1: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:45:04 ID:kTQ

杏子「なぁ」

男「…」

杏子「…な、なぁ」

男「なんだい?」

杏子「き、今日さ、バイト代が入ってさ!」

男「へぇ」

杏子「こ、これでうまいもんでも食いに行かないか?」

男「…」

男「…はぁ」



転載元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1421441104/l50




2: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:46:43 ID:kTQ

男「この前言わなかったかな」

杏子「え?」

男「…「うまい」じゃなくて「おいしい」って言えってさ」

杏子「…あ…」

男「…はぁ」

男「杏子はいつになったらその言葉遣いが治るんだい?」

杏子「…す、すまん」

男「…ごめんなさい、だろ」

杏子「あっ…」

男「お仕置き、だね」



5: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:48:34 ID:kTQ

杏子「な、なにする…んですか?」

男「いや、簡単だよ」

男「ここにコップがあるだろ?」

男「このコップに杏子の顔を叩きつけるのさ」

杏子「そ、そんな…!」

男「大丈夫、ガラス製だから骨が折れたりはしないさ」

男「少し傷になると思うけど、まぁ、魔法少女なんだ」

男「すぐに治るだろ?」

杏子「…い、いや…」



7: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:51:00 ID:kTQ

男「  治  る  だ  ろ  ?  」

杏子「…は、はい」

男「よし、いい子だね」

男「じゃあ顔を近づけて」

杏子「…で、でもさ… 」

男「…まだ何かあるの?」

杏子「…い、いや」

杏子「…」ビクビク

男「…よし」

男「そんなに怖がらなくてもいいよ」





バリン

杏子「…いっ…!!!」

杏子「…ぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!」



8: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:52:12 ID:kTQ

ゴスッ

杏子「…!?」

ゴスッ

ゴスッ

ゴスッ

ゴスッ

杏子「…ぁ…ぐ」

男「…ふぅ」

杏子「…いてぇ…いてぇよ…!」ぽろぽろ

男「…」

男「ごめんよ、杏子」



10: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:54:08 ID:kTQ

男「僕だって辛くて仕方が無いんだ」

杏子「…男…」

男「…だけど、君のためなんだよ」

杏子「…」

男「…素行の悪い犬にはしっかりとした躾が必要なんだ」

杏子「…」

男「君を愛しているからこそ、出来ることなんだよ」ギュッ

杏子「…うん」ギュッ

杏子「…分かってるよ、ありがとう…」



11: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:55:27 ID:kTQ

杏子「じゃ、おやすみ」

男「待った」

杏子「へ?」

男「歯は磨いたかい?」

杏子「あー、そうだった」

杏子「今から磨くよ」

男「…そうだね、今日は僕が磨いてあげる」

杏子「へっ!?い、いいよ!」

男「はは、照れなくてもいいさ」



12: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:56:57 ID:uHd

やめてよ杏子ちゃんに酷い事しないで!!!!!!



14: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:57:17 ID:IE9

胸糞SSだったのか…



13: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:57:04 ID:kTQ

男「特に杏子の場合八重歯なんかを重点的に磨かなくちゃね」

杏子「…う、うん」

男「どれどれ」

杏子「…/////」

男「…ん?」

杏子「ど、どうかした?」

男「杏子、君、お菓子食べた?」

杏子「…え?」



15: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)05:59:12 ID:kTQ

杏子「そ、そーいやさやかがさっききてちょっと話した時にお菓子もらったよ」

男「…ふぅん」

男「そのさやかちゃんにはなんて言われたんだい?」

杏子「…あー、まだ顔にうっすら傷が残っててさその事とか」

杏子「本題は別のことだったんだけどな」

男「…」

杏子「あ、安心してくれよ!何も言ってない!」

男「うん、信用してる」

杏子「…」ホッ

男「でも、お仕置き」



16: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:00:57 ID:kTQ

杏子「え!?」

男「お菓子なんてただでさえ体に悪いのに」

男「夜に食べるなんて言語道断だよ」

杏子「で、でも食ったって言っても…!」

男「「食べた」」

杏子「…!」ハッ

男「…こっちにおいで」

杏子「…」ビクッ

男「歯磨きの続き、してあげる」



17: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:03:25 ID:kTQ

男「…」シャコシャコ

杏子「…ん、ぁ」

ずぶっ

杏子「…~~!?!?」

男「全く、どうして僕のいうことが聞けないんだ」ずぶっ

杏子「…ぁ…が…!!」

ずぶぶぶぶ

男「口も悪いしね、同時に喉も磨いてあげるよ」

杏子「~~~~~~!!!!!!」

ごし、ごし、ごし

杏子「…ぅぇえええええええええ!!!」ビチャビチャビチャ!!!

男「…真っ赤だね」

男「汚れ取れたかな?」



18: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:05:53 ID:kTQ

男「口に歯ブラシを加えたまま吐くなんて行儀が悪いね」

杏子「げ…う…!」

男「…」

ドン

杏子「…!?!?!?」

男「口に歯ブラシを加えたままこけちゃって死んだ子がいたね」

男「だけど君は魔法少女だ」

男「死なないだろ?」
 
杏子「…」ビクンッビクンッ



19: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:08:57 ID:m6H

まさかのDV胸糞スレ

この男アイアンメイデンにほりこんだあと
ギロチンで56したいわ
親族その他も全員



20: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:09:02 ID:kTQ

杏子「…はあ…はあ…」

男「…」

杏子「ご、ごめんなさい…もう」

杏子「…もう…二度としませんから」ぽろぽろ

男「うん、いい子だね」ニコッ

杏子「…」ホッ

男「おやすみ」ギュウウウウウ

杏子「…!?はっ…!く、び…締まって…!!」

男「お や す み 」

杏子「…」ガクン

男「…ふぅ」



21: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:11:15 ID:kTQ

男「お風呂には肩まで浸かるんだよ」

杏子「うん」

杏子「いーち、にー、さーん…」

男「…杏子」

杏子「よーん、ごーお、ろー…」

男「杏子!」

杏子「…ひっ!?」

男「…服を脱ぎ捨てるなって言っただろ」

杏子「…え?」

杏子「ち、違う!あたしはちゃんとカゴに入れた!」

男「じゃあこれはなんだい?」

杏子「…!」



22: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:13:19 ID:kTQ

杏子「き、きっと!あたしが入れた後にカゴが倒れたんだ!」

男「…はぁ」

男「散らかすだけじゃ飽き足らず」

男「言い訳までするんだね」

杏子「…」ハッ

男「これは、お仕置きだよ」

男「いつもよりも辛くね」

杏子「い、や…」

杏子「…いやだ…!」

男「…」



23: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:15:09 ID:kTQ

男「…」キュキュ

杏子「…?」

男「…」ジャー

杏子「…!ぁ…!熱い!熱いよ!」

男「お仕置きだからね」

杏子「あ、熱い!!本当に熱いんだ!!」

男「…」

杏子「…う、あぁぁぁぁあ…!!」

ザプン

ブクブクブク

男「喚くなよ」

杏子「…!!!」ジタバタ



25: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:17:10 ID:kTQ

男「…」ザプン

杏子「…っぷはっ!」

男「…」ブクブクブク

杏子「…!!??…!!」

男「全く、本当に世話が焼けるね」

杏子「…っぷは!ゆ、許し…!」ブクブクブク

男「許す?怒ってなんかいないさ」

男「これは躾なんだから」

杏子「…」ピクッピクッ

男「…」

男「…いいこになってね、杏子」



26: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:19:25 ID:kTQ

杏子「なー、男」

男「なんだい?」

杏子「男ってさ、暇なときいっつもパソコンでなんか見てるよな」

男「…あぁ、これかい」

杏子「何見てんだ?」

男「なんでもないよ」

杏子「えー、見せてよー」

男「ダメだよ、杏子にはまだはやい」

杏子「なーんーでー」

男「…」

杏子「…ぁ…」

杏子「ご、ごめん」

男「ふふ、怒ってないよ」

杏子「…」ホッ



27: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:21:29 ID:jqG

(´;ω;`)



28: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:23:54 ID:i9H

男葬り去りたい



29: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:24:51 ID:kTQ

杏子「で、でもさ、あたしのことも構ってほしいな…」

男「…」

杏子「時々不安になるんだ、男は本当にあたしのこと好きなのかなって」

男「…」

杏子「…ど、どうなんだ?」

男「…大好きだよ」

男「君のことを心から愛してる」

杏子「そ、そっか!!」パァッ

男「だからもう、おやすみ」

杏子「うん!」

男「…」カチカチ

カチッ、ブーン




マインドコントロール


マインドコントロールとは相手の心理状態を良く把握し、相手の行動や心理を自分の都合のいいように働かせる技術のことである
マインドコントロールにおいて最も効果的なのはアメとムチであり、ムチが大きければ大きいほどアメを与えた時の相手の依存度が高くなる傾向にある
知らず知らずのうちに世間にも少なからずマインドコントロールは存在する
その中でも代表的なものが、DVだ




男「…ふふ、あははは」

男「…もっと、もっとだ」

男「杏子を僕だけのものにしてやる」



30: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:26:38 ID:kTQ

マミ「…最近変わった様子はないかしら?」

さやか「へ?」

ほむら「…」

まどか「いきなりどうしたんですか?マミさん?」

さやか「変わったって言っても…」

さやか「ここ最近、杏子の奴が付き合いが悪いくらいかな」

マミ「それなのよ」

ほむら「…」ズズッ

まどか「杏子ちゃんがどうかしたんですか?」



31: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:29:05 ID:kTQ

マミ「最近ね、佐倉さん男の人の家に泊まってるみたいなの」

さやか「ええっ!?」ガタッ

ほむら「…」ビシャッ

さやか「どういうことなんですか!?」ガタッ

ほむら「…」ガスッ

さやか「あの杏子に彼氏!?」ガタッ

ほむら「…」ゴスッ

さやか「それってどういう…!」

ほむら「落ち着きなさい、ぶっ飛ばすわよ」

マミ「うん、私も聞いた話なんだけれどね」



32: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:31:52 ID:kTQ

マミ「なんでも佐倉さん、その人にお熱らしくて」

さやか「はぁぁぁ!?」

ほむら「…」

ほむら「…お熱ってだけなら問題ないんじゃないかしら?」

マミ「…それが、そうでもないの」   
コトッ

まどか「…?」

まどか「…これ、何ですか?」

マミ「…なんだと思う?」

さやか「…んー?珍しい貝殻ですか?」



33: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:33:50 ID:kTQ

マミ「歯」

さやか「は?」

マミ「歯よ」

さやか「は?」

マミ「その男の人の家の近くで見つけた、歯、よ」

さやか「…え?」

さやか「ちょちょちょちょ、マミさん」

さやか「どういうことなんです?」  
さやか「あはは、私馬鹿だからマミさんが言いたいことが…」

ほむら「…証拠はあるのかしら」

さやか「…ちょ、ほむら!」



34: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:36:22 ID:kTQ

マミ「…証拠、というほどでもないけれどね」

マミ「佐倉さんを見なくなってから直ぐに」

マミ「あの人の家でよく悲鳴が聞こえるそうよ」

まどか「…杏子ちゃん!」

ほむら「…」ギリッ

さやか「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」

さやか「意味がわからないですってば!」

さやか「なんですか!?私達の中で一番喧嘩っぱやい杏子が!」

さやか「暴力でも振るわれてるってんですか!?」

ほむら「落ち着きなさい、さやか」



35: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:38:49 ID:kTQ

さやか「そんなわけ無いじゃん!杏子は誰より短気なんだから!」

さやか「きっと…!」

マミ「落ち着いて」

さやか「…!」

ほむら「…QB」

QB「呼んだかい?」

ほむら「あなたは逐一魔法少女の行動を監視しているわよね」

QB「監視、とは少し違うけれど、まぁおおかた当てはまるね」

ほむら「…杏子について聞きたいのだけれど」



36: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:42:16 ID:kTQ

QB「そうだね」

QB「確かに彼女はここ最近異性の家出寝泊りをしているね」

QB「そこで彼女はお仕置き、と称されかなりの暴力を振るわれているよ」
 
QB「首を絞められて気絶させられたり」

QB「刃物で局部を貫かれたり」

QB「魔法で復元できると言う理由で歯を全て抜かれたり」

QB「おそらくその歯は、そんな暴力が原因なんじゃないかな」



37: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:46:31 ID:kTQ

QB「全く、人間っていう生き物は尊敬に値するよ」

QB「君達より遥かに優れた科学力を持つ僕らさえ人間の心理を操ることは不可能だ」

QB「それをいとも簡単にやってのけるなんてね」

QB「この星ではマインドコントロール、というんだろう?」

QB「実に惜しいよ、僕らにもしその技術があればきっと僕らの目的はもっと早く達成できているはずだ」

QB「今日ほど心を持つ君達に尊敬した事はないね」

QB「まぁ、だけれど大勢の人達がマインドコントロールにかかるわけじゃない」

QB「杏子は本心では寂しがり屋だったからね」

QB「きっと操る側の方にとっても操りやすい部類なんだろうね」





QB「杏子は案外尽くしちゃって逆らわないタイプかもね!」ニコッ



38: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:50:02 ID:kTQ

ほむら「あまり調子に乗るものじゃないわよ、インキュベーター…!」

QB「やれやれ、説明を求めてきたのは君たちなのに、理不尽だね」

ほむら「聞くだけのことは聞いたわ、早く消えなさい」

QB「そうかい、じゃあ」

スッ

マミ「…そんな、事が…」

まどか「ひ、ひどいよ、あんまりだよ…!」グスッ

ほむら「…取り敢えずどうにかして杏子を見つけないと…」

マミ「そうね、美樹さん、気持ちはわかるけど…」

マミ「…!」

マミ「み、美樹さんはどこっ!?」

まどほむ「!?」




39: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:54:08 ID:kTQ

さやか(認めない!認めない!)

さやか(杏子が!あの強くてかっこいい杏子が!)

さやか(そんな目にあってる訳が無い!)

さやか(杏子が…!!)

「あ、さやか」

さやか「…!」

杏子「どうし…たんですか?こんなところで」

さやか「…杏…子…」

そこで私が見たのは
あの長くて綺麗だった髪の毛が一目見ただけで荒れていて
顔や首元にうっすらと傷やあざがあり
注意深く見ると何枚か爪がない杏子だった



40: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)06:58:25 ID:kTQ

杏子「今帰りなの?」

さやか「…」

杏子「あたしもさ、今お使いの帰りなんだ」

なんだよその喋り方

杏子「ふふ、こんなところで会うなんて偶然だよね」

なんだよその目

杏子「…?どうしたの?」

なんだよそれ

さやか「…杏子…あんた…」

さやか「…どうして?」

杏子「ん?今聞き取りづらいからもう少し大きな…」

さやか「なんだよ、それ」

さやか「あんた、耳、どこ行ったんだ?」

口に出すとそれはあまりに滑稽で
まるで冗談かと思われるセリフ
だけど
目の前の
見慣れない杏子には確かに、耳と呼べるものがなかった



41: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:01:06 ID:kTQ

杏子「…あ…」

さやか「何してんのよ!なんだよ!それ!!」

杏子「こ、これは…」

さやか「どうして!!??一体どんな…!!」

杏子「き、昨日やられちゃって…」

さやか「ふざけるな!!」

髪の毛で隠れてはいるが良く見ると耳があった場所の周辺は刃物でズタズタになっていた
いたぶられていたのかもしれない


さやか「…こ、こんな…」

さやか「なんて…酷い…!」

杏子「…」



42: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:03:26 ID:kTQ

さやか「…」バシュッ

杏子「へ、変身?」

さやか「治す」

杏子「え?」

さやか「あんたの傷を治すから、こっちに来て」

杏子「や、やめて…!」

さやか「早く!」

杏子「や、やめて!直したら!男に怒られる…!!」ブンッ

振り払うその手が私の頬を打つ

杏子「あ、ご、ごめんなさい…」

さやか「…殺す」

杏子「え?」

さやか「その男を、殺す」



43: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:05:28 ID:kTQ

杏子「!?ダメ!」

さやか「ダメじゃないわよ!」

さやか「あんたをこんなにしたそいつを殺す!」

杏子「そ、そんなことしないでよ!」
 
さやか「どうして!痛かったんだろ!」

さやか「やめて欲しくないのか!!!!!」


 

杏子「私から、男を奪わないで!」    



響いたその声は

さやか「…っ…!」

私の心を 
へし折るには充分過ぎた



44: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:10:24 ID:kTQ

杏子「…じゃあ…ね」

タッタッタ

さやか「…」

さやか「…ふ」

さやか「…ふふ」

さやか「あっはははははは!!」

さやか「あーっハハハハハハは!!」

ほむら「…さやか…」

マミ「…美樹…さん」

まどか「…さやか…ちゃあん…」

さやか「…そうだね」

さやか「世の中、そうなっちゃう奴がいることくらい知ってる」

さやか「…間違いに気づけない奴ってのがさ」

さやか「杏子が自分から気づかない限り、私は無力だ」   




この世界は、残酷だ
糸口すら見つからない問題だってある
もう
どうにも
ならない




おしまい



45: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:13:44 ID:kTQ















「糸口ならあるよ」



「不思議とは思わないかな?」



「マインドコントロールは確かに原因だ」



「だけどもっと言えば原因の、きっかけに過ぎない」



「杏子を助ける糸口が欲しいかい?」



「ヒントだけなら、僕は与えてあげられる」




QB「立ち上がる勇気はあるかい?」

さやか「Q…B…」



46: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:16:28 ID:kTQ

ほむら「どういうこと?」

QB「どういうことも何もないさ」

QB「確かにマインドコントロールはされているよ」

QB「そしてそのマインドコントロールを解くには自身が気付くしかない」

さやか「…それが出来ないから」

QB「そもそもまどろっこしいと思わないかい?」

QB「彼女がもしよりしろなんて物が欲しいとすれば」

QB「なんてことはない、彼女はもう既によりしろをもってる」

QB「君達というね」



47: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:19:19 ID:kTQ

QB「つまり今の杏子は絶対に前の杏子ではありえない結末なんだ」

QB「だとしたらマインドコントロールを越える何かが必要になってくるよね」

マミ「…容量を得ないわね、どういう事?」

まどか「…QBの言ってること分からないよ」

QB「おかしいな、君たち程その何かに近しい存在はいないと思うけど」

QB「マインドコントロールなんてものじゃない、そんなものを遥かに超える力」

ほむら「…まさか…!」



QB「そう、魔法、だよ」



48: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:22:10 ID:kTQ

マミ「魔法…!?」

ほむら「…でも、人を操る魔法なんて…」

QB「いやいや、使えなくなったというだけで人を操る魔法を持った魔法少女がいるだろう?」

ほむら「…そんなこと…」

マミ「…な!」

QB「ご明察だね、マミ」 

QB「佐倉杏子、彼女自身さ」

QB「彼女が自分に魔法をかけた」

QB「おそらく「目の前の男に逆らうな」という類のね」



49: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:24:44 ID:kTQ

ほむら「…杏子がそんなことをするとは思えないけれど」

QB「だからこそのマインドコントロールさ」

QB「何も逆らえないようにするんじゃない」

QB「無意識でもいい、その魔法を自分にかけさせればいいのさ」

QB「どこで出会ったかは知らないけれどその男は魔法少女のことを知っているみたいだしね」

マミ「…」

ほむら「…」

まどか「…」

さやか「…」

さやか「…そんなことは聞いてないよ」

まどか「…さやか…ちゃん」



50: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:27:56 ID:kTQ

さやか「…どうやったらあいつを助けられるの?」

さやか「どうすればいいの!?」

QB「…」

QB「同系統の魔法を使えるなら助けることも可能かもね」

QB「だけど今の君達に幻惑の魔法を使える者はいない」

さやか「…じゃあ…!」

QB「自覚、だよ」
 
さやか「…?」

QB「少しでもいい、彼女に不信感を抱かせるんだ」

QB「彼女がもし心のどこかで恐怖を感じているなら」

QB「それが亀裂になるだろうね」

QB「君は亀裂を入れるだけでいい」

QB「後は、彼女が壊すだけだ」



51: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:30:25 ID:kTQ

男「…ほら、杏子、次はあれだ」

杏子「…」

男「おいおい、簡単だろ?」

男「落ちてるゴミを拾ってこいって言ってるだけだ」

杏子「だ、だけど…」

男「大丈夫だよ、誰も見ていないさ」

男「だからほら、安心して拾っておいで」

男「口で、四つん這いでね?」

杏子「う、うん…」

男「きちんとできたらご褒美だ」  

男「ちゃんと服を着せてあげる」 

杏子「…」



52: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:35:28 ID:kTQ

杏子「…あいてっ…」

ベチャッ

男「…」

杏子「ご、ごめん!」

男「…どうして君はこうもできが悪いのかな?」

杏子「ぁ、…ぁ…!」

男「ねぇ?」

杏子「…ぅ…」

男「…」ゴンッッッ!!

杏子「ぶぎゃっ!?」

男「はぁ、鼻の骨が折れたら当分外に出れないじゃないか」

グリグリ

杏子「あっ、ぐ…ぁぁぁぁぁぁああ!!!!」

男「ほら、こういうときは、なんていうんだっけ?」

杏子「ぁ、あ…」


あれ?
なんていうんだっけ?
このクソ野郎、足を退けろ?
痛いからやめてくれ?
いや、違う
違う、確かこういう時は…

杏子「…しつけてくださって…ありがとうご…」

「このクソ野郎!!!!足を退けろ!!!!」

杏子「…!?!?」

杏子「さやかっ!?」

さやか「杏子!!!」



53: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:38:30 ID:kTQ

さやか「そいつから…足を退けろ!!!!」

男「…」スッ

さやか「大丈夫!?杏子!今治すから!」

杏子「さ、やか…」

男「いけない子だね、杏子」

杏子「ひっ!?」

男「さ、治してもらうといいよ、その子に」

杏子「…あ、あ…」ガタガタ

男「ただし、夜には「お仕置き」だ」

杏子「や、やめてくれええ!!さやか!!!」

杏子「治さないでくれよ!!!」

男「ふふふ、あはは」

バチンッ!

杏子「…え?」

さやか「…」



54: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:42:25 ID:kTQ

さやか「ごめんね、こんなになるまで気付いてあげられなくて」

杏子「さ、やか」

さやか「ねぇ、杏子、変な感じしない?」グスッ

さやか「なん、かさぁ…グスッ…」

さやか「…自分が自分じゃない感じ…しない?」グスッ

杏子「な、なんだ…そ、れ」

男「…おい、杏子、その子を突き飛ばせ」

杏子「…!」

さやか「もしあんたが少しでもそう思ってるなら」グスッ

さやか「それは本当のあんたじゃない」

男「杏子!!!!!」

さやか「あんたは、見滝原の!私の友達の!杏子だよ!」

杏子「…う、ぅあ…」

さやか「…あはは」グスッ

さやか「これ、くうかい?」スッ



バリィン

杏子「あ、あ…」

杏子「さ、やか…」

杏子「さやか!!」



56: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:47:20 ID:kTQ

杏子「…」スッ

男「お、おい、杏子」

杏子「…男…」

目の前の男を見る
なんで今まで気付かなかったのかわからないが
見るからに肥満体型で
髪の毛はフケだらけでボサボサ
着ている服は薄汚れ、悪臭を放ち
肌は驚くほど荒れていて
どこからどう見ても
醜悪、としか言いようがなかった

杏子「…なんだ、これ」

男「杏子!僕がわかるか!?」

杏子「はは…」

男「お前を僕の嫁にするためにここまで頑張ってきたんだぞ」

杏子「…」

杏子「殺すぞ」

男「杏子!!思い出せ!!あんなに愛し合って…!」

杏子「…」

さやか「いいよ、私が治すから」

さやか「死なない程度に、やっちゃいな」

杏子「…」

杏子「おう」ニカッ

男「きょう…」






杏子「死ね、白豚野郎」



57: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:51:17 ID:kTQ

さやか「…大丈夫?」

杏子「なわけあるか、早く直してくれよ、痛くて仕方ねぇ」

さやか「…ってもなんでわざわざあんなのに」

杏子「飯くれたからさ、いいやつかと思ったんだよ」

杏子「そしたら眠くなってさ」

杏子「そこからは覚えてねぇ、いたた」

さやか「…杏子…次はさ、もっと」

杏子「ん?」

さやか「もっと、あんたを大切にしてくれる、そんな男の人、見つけなよ」

杏子「…あー」

さやか「…?」

杏子「無理だな」

さやか「どうしてよ?」






杏子「もう見つけたからな」

さやか「はぁ?何それ」



58: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)07:51:54 ID:kTQ

お前らってマミさんだとやれやれ言うのに杏子ちゃんだと嫌がるんだな 
杏子ちゃん、可愛いよ
おやすみ



59: 名無しさん@おーぷん 2015/01/17(土)08:10:51 ID:m6H

おやすみ~



60: 名無しさん@おーぷん 2015/02/15(日)17:39:01 ID:dWy

乙!
杏さや厨のキチッぷりが良く分かるSSだった!



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