにきれいになぞってきたので、早々に見るのをあきらめました。

見立てとしては、買い上げが入る可能性をあらかじめ想定できていたこと、また反証ポイントも適切に設定できていたことから、反省するところは特にないのですが、感じたこととしては、「平均回帰」系の見立ては、やっぱり少し当たり率が下がるなあ、というのが正直なところ。短期でもよく使う手法で割と得意ではあるのですが、短期トレードでもパーフェクトオーダー系に比べて勝率がやや下がるのは、このへんに原因があるのでしょうね。
CHFJPY2022_07_16_03_




ここまで書いたところで、振り返りが長くなりそうなので、今週は前半と後半にわけることにします。

振り返り記事で書いてましたが、やっぱりF1が決着するまで見切ってしまい、終わると深夜1時。雑用リストが20個くらい並んでてやること山積みなのに でもその時間から見立ては頭が動かないので、諦めて寝ました笑 今朝4時に起きて見立てを切る羽目に・・・


■先週の通貨強弱
先週一週間を通しての通貨強弱は、うちのブローカーではこんな感じ。

AUD>NZD>USD>CAD=JPY=GBP>CHF>EUR

ユーロ、スイスが弱く、資源国のオージー、ニュージーが弱い。今週はユーロの弱さが目立ったので、ユーロクロス、対になるクロススイス、オージークロスの順で見ていきました。

ユーロクロスは、どの通貨も目線は下でクロス通しての目線方向はそろっていますが、先週の下落が強すぎて戻すのかどうか微妙な状況。

クロススイスは、先週はスイス安でしたが、全体的にスイス高の流れの中でのスイス安。ある程度動けば、大きな流れのスイス高方向に転換してくるかなという印象。

オージークロスも目線は下(オージー安)の中での先週はオージー高。通貨によりばらけますが、オージー安方向に転換してきてもおかしくはないかなという状況。




■今週主に見ていく通貨

さて、今週ですが、クロススイス、オージークロスあたりを見ておこうと思います。この中でも、CHFJPYを調整狙いのショート、AUDCADをオージー高からの転換を期待で見ておこうと思います。とはいえ、いずれもクロスの状況があまりよくないので、どちらもすごくいいなという感じではないですね。このほかでは、ユーロスイス、ユーロオージーあたりをショートでチラ見しておこうと思います。


CHFJPY [週足4時間平均回帰]
週足はきれいな上昇波で、20MAとの間に大きなギャップ、4時間はレジ抜けの高い位置でチャートパターン完成で平均回帰のセットアップ。4時間10-20MAに押さえられて直近安値を下抜いてくるようであれば、調整下落になるかということでショートの検討。
2022_07_11_CHFJPY01_




AUDCAD [日足戻り売り]
週足は床になっていた押し安値を抜いて抜いた押し安値に戻している、日足はダウントレンド更新後に3番レジまで戻している、全体として戻り売りの王道のセットアップ。このあたりが本命レジになりそうだが、オージークロスの状況が微妙なのできれいにレジで止まるのかどうかが気になるところ。
2022_07_11_AUDCAD02_


■指標・イベント等
今週は大きいところでは、水曜にニュージーランドRBNZ政策金利、カナダ銀行政策金利あたり。

7/11(月)
10:00 日本 黒田東彦日銀総裁発言
23:15 イギリス ベイリー英中銀総裁発言

7/12(火)
26:00 イギリス ベイリー英中銀総裁発言

7/13(水)
11:00 ニュージーランド ニュージーランド準備銀行政策金利
15:00 イギリス 5月月次国内総生産(GDP)
21:30 米国 6月消費者物価指数(CPI)
23:00 カナダ カナダ銀行政策金利
27:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

7/14(木)
10:30 オーストラリア 6月失業率
21:30 米国 前週分失業保険継続受給者数

7/15(金)
11:00 中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)
21:30 米国 6月小売売上高




■その他の通貨
ドルストレートは全体に様子見。ドル円が日足4時間のボックス圏を上に抜けるか下に抜けるかくらい見ておこうと思います。

EURUSD
下目線様子見。戻しが入れば売りたいが、先週の週足大陰線が強く、きれいに戻しが入るか微妙なところ。また、仮に戻したとしても、本命レジに届いて反転するのは来週以降じゃないのかなという印象。ときどき見ておこうと思います。
2022_07_11_EURUSD01_


GBPUSD
様子見。やりづら。
2022_07_11_GBPUSD03_

AUDUSD
下目線様子見。下目線だが下げづらそう。日足が10-20MAに押さえられて直近安値を下抜いてくるようなら、短期中期でショートを検討できるか。
2022_07_11_AUDUSD02_

NZDUSD
AUDUSDに同じ。日足が10-20MAに押さえられて直近安値を下抜いてくるようなら、短期中期でショートを検討できるか。水曜にRBNZ政策金利。
2022_07_11_NZDUSD03_

USDCAD
様子見。水曜にカナダ銀行政策金利。
2022_07_11_USCAD03_

USDJPY[4時間ボックスブレイク]
抜いた2002年高値の上で、日足4時間のボックス圏。上抜けるか下抜けるか見ておく予定。抜けた場合はクロス円も見る。
2022_07_11_USDJPY03_

USDCHF
様子見。ロングにもショートにもエッジが見えない値位置。




先週の振り返りです。今週は見立ての前にやっておきます。見立て?まだまったくやってません笑 そしてこのあとF1オーストリアグランプリないつもの展開。結局最後まで見て、また明日の朝起きてやる流れになりそうな 

さて先週は主に見ていく通貨として、AUDUSD, NZDUSDの2通貨を挙げていました。先週の見立てはこんな感じ。でした

ポイントとしては、どちらの通貨も日足一波を狙う場面ではなさそうだ、ということですね。なのでどちらの通貨も4時間足での一波狙い/4時間波乗りのプランになっています(⇒なぜか理由は分かりますか?ポイントはマルチタイムフレーム、特に週足から読んでくることができると思います)

2022_07_10_01_
2022_07_10_02_


さて、では実際の値動きはどうだったのか振り返っておきましょう。



AUDUSD  [4時間戻り売り:A]
2022/7/5

▼4時間戻り売り[A]
 A : 4時間戻り売り X: 日足戻り売り エッジが重なる


日足4時間で戻り売りのエッジが重なる鉄板のいい場面。値動きもわかりやすいですね。もちろん評価は[A]。しっかり見直しておきたいチャートですね。少し気をつけておきたいのは、「日足の値位置が伸び切った低い位置」にある、ということ。つまりここから日足一波を狙いに行くのは難しい。4時間一波狙いで手じまいしたい場面だってことですね。いわゆる「伸ばす」場面ではないですね。


■先週の見立て
先週の見立てはこんな感じ。日足D3付近まで戻せばショートプランですね。例によって実際の値動きは赤実線で記入してあります。
2022_07_03_AUDUSD01_


■実際の値動きとエントリー
実際の値動きとエントリーはこんな感じ。

値動きとしては、ほぼ見立て通りでした。また、週足環境からいったん下げてもいったん戻すでしょ=4時間一波狙いなので、4時間の直近安値ですべて利確して終わっています。ここまで含めて、まずまずの判断だったかなという感じですね。リスクリワードは4.5程度。

AUDUSD2022_07_10_01_


15分で★をつけた足が、「RBA政策金利」の足ですね。こういう風に本命レジ(D3ですね)を背にしての大型指標・イベントはチャンスになることが多いので、しっかり見ておきたいですね。本来、この足の確定で入れてもよかったのですが、暴れられても嫌なので、しばらく眺めていました。★の足の右側の15分コマ足連発あたりで、エントリーしようか考えていたのですが、水色実線の足の段階でブレイクしてしまったので、ここでエントリーしていきました。この時点では、並行監視していた、NZDUSDのエントリー足=15分と値動きの同期を見ていました。同じ時間の足でNZDUSDもレジから陰線で下へ行く足をつけたので、エントリーとしては安心感がありました。

さて、レジの効き方に関して、少し注意しておいてもらうといいかという点ですが、日足を見ると、プルバックを止めたのが3番レジD3になっていることが分かります。これを1段下の4時間足(⇒これがしっかり波を描いた時間足ですね)でD3まわりの動きを見ると、いったんオーバーシュートしてD3を上に抜けるのですが、ここに控えていた4時間3番レジH4-3にしっかり止められ、再度日足レジD3下側に戻されています。こうして日足D3レジが守られたわけですが、たとえば日足レジが効く際に、一つ下の時間足に降りると、その時間足で仕事をするレジがいることは多いです。それぞれの時間足のレジが、その時間足でみると、一番ぴったりと値を止めるわけですね。

この場面は、日足で見るとD3が効いたのですが、4時間では、補助役の4時間レジがいて、これが日足D3上抜けをしっかり阻んでいます。こういう風に、本命のレジがいて、それと補助的に機能するレジを「複合レジ」といいます。このケースだと、D3の複合レジとしてH4-3がしっかり機能したことになります。一本、本命レジを引いたとして、別の時間足では、ここで止まるんじゃないかな?=複合レジに注意してみてもらうといいかと思います。こんな感じで、複合レジが本体レジの代理としてしっかり仕事をする場面だと、レジはよく効くんですよね。



NZDUSD [戻り売り:A]
2022/7/5 

▼4時間戻り売り
 A : 4時間戻り売り X: 日足戻り売りでエッジが重なる鉄板の場面。


基本的にコメントはAUDUSDと同じなので省略。

■週末の見立て
週の見立てはこんな感じです。こちらも4時間一波狙い。
2022_07_03_NZDUSD01_


■実際の値動きとエントリー
実際の値動きとエントリーはこんな感じ。こちらもほぼ見立ての想定通りの動き。15分足でのタイミング取りで、オージードルと同期を見ながら、ほぼ同じタイミングでエントリーしていきました。こちらも4時間一波狙いで、4時間直近安値で全利確して終了しました。リスクリワードは3.3程度。

NZDUSD2022_07_10_01_

やっと追いついた笑 先週の振り返りです。記事の順番がぐちゃぐちゃでとってもみづらい状況になっていてすみません 近く並べ替えようと思います。とはいえ、このブログ、機能が限られていて、ちゃちゃっと並べ替えとかできなさそうな・・・



■先週の見立て

先週の週初の見立てはこんな感じでした。スイス高方向を軸に見て行っている感じですね。

2022_07_05_01_

これらのうち、主に見る通貨として、見立てのチャートを切ったのは、USDCHF, NZDCHF, USDCADの3通貨でした。それぞれ、見立てと結果がどうなったか、確認をしておこうと思います。

実際にエントリーしたのはNZDCHF。このほか、見立ての外ですが、金曜日にGBPJPYでショートをしています。



■先週の振り返り


NZDCHF ショート [パーフェクトオーダー:A]
2022/6/29, 30

▼パーフェクトオーダー(床抜け・戻し) [A]
 A: 4時間足 床抜け
 X: 日足 トレンド更新後の足レベルの戻し
▼レジサポまわりでの動き⇒サポートブレイクに見込みをつける


▼コメント

値動きはとてもきれいですね。週足は直近安値を微妙に抜いて確定。日足も10-20MAが大きく垂れて下に流れを作っています。ここから下げるのが戻すのか迷っているのが日足のW1下でのコマ足3つ。上げても下げてもおかしくないが、4時間で作った床を抜いて下落再開。床抜けで小さな戻しを付けて落ちていく、ということで、いろんな意味で典型的。難しいのは、サポートのM2Tが抜けて確定する前に、これ抜けるよね?と分析できてないといけないってことですね。これは下の方で少し触れています。勢いあるから抜けるよね?ってやってたらたぶんいっぱい負けると思います笑



■見立て
見立てはこんな感じ。月足2番サポートに喧嘩を売るプラン。先週に続きまたもや・・・笑
とはいえこれも僕の相場観的には、典型的な下方向のチャートで割と自信をもって見ていました。

結果は、見立てチャート内に例によって赤線で記入してありますが、鉄板セミナーでやった典型的な動きで、4時間10-20MAに押さえられての床抜けで、そのまま下げるパターンでした。この部分の想定を含めて、ほぼ想定通りの動きでした。トレードとしても鉄板な感じでイージー。実際のエントリーのチャートは下にあります。
2022_06_27_NZDCHF01_


月足サポートを足元でなぜショートなのか?ですが、これは典型的なサポートからの「買い上げ失敗」のチャートだからですね。月足2番サポートから打ち上げに行ったが、週足のトレンドに負けて落ちてきている、週足日足はダウントレンドを更新。先日の鉄板セミナーで配布した「ラインのまとめ」のネクスト「部内版」をお持ちの方は、26ページ目、27ページ目にほぼ同じタイプの「サポートからの買い上げ失敗」の例を2例載せているので確認してみてくださいね。



■実際の値動きとエントリー
さて、実際のチャートはこんな感じ。ここは鉄板セミナーでやった鉄板パターンそのまんまのお手本のようなチャートですね。4時間足の10-20MAに押さえられて4時間の床を抜けてくる、「床抜け初動」の鉄板の動きですね。鉄板セミナーを受講された方は、このあたりの資料や映像を見直してもらうといいと思いますが、このパターンは床抜け部分で、チャートのオーダーをひとつ落として、1時間足の動きを追いかけていきます


2022_06_15_05_

下では具体的にみていきましょう。

NZDCHF2022_06_28_01_

チャートを見てもらうと分かりますが、4時間の床の上での1時間足の動きは、次第に垂れてきた10-20MAに押さえられて高値を切り下げ、次第に床の上に貼りつけられる動きになっていますね。この時点で、床を抜けるんだろうなという予想が立ちますね。

ここから先の動きは、1時間足一本一本の足の動きを見ながら考えていきます。キーになったのは、エントリーの直前での1時間足の動きで、床からいったん上げに行こうとして陽線を立ち上げたのですが、10-20MAを抜けられずに叩き落され大陰線をつけており、勝負が決まったかなという動きになっています(★)。

これでエントリーを本格的に検討です。上手な人は、この動きを利用して、このあとのコマ足から床ブレイクあたりでエントリーを狙うのもありですが、理想的な鉄板エントリーの場所は、1時間の緑の〇をつけたあたりで、4時間の床をブレイクして、床に下から確認を入れるあたりで、鉄板セミナーでやったまんまのやつですね。こんな感じで抜いた床の下でコマ足を並べる場合には、もう落ちるよね、とわかるので、僕の場合は、1時間がコマ足のうちにエントリーしてしまうことにしています。例えば15分で包み線が出たらエントリーしてしまう、とかですね。



さて、僕は実際にはどこで入れたかというと、上で書いた(★)の動きの1時間足が出た付近から、見る時間足を15分メインに切り替えて、日足四本値DCを使って4時間の床ブレイクの動きでエントリーしていっています。DCを下にくぐって、DCに下から確認で落ちるところですね。このあたりは、日足四本値の動きになれているなら、少し早めに入っていける、という感じですが、応用なので無理せず、緑の〇の位置がいいかと思います。


エントリーの2回目は、床抜いたあとの下落での1時間の戻り売り。パーフェクトオーダーの10-20MAのG2狙いで、このあたりの狙いどころも鉄板セミナーのまんまですね。4時間の床を抜いたことで、4時間足も1時間足もパーフェクトオーダーのマルチタイムパーフェクトオーダーの相場になり、下落には勢いが出ています。こういう状況で、1時間足のチャートを見ると、10-20MAまで戻してきて、抜けられずに下方向に包み下げる動きになっています。戻しの深さとしてはちょうど38.2%に頭を抑えられていい感じ。とはいえ、はっきりしたレジもないのでどうなるかなと見ていましたが、15分で抜いたトレンドラインに下から確認を入れて落ちるきれいな動きになったのでエントリーしていきました。

利確は、プランニングの段階で想定していた、月足から引いた利確ラインを目指して下げるだろうと考えていたのですが、1時間では、7ピップ届かずプルバックし、パーフェクトオーダーを崩してしまったので、1回目、2回目の玉とも半分ずつ利食いしました。とはいえ、抜かれた1時間の10-20の上には4時間のパーフェクトオーダーの10-20MA(=H1の40-80MA)が控えるので、こちらに期待です。その後の動きは、無事4時間10-20MAに押さえられて、月足の目標利確ラインに届いて最終決済。この後、上げていきました。

このほか、ひとつ想定外だったのは、この通貨の動きを引っ張ったのは、スイスフランではなく、ニュージーランドドルだった、ということ。エントリーの際には、ニュージー同期を見ながらのエントリーになりました。とはいえ、この通貨は同期を離れて通貨単体で見てもいいチャートなので、特に見立ての再検討は必要ない感じでした。こういうチャートの場合、CHFの同期が崩れても、もう一方の通貨が引っ張る展開になることはよくあるからですね。そういう意味では、通貨同期に対してROBUSTで強いチャートだっていえますね


■振り返りと総括
事前に気になるポイントで観察課題として見ていたのが、週足の動きです。週足は深いところから下げてきていて、もうかなり落ちてきています。これが日足の浅めの戻しできれいに落ちるのか?という懸念ですが、今回は条件が整ったこともあり、きれいに落ちてくれました。スイス系の通貨特性も関係してそうです。ただし、一般的には、こういう波のときは勝率が高くない気がするので、もう少しデータ取りを進めようと思います。

その他、見立てとしては、全体として想定通り動いており、特に反省点はなさそうです。サポートからの買い上げ失敗ギャラリーに入れておこうと思います。エントリーも鉄板通りできれいな感じ。




USDCHF/USDCAD

先週はいずれもショートのプランでしたが、週初からドル高の流れで逆方向。ドルストレートは、
・USDCAD, USDCHF. USDJPYの「前ドル通貨」は下方向=「ドル安」のチャート、
・EURUSD, GBPUSD, AUDUSD, NZDUSDの「後ドル通貨」も下方向=「ドル高」のチャート

で、ドル高方向とドル安方向に綱引きをしていて、かなりめんどくさいことになってますね。

この結果、先週はというと、後ドル通貨の流れに引っ張られる形でドル高方向に動きましたが、下方向へのチャートを作っている前ドル通貨=ドルカナダ、ドルスイス、ドル円は、上方向には伸びられず、横ばいで終わりました。ということで、ショート方向でプランニングしていたドルスイス、ドルカナダもきれいに動かず、どちらも様子見で終わりました。



USDCHF  [-]
▼サポート抜けば戻り売り
▼たらればプラン⇒見込み通り動かず



■見立て
週足日足ネックを切ればショートのプラン。ここを切らないと走らないので、まずはここを切ってから。
2022_06_27_USDCHF01_


■実際の値動き
実際の値動きはこんな感じ。4時間足の黄色の段々の折れ線は週足の20MAです。パーフェクトオーダーの週足20MAが下からサポートしてきて、抜けられずに浮き上がっていることが分かります。このMAと週足日足ネックを下にくぐって欲しかったんですが、抜けられず。結局、様子見で終わりました。
USDCJF2022_06_26_01_


■振り返りと総括
振り返りの総括は、見立てとしては、切るべきラインをしっかり設定できていて、妥当なものであったと思います。また、少し気をつけておいた方がいいかなと感じたのは、上で書いたドルストレートのまとめの部分ですね。ドルストレートでドル高・ドル安が明白に逆方向の動きをしている場合には、しっかり動かない可能性があるので、こういった切るべきラインをしっかり設定したり、切った後の戻しをしっかり待つのが大事だということでしょうか。



USDCAD  [-]
▼平均回帰 週足ー4時間
▼見込み通り動かず


大きい時間足で平均回帰を狙うときは、切って戻ってをしっかり待つのが大事だと思っています。たとえばこのチャートのように、切ったあとグダグダ、とか、切ったあと戻しが止まらずそのまま上げていく、といった動きがよくあるからですね。切って戻ってをしっかり待つことで、平均回帰で「ダマし」にあう確率が大きく下がります。

■見立て
4時間押し安値切って戻してでチャートパターンを完成させれば、平均回帰狙いのショートです。
2022_06_27_USDCAD01_


■実際の値動き
4時間押し安値切ったがいいが、戻しの段階でドルストレートは、想定と逆方向の「ドル高」で同期。逆風なので、レジの日足ネックまでしっかり戻すのを待っていたが、届かずに終了。今週、レジにあたっていったん下げてますね。
USDCAD2022_07_05_01_


■振り返りと総括
振り返りの総括は、見立てとしては妥当なものでしたが、平均回帰の見立ては「当たり率」がやや下がるので、しっかり形を作ってきたところで見ていくのがいい(この場合、週足ギャップで二つ下がって4時間足)、ということ。また、ドルストレートの状況への配慮も必要で、ここはドルスイスと同じ。ドルストレートが内部で綱引きをしている状況だと、横ばいのリスクがあり、切って戻ってのSTEP BY STEPのひとつひとつをしっかり待つのは大事ですね。


今週の見立てです。一通りやりましたが、うーん、今週もなんかぱっとしないねえって感じでした


■先週を通しての通貨強弱
先週を通しての通貨強弱はこんな感じ。カナダが強く、オージーとニュージーが弱い。資源国で強弱が割れた感じですね。このほか、ドルと日本円が強い。

CAD=USD=JPY >CHF>EUR>GBP  > NZD=AUD

ということで、クロスカナダ、クロス円、オージークロス、ニュージークロスあたりを中心に見ていきました。このうち、ある程度目先の勢いがそろってみえるのは、オージークロスとニュージークロス。



■今週主に見ていく通貨
うーん、今週はどの通貨もいまいちやる気にならないんですが、オージードルとニュージードルくらい見ておこうと思います。どっちもそれぞれの通貨の日足レベルのプルバックと週足の下落の波を重ねると、これ週足の動きが微妙、またドルストレートがドル高方向とドル安方向にまだ綱引きが続いているという状況を考えると、これ、きれいに伸びるの?という感じ。


AUDUSD
月足押し安値抜け。週足日足はこの動きでダウントレンド更新で、先週は週足大陰線で下げている状況。売りが強く、戻しても4時間レベルの小さな戻し⇒基本4時間サイズで波乗りを狙う予定。
2022_07_03_AUDUSD01_

NZDUSD
基本はAUDSUDと同じ。月足弱サポートを下にくぐってくる動きで週足日足ダウントレンド更新。先週の大陰線の強さを見ると、戻しても浅めになりそう⇒基本的には4時間の波狙い。
2022_07_03_NZDUSD01_



■指標・イベント等
月曜は米国は独立記念日で休場。
今週は月初の政策金利、雇用統計等大型のイベント・指標多数。火曜にオーストラリアRBA政策金利、金曜に米国雇用統計、など。

7/4(月)
米国 休場
15:30 スイス 6月消費者物価指数(CPI)、

7/5(火)
13:30 オーストラリア 豪準備銀行政策金利発表
17:30 イギリス 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

7/6(水)
17:30 イギリス 6月建設業購買担当者景気指数(PMI)
18:00 ユーロ 5月小売売上高
23:00 米国 6月ISM非製造業景況指数
27:00 米国 米連邦公開市場委員会議事要旨

7/7(木)
20:30 ユーロ 欧州中央銀行理事会議事要旨
21:15 米国 6月ADP雇用統計
21:30 米国 前週分新規失業保険申請件数

7/8(金)
20:55 ユーロ ラガルド欧州中央銀行総裁発言
21:30 米国 6月非農業部門雇用者数変化
21:30 カナダ 6月失業率




■その他の通貨
このほか、ドルストレートは全体にややこしい値位置におり、基本的に様子見。ドルスイスは先週のプラン継続で、ネックライン切ればショートの検討。

EURUSD
様子見。月足強いサポートと週足の下落トレンドが戦っているところ。決着がつくまで様子見。
2022_07_03_EURUSD02_

GBPUSD
様子見。状況はEURUSDとパラレル。
2022_07_03_GBPUSD01_

USDCHF
先週のプランに引き続き、週足日足ネックを下に切ればショートの検討だが・・・
2022_07_03_USDCHF01_


USDCAD
様子見。
2022_07_03_USDCAD01_

USDJPY
様子見。
2022_07_03_USDJPY01_

さて、遅れ遅れできている振り返り記事 すみません、なんだかんだとちょっと忙しすぎで・・・と言い訳しておきます笑 今回でようやく一週間遅れまでおいついてきました。この週末で、先週の振り返りをアップすればやっとキャッチアップ完了!なんとかならないかな(願望)

ということで、2週前になりますが、6月19日の週の振り返りをしておこうと思います。




6月19日の週の注目通貨

たしかこの週は、見立てがかなり難しかった覚えがあります。あれこれ検討した結果、この週の見立てはこんな感じになりました。僕的に、一番方向性がはっきり見えたのは、クロス円で、ユーロ円とポンド円でした。
2022_07_03_01_

それぞれの見立てをあらためて貼っておきます。
▼ユーロ円は月足戻り高値に喧嘩売るロングプラン。笑
▼ポンド円は日足直近高値更新失敗後の戻しでのロングプラン。笑

どっちもやや応用の押し目買いのプランニングですね。どちらの通貨も個人的な相場観では、はっきりロングなのですが、一般におすすめするものではまったくないですね。結果的にはどちらも見立て通りに動いてくれて、結果もよかったのですが、見立てそのものが難しいので、どちらのトレードの評価も[C](難しい)にしてあります。マニアでかつそれなりにベテランの方以外は、スキップしてもらえたらと思います。受講生時代にアウトプットしたら、リーダーズからものっすごいダメ出しを頂く可能性のあるやつですね



どういう考えで、こういう場面でロングをだと考えていたのか、詳しい説明は6/19の週の見立ての記事で書いたので興味のある方は参考にしてもらえれば。ここでは、この見立ての結果がどうなったのか、実際の値動きとプランを比較していこうと思います。




EURJPY ロング  [押し目買いC]
2022/6/21 

▼場面:押し目買い 難 (月足戻り高値にさわっている)
▼エントリー:パーフェクトオーダー(勝負決着後の後追い) 難(値動きがふわふわ)



見立て
改めてユーロ円の見立てのチャートを貼っておきます。実際の値動きを、例によって赤実線で記入しています。見てもらうと分かりますが、ほぼ想定通りの動きですね。
2022_06_19_EURJPY01_


日足でまっすぐ上げていくプラン通りの動きだったわけですが、ここを少し説明しておこうと思います。前週の値動きでは、月足戻り高値にさわって下げたものの、日足4時間を見ると、サポートから跳ね上げられて、明白に下方向を否定しています。そして週足が下髭ピンバーで確定している。こういうケースは上目線で見ていくなら、ピンバーの高値に注目していくのは定石ですね。

週足ピンバー高値WHを切れば、勢いが出て、「ピンバー包み線」という足レベルのコンビネーションを完成させる動きになりやすいです。ピンバー高値ブレイクすると勢いが出るので、そのまま目標までまっすぐ上げるだろう、という想定ですね。

ということで狙いどころは、WHを切って戻ってで考えていて、これが1時間足にプランニング段階で実線としてして記入されています。1時間のチャートをどう見ていたか、鉄板セミナーとの関連でもう少ししっかり説明しておくと、

★1時間でチャートパターン(逆h&s)をしっかり作って10-20MAが急に立ち上がっている
★さらにこの10-20MAにサポートされていい感じで小さなもみあいを作っていること


を考えると、鉄板セミナーでやりましたが、「MAにサポートされて戻せずにもみあいを上ブレイク」するパターンも十分ありそう。さらにここに、

★もみあいを上にブレイクすれば週足ピンバー高値WHを抜けるので勢いがつくであろうこと

を考慮すると、10-20MAにサポートされつつ、もみあいを上抜いてくれば、ロング!のプランになっているわけです。

実際の値動きはというと、この直線で上げていくプラン通りの動きでした。月曜の夜が米国休場で、面倒な動きをしていましたが、休場明けの火曜日には、きれいに動いてくれた感じですね。利確も予定通りです。


実際のエントリー
実際のエントリーのチャートはこちら。エントリーを検討していたポイントには、1時間足で、❶、❷、❸の番号を記入してあります。

EURJPY2022_06_21_01_



❶は、注目していたWHを抜けてきたところ。安値も切り上げてWHに張り付いて、上に抜いてきたので、戻しを待ってロング!!と臨戦態勢でみてましたが、止まって欲しいところで止まらず戻しが深く入りすぎたので様子見。その後、夜は米国休場だったので放置です。


❷は明けて火曜日。いい感じで1時間アップスイングの半値~61.8(緑色のゾーン)で止まり、4時間10MAにもサポートされてきたところ。さらにWHの上にいったん上げ戻したあと、15分でみて抜いたWHに上から確認で強い陽線。ここでいいや、って入れた直後、いや、これエントリーの値位置が高すぎるっしょ・・・ ここからまっすぐ上げていく絵が浮かばない、と思いつつ見てたら、案の定垂れてきたので、エントリー焦ったな~と、ロスカットして潔くいったん撤退(ー22)。


❸は、❷でWHに上げ戻したあと、いったん高値を抜くスイングを15分でつけて戻したところで、再度WHにしっかり確認を入れて、15分の半値付近でいい足をつけています。下髭のコマ足のもみあいを上にブレイク、この動きで
・1時間と15分のMAをすべて上抜け
・1時間15分できれいに同期していたGBPJPYも同時に上に抜ける足をつけた
 ⇒興味のある方は、下のポンド円のエントリーチャートと見比べてみてください

で、あ、ここだね!でエントリーしました。いいポイントで入れましたが、損切は35と相当広い。クロス円のこの時期のボラの大きさはなかなかのものですね。利確はプランで予定していた4時間の売り下げ起点付近=きっとここから高値切り下げの売り入るよね、と読んでいたところで、すべて利確して終了。





GBPJPY ロング  [押し目買いC]
2022/6/21

▼場面 押し目買い 難(週足のエッジが×⇒通貨同期で選択)
▼エントリー パーフェクトオーダー 易



見立て
さて、ポンド円の見立てチャートに実際の値動きを記入するとこんな感じ。EURJPYと違って、日足にはまっすぐ上げていくプランは記入しておらず、1時間にのみ点線で記入しています。なぜか?

2022_06_19_GBPJPY01_



1時間足の動きを見ると分かりやすいのですが、週足ピンバーの高値WHがかなり高い位置にあり、そこで鋭いスパイクをつけて戻しています。ここから上げていくにしても、WH切って戻してするには、WHの位置が高すぎるので、どうやって上げていくのか、値動きの想定が難しかったからですね。ただし、クロス円が同期して上げていく想定であったので、ユーロ円その他がまっすぐ上げていくなら、この通貨もまっすぐ上げるんだろうなという可能性は頭に入れてみておきたい感じですよね。

ただし、予め値動きを想定しておくのは難しいので、できてくる形を見つつ、他のクロス円との1時間レベルできれいに同期してくれるなら、エントリーできるような場面になるかもね、って感じですね。ここは、ユーロ円と対比すると違いがよくわかると思うのですが、ユーロ円は、上に書いたように1時間足の動きを明確に想定してみていくことができました。対してGBPJPYはまっすぐ上げていく可能性は十分あると思えるけれど、値動きの想定は難しい。入れるかどうかは、いい値動きになれば、のいわば「たられば」のプランなんですよね。ということで、このプランは点線になっています。

で、実際の値動きは、1時間に記入した通りで、この通貨も実際の値動きはユーロ円と同じく、「戻さずそのまま上げていく」シナリオになりました。ここは、あらかじめ、こういう想定も頭の中にあったので、ユーロ円との同期を見ながらエントリーポイントを探る感じになりました。実際は、比較的分かりやすい動きで、ユーロ円よりもむしろエントリーはやさしかったかもですね。


実際のエントリー

実際のエントリーのチャートはこんな感じ。ユーロ円と違って、切るべきプライスのWHがだいぶ上にあるので、月曜はやりづらいなーな感じで見ていました。月曜の東京・欧州時間の動きは1時間の□で囲った付近で、プライスが収縮せずに上下している動きで、やりづらーなまま終了。NY時間は米国休場でしっかり動かず。ただし、このあたりの動きから、4時間で左側からひいたトリガーのあたりが弱いレジとして意識されてるんだなあ、は見えてきた感じですね。さらに、NY時間の動きから、1時間で安値の切り上げの動きが明確に見えてきます。

GBPJPY2022_06_21_01_





翌日の火曜日は、4時間の弱レジを1時間で上抜けのスイング。1時間をみると、これで10-20MA上にプライスが浮き上がり、戻したところで10-20にサポートされる形で、下髭をつけて反発。15分でみると、小さなダブルトップを上にブレイクする足が、ユーロ円のエントリーと同じタイミング。この足で、H1/M15の「すべてのMA」を上に抜いて上げるので、タイミング取りとしてはばっちりですね。さらにこの動きがユーロ円としっかり同期していたので、ここでエントリーです。結果的に言えばですが、値動きとしては、こちらの方がユーロ円よりわかりやすかったですね

利確に関しては、日足直近高値まで上げるんじゃないのと思ってみていたのですが、手前の日足トリガーで反応が出てきたので、翌日、少し下げたところで全部決済して終わりました。



















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