29d36acb.jpg和歌山の地酒

温暖な気候を背景にして醸される地酒は旨味とコクの多い濃醇なタイプが多く見られる。

和歌山県は以前「コクノハナ」が酒造好適米として産地指定を受けていたが、現在ではほとんど栽培されておらず、使用米は他県からの移入に依存している。

醸造所数は約30。和歌山市、海南市、御坊市、有田郡、伊都郡などに点在している。また、そのほとんどが規模が小さく桶売りの比率が高くなっている。杜氏は昔から但馬杜氏が多く、現在も主流となっている。

和歌山の代表的な地酒として、名手酒造店の「黒牛(くろうし) 純米大吟醸」を挙げたい。

名手酒造店は、慶応2年(1866年) 和歌山県 海南市内、紀州漆器の街として名高い黒江の地にて創業。 小規模ながら高品質な酒づくりに努めている。
平成元年・3年には全国新酒鑑評会にて金賞受賞。

原材料の米は、コンピュータ制御で全量自家精米し、仕込み水には、蔵内の井戸水より湧き出る“黒牛の水”を精密濾過している。

「黒牛 純米大吟醸」は、やや酸味の強い味のしっかりした酒である。

<「黒牛 純米大吟醸」のデータ>

原料米     兵庫県産山田錦 100%
 
使用酵母    非公開
 
杜氏      井口秀則 (但馬流)
 
精米歩合    35%
 
日本酒度    +4.0
 
酸度      1.5
 
アミノ酸度   1.1
 
アルコール度  16.5度