2017年11月17日 20:56

リビングランドのプレビュー その8 脅威

元記事

今週は、リビングランド探検でストームナイトが直面する敵と脅威について紹介する。

恐竜

まずはリビングランドのアイコニックな生き物、つまり恐竜である。リビングランドの恐竜に現代の科学的正確さは必要ではないと正直に認める。しかし、有史以前の生物に関する1980年代時点の知識により強く基づいている。ヴェロキラプトルは想像以上に大きかった。ティラノサウルスと並んで走り回るそれらは、羽毛ではなく鱗で覆われている(訳注:おそらく映画「ジュラシックパーク」に比べての話)。そしてこの脅威カテゴリには、翼竜のように厳密には全く恐竜ではない生物も含まれる。

しかし、アンキロサウルスやブロントサウルス(米ドラマ「ストレンジャーシングス」でダスティンが着ていた服のやつだ)といった古典的なものに気付くだろう。そして旧版からの愛すべきあいつ、ボーアカにも。

(β) ボーアカ
ボーアカは立つと全高80メートルで、4本の太い脚は大きな重い鱗に覆われている。背中に沿ってカーブを描く巨大なトゲが生え並び、隙だらけの背中への攻撃を邪魔している。図体がでかいので、赤顎族(Redjaw Clan)はこの巨獣を戦争の道具に利用し、またその筋力と体重によってたいていの建物を倒せる。ボーアカはレルムでは一匹しか目撃されていないが、まちがいなくもっと多くがやって来ている。

能力値:魅力3、敏捷度4、知力3、精神力8、筋力34
技能:回避6、発見5、威嚇(28)、間合い(14)、トリック(13)、格闘10
移動4、耐久力39(5)、ショック14、負傷5
装備:なし
特典(Perk):なし
ポシビリティ:決してない
特殊能力
・アーマー:鱗の皮膚+5
・噛み付き:筋力+2(36)ダメージ、20mまで届く
・恐るべき存在/Dread:この生き物がいるとき、いかなるスタンダードシーンも代わりにドラマチックシーンとなる。
・怪物/Monster:ボーアカはあまりにも大きく、ほとんどの敵に気付かないので、「怪物」ではない相手からの対人行為は無効。部位狙い(Called Shot)では、この獣にいかなる追加効果も与えられない。
・超大型/Very Large:ボーアカは頭から尻尾までの全長が160mある。その大きさにより、ボーアカへの攻撃者は、攻撃ロールに+4ボーナスを得る。
・弱点/Vulnerable Spot:敵がボーアカの背中を護るトゲトゲの鋭い鱗の下に潜り込めば、そこは弱点となる。それが可能な場所にたどり着くにはドラマチックな行動解決を行い、それぞれの手順には敏捷度判定を行い、難易度は標準(Standard、難易度10)だ。毎ラウンド、ボーアカは身をよじり鱗をこすり合わせ、背中にいる敵それぞれに1回の噛み付き攻撃を行うものとして処理する(これには複数目標/Multi-Targetのペナルティはつかない)。この作業を完了させたキャラクターはボーアカのアーマーを無視し、部位狙いで急所に命中したとして処理する(ダメージ+4)が、この部位狙いには命中ペナルティはつかない。ボーアカは、鱗の下に潜り込んだ者をもう傷つけることはできないが、赤顎族や寄生虫(獣?)が中にいるかもしれない!


アンデッド恐竜

(いまのところ)ほとんどが米中西部の北部で目撃された新たなアンデッド恐竜たちが、脅威の章に掲載されている。Z-Rexは既に紹介したし、その他の例としてはグーラサウルス(Ghoulasaurus/食屍竜?)やスケレラプトル(Skeleraptor/骸骨ラプトル?)がある。

エディーノス

リビングランドの脅威の章は、ストームナイトの戦いの相手(あるいは助け)となる実に幅広い様々なエディーノスが載っている。これらには、エディーノス司祭の例、主な部族(clan)の戦士の例、そしてそうした部族のチャンピオン(ベータレベル用の敵)が含まれる。それらのうちの1人、白槍族(Whitespear clan)の無言のチャンピオンであるスピアハンド(Spearhand)を紹介する。

(β) スピアハンド
スピアハンドは白槍族の無言のチャンピオンだ。彼は奇妙な骨格を生まれ持ち、右腕が突出していた。部族から忌避されたが、その腕力と忍耐力で何とか生き延び続けた。レックシュタレクがこの若き追放者に可能性を見出し、骨細工(Bone shaping)の奇跡を使い、その部下のトレードマーク武器を作り上げた。それは彼の骨格に直接繋がっているのだ!

台詞「……」

能力:魅力6、敏捷度12、知力8、精神力14、筋力12
技能:回避17、信教17、威嚇22、間合い17、白兵戦17、隠れ身15、サバイバル9、挑発10、トリック13、格闘17
移動12、耐久力16(3)、ショック14、負傷4
装備:骨の鎧/Bone Armor(+3)、骨の槍/Bone Spear 筋力+3(15)ダメージ
特典(Perk):Bone Marked、Hardy、Razor Scales、Scarred、トレードマーク武器/Treadmark Weapon(骨の槍、この武器でのBDは出目1を振りなおせる)
ポシビリティ:3
特殊能力
・噛みつき/爪:筋力+2(14)ダメージ
・繋がれた槍/Grafted Spear:スピアハンドの武器は骨格の一部であり、武器を落とさせることはできない。


未確認生物と人間

リビングランドの生き物のすべてがタクタカー由来ではなく、コアアースで「生まれ育った」ものもいて、サスカッチ(Sasquatch)やチュパカブラ(Chupacabra)のような未確認生物、あるいはカルテル(中米麻薬組織)の用心棒(Enforcer)や、Losangradosの司祭(アステカっぽい!)のような人間も載っている。(訳注:Losangradosは、スペイン語のLo Sangrados=出血、ということかな?)

ゴスポグ

最後にゴスポグについて。これは旧版とよく似ていて、第五世代まであり、同じ畑を継続的に使うことで、数は少なくなるがより強力な種類のゴスポグが収穫できる。しかし、トーグエターニティのゴスポグは、(旧版の)ご先祖に比べても危険な存在になっている。もしポシビリティ能力者の死体がゴスポグの種の苗床になったら、第四世代ゴスポグになる確率が高い。第五世代になるには、ポシビリティ能力者の死体を使うことが必要であり、ゴスポグ自体がポシビリティ能力者になるだろう!

(β) リビングランド 第五世代ゴスポグ
この素晴らしいゴスポグは小さな丘ほどの大きさがあり、コケ、キノコ、這い回るツタで形作られ、なんとなく人型の獣の形をしている。個体数は少なく非常に危険な存在で、ひと睨みで恐怖を増幅させる波長を送り出す能力を持っている。多くのコアアース兵のうち、対峙して恐るべき触手にやられる者よりも、恐怖に逃げ出す者の方がずっと多かった。ありがたいことに、こうしたゴスポグは動きが鈍く、別の場所に行くにも時間がかかるので、リビングランドの大きな戦いで彼らを活用するにも普通では限界がある。

能力値:魅力5、敏捷度6、知力7、精神力10、筋力17
技能:回避8、発見8、威嚇15、間合い8、リアリティ12、隠れ身6、トリック(9)、格闘19
移動6、耐久力21(4)、ショック無効、負傷3
装備:なし
特典(Perk):執念深いVengeful(負傷を受けると、負傷を受けた敵に対する次の攻撃に高揚を得る)
ポシビリティ:5
特殊能力
・アーマー:分厚い粘液で覆われた肉 +4
・爪:筋力+2(19)ダメージ
・恐るべき存在/Dread:この生き物がいるとき、いかなるスタンダードシーンも代わりにドラマチックシーンとなる。
・恐怖/Fear:ゴスポグは死体と腐った植物質が融合した怖ろしい存在だ。意志力か精神力で判定し、失敗すると「すごい萎縮(Very Stymied)」となる。
・可燃性/Flammable:この生き物に日による攻撃が命中すると着火する。1分間、火のダメージ+1BDを毎ラウンド受ける。不幸にも、この火は「肉喰らいのコケ(下記)」と同じように他者(ゴスポグへの攻撃者)にも及ぶ。
・肉喰らいのコケ/Flesh Eating Moss:このゴスポグの外側を覆って形作っているコケは、酸性で触れた物を溶解する。白兵戦攻撃をしたものは、攻撃がよい成功(Good)以上でない限り12ダメージを受ける。また、つかまれている敵は12+1BDダメージを毎ラウンド、ゴスポグの手番の最初に受ける。
・精神なし/Mindless:ゴスポグには威嚇と挑発の対人行為は効かない。
・執拗さ/Relentless:ゴスポグにはショックダメージは無効。
・超大型/Very Large:このゴスポグは、差し渡しと高さがふつう10mある。これへの攻撃者は、攻撃ロールに+4ボーナスを得る。
・アンデッド/Undead:ゴスポグには、毒や、呼吸・食事など「生命」プロセスが必要な効果は無効。


コメント一覧

1. Posted by りょう。   2017年11月19日 02:24
ボーアカ、強いですねぇ(;´Д`)

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