お金に困らない老後の生活が理想であるが、でも健康という大前提がないとお金が生きない。貧乏でも健康な体があれば幸せな生活を送る工夫が出来る。健康はお金で買えない。とくに老人は一度健康を害すると元の生活に戻れない可能性が強い。大金叩いても体を元の状態に戻すことが難しい。誰もがそう考えるのではないか。お金が沢山ない高齢者、お金を沢山貯蓄していない老人は、お金を稼いだり貯めるよりも自分の健康寿命を延ばす生活に重点を置いて自分の時間とお金を投資すべきだと思う(通っている筋トレジムの老人仲間はみんなそのように考えて一晩も欠かさず鍛えている)。成長ホルモンを意図的に分泌させる方法として筋トレがある。筋肉を負荷の高い運動で傷つけて回復させる過程で成長ホルモンが分泌される。成長ホルモンには体の免疫力を強め、代謝促進を促す。筋肉は年齢に関係なく成長するので80歳の高齢者でも体が動く限りやれる。成長ホルモンは、バランスの取れた栄養(特にタンパク質を多めに取る)、適度な筋トレ運動、そして、睡眠で促進される。筋トレ後の夜は、爆睡するはずだ。体が睡眠を要求する。傷んだ筋肉細胞を修復するためにメラトニンが分泌されて爆睡になる。成長ホルモンは寝始めた時に多く分泌されると言う。80歳になっても運動をやり続けていると体はその生活環境に合わせてくれる。漁師をやっている老人の体が力強いのは、体が力を必要としている漁業の環境に適応しているからだ。経済的に裕福になることが難しい高齢者は、健康寿命を伸ばすことに自分の時間を使うことである。私のオススメは筋トレだ! 健康寿命を伸ばすための投資になる。安全な筋肉トレーニングを自分の習慣にしてしまうことだ。二本の足で立って、しっかり歩くことができるという機能を維持するためにいちばん重要となる筋肉は『大腰筋』。この筋肉こそが健康のあらゆるカギを握っている。(写真;沖縄の人は山羊を食べる、棟上げ式などの祝い事には山羊を一匹つぶす、山羊汁と刺し身が定番料理、食用にする山羊は“シージャー”と呼ぶ、色のついた山羊は“島シージャーでとくに美味しい)