1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:41:30.53 ID:ajgDLOMT0.net

コナン「なんだそれ。頭からマジックハンドが伸びてケツでも触るのか?」

博士「間違えたわい。これは光彦くんを痴漢じゃなくて置換するヘルメットじゃ」

コナン「置換? つまり光彦の居場所を何かと入れ換えることが出来るってことか」

博士「そうじゃ。何と入れ換えるのかと言うと、それはこのヘルメットを装着した者の視界にうつる物の全てとじゃ」

コナン「光彦がどこにいても可能なのか?」

博士「可能じゃ。やろうと思えば南極や海底にも連れていけるぞい」

コナン「本当に何とでも入れ換えることが可能なのか?」

博士「可能じゃ。ただし太陽とかそういうのはしちゃいかん。光彦くんを宇宙空間に放る代わりに地球が滅亡してしまうわい」

コナン「すげえ!!!」

博士「ちなみに置換された光彦くんは全裸になるぞい」

コナン「すげええええ!!!!!!」



3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:42:27.71 ID:0MN1Nu8D0.net

博士ってもうシェンロン超えてるレベルだな



転載元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1413560490/




4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:46:21.74 ID:ajgDLOMT0.net

灰原「ほら、早く行かないと学校に遅れるわよ。工藤くん」

コナン「おっと……わりいわりい。それじゃあ博士、行ってくる」

博士「気をつけて行くんじゃぞー」


 通学路

灰原「……ねえ。そのヘルメットは何なの?」

コナン「博士の発明品さ。これで光彦をチカンできる」

灰原「頭からマジックハンドでも出るの? 博士ったらまた珍奇な物を作ったのね」

三人衆「あ、コナンくーん」

コナン「おーっす」



5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:51:20.37 ID:ajgDLOMT0.net

 教室

コナン「そういえば今日の体育は野球だった」

コナン「都合がいいぜ」カポッ


 グラウンド

「ワーワーギャーギャー」

コナン「ツーアウトツーストライクの満塁……ここで決めてくれよ! 元太!」

元太「おうよ! 任せとけ!」バットブンブンッ

光彦「そうはいきませんよ! コナン君! どれだけボールが飛ぼうとこの僕が必ず取ってみせます!」

歩美「元太くんがんばれー!」

灰原「がんばれー」



10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 00:57:22.48 ID:ajgDLOMT0.net

 ボールビュンッ

元太「見切った!」ブゥウン!

 カッ
  キィィィィィィィィィィィィン!

「うおおお! 行ったあああ!」
「回れ! 回れ! ホームランだ!」

コナン(いや! これはまずい! ボールがこのまま行けば光彦が取っちまう!)

コナン(そうだ! 今こそこのヘルメットの出番だ!)


光彦「はあっ! はあっ!」タッタッタッタッ

光彦(よしっ、これなら元太君をアウトに出来ます!)

 ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥン

光彦(ボールが近づいてきた! 取ります!!!)


コナン(今だ! 『ボール』と光彦を置換する!!!)キュィィィィン!



12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:01:14.77 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「うわあ!」ドテェッ

光彦「いたた……一体何が起こったんですか……?」

光彦(一瞬、浮遊感があった気がしますが……あっ!)

光彦「早くボールを取りにいかなくちゃ――」

 バチィンッ「いたっ!」

光彦「な、何をするんですか!」

先生「光彦君こそ何をしてるの!」

光彦「……え?」ブラァン

光彦「ぼ、僕が裸です!」

先生「そうです!」バチィンッ



13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:05:45.70 ID:ajgDLOMT0.net

歩美「いやぁぁああああ!」

灰原「よしよし……まったく、円谷君には呆れて物も言えないわ……」

灰原「最低ね」

コナン「ああ、同感だぜ……っと、先生が光彦の手を引いてるな。職員室にでも連れていくのか?」

元太「だったらさっさと連れってった方がいいな! 光彦の奴には自分が何をしたかを分からせるために先生と父ちゃん母ちゃんにみっちり叱ってもらわないとな!」

歩美「……歩美、ちょっとトイレに行ってくる……」

灰原「私も付いていくわ」



15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:12:46.20 ID:ajgDLOMT0.net

 一階廊下

先生「ほら、こっちへ来なさい」

光彦「僕を職員室に連れていくんですか……?」

先生「いいえ。先に保健室へ行って先生が服を持ってきます……光彦君の服は風でどこかけ飛ばされたようですから」

光彦「うぅ……」

先生「ですがその後は、職員室へ連れていき保護者の方に連絡を取りますからね」

光彦「えっ!?!?!?」

先生「当然の処置です。光彦君? 自分が何をしたかは分かっているわよね?」

光彦(そ、そんなの、知るわけないじゃないですか……だって気付くといつの間にか全裸だったんですから……)

光彦(……保護者の方に連絡……ですか……。……、…………)

光彦「う、」

先生「う?」

光彦「うわああああああああああッ!!!!!!」ダッ!

先生「あ――こら! 待ちなさい!」



16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:22:44.43 ID:ajgDLOMT0.net

 一階男子トイレ・個室便所

光彦「はあっ……はあっ……」

光彦(……は、ははっ……どうして僕は逃げてしまったんでしょう……逃げたって結局無駄なのに…………ん?)

光彦(何か声が――)


 一階女子便所・洗面所

歩美「ううっ……ひっく」

灰原「ほらほら、泣いてたら可愛い顔が台無しよ……(たしかにグロテスクだったけれど)」


 



17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:25:49.44 ID:ajgDLOMT0.net

 一階男子トイレ・個室便所

光彦(あ、歩美ちゃんと灰原さん! そうか、彼女たちにも僕の裸は――)


「裸になって何が悪いんだ! 歩美ちゃんと灰原さんに裸を見られて僕は今凄く興奮しています!」


光彦「――え? 僕の、声――?」


 一階女子トイレ・洗面所

灰原「! なに!? この声まさか!?」

歩美「哀ちゃんあそこ! あの個室から声が聞こえたよ!」


 一階男子トイレ・個室便所

光彦(ぼ、僕は何も言ってません!)


 一階女子トイレ・個室便所

コナン(――だって言ったのは俺だからな。この、蝶ネクタイ型変声期を使ってな)



18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:35:13.41 ID:ajgDLOMT0.net

灰原「――――ッ」

灰原「円谷光彦ッ! 貴方は一体どれだけ人を苦しめるつもりなの!」ドアドンッ!

コナン(うっへー、こえーぜ。灰原マジでキレてんじゃん。まあここにいるのは光彦じゃなくて俺だがな)

コナン(まあ今の俺は光彦と大差ない状態だけれどな。何たって『全裸』なんだから)

コナン(もちろん俺に露出願望なんてねえ。だからこのまま灰原にドアをこじ開けられてそのままボコられるつもりもねえ)

コナン(服は全部おりもの入れに隠した――よし、それじゃあ行くか)

コナン(光彦ボイス)「もー、激おこプンプン丸ですかあ? 灰原さあん、そういうところに僕はメロメロなんですよお――今、鍵を開けますから」

灰原「えっ――」ガチャリッ

コナン(あばよ、光彦の人生。『俺』と光彦を置換する!!!)キュィィィィン!

 ギギィ……

光彦「……え?」

灰原「…………」

 バチィンッ



21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:45:16.11 ID:0UidPtU+0.net

コナンが全裸になる意味って?



22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:49:23.15 ID:ajgDLOMT0.net

 一階男子トイレ・個室便所

コナン(ふぅ……狙い通り)

コナン(歩美と灰原がトイレに行くって聞いて思い付いた即興の計画だったが予想以上に上手くいったぜ)

コナン(俺は灰原と歩美が着く前に女子便へやって来て服を脱いだ)

コナン(それは、俺が光彦と入れ替わるからだ。置換する光彦が脱衣されるように置換される側が人間だった場合も服が脱げるのは道理だろう)

コナン(マトリョーシカなんかを置換したら外側だけどこかに行って中のはそのままそこに残っちまうだろうな……もし服を着たまま装置を作動させてたら俺の服が女子便所の中で散らばることになっていただろう)

コナン(それと置換するときに光彦が男子トイレにいないと俺がどっかで裸体を晒すことになってただろうが、光彦が男子トイレに逃げ込むのは容易に予測できる)

コナン(そして二人が来たのを確認したあと、変声機を使って光彦の振りをしてドアの鍵を開き、光彦を女子便所へ、俺は男子便所へ行って、計画完了)

コナン(俺は三人がいなくなったあと、安全に服を取りにいき、全ての罪を光彦、に――)

コナン(あっ――眼鏡かけたまま置換しちまっ――)



23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 01:56:01.77 ID:ajgDLOMT0.net

 一階女子トイレ

光彦「これは違うんです! 痛い! 髪を引っ張らないでください!」

灰原「あら!? そんなことを言えた義理かしら!? 吉田さん! 先生を呼んできて!」グイッ

歩美「う、うん!」ダッ

光彦「待ってください! 歩美ちゃ――」バチィンッ

灰原「あなたに吉田さんの名前を呼ぶ資格はない!」

光彦「う、うわああ――ぁ?」

光彦(めが、ね? 便器の中の水に眼鏡が浸って……)

光彦(あれって――コナン君の――!)

灰原「余所見をしないで!」

光彦「ち、ちがっ。僕じゃ、ほら、あそこにコナン君の」バチィンッ

灰原「問答無用ッ!」

 バチィンッ……


コナン「……行ったか? けっこう叩かれてたな。光彦の奴」タッタッ

コナン「うわ、便器の中に落ちてやがる。きったね……バレては、ねーよなあ……?」カチャッ



24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:03:21.32 ID:ajgDLOMT0.net

 円谷宅・トイレ

光彦(…………それから、)

光彦(先生と灰原さんに連れられ裸のまま職員室へとやって来た僕は、何人もの先生たちに囲まれ今まで聞いたことのない罵声を浴びました)

光彦(やがてお父さんとお母さんが学校へやって来て、何度も僕を叩いて、何度も僕に聞いたんです)

光彦(『何でこんなことをしたの?』と)

光彦(知らない、と言ってもその度に頬をぶたれ……)

光彦(ううぅ……どうして、正直に話しているのに僕をぶつんですか)

光彦(……どうして! どうして!!!)

光彦「あぁああぁぁあ……ああ……」

 コンコンッ

光彦「!」ビクゥッ……

姉ちゃん「みっくん……いる?」

光彦「お姉、ちゃん?」



26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:07:33.40 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「ど、どうして家に? まだお昼なのに、学校、あるでしょう……?」

姉ちゃん「……いやあ、お母さんから、話を聞いて、帰ってきちゃったんだ」

光彦「……そう、ですか」

姉ちゃん「ねえ、みっくん」

光彦「……?」

姉ちゃん「私はみっくんのこと、信じるよ」

光彦「……えっ?」

姉ちゃん「お母さんやお父さんはああ言っているけれど、お姉ちゃんはみっくんのことを信じるから」

光彦「お姉、ちゃん」



27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:11:50.16 ID:ajgDLOMT0.net

姉ちゃん「みっくんはあんなことをしないって、お姉ちゃんが一番よく分かってるから」

光彦「信じてくれるんですか……?」

姉ちゃん「さっきも言ったじゃない。信じるって――ね」

 ガチャッ……

光彦「う、うわ、うわあ……お姉ちゃあああん」ドサッ……

姉ちゃん「ははは……もう、みっくんってば、重いってばあ」ギュッ

光彦「ありが、ありがとうございます……ぐずっ……」グッ



28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:17:10.09 ID:ajgDLOMT0.net

『お姉ちゃん、僕にはしなければいけないことがあるんです』

『これは僕の手で決着を付けなければいけません』

『ええ。大丈夫ですよ。お姉ちゃん』

『一度部屋に戻って少し準備をしてきます』

『危険なことはしませんから、安心してください』



姉ちゃん「みっくん、ちょっと厚着すぎない……?」

光彦「いえ、これでいいんです。それじゃあ出掛けてきますね」

姉ちゃん「うん。行ってらっしゃい。頑張って、みっくん」

光彦「ええ。行ってきます。お姉ちゃん」ダッ


光彦「…………」

光彦「すみません。お姉ちゃん。僕はお姉ちゃんの期待を裏切ってしまうかもしれません」

光彦「けれどもこれは、僕の手で終わらせなければならないんです……!」



29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:27:21.34 ID:ajgDLOMT0.net

 放課後・通学路

コナン「それでよー、灰原」

灰原「……あれ、何かしら」

コナン「ん?」

?「…………」

コナン「……全身を覆った服装。今の時期、まだ早いよな。あんなの」

?「……僕ですよ。コナン君」

コナン「なっ! 光彦! どうしてここに!」

光彦「……『ヘルメット』、まだ被ってたんですね。そんなにフィットするんですか? それ」

コナン「! どうしてそれを――」

光彦「ふんっ!」ブゥウン!

コナン(なっ! 野球ボール!? このままじゃ、当た――)

コナン(『ボール』と光彦を置換するっ!)キュィィィィン!

光彦「判断を見誤りましたね! それをしたら僕の拳が君に届いちゃうじゃないですか!」

コナン「しまっ」ドゴォ



31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:36:51.73 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「ふうん……置換されたボールは運動をやめていますね。避ける手間が省けて助かりましたよ」グッ

コナン「っん、な……」カポォ

光彦「ヘルメット、いただきましたよ」カポッ

コナン「てめえ……」

光彦「そう言えば先程、どうして僕がこのヘルメットに目を付けていたか、聞いていましたよね」

光彦「ただ単に怪しかったから、って話ですよ」

光彦「ああ、もちろんそれだけでは終わりませんよ。僕はこれでも少年探偵団の一員ですから」

光彦「まず最初に、今日、なぜかコナン君はいつもは持ってこないようなヘルメットを被っていました」

光彦「サッカーが大好きなコナン君には珍しい。体育が始まる前から僕はそれに違和感を覚えていました」

光彦「そして――野球をしている最中に、始まりの異変が起きました」

光彦「そうです。『今日』、コナン君は珍しくヘルメットを被っていて、同じく『今日』、なぜか僕は全裸になってしまっていた! これでヘルメットと異変を線で結ばないというのはおかしな話でしょう!」



32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:48:02.34 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「そして何故僕は全裸になってしまったのか」

光彦「最初の異変と第二の異変を一緒に考えてみると、自ずと真実が明らかになっていきます」

光彦「それは僕が何らかの何かと、場所を入れ替わったからです」

光彦「最初の異変の際、僕は『ボール』を取ることが出来ませんでした。必ず取れるはずだったボールを取り逃してしまったのです」

光彦「そして第二の異変で、僕は便器の中に『コナン君の眼鏡』を見つけました。それはそこにコナン君がいたからでしょう。そして何らかの理由でそこに落としてしまった」

光彦「その不自然な光景を目の当たりにした僕は、今になって思えば、コナン君はもしかしたら何かミスをしたんじゃないかと考えました」

光彦「そして取れるはずの『ボール』を取れなかったり、女子便所に『コナン君』がいた形跡から思考していくと、僕はそれらと入れ替わったのではないかと考えたんです」

光彦「ほら、そうするとどうでしょう。全てに辻褄が合うでしょう?」

光彦「ボールを取れなかったのは、僕がボールと入れ替わったからで」

光彦「僕が女子便所にいつの間にか居たのは、コナン君が僕と入れ替わったからで、そしてそのときコナン君は眼鏡を便器の中に落としてしまった!」



34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 02:58:21.05 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「後は……入れ替わりの種類、ですかね」

光彦「これはさっきまで分かっていなかったんですよ。全裸になること以外は」

光彦「でもコナン君が僕とボールを入れ換えてくれたお陰で、ええ、ようやく理解できました」

光彦「ちなみにさっき野球ボールを投げたのは僕なりの意趣返しだったんですよ?」

光彦「で、何を理解したのかと言うと、それは置換が双方何にでも可能ではないということです」

光彦「片方は僕でなければいけない。双方だったときを危惧して厚着にしたのですが、それこそマトリョーシカみたいに服を剥がされるかとひやひやしていましたが、杞憂でしたね」

光彦「まあそんなことはもうどうでもいいんです」

光彦「どうでもいいんです」

光彦「どうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでもどうでも」

光彦「いいんです」

光彦「だってこのヘルメット、博士が作ったと思うんですが、その製作者すら気付かなかったことに僕は気付いてしまったんですから」

光彦「そんな気付きに比べならさっきのいやに長ったらしい台詞なんて、本当にどうでもいいんです」

光彦「だからそれに対する反面教師として、この気付きに対する台詞は簡潔に収めておきましょうか」



光彦「このヘルメットの心の使い手は、僕です」キュィィィィン



35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:00:41.59 ID:LJbDD6VA0.net

なんでもいいから光彦氏ね



37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:05:39.36 ID:ajgDLOMT0.net

コナン「なっ消え――」
光彦「ここです!」キュィィィィン
コナン「ぐっ」ボゴォ

コナン「かっ、は! また消え――」

灰原「きゃあ!?」

コナン「はいばっ――」

コナン「は、裸ァ!?」

灰原「見ないで!」バッ

コナン「わり――」ボゴォ
光彦「余所見しないでください! 変態!」キュィィィィン

コナン「ぐっ」ボゴォ
光彦「ここです!」キュィィィィン

コナン「ごっ」ボゴォ
「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ
「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ
「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ
「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ
「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ
「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ「ここです!」キュィィィィン ボゴォ

コナン「ぐはあっ!!!」ボゴォ!!!



38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:10:52.80 ID:ajgDLOMT0.net

コナン「――そういう、こと、かよ」

コナン「……装着者が光彦を視界に入る物体と入れ換えることが出来るヘルメット……」

コナン「……けれどそれは光彦以外の話で……」

コナン「光彦がヘルメットを被れば、話は変わる……っ」

コナン「装着者が光彦を視界に入る物体と入れ換えることが出来るヘルメットは――」

コナン「『光彦が視界に入った物体と入れ換わることが出来るヘルメット』になるんだ!」

光彦「メインディッシュです!」キュィィィィン!

コナン「ぐ、お――」

コナン「!」

コナン「俺が、裸になってやが、る…………」ドサァ……


光彦「……ふふ」



39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:14:59.93 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「ああ、裸でいるのというのは何て気持ちのいいことなんでしょうか……」

光彦「そして今僕にはどんな国家権力をも通じない異能を手に入れたのです……」

光彦「この世界は全て僕の庭。コナン君の言ではありませんが、今の僕に裸になって悪い理由はないのです……」

光彦「ふふ、お姉ちゃん、こんな気持ち悪い弟になってしまってごめんなさい。ふふ」

光彦「それじゃあ街へ繰り出しましょうか」

光彦「人類の皆さんにもこの悦楽、味会わせに、ね」キュィィィィン!



40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:20:53.51 ID:ajgDLOMT0.net

コナン「ハッ!」ガバァ

コナン「ここは、博士の家……寝ていたのか、俺は」

博士「し、新一!」

コナン「博士! そうだ、光彦は!」

博士「これを、テレビを見るんじゃ!」

コナン「――!?」

『映像をお送りすることは出来ませんが! 街は今、狂乱で満ち溢れています!』

『謎の物体Xにより突如として衣服を剥かれる会社員達! 全裸になった人々は必死にそこら中に散らばった服をかき集め自分の身を隠そうとしています!』

『現在、物体Xの居場所は判明しておら――え、何あなた――きゃああああああああ!!!!!!』

『――――――――』

コナン「こ、これは……」

博士「ヘルメット、じゃな」



41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:25:36.90 ID:ajgDLOMT0.net

コナン「そうだ! 博士、あのヘルメットの機能を停止させる方法は!?」

博士「無理じゃ……それが出来たらもうしておるのに……」

コナン「じゃあヘルメットの機能を破壊する装置を作れば!」

博士「わしは装置を作り上げる時、独立性を高めるためにそういうのが作れないように設計しておるんじゃ」

コナン「くそぉ! 打つ手はねえのか!」

コナン「くっ……外に出る!」

博士「なっ!? 新一! 気持ちは分かるが今出ていったところで無意味じゃ!」

コナン「くらえ麻酔銃!」

博士「ぐえっ」プスッ



42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:35:07.77 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「はっはっはっはっはっ! いえーい。テレビの皆さん見てますかあ!!!」

光彦「あれ、もう綺麗な映像に差し換えられちゃってますかねえ」

光彦「しかし女の人の裸を見るのは飽きてしまいましたよ。勃つものも勃ちません」

光彦「それじゃあもう一度外に出て、服を着直した連中を剥き直しにいきましょう!」マドパリーンッ

光彦「うっひょおおおおおおおお! ギリギリで置換!」キュィィィィン!

「いやああああああ!!!」

光彦「運動エネルギーまでワープしないのは確認済みですからご安心を! あれ、今痴漢って言っちゃいました!? 僕!」

光彦「うっわ! 置換で痴漢! はっはっはっはっはっ……は?」

光彦「あの電光掲示板……ふむ」

『3215 Baker Port』

光彦「みつひこ べいか みなと……誘っているんですか……この僕を……?」



高木刑事「これでいいのかい……? コナン君」

コナン「うん。後は僕の言った通りに――」



43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:39:30.80 ID:ajgDLOMT0.net

 米花港

光彦「おーい、誰かーあ」タッ タッ

?「光彦ぉ、そんな格好で寒くねーのか?」

光彦「……コナン君。どこです。出てきなさい」

コナン「放課後はそこまで寒くなかったのに、夜になるといきなり冷え込んだよなあ。厚着してねーと外も出歩けねーってのに」

光彦「コナンくーん?」

コナン「お前は頑張るなあ。ああ、頑張ったからさ――」


コナン「――そろそろ終わりにしようぜ」


 ギイッ!

光彦「! スケボーの音! そっちですか!」キュィィィィン!



44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:44:33.65 ID:ajgDLOMT0.net

光彦「逃がしませんよ! コナン君!」キュィィィィン!

 ガガッ!

光彦「! コンテナ置き場ですか!」キュィィィィン!

 ガガッ!

光彦「右に曲がりましたか!」キュィィィィン!

 ガガッ

光彦「今度は左!」キュィィィィン!



45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:49:30.20 ID:ajgDLOMT0.net

 ガガッ!

光彦「さっきからちょこまかと! 上手く僕の視界に入れられませんね!」キュィィィィン

 ガガガガガッ!!!

光彦「――見えた! コナン君、捉えましたよ!」

光彦「終わりで――――」


 ドオオオオオオオッ!!!


光彦「すうううううううう!?」

光彦(トラック!? 横から!? 危ない!!――『トラック』と、置換――――)キュィィィィン!

光彦「ッ!!」バッ

光彦(な。周りに、『SWAT』――? いつの間に囲われ――)

「捕らえろ!!!」

光彦「ぐえっ!」ドサッ!



46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 03:53:34.61 ID:ajgDLOMT0.net

コナン「早くヘルメットを外すんだ!」

「うおっ!」カポッ

光彦「しまった!」

コナン「……観念するんだ。光彦」

光彦「……く、くっそおおおおおおおお!!!」

光彦「何で! 何で僕はこんな不幸な目に合わなければならないんですか!!!」

コナン「……最初の時点ではお前に罪はなかったよ」

コナン「だけど、やられたからって、それと同じことを人にやってはいけないだろ」

コナン「だからお前は然るべき罰を受けなければいけないんだ」

光彦「コナン君! 全部あなたのせいです! あなたの――――」



47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 04:01:56.29 ID:ajgDLOMT0.net

「マトリョーシカ」

「光彦の置換能力を完封するヒントをくれた物が、これだ」

「博士を麻酔で眠らせた後、どうすることも出来ない俺は一度外に出ると、外気の余りの寒さに凍えてしまった」

「だから一度博士の家に戻って、上着を着ようとした時に、光彦の言葉を思い出した」

「『それこそマトリョーシカみたいに服を剥がされるかとひやひやしていましたが――』と」

「そしてそれに付随するように、通学路で野球ボールを投げられた時の、咄嗟の判断の誤りも記憶から引き上げられた」

「すると、閃きが頭をよぎる」

「『光彦が置換しまくっているところに、いきなりSWAT隊員を乗せたトラックを横断させればいいんじゃないか』と」



48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 04:05:31.91 ID:ajgDLOMT0.net

「まあ、こんな解説で話を終わらせてしまうとどうも締まらない」

「だからオチに、事の顛末の一部を載せて終わりにしよう」





光彦「お、お姉ちゃん……」

 バチィンッ!!!

光彦「ッ…………」

姉ちゃん「あんたを信じた私が馬鹿だった。お父さんとお母さんが正しかった」

姉ちゃん「もう私を、お姉ちゃんと呼ばないで」                                    完。



49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2014/10/18(土) 04:07:46.23 ID:FOQdEqLH0.net

どう見てもコナンのせいですありがとうございました



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