1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:37:46 ID:QjaR5d+L0

そのころ使ってたUSBメモリの中に入ってたんだけどマジで今めっちゃ爆笑しながら落ち込んでる






転載元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1390523866/l50


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:39:01 ID:+QUS/aMQ0

中学生の時点でホモってどういうことだよ



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:39:38 ID:pf8nP+Rd0

>>2
今は小学生の腐女子もゴロゴロいるぞ



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:41:24 ID:QjaR5d+L0

腐男子だよ…

タイトルは「痣」だった



5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:42:02 ID:LD/Yyulz0

痔か



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:42:37 ID:QjaR5d+L0

薄い硝子窓の向こうに広がる青は、凍ったように鋭い。
限りなく黒に近く、まるで世界中の青をぜんぶ集めて
たった一つの色にしたみたいに、ただ、美しかった。
二人ぶんの呼吸の温度を、すぐに冬の冷たさが掻き消していくから
ここはもう、苦しいぐらいに澄んでしまっていた。



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:43:47 ID:QjaR5d+L0

トオルはベッドの上に座っている。
皺くちゃになったシーツの上で自分の膝を抱えて、
ひどく強張った顔つきのまま、身じろぎ一つしない。
白いニットの袖から伸びる腕が、脚を強く抱きしめていた。
何かを守るには細すぎるそれは、数日前に会った時よりももっと
くっきりと骨が浮き出ているように思えてならない。
薄い皮膚をそっと押し上げ、浮き出る骨。手首や肘、首元、足首と膝…
トオルの身体には、そんな痛々しい膨らみが沢山あった。
その上を薄緑の柔らかな静脈が這いまわる。

「トオル」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:44:28 ID:QjaR5d+L0

返事は無い。想像よりも硬く響いた俺の声は
少しだけ、ふるると空気を震わせたあと、消えてしまった。

昼間、彼の腕に出来た痣を見たとき
なんだか青い花びらみたいだな、と思ったのを覚えている。
血の気の無い白い肌の上に、黒みのある青が滲んだように広がっていた。
明かりを消した部屋の中には、深い暗闇ばかりが満ちていて
今はその色を目視することは出来ないけれど。



10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:46:42 ID:QjaR5d+L0

すう、と息を吸い込む。
一つ、言葉を投げかけるにはこのぐらいでいいだろうか。

「腕の痣、自分でやったの?」
「………」

トオルは、乾いたくちびるを少しだけ噛んだ。
返事が無いところを見ると、やはりそうなのだろう。
黒々とした丸い目が、外光を拒絶するように睫毛に隠された。



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:48:24 ID:QjaR5d+L0

彼は、そういう人間だった。

自分自身に、少しの隙間もなく水を注いでしまう人。
零れそうに震える自己を抱え、耐えながら生きていて、
だから、その中にごく僅かな小石が入れられたり
水滴の一粒が落とされたりしただけで、とたんに溢れ出してしまう。
その上彼は、水滴を落としたのが自分ではない別の誰かだったとしても
そうする為の理由を生んだのは、自分だと考えていた。
だから誰にも何かをぶつけられないまま、耐え続けているのだ。

…なんて頭の悪い、滑稽な生き方だろう。馬鹿みたいだ。



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:50:12 ID:QjaR5d+L0

黒くて真っ直ぐな髪が、微かな光を反射してサラリと揺れ
また少し俯いたトオルの横顔に、重い影を落とした。
今、彼の中で何がひしめいているんだろう。
その全てを知ることが出来ないという事が、

「悲しいね」

腕の痣は、わざと打ち付けて出来たものなのか、
暴れた時にどこかにぶつけたのかは分からない。
それだけじゃない。おそらく肩だけじゃなく、
身体中のいろんなところが青黒く染まっているはずだ。

…痛かっただろうに。



13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:51:49 ID:QjaR5d+L0

痣。内出血。
柔らかな皮膚は破れることなく、その内側で熱い血液が迸り
深い痛みと熱を内包しながら、青く黒く変色していく。

「似てる、トオルに」

俺の言葉に、トオルは初めてこちらに視線をよこした。

「なにが」

トオルの声は、ひどくかすれていた。
くちびるが緩慢に開き、苦しげな声が聞こえ、それからまた閉じてしまう。
俺はそれが怖くて、やっとの思いで彼に近づいた。

「……なんでもないよ」



14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:53:09 ID:WCsWYJkS0

文章いいね



16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:55:10 ID:QjaR5d+L0

トオルが俺の腕を拒絶することは無かった。
そのまま細い身体をそっと抱きしめる。大丈夫だ、とてもあたたかい。
びくり、と一瞬だけはねた肩はすぐに震え出し、彼の息は少しだけ荒くなった。

「トオル、」

首筋から微かに、甘い匂いがする。
それを感じたら、急に鼻の奥がツンと痛み、目の前が滲んだ。

「ごめん」
「トオル、謝らないで」

トオルは繰り返す。

「…ごめん」
「大丈夫だよ」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 09:55:41 ID:QjaR5d+L0

俺たち、今、とても滑稽だ。
彼の肩から、ふわりと力が抜けていくのが分かった。
空にはきっと、細波のような白い星が沢山散らばっている。
トオルの小さな吐息は、やがて嗚咽に変わったので、
これでいいんだ、と。それだけ考えて俺は、彼の首筋に顔をうずめた。


あとでトオルの部屋に行こう。
散らばった文庫本をきちんと本棚にしまって、
トオルの足が傷つかないように、砕けた鏡の破片を拾い集めよう。

俺は小さく笑って、抱きしめる腕に少しだけ力を込めた



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 10:02:35 ID:QjaR5d+L0

おわり

黒歴史は黒歴史なんだけど中学生の自分の感性というか
萌えどころみたいなのを大人になってから覗き見るのは面白かった



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 10:22:50 ID:LTUZOu360

さわりだけしか読んでないけど文章力ありそう



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/01/24 10:58:31 ID:jOO4wL9m0

いいじゃないか、悪くない



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