Let the Music Talk

Let the Music Talk「音楽に語らせろ!」。
かつてHizmiと言うユニットでギター、プログラミングとかをやっていたiwai/hと言う男のブログ。
音楽に関する事なら何でも語りまくる。あとアニメも。
好きな言葉は「音楽は思想を体現する」。

寿美菜子

近況

前回の近況より2ヶ月近く経過。またまた色々とありましたわ。まだ続くけど。
2018年
8月 アンプロシアのライヴが2回もある。1回目は普通に参加。8弦ギター・デビュー。
 2回目はライヴ当日、会場に向かう途中で父親が危篤との連絡が入り、ライヴをキャンセルし実家に向かう。まぁライヴそのものは自分抜きでやったんじゃないのかな。
 父親死亡。
9月 お通夜、告別式、葬儀を行う。(今これが終った)
9/16 は916の結成17周年記念ライヴにギタリストとして参加。(父親が死んだので参加できる事になった)
10月 アンプロシアのライヴ
11月 アンプロシアのライヴ?

 まぁまだ父親関係の事がしばらく続くんだろうけどね。で今日は時間があったので『君の膵臓を食べたい』を観た。まぁ若者向けの映画だな。流石に自分あんなに青くないわ。てかもう人生の半分を生きてしまったような人間が観ても、今更どうにもならん。あとちょっと前に『詩季織々』を観たわ。まぁこれも若者向けの映画だけど、結構面白かった。最近あんまり名前を見ない寿美奈子と前田玲奈が出てた。

 最近はUKチャートも一応チェックはしているが面白くないんだよね。あとこの半年スマホを使うようになったのでYoutubeで全く知らないバンドを聴いてる。ルールは一つ。とにかく「全く知らないバンド」のビデオを観る。世界にはまだまだ知らないバンドだらけだ。

ビーチ・ハウス7 と言う訳で父親が死んだと言う連絡を受け実家に向かう電車の中で聴いていたバンドについて。CDでビーチ・ハウスの新作”7”を聴いた後に、いつものようにYoutubeで適当に見つけた。見るからにヤバげでアホっぽい。調べてみたら中国のバンドらしい。多分『ラブライブ』のネタを沢山使っているんだろうけど、アニヲタの自分だが『ラブライブ』は好きじゃないのでよく分からない。だが、こう言うアホな事に精力を傾けている人達が居るのが嬉しい。
 Dehumanizing Itatrain Worship(ディヒューマナイズィング・イタトレイン・ワーシップと読むのか?)で"μ'SICK"


ブラック・タン あと最近良かったアルバムを書くと、さっきも書いたけどビーチ・ハウスの”7”。もう一つは完全にYoutubeで見つけた謎のバンド。ブラック・タン。イギリスのバンドで2010年頃から活動しているみたいだけど、情報は無い。こういうのをデス・コアとか言うらしいんだけど、音の重さと演奏の重さへの振り切り方がたまらない。
 この曲は入ってなかったけど2015年リリースのアルバム”the Unconquerable Dark”は聴いた。素晴らしいアルバムだった。
 Black Tongueで’Coma’

ドキドキ!UK (15 Jul. 2016)

2016年7月15日付UKアルバム・チャート 毎週UKアルバム・チャートだけに的を絞り、イギリス特有の憂鬱な軽音楽を紹介するはずだったこのコーナー「ドキドキ!UK」
 今期の早見沙織。『甘々と稲妻』のJKはやみん、いーぞ。『一人之下』のJDはやみん、いーぞ。『魔法つかいプリキュア』の人外はやみん、ハンディキャップのある子みたいだぞ。そのはやみんも出てる『アンジュ・ヴィエルジュ』、寿美菜子が久々に主役だと思ったらこんな入浴アニメでガッカリだよ。見るけどさ。
 さて左のお手製の表が7月15日付UKアルバム・チャート。こちらがBBCのサイト。ジャケ写、アー写、アーティスト・プロファイル、試聴とか。タブを変えるとシングル・チャートやらインディー・チャートやらも見られます。officialcharts.comの100位までのチャートも見てみると面白いです。

ローシーン・マーフィー 今週の概観
 今週は初登場6組、アップ8組、ダウン19組、ノン・ムーヴァー4組、リエントリー3組なんですが、41位にローシーン・マーフィーの新作がチャート・インしてます。惜しい40位以内に入らなかったか。前作は19位だったのに。まぁ僅か1年のインターヴァルでリリースされた事を喜ぶべきなのでしょうか。とは言え内容が前作のアウトテイクを作り直したって、それは期待して良いのでしょうか。9曲しか入ってないし。あ前作は8曲だった。
 そして先週の初登場の内バット・フォー・ラッシーズ、メトロノミー、エリア11が40位圏外へと消えて行きました。

 今週のニュー・エントリーズ
1位 Biffy Clyro ”Ellipsis”
10位 The Avalanches ”Wildflower”
13位 Shura ”Nothing's Real”
14位 Aphex Twin ”Cheetah”
23位 Lawson ”Perspective”
36位 ScHoolboy Q ”Blank Face LP”

 1位にビッフィ・クライロの3年ぶり7枚目のアルバム。

 10位にジ・アヴァランチーズの16年ぶり2枚目のアルバム。えーと確かに久し振りに名前を聞いた気はしますが、まさかの2ndでした。

 13位にシュラのデビュー・アルバム。ロンドンを拠点に活動する女性SSW。音はエレクトロな感じです。ちょっと音的に古いラプスリーみたいな感じもします。

 14位にエイフェックス・ツインの1年ぶりのアルバム。もう何枚出してるか分かりません。

スクールボーイQ 23位にローソンの4年ぶり2枚目のアルバム。イギリスのポップ・ロック・バンドらしいです。皆さんイケメンらしく人気があったみたいでデビュー・アルバムは4位でしたが新作は23位です。

 36位にスクールボーイQの2年ぶり4枚目(メジャー2枚目)のアルバム。LAはコンプトン出身のラッパーでブラック・ヒッピーのメンバー。同じブラック・ヒッピーのメンバーのケンドリック・ラマーの人気が出るに連れて彼にも注目が行く様になったらしいです。因みに前作はアメリカでは1位だったようです。イギリスでは23位でした。

 今週の1曲
ローシーン・マーフィーで’Ten Miles High’。映像はローシーン・マーフィーらしい訳の分からんファッションセンスが炸裂しています。最初どうかと思いましたが通して聴くと引き込まれました。


スクールボーイQで’Groovy Tony’。これが今風の流行のヒップ・ホップの音なんだと思いますが、こう言う陰鬱な音は結構好きです。

ゆうけいおん! UK-ON! (27 Apr. 2014)

2014年4月27日付UKアルバム・チャート UKアルバム・チャートだけに的を絞り、イギリス特有の憂鬱な軽音楽を紹介するこのコーナー「ゆうけいおん!」(憂軽音)。
 寿美菜子の初写真集が『MINAKO Style』って言うんだが、それを見て『AYA STYLE』を思い出したのは自分だけではない筈。AYA STYLE並に何かやらかしてくれると面白いんだが。
 あとこちらのニュースは声を上げて「うおぉ、すげぇ」とか言ってしまった。ネットでの前評判は概ね悪いが自分は素直に楽しみ。みんなプリキュア率が高いと言っているが3ヶ月しかやってない『咲 -Saki- 全国編』から3人と言う高確率当選を果たしているのを忘れてはならない。

 さて上のお手製の表が4月27日付けUKアルバム・チャート。こちらがBBCのサイト。ジャケ写、アー写、アーティスト・プロファイル、試聴とか。タブを変えるとシングル・チャートやらインディー・チャートやらも見られます。officialcharts.comの100位までのチャートも見てみると面白いです。

 今週の概観
 今週は初登場6組、アップ9組、ダウン23組、ノン・ムーヴァー2組なんですが、初登場6組の内、純粋な初登場は3組。イギリスも今週はゴールデン・ウィークで色々お休みだな。チャートが活動してない感じです。100位まで見ても純粋な初登場は非常に少ないです。81位にドイツのメロディック・パワー・メタル・バンド、エドガイがチャート・インしている事に一応注目しておきたい。
 そして先週の初登場の内イアン・アンダーソン、ライディアン、アフガン・ウィッグスが1週間で消えて行きました。

イールズ 今週のニュー・エントリーズ
5位 Iggy Azalea ”The New Classic”
7位 EELS ”The Cautionary tales Of Mark Oliver Everett”
11位 Whitney Houston ”The Ultimate Collection”
20位 Kelis ”Food”
26位 P!nk ”Greatest Hits - So Far”
40位 Alanis Morissette ”Jagged Little Pill”

イギー・アザリア 5位にイギー・アザリアのデビュー・アルバム。オーストラリア出身でLAを拠点に活動するモデルでラッパー。白いニッキー・ミナージ、ラップするグウェン・ステファニーとか言われてるみたいでものごっつ胡散臭いです。
 ちょっと画像検索してみると偏差値が大幅に下がったレディー・ガガみたく見えます。デビューして間もないのに胸ポロリどころかマンポロリまでしてる風です。
 正直、音は面白くなかったな。

 7位にイールズの1年ぶり11枚目のアルバム。イールズも長くなったよな。95年結成で96年デビューでもう18年。マーク・オリヴァー・エヴェレットは現在51歳。自分と同じ頃バンドやってた割には年齢は上なんだな。

 11位にホイットニー・ヒューストンのベスト盤。

ケリス 20位にケリスの4年ぶり6枚目のアルバム。このアルバムから何とNinja Tuneに移籍したケリス。ニンジャ・チューンですよニンジャ・チューン。まずデビュー・アルバムも当時まだ売れてなかったネプチューンズがプロデュースで最高のアルバム作ってるし。ネプチューンズと離れて作った4thも良かったんだよ。その次のアルバムは正直聞く気がしなかったんで聞かなかったけど。でも新作のリード・トラックの’Jerk Ribs’が気に入ってアルバムは予約した。随分前に予約したのに届かないよ、何してんのHMV、弾幕薄いよ。
 正直不安はあったんだけど’Jerk Ribs’聴いて安心した。流石Ninja Tune、エッジの落ちた音源はリリースしない。しかしケリスは本当アメリカよりイギリスで人気のある人だな。

 26位にピンクのベスト盤。

 40位にアラニス・モリセットのデビュー・アルバム。1995年リリースみたいなので別に20周年で再発って訳でもなさそう。いや40位以下をウロウロしてたんで気にはなってたんだけど、遂に40位以内に再登場。

 今週の1曲
 イギー・アザリアで’Fancy ft. Charli XCX’。まぁこういう新しい物を扱うってのもこのコーナーの目的の一つでもあるので。あんまり興味は無かったんだが


イールズで’Mistakes of My Youth’。


 今週はもうケリスの為の週かな、’Jerk Ribs’。昔に比べると流石に貫禄が付いたな。


 久し振りにケリスが売れてるのでもう1曲。’Rumble’。何か変わったビデオだな。

ゆうけいおん! UK-ON! (6 Apr. 2014)

2014年4月6日UKアルバム・チャート UKアルバム・チャートだけに的を絞り、イギリス特有の憂鬱な軽音楽を紹介するこのコーナー「ゆうけいおん!」(憂軽音)。
 『咲 Saki 全国編』が終わって冬アニメが全て終了。満足した。そして2014年春アニメが始った。何作品か見た内、気になったのを。
『ベイビーステップ』:寿美菜子無双。これを見れば1週間勝つる。
『Selector infected Wixoss』:infectedなんてThe Theみたい。鬱展開に期待。
『それでも世界は美しい』:全く話題になってなかったが見てみたら想定外に面白い。良作の予感。
そりゃ『健全ロボ ダイミダラー』が一番笑いましたけどね。
 さて上のお手製の表が4月6日付けUKアルバム・チャート。こちらがBBCのサイト。ジャケ写、アー写、アーティスト・プロファイル、試聴とか。タブを変えるとシングル・チャートやらインディー・チャートやらも見られます。officialcharts.comの100位までのチャートも見てみると面白いです。

 今週の概観
 今週は初登場5組、アップ15組、ダウン17組、ノン・ムーヴァー3組です。注目すべきは43位にロバート・クレイ・バンドがチャート・インしている事でしょうか。相変わらず目の付け所が下の方。そしてグレゴリー・ポーターが何故か30位に上がってます。意外とロング・セラーになってきたな。
 そして先週の初登場の内マイ・ケミカル・ロマンス、フォスター・ザ・ピープル、エヴァリー・ブラザーズ、トニー・ベネット、マグナム、ジミ・グッドウィンが1週間で消えて行きました。・・・ジミ・グッドウィン今週は98位か。マグナムは居ないけど。

ロバート・クレイ 今週のニュー・エントリーズ
1位 Kaiser Chiefs ”Education, Education, Education & War”
4位 Johnny Cash ”Out Among The Stars”
8位 Christina Perri ”Head Or Heart”
12位 Steel Panther ”All You Can Eat”
21位 Band of Skulls ”Himalayan”

 1位にカイザー・チーフスの3年ぶり5枚目のアルバム。初登場1位おめでとう。

 4位にジョニー・キャッシュの未発表曲集。死んでから何枚目のアルバムでしょう。80年代にレコーディングされていた未発表曲を集めたアルバムらしいです。

 8位にクリスティーナ・ペリーの3年ぶり2枚目のアルバム。フィラデルフィア出身の女性SSW。

スティール・パンサー 12位にスティール・パンサーの2年ぶり3枚目のアルバム。俺達のスティール・パンサーが新作を引き下げて帰って来たぜ。メタル界のダイミダラー。前作のアルバム・タイトルは『玉 ポロリ』(Balls out)だったが新作は『(女)食べ放題』(All You can Eat)です。本当の邦題は『鋼鉄の宴!』ですが。俺達のスティール・パンサーはやっぱりこの程度には健全じゃないと。

 21位にバンド・オブ・スカルズの2年ぶり3枚目のアルバム。前作は14位でした。2004年サウサンプトンって田舎で結成。男女ツイン・リード・ヴォーカルのオルタナティヴ・ブルース・ロック・バンドだそうです。1曲視聴したけど以前より随分垢抜けた感じ。あの埃っぽい田舎臭さが良かったのに。

 今週の1曲
 スティール・パンサーで’Party like Tomorrow is the End of the World’。健全だぜ!健全過ぎて閲覧注意!しかしこのPVみたいな現場ってのは何処に行けばお目にかかれるんですかね。自分も数々のライヴ会場やその裏側って出入りした事はあるんですが、一度もこう言うのに遭遇した事が無い。自分もこう言う健全なパーティーに参加してみたいもんです。


 ロバート・クレイ・バンドで’Deep in My Soul’。残念な事に新作からの動画は無い。その昔、自分が学生だった頃、ロバート・クレイが良いと言っていたのだがブルーズ好きやオールド・ロック・ファンからは評判の悪かったロバート・クレイ。理由は知らん。自分が好きになる位だから昔の音楽が好きな奴は絶対に分からんのだろう。


 悔しいのでロバート・クレイでもう1曲。自分はこの曲でロバート・クレイを知った俄かです。’Smokin' Gun’。

『キルミーベイベー・スーパー』発売決定!

キルミーベイベー 8月10日に発表になっていたが、2012年の1月から3月まで放送されていたアニメ『キルミーベイベー』のヴォーカル曲を中心としてコンパイルされたベスト盤が27分の新作アニメを収録したDVD付きで10月に発売される事になった。自分的にはこのPVを見て「キターー!」とガッツポーズ。勝利を確信した。CDのジャケットはまだ発表になっていないが各所で使われているNow Printingの画像もイカしている。

 この番組が始まった頃はまだ自分はあんまりアニメは見てなかったんだが、それでも「このオープニング・テーマがアホ過ぎる」とちょっと話題になっててYoutubeで見て「何じゃこりゃ」と思ってこのブログで扱おうかと思った記憶がある。その時は結局扱わなかったけど、この曲がきっかけで本編も見てハマってしまった。

 何だかんだで意外とこの曲は売れたみたいで枚数で17000枚以上、オリコンのデイリー・チャートで9位、ウィークリーでも13位まで上がったらしい。こんな80年代のサブカル系バンドみたいな曲がデイリーであっても9位と言うのは快挙だと思う。と言う訳でまずは『キルミーベイベー』のオープニング・テーマで「キルミーのベイベー!」


 音楽を担当しているのが松前公高山口優のユニットEXPOなのだが、その世界では相当な曲者として知られる人達みたいでOPもEDも劇伴も相当に変。「キルミーのベイベー」もこんな曲の癖に演奏はメチャメチャ難しい。これだからプログレ好きは困る。イントロもかなり癖になるんだが、間奏のテーマに戻ってからのキー・チェンジとか相当癖になる。

 さっき80年代サブカルとか書いたけど松前公高って元きどりっこなのね、ってそれ80年代サブカルのど真ん中じゃんよ。元きどりっこが21世紀に音楽家としてちゃんと活動してるってのが凄いわ。まさか四半世紀を経てきどりっこの世話になるとは思わなかった。まぁきどりっこやってたのなんて短い期間だろうけど。
 と言う訳でエンディング・テーマで「ふたりのきもちのほんとのひみつ」。キルミーダンスと言われるこの踊りも話題になったな。


キルミーベイベー劇中音楽集 量的に過剰な事をやるのが好きなのがキルミーベイベーなのだが、「キルミーのベイベー」も、やすな盤、ソーニャ盤、あぎり盤の3種類があり、それぞれに違うミックスが収録されている。また3人分のキャラソンがリリースされており、劇伴のサントラもリリースされている。このベストにはOP、EDの通常版とミックス違い、キャラソン6曲の全14曲が収録予定。自分的にはインストが収録されていないのが残念だが、まともに買っていたら枚数ばかり増えてしまうOPが1枚に収録されているのは嬉しい。
 あと劇伴はEXPO名義で「Music from Kill Me Baby」としてリリースされているので、これはこれで非常に面白いので買っても良い。ジャケットがまた良くて、機材や楽器が妙にリアルに描かれている。

 量的に過剰と言うと、こう言うのもある。40種類のスマホケース発売!とか、686種類のツイッター・アイコンをリリース!とか。てかキルミーのスマホケース使いたくてスマホが欲しくなったわ。スマホケースだけ買っちゃおうかな。

 『キルミーベイベー』は本当に大好きなアニメなんだが、放送当初は「今期最高のクソアニメ」扱いだったようだ。またBD/DVDの1巻の初動が686枚だった事が却って話題となり、完全にネタとしてネットに定着。逆にじわじわと盛り上がって「キルミスト」と呼ばれる熱狂的な信者を生み、今や一部で「神アニメ」扱い。アニメ板では何かと「キルミー」、「わさわさ」を目にするのでとにかく認知度は高いようだ。
 まぁこのサブカル感、ローファイ感、DIY感とか全体にインディーっぽいテイストと投げやりでドライな笑いは日本のアニヲタには絶対受けないだろうと思う。ノリ的には『サウス・パーク』とかに近い感じ。案の定、海外での反応は悪くないようだ。

 意外な所ではこの人がキルミー好きみたいで、こんな現在の日本式アニメ・ビジネスのメイン・ストリームの只中に居る人が、こんな辺境アニメ見て笑ってるかと思うと胸熱。こんな物見てられる程暇なのか?そんな筈は無いんだが。

 あとBD/DVDは売れなかったのにCDがちょっと好調だったからって調子に乗って冬にはBD BOXを発売するそうです。これを買うか買わぬかで自分のキルミストとしての忠誠心が試されます。

ハートキャッチUK (16 Jun. 2013)

2013年6月16日付UKアルバム・チャート 毎週毎週、イギリスのアルバム・チャートだけに的を絞って「ロックは中高年の為にある」とか言うこのコーナー「ハートキャッチUK」。
 『宇宙戦艦ヤマト2199』の放送後に寿美菜子のCMが流れるのがアガる。シングルとライヴDVDのCMだが本業があれだけ忙しいのに副業もあるのか。良く働くな。自分は風邪ひいてダウンです。と言う訳で今週はあっさりやります。
 さて左のお手製の表が6月16日付けUKアルバム・チャート。こちらがBBCのサイト。ジャケ写、アー写、アーティスト・プロファイル、試聴とか。タブを変えるとシングル・チャートやらインディー・チャートやらも見られます。シングルはちょっとだけ試聴できます。

 今週の概観
 今週は初登場12組、アップ4組、ダウン21組、リエントリー3組、ノン・ムーヴァー0組ですが、ニュー・エントリーの内4組はリエントリーです。アグネッタ・フォルツコグ(元ABBA)に至っては先週居なかっただけじゃないか。今週はそう言う大御所が大挙してリエントリーしてるんですが何があったんでしょう?いや多分、余りにも何も無かったので、その辺の常に一定数売れてる商材が上位に来ちゃったんじゃないかと思うんですけど。
 そして先週の初登場組の内、メガデス、シティー・アンド・カラー、スリーピング・ウィズ・サイレンス、カメラ・オブスキュラが予定通り1週間で居なくなりました。メガデス弱ぇ。

ブラック・バス 今週のニュー・エントリーズ
1位 Black Sabbath ”13”
2位 Beady Eye ”BE”
6位 Agnetha Faltskog ”A”
7位 Boards of Canada ”Tomorrow's Harvest”
9位 Eagles ”The Complete Greatest Hits”
10位 Status Quo ”Bula Quo Ost”
14位 KT Tunstall ”Invisible Empire/Crescent Moon”
15位 Bruce Springsteen ”The Essential”
29位 Mark Owen ”The Art Of Doing Nothing”
32位 Johnny Cash ”The Rebel”
37位 Bon Jovi ”Greatest Hits”
38位 Jimmy Eat World ”Damage”

 1位にブラック・サバス35年ぶりのオリジナル・アルバム35年ぶりにオリジナル・メンバーであるオジー・オズボーンが歌うアルバムが初登場1位。尚トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーは参加しているがドラムのビル・ウォードは参加していない。ドラムはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのブラッド・ウィルク等が叩いているらしい。
 で、このアルバムだけどアメリカでも1位みたい。長いサバスの歴史でもアメリカで1位になったのはこのアルバムが最初らしいよ。音を聴いたらメタリカかスレイヤーのスローな曲を聴いてる気分になったが。と言う事は自分のルーツであると言っても過言ではないと言う事です。

 2位にビーディー・アイの2ndアルバム。オアシスの弟のバンド。ジャケットが良いね。

ボーズ・オブ・カナダ 7位にボーズ・オブ・カナダの8年ぶりの新作。全く何者か知りませんでしたが、Warpからリリースされてましてそれだけでも聴いて損は無いと思うんですが、音聴いてみたら一言で言えばエレクトロニカ、ないし叙情派テクノでした。でも良いよ。バンド名にカナダが含まれてるけどスコットランドの連中です。キャリアは意外と長く80年代の後半から活動を開始、ちゃんとしたアルバムも5枚位出してるみたい。自主制作でカセットとか出してたキャリアまであるんで何処まで含んで良いんだか分からないんだけど。

 10位にステイタス・クオーの2年ぶり30枚目位のアルバム。丁度2年前に出た前作も10位だった。ステイタス・クオーのイギリスでの人気ぱねぇ。それに比べて日本のウィキペディアはディスコグラフィーが前々作で途絶えてるよ。誰か更新してやれ。

 14位にKTタンストールの3年ぶり4枚目のアルバム。KTタンストールさんもファンに恵まれていないのか日本版ウィキペディアのディスコグラフィーが3rdアルバムで止まってます。アニメみたいに発売前から編集合戦とかにはならないのね。寿美菜子の新曲は発売予定ってウィキペディアに書いてあるのに。

 29位にマーク・オーウェンの久しぶり多分4枚目のアルバム。元テイク・ザットの人。大して売れてないな。

 38位にジミー・イート・ワールドの3年ぶり多分7枚目のアルバム。こっちはウィキペディアにちゃんと書いてあったぞ。このバンドは売れてるイメージあるけどイギリスでは大して売れてないのかな。

 今週の1曲
 勿論ブラック・サバスで’God is Dead?’。オジーさん、今64歳らしいんだけど64歳と言えば日本じゃもう定年ですよ。考えてもみて下さい。貴方の職場で今年で定年もしくは嘱託で働いてるオジサンが「神は死んだ」とか歌ってるんですよ。しかもこれ新曲ですよ。Whoがマイ・ジェネレーションやってるのとは訳が違います。素晴らしい。こう言うオッサンになりたい。


 ボーズ・オヴ・カナダで’Reach for the Dead’音も映像も良い感じ。8年リリースが無くてそれでも7位に入って来るって事はそれだけ根強いファンが居たって事なんだろうね。久し振りにこの手の音を聴いてみようかなと言う気になった。
プロフィール

iwai/h

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