《曲 名》 黒い典礼／Black Liturgy
〈作曲者〉 荻久保 和明
〈出版社〉 未出版
〈パート別使用楽器〉
1. ボンゴ2、コンガ2、スネアドラム
2. トムトム5、スネアドラム
3. ボンゴ2、コンガ2、スネアドラム
4. トムトム5、スネアドラム
5. ティンパニ3、ストレートドラム、ベースドラム、リン3
〈演奏時間〉約23分
〈概 要〉日本の代表的な打楽器合奏団の一つ「パーカッション・グループ72」の委嘱により1979年に作曲された。委嘱時の条件が膜質打楽器（太鼓類のこと）のみ使用することとなっており、定まった音程を持っていないスネアドラム、トムトム、ボンゴ、コンガなどを使い相対的なピッチの差を作り、リズムでメロディとハーモニーを生み出すように工夫されている。
工夫といえば、楽器の編成と配置にも意を配られている。5人の奏者のために書かれているが、�気鉢靴魯椒鵐粥▲灰鵐�、�兇鉢犬魯肇爛肇爐箸掘↓垢魯謄�ンパニと楽器の役割を決め、�垢鮨燭鹵罎肪屬�、ステージ左側（下手）に�気鉢供�右手（上手）に�靴鉢犬汎韻験擺錣鮖�つ2組のグループによるステレオ効果が考えられている。
曲は4楽章からなるが、1楽章はプレリュードで、「リズム旋律とリズム対位法」を用い全体の雰囲気を醸し出している。2楽章は、�垢鮟�いた、�気鉢供↓靴鉢犬瞭鵑弔瞭閏舛奮擺錣離哀襦璽廚砲茲襯肇奪�ータでスピード感溢れる曲となっている。�軍攵呂牢崛婉覆如▲戞璽好疋薀爐力�打を経て切れ目なくフィナーレに突入する。終楽章ではコンガ・ボンゴ奏者とトムトム奏者は同化し、体を揺するオスティナートがいつ果てるともなく刻まれる。後半に聴き応えのあるベースドラムとストレートドラムの乱れ打ちのあと、リンが最後に用いられ、かすかな、しかし余韻を持った音がこの曲を締めくくる。
〈参考音源〉 タイトル/演奏者 レーベル:型番（録音時間）
� 峭�い典礼」/パーカッション・グループ72 /パーカッショングループ72 Camerata 32CM-316 (23′32″)
【ちょっと一言】
掟を破るリンのかすかな音色がこの曲を締めくくるところに「黒い典礼」の意味があると作曲者は言っています。思わず手を合わせたくなる場面です。
私がこの曲を演奏したときは、黒字に銀文字で抜いたポスターを用意しました。
〈作曲者〉 荻久保 和明
〈出版社〉 未出版
〈パート別使用楽器〉
1. ボンゴ2、コンガ2、スネアドラム
2. トムトム5、スネアドラム
3. ボンゴ2、コンガ2、スネアドラム
4. トムトム5、スネアドラム
5. ティンパニ3、ストレートドラム、ベースドラム、リン3
〈演奏時間〉約23分
〈概 要〉日本の代表的な打楽器合奏団の一つ「パーカッション・グループ72」の委嘱により1979年に作曲された。委嘱時の条件が膜質打楽器（太鼓類のこと）のみ使用することとなっており、定まった音程を持っていないスネアドラム、トムトム、ボンゴ、コンガなどを使い相対的なピッチの差を作り、リズムでメロディとハーモニーを生み出すように工夫されている。
工夫といえば、楽器の編成と配置にも意を配られている。5人の奏者のために書かれているが、�気鉢靴魯椒鵐粥▲灰鵐�、�兇鉢犬魯肇爛肇爐箸掘↓垢魯謄�ンパニと楽器の役割を決め、�垢鮨燭鹵罎肪屬�、ステージ左側（下手）に�気鉢供�右手（上手）に�靴鉢犬汎韻験擺錣鮖�つ2組のグループによるステレオ効果が考えられている。
曲は4楽章からなるが、1楽章はプレリュードで、「リズム旋律とリズム対位法」を用い全体の雰囲気を醸し出している。2楽章は、�垢鮟�いた、�気鉢供↓靴鉢犬瞭鵑弔瞭閏舛奮擺錣離哀襦璽廚砲茲襯肇奪�ータでスピード感溢れる曲となっている。�軍攵呂牢崛婉覆如▲戞璽好疋薀爐力�打を経て切れ目なくフィナーレに突入する。終楽章ではコンガ・ボンゴ奏者とトムトム奏者は同化し、体を揺するオスティナートがいつ果てるともなく刻まれる。後半に聴き応えのあるベースドラムとストレートドラムの乱れ打ちのあと、リンが最後に用いられ、かすかな、しかし余韻を持った音がこの曲を締めくくる。
〈参考音源〉 タイトル/演奏者 レーベル:型番（録音時間）
� 峭�い典礼」/パーカッション・グループ72 /パーカッショングループ72 Camerata 32CM-316 (23′32″)
【ちょっと一言】
掟を破るリンのかすかな音色がこの曲を締めくくるところに「黒い典礼」の意味があると作曲者は言っています。思わず手を合わせたくなる場面です。
私がこの曲を演奏したときは、黒字に銀文字で抜いたポスターを用意しました。
