1: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:50:13 ID:sPM

少し書き溜めてるから徐々に投下してく



2: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:50:25 ID:ffA

つまんなそう



3: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:51:14 ID:sPM

>>2
よしわかった辞めるわ
それじゃあ熊に遭遇したときの話をしようか?



転載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1422078612/




4: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:51:27 ID:tc7

気胸?



5: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:52:01 ID:sPM

>>4
そう、気胸
体の中に酸素がたまりすぎて心臓まで圧迫された



6: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:52:38 ID:IJW

ドレナージチューブ



8: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:53:06 ID:sPM

>>6
抜くときすっげぇ痛ぇんだよな



9: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:53:10 ID:RAm

ガリガリな人がなりやすいんや

   ,:':,...,:':,
  ,:' ・ω・ ':,
  ;:     :;
  ゛'ー---‐'""
意識あるまま肺にホース通されて空気入れられるで




7: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:52:58 ID:z93

他にはどんな話がありますか?



11: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:54:38 ID:sPM

>>7
・北海道を横断して変な集落に行ったときの話
・半年間ホームレスになって893に追われてたときの話
・裏カジノの従業員になれと誘われたときの話

などなど



14: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:55:35 ID:vqq

>>11
2つ目おなしゃす



18: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)14:57:38 ID:sPM

>>14
OK

俺はいわゆるブラック企業に勤めていて、毎日営業マンとして身を粉にして働いていたんだ
しかし排斥ともいえるパワハラが続いて心身ともにボロボロになり、退職を決意した
そこで俺は社長に「すみません。俺来月で辞めたいんですけど」と言ったら、
社長は硬直したまんま「まぁ、そこ座れ」とソファーを平手で指したんだ



19: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:01:48 ID:sPM

それで社長は少し威圧的な態度を出しながら、俺と向い合って座った

「なんで辞めたいの?」
「もう心身が持たないので」
「仕事ってそういうもんだろ?」
「程度があります」
「お前がやめたら会社どうなるかわかってんだろ?」
「今は関係ない話です」
「関係あんだろうがよぉおおお!!!!」

どこでスイッチが入ったのか、
社長は近くに置いてあった灰皿を床に叩きつけた
パリーンって灰皿が割れたけど、こんなのは慣れっこだった

何回も水掛け論とも言える問答をしているときに
社長がトンカチを振りかぶり「殺すぞオラァ!!」と怒鳴ったところで
「とにかく、もうやめますから」と俺は退職届を押し付けて、会社を飛び出した

その日の夜、社長が3時間も俺の住んでる部屋のドアをノックし続けて警察沙汰になった
俺はとにかく部屋にたてこもり、朝になるのを待った



22: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:06:48 ID:sPM

朝になって、カーテンを少し開くと黒いワゴン車が二台家の前に停まっていて
「あ、社長の知り合いだ」とすぐに察しがついた

社長は元々8●3だったため、過去に社長を慕っていたというチンピラを利用して
社員にパワハラを行い、退職を阻止することなど既に知っていたけど、
捕まったが最後、リンチされる。過去にそういう目にあって廃人みたいになった仲間を何人も知っている

このままきっと俺が出てくるまでアイツらは貼りこんでいるだろうことも想像できたから
俺は凄まじい勢いで財布とスマホを両手に持ち玄関を蹴り明けて逃げた
ワゴン車から何人か出てきて追っかけてきたけど、死に物狂いで逃げた

ホームレス生活の始まりである



25: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:12:33 ID:sPM

隣の隣の公園まで逃げて、俺はベンチに座ってこれからどうするかを考えていた
とりあえず財布の中身を確認する。6000円
これからどれだけの期間を逃げるかも検討がついていなかったから
不安すぎてゲボ吐きそうになったけど、とりあえず暖かい場所に移動することにした

その日はネカフェに泊まり、「ネカフェに泊まったら一週間も持たねぇ」という事に気づき、後悔した
友達に連絡しようにも、あの町に住む友達の家に泊まってあのチンピラたちが友達の家に来たら迷惑をかけてしまう

「よし、ホームレスやってみるか」

俺は楽観的に考えてみた



26: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:15:33 ID:sPM

ホームレスになるならばホームレスの多い所に住んだほうがいい
そのほうが生きる知恵も学べるし、何らかの炊き出しなどがあったときに気づきやすい
だから俺は町を歩きまわって、ホームレスがいる場所は三つあることがわかった

駅、公園、図書館の三つだった

たとえば駅の、入り口や売店とは逆方向の死角になっている場所にダンボールを敷いて寝る奴だとか
図書館で本を横に何冊か積んで机に突っ伏して寝てる者(本を読んでる途中という体でいるため)だとか
公園のベンチで堂々と寝るものだとか色々見てきたが

ほぼ全員寝ていた。たまに何か書いている人や酒を飲んでる奴もいたりした
俺は公園を選択して、ホームレスに話しかけてみることにした



28: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:18:58 ID:sPM

俺「すみません」
ホームレス「あ?」

ベンチで座ってボーッとしているホームレスに話しかける

俺「この公園ってどこか暖を取ったり出来る場所ってありますか」
ホームレス「なんだよ。なにが?」

ホームレスは警戒していた

俺「いえ、実は家に帰れなくなってしまいまして」
ホームレス「ホームレスか」
俺「はい」
ホームレス「家出か?」
俺「いえ」
ホームレス「なんでだ」
俺「ちょっと、めんどくさいのに追われてまして」
ホームレス「危ない系か」
俺「はい」
ホームレス「俺、ホームレスじゃねぇぞ。旅してんだ」
俺「あ、いえ別にそういうわけで話しかけたわけでは」

失礼ながら身だしなみを見た限り
家がある感じには思えなかったけど、
見た目でホームレスと決めつけるのは失礼だと思い
あくまでもへりくだって話をする



29: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:21:23 ID:sPM

ホームレス「人を見た目で判断したらダメだ」
俺「いや、たまたま公園にいた人に声かけようと思ってたからあなたになっただけですよ」
ホームレス「本当にホームレスと思わなかったのか?」
俺「ぶっちゃけ思いましたけど」
ホームレス「そうだよな。正直だな」

ホームレスはなぜかゴキゲンになった

ホームレス「だけど俺はさ、南のほうからずーっと歩いてきたんだよ」
俺「南?どこからですか」
ホームレス「滋賀県」
俺「滋賀県!?」

ちなみに俺が住んでる場所は北海道だ



30: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:23:33 ID:sPM

俺「どうやって」
ホームレス「持ってた金はぜぇんぶ交通費よ」
俺「飛行機ですか?」
ホームレス「夜行バスと船」
俺「はー……どちらまで行かれるんですか」
ホームレス「わかんねぇ。行けるところまで行きたいだけなんだわ」
俺「はぁ」
ホームレス「俺ももう先が長くねぇからさ。行けるところまで行ってくたばってみてぇんだわ」
俺「どうしてですか」
ホームレス「それが人生だろ」
俺「人生」

言ってることがわからなくもなかった



34: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:27:00 ID:sPM

寒い風が吹いて、俺は話を戻した

俺「あの、暖を取れる場所は」
ホームレス「俺は知らん。普段は駅裏のトイレで寝てそれ以外は移動よ」
俺「今はその途中ですか」
ホームレス「そう。俺明日また歩き出すんだ」
俺「体とか大丈夫なんですか」
ホームレス「いつかは死ぬだろうな」

ホームレスは汚い歯をむき出しにして笑った
なんというかこの人からは劣等感とかそういうものは感じなく
むしろホームレスであることを楽しんでいるようだった
俺は彼のことをスナフキンと呼ぶことにした
彼も快諾してくれて、その日はスナフキンと夕方までベンチで語った

もちろんちゃんと風邪はひいた



36: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:29:56 ID:wKP

スナフキン良い奴だな



37: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:31:21 ID:sPM

俺がくしゃみするとスナフキンは「なんだ寒いか」と心配してくれて
俺は「そろそろ寝る場所を決めないと」と言った

スナフキン「金無いのか」
俺「あと4500円です」
スナフキン「寝る場所決まってないのか」
俺「えぇ」
スナフキン「駅の裏はダメだぞ。俺が寝るし、他のホームレスもいっぱいいる」
俺「その中に紛れ込んだらダメなんですか」
スナフキン「ホームレスは駅に3人か4人ぐらいしか寝れねぇんだよ。早いもの勝ち」
俺「なんでですか」
スナフキン「あまりに多かったら警察が動いて追い払う可能性が高くなるから」
俺「あー」
スナフキン「お前、今日はトイレで寝ろ」
俺「どこの?」
スナフキン「そこの」

スナフキンは公園のトイレを指さした

俺「暖かかった?」
スナフキン「なんで俺がそこで寝てたみたいな言い方なんだよ」
俺「違うの?」
スナフキン「そうだけど」

スナフキンはばつの悪そうな顔を浮かべて、「便器に足を突っ込まなければ快適だ」と続けた



38: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:36:01 ID:rnj

そのトイレはなんとハッテン場なのであった…



39: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:36:34 ID:sPM

スナフキンと二人でトイレの個室を開けた
床は小便が染み付いていて不衛生そのものであり
俺は思わず眉間にシワを寄せる

俺「スナフキンが寝てよここに」
スナフキン「嫌だよ俺は駅のほうがいいって学んだんだ」
俺「どうやって寝たの」
スナフキン「ダンボールを敷いたんだよ」
俺「どこでダンボールを手に入れたの」
スナフキン「お前少しは自分で考えろよ」

スナフキンが俺の頭を叩く
その反動でひらめいた

俺「あ、スーパーとか薬局とかに行けばいいのか」
スナフキン「そうそう」
俺「でもトイレは嫌だなぁ」
スナフキン「お前若いんだからちょっとぐらい辛抱しろよ」
俺「スナフキン何歳なんですか」

いつの間にかタメ口になっていたから敬語に直して聞いた

スナフキン「72」
俺「じゃあ、年上の言うこと聞きます」
スナフキン「寝るのかここに」
俺「ダンボール持ってくる」
スナフキン「俺のをやるよ」
俺「いい。裏表を間違えたら床に寝るのと同じになる」

俺はダンボールを集め始めて、スナフキンと別れた



40: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:38:31 ID:z93

スナフキン想像以上に高齢ww



42: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:39:54 ID:sPM

臭かった
ダンボールを敷いて寝るトイレの夜は劣悪そのもので、
虫が顔に伝っても気にしないで目を閉じていないと眠れなかった
そしてドアの下の隙間から寒い風と臭気が襲ってきて
寝ている俺の顔に直接ぶちあたってくる

何時ぐらいだろうか。外は真っ暗だった
スマホを取り出して時間を確認する。夜の8時
思っていたより時間は経っていなく、充電も残り30%だった

その直後、誰かが個室をノックした



43: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:43:35 ID:sPM

警察か、と俺は跳ね起きて、ダンボールの処理方法を考える

スナフキン「おい、生きてるか」

スナフキンだった

スナフキン「寝てたら悪かった。けど大丈夫かなと思ってよ」
俺「あぁ、大丈夫。ありがとう」
スナフキン「俺ももうすぐ寝床見つけてくるんだけど、ふと気になってよ」
俺「ありがとね」
スナフキン「これやるわ」

スナフキンが下の隙間から何かを渡してきた
お守りだった

俺「なにこれ」
スナフキン「旅のお守り」
俺「●●神宮って書いてる」
スナフキン「昔買ったもんだけど荷物になるからやるわ」
俺「交通安全って書いてるよ」
スナフキン「車に轢かれなくなるぞ」
俺「ありがとう」
スナフキン「若いと色々悩むだろうけど頑張れよ」

それがスナフキンと交わした最後の会話だった



44: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:44:07 ID:0Sk

なんかカッコいいな



45: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:46:12 ID:z93

スナフキンどうしたの?!



47: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:46:35 ID:sPM

翌朝。俺はもらったお守りを握りしめて目を覚ました
ダンボールがズレていて頬が直にトイレの床と接していて
「うぇっ」となって目を冷まして、トイレの中が異常に冷え込んでいることに気づく

個室から出て外を見ると、雨が降っていた

想定外だった。そういえば雨もこれから先は意識的に防がないといけない
一日を生きるのさえこれほど大変なのに、これから先見通しも無く暮らしていくことに
俺は絶望的な気持ちになった

来ていたパーカーのフードを被り、俺は町を歩くことにする



49: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:48:40 ID:sPM

どんよりと鉛色の気持ちになって、財布の残高を思い出して胸が締め付けられそうになる
とにかくこれからどうにかしないといけない。どうすればいい。会社に戻ったほうが楽なのか
色々と考えた結果、俺はある結論を導きだした

「あ、宗教に助けてもらおう」

家なき子を助けない宗教など存在はしない
教会があったら駆け込んで、何か恵んでもらおう
腹も減ったし、ちょうどいいかもしれない

俺は教会か宗教の支部を探すことにした



50: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:49:49 ID:0Sk

この時点で何歳くらいなんだ?



53: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:52:05 ID:sPM

>>50
二十歳



52: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:51:21 ID:sPM

頭がかゆい
そういえば2日も風呂に入っていないから、
全身が痒くてたまらなかった。歯も磨きたい
タバコも吸いたい。そういえば読みかけの小説が部屋にあった。読みたい
色々考えて俺は心が折れそうになる。が、その直後に教会は見つかった

キリスト系の宗教で、民家に看板を掲げているだけの教会だった
俺はインターフォンを鳴らす



54: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:54:32 ID:sPM

俺「すみませぇん」
オバサン「はい?」

中年の女性の声が聞こえた

俺「ここって、救ってくれる場所でしょうか」
オバサン「え?」

あえて抽象的に言った

俺「いえ、変なことを言うようですけど、僕は家も無くして金も底を尽きそうなんです」
オバサン「?」
俺「ホント変なこと言って申し訳ないですけど、ここに来れば救われるような気がして」
オバサン「あらあら。とりあえず雨も振ってるしあがりなさいな」

勧誘心をなるべくくすぐるような事を言うように工夫した
するとオバサンはすぐにドアを開けて、俺を家の中に入れた

俺は心の中で「計画通り」とつぶやいた



55: 半年ホームレス 2015/01/24(土)15:57:19 ID:sPM

リビングに行くと、中年の女性たちがテーブルを囲って座っている
民家に主婦が集まるのとなんら変わりない光景だった
が、部屋をよく見ると経典?らしきものが壁に貼ってあったり
テレビの上に十字架の置物が置いてあったりと
宗教色が抜け切らない印象も受けた

オバサン「さぁさ、座りなさいな」
オバサンB「この子知り合い?」
オバサン「いえ、でも家を無くしてここに助けを求めに来たのよ」
オバサンC「あらぁ大変ねぇ。寒かったでしょ」
オバサン「コーヒー飲める?」
俺「飲めます」
オバサン「お腹は?」
俺「空いてます」
オバサン「じゃあなんか余り物で良かったらあげるわよ」
俺「ありがとうございます」

しかし、この行動は大きな間違いだったのだ



56: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)15:59:08 ID:akO

こういう時の「計画通り」ってなんで失敗フラグに見えるんだろう



59: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:01:47 ID:sPM

オバサンC「どこでここのことを知ったの?」
俺「いえホント偶然なんですけど、ここの前を通ったときに助けてもらえるような気がして」
オバサンC「あらぁ、運命ねぇ。神様のおかげね」
俺「そうかもしれません」
オバサンB「うちの信者じゃないわよね?」
俺「うち?」
オバサンB「●●ってとこの」

知らなかった。聞いたことはあったが、詳しくは知らない
俺は無言でかぶとを振った

オバサンB「ちょっとご飯が出来るまで、これ読んでごらん」
オバサンCは慣れた手つきで俺に冊子を渡してくる
パラパラと捲ってみてみると、オバサンBが「ちゃんと読んで!」と一喝してきた
俺は最初からちゃんと読み、熟読する
要約すれば

「私達は救われるために生まれてきた。
 だからそれを全うするためにも
 救いあって生きなければならない。
 まずはその生き方が正しいと信じる気持ちが大事」

そう書いてあった。「どちらかと言えば仏教系の考えだなぁ」と思いながら、俺は食事が来るのを待つ



62: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:05:42 ID:sPM

飯が来た。おにぎり二つに玉子焼き。おにぎりの具は、筋子だった
俺は「いただきます」とがっつくように食い、ニコニコとオバサン達が俺を見てくる

オバサン「ねぇ、あなたどこから来たの?」
俺「●●っす」
オバサン「あら、電車で来たの」
俺「いえ、歩きました」
オバサン「大変ねぇ」
オバサンB「さっきの本、どうだった」
俺「……すごく良い話でした」
オバサンB「でしょー!!」

オバサン達が歓喜の声をあげる

オバサンC「やっぱりわかるのよ純粋な子には!」
オバサンB「これも運命かしらね」
オバサン「ねー」

俺は食いながら「いや、必然です」とか考えていた
飯を平らげて、茶を口に含んだときにオバサンがある言葉を口にする

オバサン「今日はウチに泊まっていく?」

宿まで確保できた。宗教最高。そう思いながら俺は首肯した



65: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:09:41 ID:sPM

オバサンBとCが帰宅したから、俺は晩飯まで頂いた
どうやら俺と同い年ぐらいの息子がいるらしく
夫はがっちりした体格の肥満な男性だった

その息子の部屋に泊まるように促され、息子はしぶしぶ頷いた
息子の部屋に案内され、「座っていい?」と聞くと、息子は弱々しい声で

息子「いいけど、部屋のものは勝手に触らないでくださいね」
俺「もちろんです。迷惑かけてごめんね。明日には出て行くから」
息子「なんでウチに来たんですか」
俺「飯が食えると思ったから」
息子「え?●●の信者じゃないんですか」
俺「違う違う。たまたまここに行き着いただけ」

別に飯も食えたし、バレて追い出されたとしてもどこかで寝るだけだからいいやと思った



66: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:13:14 ID:sPM

するとドアがノックされた
びくっとしてドアのほうを見ると、笑顔でさっきのオバサンが顔を覗かせてくる

オバサン「そろそろ時間だから」

それだけ言うと、息子が重い腰をあげて溜め息を吐く

俺「何?」
息子「祈る時間です」
俺「祈る?」
息子「神様に」
俺「俺も行ったほうがいい?」
オバサン「そのほうがいいんじゃないかしら」

オバサンは早口でそう口を挟んできた
しぶしぶ俺は居間の畳の上に座り、畳の上に十字架があるという奇妙な光景の中で
偽物の祈りを捧げた。心の中で「ほんとすみません」と言い続け、
祈りが終わると息子の部屋に息子と一緒に戻り、敷かれた布団の上で寝た
ここでスマホの充電が出来たのも風呂に入れたのもありがたかった



69: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:17:27 ID:sPM

しかし異変は朝になって起こった
肥満の男性、つまりはオバサンの夫が俺を起こして「着いてきなさい」と言ってきたのだ
リビングにてテーブルを挟み、俺と男性は向かい合う

男性「これからどうするんだい。えっと名前は」
俺「●●です」
男性「●●くん。ご両親は心配していないのかな」
俺「ワケあって、連絡できないんです」
男性「なぜ」
俺「……野蛮な人たちと関わりがあって」
男性「暴力団?」
俺「そうです」
男性「君も?」
俺「違います」
男性「元、でもないの?」
俺「違います」

ふぅん、と男性は鼻息を漏らし、あるものを取り出して見せてきた

警察手帳だ



70: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:21:48 ID:sPM

俺「え」
男性「僕はね、警察なんだけども」
俺「俺を逮捕するんですか?」
男性「逮捕されるようなことをしたの?」
俺「いえ」
男性「ちなみにね、君を警察で保護しようと思ってるんだ」
俺「え」
男性「暴力団との繋がりがあるんだったら、ちょっとお話が聞きたいんだけど」

それから俺は警察に行き、自宅に強制送還されてしまったのだ



71: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:23:18 ID:rnj

警察と宗教…



72: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:23:41 ID:sPM

パトカーで自宅の前に降ろされた時は幸い例のワゴン車はいなかった
警察に一礼をし、パトカーが去っていくのを見届ける
そしてすぐに移動を始めた。反対側の町に行こう、と俺は歩き始める

ここから半年間の、ホームレス生活が始まる



74: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:24:22 ID:sPM

ちなみに結構色々なことがあったんだけど
全部書いたらさすがに燃え尽きてしまうから
色々すっ飛ばして終盤だけ書いてもいい?



75: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:25:03 ID:T4s

>>74
ok



76: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:25:16 ID:z93

おk



83: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:32:50 ID:sPM

サンキュー
箇条書きにするとこんな感じだった

・タコ部屋に入る
・裏カジノの従業員になりかける
・廃墟に宿泊し、恐ろしいものを見る
・家なき子供たちが集まる施設に行く などなど

半年後の俺は夜の町である仕事をしていた
しかしある日俺が仕事をしようと作業着に着替えている間に後ろから殴られて、
何かと思って見てみると、ワゴン車に乗っていたチンピラの一人だった

それから俺はチンピラ数名に殴られて
心の中で「あぁ、あのブラック企業に戻るのか」と思っていた
が、そんなことは無かった。チンピラ数名がぱらぱらと去っていくのを見て、
俺は思わず「え?」って声が出た

後に元同僚に連絡を取って聞いてみると、どうやら社長は殺人未遂で先月逮捕されたらしい
それから俺は日常生活に戻れることを知り、実家へと戻ることにしたのだ
(家は契約切って家具とかは全部捨ててあったから)

そして今に至る



85: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:33:38 ID:sPM

あと、なんだっけ
北海道横断のときの話か



86: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:33:51 ID:0Sk

廃墟と施設のやつ聞きたいぜ



87: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:34:50 ID:sPM

あぁ、ぶっちゃけ脚色した部分はあるけど
大部分は事実。わりと絶望的だったけど前向きになれば人間生きられるもんだ

>>86
じゃあすぐ終わるし、軽く話すね



91: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:43:43 ID:sPM

廃墟の話

俺はある廃病院にいた。10月になって、寒さをしのげる場所を探していた
廃病院はコンクリート造りの冷たい雰囲気が漂う場所で、玄関から吹く強風が強くて廊下を進み、
風が吹いてこない場所であろうところまで歩いた。元病室なのか、倒れたベッドがある
入れば目の前に横長のマドがあり、一階だから外の様子がすぐにわかる。日が落ちかけていた
俺は持っていたライトをつけて、横になる。気味が悪いし、明日になったらここを出よう。そう思った直後

からん。

廊下で物音がした。俺以外の誰かがいるのか、と思い、ライトを消して顔を覗かせて廊下の様子を見る
誰もいない。これってひょっとしてヤバイところに来てしまったんじゃないかと思い、倒れたベッドの影に隠れてがたがた震える
その部屋はしん、と静まり返っていて、それなのに何故かじめっとした空気がただよっていた

天井から、コンコンという音が聞こえた

上を見るけど、誰もいない。すると耳元で

「うるさぁい」

子供の声だった。振り返るが、誰もいない
俺はもうここから出ようと思い、荷物をポケットに詰めて立ち上がった瞬間あるものを見た気がした
しかし俺は何も見なかった、と心の中に念じ続けて、がむしゃらに廃病院から逃げ出す

今でもあの部屋を出るときの、視界の隅にいた
窓いっぱいに映る大きな子供の笑顔が、脳裏に焼き付いている



92: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:45:57 ID:0Sk

こわすぎわろた



93: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:48:56 ID:z93

怖いよ・・・



94: 半年ホームレス 2015/01/24(土)16:49:00 ID:sPM

施設の話はなんてことない話よ
ただ俺がそういう施設に行っただけの話
若者を支援する目的の施設だったようで、マンションの一室だった
そこで若者が無償でボランティアを行い、社会に出るためのトレーニングをする場所で
食べ物と寝る場所が確保できるのが目的だったんだけど
声優志望のひきこもりや癇癪持ちのニートとの同居生活に耐え兼ねて
俺が逃げたってだけの話



95: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:52:23 ID:z93

コミュニケーションとるのが大変そう・・
精神的に疲弊しそうw



96: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:53:51 ID:sPM

まぁ、今は普通にブログに(ほぼ)毎日のことを書いているただの会社員だけどね
あとなんだっけ。北海道横断の話か



97: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:55:00 ID:z93

変なトコに迷い込んだ話をプリーズ!



99: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)16:58:16 ID:sPM

>>97
書くで!



100: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)17:00:04 ID:sPM

あ、ちょっと出かける用事があるんだけどもどうしよう
また機会があったらスレ立ててもいいかしら



103: 名無しさん@おーぷん 2015/01/24(土)17:02:07 ID:z93

>>100
残念ですが了解です




108: 名無しさん@おーぷん 2015/01/25(日)00:10:57 ID:eY7

肺に穴が空いた話もしてくれよ



109: 名無しさん@おーぷん 2015/01/25(日)00:13:17 ID:vwc

俺がケツに穴が開いた話でもしようか?



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