2009年10月17日
伊能忠敬と「わが息子よ、君はどう生きるか」5
前回は、「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」3と「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」伊能忠敬↓
農民でも、伊能家は名門だったが、傾きだしていた。
ライバルの農民の家では、幕府から苗字帯刀を許されたのに、伊能家はまだだった。
後の伊能忠敬は、そんな傾いた伊能家に養子として迎えられた。
伊能家を立て直すのに、幕府から苗字帯刀を認められるようにしよう。
ライバルの農民の家が苗字帯刀を許されたのは、単なる実力だけではない。
役人に、贈り物を絶やさなかったのだ。
伊能忠敬は、以前、
「野に遺賢なし(すぐれた才能を持ちながら、政府に用いられないで民間にいる人などいない)｣
とい古語を信じていた。
人の目に付かないところで生きていても、その人間がこつこつと誠実に実績を上げていれば、必ずどこかに見る存在があって、引き上げてくれる。
だから、優れた人物がそのまま見過ごされることはない、必ず登用されるというのがこの言葉の意味だ。
しかし、これは必ずしも正しくない。忠孝はこう考える。
｢優れた人物のほうで、どうか引き上げてくださいという意思表示をなにもしなければ、やはり見過ごされてしまうのだ｣
伊能忠敬は、積極的に役人に贈り物をし始めた。
｢奈良漬を送りましたから、こういうことをしてください｣
などと代償を要求するわけではない。
ただ単に淡々と送った。
やがて、役人の心を動かし、伊能家も苗字帯刀を許された。
『生涯青春伊能忠敬の「生き方哲学」に学ぶ』より
生涯青春―伊能忠敬の「生き方哲学」に学ぶ
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力があれば、黙っていても認められる、と信じたいな。土のなかでもドジョウだと思いたい。
(たとえ草深い中でも、山芋があれば、人がすぐに見つけて捨てておかない。また、泥深い水中に潜伏するウナギやドジョウも、必ず人が見つけて捕らえるのが世の中だ。そうであれば、内に真心があれば、それが外にあらわれない道理があるはずがない。・・・・・二宮金次郎の言葉8参照)
自己宣伝が強すぎると、かえってバカみたいだし。
「わが息子よ、君はどう生きるか」↓
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人格などというものは、善悪に関わらず、いずれ知れてしまうものだ。
わざわざ自分から言うには及ばない。
自分の口からいえば、欠点を隠すことができるとか、長所が余計に光る、などとは、間違っても思わないことだ。
そんなことをすれば、欠点はなおさら目立ち、長所はかすんでしまう。
自分からは何も言わずに黙っていれば、かえって長所があると思われるものだ。
少なくとも、奥ゆかしいと思われることは確かだ。
それに、不必要なねたみやそしりや嘲笑を受けて、正当な評価を妨げられることはない。
しかし、どんなにうまく変装できているつもりでも、自分でそれを言ってしまえば、まわりの人の反感を買い、思ってもみない結果に肩を落とすことになるだろう。
そんなことにならないためには、自分の話しをしないのが一番だ。
「わが息子よ、君はどう生きるか」より
わが息子よ、君はどう生きるか
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自分で自慢しなくても、口コミで広まっていくほうが、(君が最初の100人に満足できるサービスを与えられれば、口コミのパワーで、3万人の潜在顧客を抱えることになる。・・・・君は一生お客とお金に困ることはないだろう。つき合う人が君の応援団になってくれれば、あっという間に成功者の世界に持ち上げてくれるのだよ。・・・・・ユダヤ人大富豪の教え参照)
かっこいい。
おっと、伊能忠敬の場合は、許可して欲しい役人との関係で、一般の人との関係とは違うんだ。
恩人には、お礼の贈り物をするより、期待に応えろ。
(恩人への恩の返し方は、その人達が期待する人間になることだ。季節季節の変わりめに、物を届けたり、お礼を言いに行くことではない。・・・・・勝海舟の言葉参照)
というけど、
これも、今回とは違う。
今回は、恩人じゃなくて、お役人だから。
恩人とは、本人の一生懸命さにほだされて、応援者になった人だろうな。
(つねに感謝の気持ちを持って、進んで人の協力を求め、自分のためにも、世の人のためにも役立つ、よりよき仕事を進めたいのである。ただジッと待っているだけでは、人の協力は得られない。乏しいなりにも自分の力を精いっぱい出し切って、その自分の力が、相手にのりうつり、そこに人の真の協力が得られると思うのである。・・・・・松下幸之助の言葉4参照)
心を見てくれる、見る目のある人。
だけど、世の中はこういう人だけとは限らない。
たとえ、自分が正しいと信じていることでも、うまくいっていないことなら、変えた方がいいんだ。
(あなたの人生の中でうまくいっていないことなら、どんなことでも認めてほしい。自分がしていることは正しいと、あなたが一抹の疑念も抱かず、100％確信していようと、関係ない。うまくいっていなければ、変えるだけのことだ。・・・・・史上最強の人生戦略マニュアル2参照)
プレゼントをあげるのは、大切。
(お金を賢く使うというと、普通の人は、使わないことが賢いことだと勘違いしてしまう。
賢く使うとは、人を喜ばせるように使うことだ。幸せになることに成功した連中は人にプレゼントをするのが大好きだ。・・・・・ユダヤ人大富豪の教え11参照)
という。
人を喜ばせるには、その人がなりたいことが叶うことを期待してあげること。
(他人に与えることができる最大の贈り物は、相手の成功を期待することだ。・・・・・引き寄せの法則7参照)
というけど、
心だけじゃ、通じなくて、口に出したり、プレゼントしたり、形にしないとだめなときもある。
(励ましの基本は、褒めることだ。私が褒めるという意味は、あくまでも本当のことを言ってあげるということだ。つまり、本心を伝えるのである。日本人はともすると、いちいち口に出さなくても、思いは通じるだろうと思いがちだ。が、私は絶対に口に出すべきだと思っている。・・・・・小出義雄監督の言葉参照)
人を動かす技術も大事。
(人間は一人では成功できない。IQがいくら高くても、“人の動かし方”がわかっていなければ、高いIQは浪費されてしまう。・・・・・「天才！成功する人々の法則」2参照)
(努力の中にこそ人間美にみなぎっている。伊能忠敬の言葉2もどうぞ)
(「わが息子よ、君はどう生きるか」の別の言葉の記事をもっと読みたい方は、「わが息子よ、君はどう生きるか」1へどうぞ)
次回は、ブルース・リーの言葉とエジソンの言葉11
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コメント一欄
1. Posted by みゅー 2009年10月18日 14:33
ひよこちゃん(^-^)
真実なことは隠れてても自然と陽の目を見る時がくるってことなんだね＾＾
そっか〜、類は友を呼ぶ法則も
そこから来てるんだ〜(^0^)
ブログを通して遠く離れてようが、近くで接していようが、
同じ真の想い同士は引き合ってるのかもねひよこちゃん( ^^)Y☆Y(^^ )
人間のあたしたちは、
真心でいっぱいにしてれば
しあわせでいられるよね♪
>>IQがいくら高くても、“人の動かし方”がわかっていなければ、高いIQは浪費されてしまう。<<
うん＾＾人のこころを動かすのも真心だよね(^_-)☆
真実なことは隠れてても自然と陽の目を見る時がくるってことなんだね＾＾
そっか〜、類は友を呼ぶ法則も
そこから来てるんだ〜(^0^)
ブログを通して遠く離れてようが、近くで接していようが、
同じ真の想い同士は引き合ってるのかもねひよこちゃん( ^^)Y☆Y(^^ )
人間のあたしたちは、
真心でいっぱいにしてれば
しあわせでいられるよね♪
>>IQがいくら高くても、“人の動かし方”がわかっていなければ、高いIQは浪費されてしまう。<<
うん＾＾人のこころを動かすのも真心だよね(^_-)☆
2. Posted by ひよこ(管理人) 2009年10月18日 20:22
みゅーちゃん、
>類は友を呼ぶ法則も
>そこから来てるんだ〜(^0^)
おぉ、気づかなかった。
友達つくるとき、
価値観は同じかとか、ポジティブで、一緒に向上できる人か？とか、
いわゆる隠れているところを、
笑顔とか、話す言葉の内容とかから、測っていこうとするもんね。
ホントに氣が合う人たちは、話さなくても、真の想いどおしが引き合っている氣がするし、
そういうわけで、みゅーちゃんと出逢えてよかった。
>類は友を呼ぶ法則も
>そこから来てるんだ〜(^0^)
おぉ、気づかなかった。
友達つくるとき、
価値観は同じかとか、ポジティブで、一緒に向上できる人か？とか、
いわゆる隠れているところを、
笑顔とか、話す言葉の内容とかから、測っていこうとするもんね。
ホントに氣が合う人たちは、話さなくても、真の想いどおしが引き合っている氣がするし、
そういうわけで、みゅーちゃんと出逢えてよかった。
