1: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:11:06 ID:Skg

鬼ヶ島で鬼と対峙した桃太郎一行は窮地に陥っていた…。
シュンッ!シュンッ!目に止まらぬ速さで猛攻を繰り出す鬼。
桃太郎「は…速すぎる…!目で追いきれない…??」
猿「桃さん…ワイが囮になる。その間に桃さんは犬と雉を連れて逃げるんや」
桃「!?」







2: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:15:12 ID:Skg

猿「考えてる時間はないでぇ!桃さん!今や!」
鬼にしがみつく猿。
鬼「何っ!?このワシを捉えただと!?」
猿「へっ、どないしたんや鬼さん。顔色が悪いでぇ!ッラァ!」
鬼の顔面に猿のパンチが当たる。
猿「これが野生の力や!」



3: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:20:57 ID:Skg

鬼「ふふ…ふははは!全く楽しませてくれる!ワシも今から全力だ!」
猿「なんやと?!まだパワーが上がる言うんかい!」
猿の視界から鬼が消えると同時に猿の身体に鈍い痛みが走る。
鬼「やれやれ…一発で終いか…なんともあっけない」
猿「ぐふっ…ハァ…ハァ…まだや!…桃さんとこには行かせんでぇ…」
鬼「ふん」
猿に向かいトドメのパンチを繰り出す鬼。
猿「(ワイもここまでか…あいつら逃げきれたやろか…さらば!)」



4: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)01:23:09 ID:Pz5

正直好き



5: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:24:20 ID:Skg

鬼のパンチが剣で止められる。
鬼「!?」
桃「よくやった。若い猿よ。お前の根気ある行動は良くか悪くかたった今、俺の命運を大きく変えた」
雉&犬&>>4「ありがとう」
鬼「次から次へと小賢しい…」



6: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:29:32 ID:Skg

桃「猿よ、お前の魂、しかと受け取った。ここからは俺も『命』をかける!」
鬼「ッチ…。」
桃太郎たちの視界から鬼が消える。
犬「消えた!?」
雉「いや!桃太郎!後ろだ!」
桃太郎の背中に強い衝撃が走る。
鬼「そういうのが一番ムカつくんだよ…命かけるなんで誰でも出来んだよ」



7: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:37:00 ID:Skg

雉「桃太郎!」
吹き飛ぶ桃太郎。
犬「雉!アレやるぞ!プランBだ!」
頷く雉。そして地面を瞬足で掘る犬。
雉「空中では鬼といえども手が出せまい!喰らえッ!ホルス神のスタンドッ!氷のミサイル!!」
数多の氷柱が鬼を襲う。
鬼「フンッッ!それしきの小技なぞ我が波動の拳で吹き飛ばしてやるわ!!」
パンチの姿勢に入る鬼。が!しかし!
鬼「!?身動きが取れぬ!…ハッ!貴様!」
自由から鬼の身体に噛みつき引き摺り込む奪う犬。
犬「さぁ選びな!上で雉に殺されるか地中で俺に殺されるか」



8: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:43:15 ID:Skg

鬼「バカが!殺されるのはお前だ!」
鬼が地面に拳を放つ。
『ビッグバンインパクト!!!!!』
モブ鬼「ビッグバンインパクト。ぶっちゃけただ単に普通のパンチ」
粉々になる犬と氷柱。
雉「アイスブロック!フェザントバァッ!」
鳥の形の氷ミサイルが鬼放たれる。
鬼「喝ッ!!!!!」
声だけで攻撃を粉砕する鬼。
雉「そんな…気合いだけで…」
鬼「どうした?もう一度撃ってみろ。ラストチャンスかもしれんぞ?」



9: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)01:44:59 ID:Prt

鬼放たれるっていう言い回しすき



11: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:52:39 ID:Skg

ボロボロの猿、戦意喪失の雉、レスをしてくれる>>9、粉々に吹き飛んだ犬、立ちはだかる鬼の前に血を流しながらも独り立つものがいた。
そう、桃太郎である。

鬼「ほう、まだ楽しませてくれるのか。いや、その状態から察するにかろうじて立っているだけか」
桃太郎へ歩を進めて行く鬼。そして桃太郎の眼前へ。
桃「お…れは…こんな…ハァ…とこで…負ける訳には…行かね…ェ…んだ!!」
猿「やめろ…!桃さん!…ちくしょう…!声が出ねェ…!」
鬼「負ける訳には行かない…か。いつから生死の戦から勝ち負けの戦になったと錯覚していた?もしかしてお前、まだ自分は死なない、とでも思っているんじゃないかね?」
ゆっくり腕をあげる鬼。



10: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)01:45:58 ID:lCx

いきなりの
クライマックス&戦闘シーンでワロタ



13: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)01:54:29 ID:46v

桃のセリフからから漂うルフィ感



14: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)01:57:21 ID:Prt

そろそろ桃太郎が斬魄刀開放する



15: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)01:59:15 ID:Skg

鬼「お前の限界はこんなものではないはずだ。もっと俺を楽しませろ」
桃「へっ、やってやらぁ…!」
死力を振り絞り鬼に渾身の一撃を放つ。
桃「我が宝刀よ放て!滅びのバーストストリィィィム!!!!!」
桃太郎の一撃が鬼に直撃する。
桃「へっ…へへ…やったぜ…爺っちゃん…婆ちゃん…今から…家に…帰るから…n…」
地面にうつ伏せてそう呟く桃太郎の声が静寂に響く。
雉「うそ…だろ…」



16: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)02:05:30 ID:Skg

煙が晴れていく。
鬼「ふう…。やれやれ…こんなものか。桃太郎よ」
桃「なん…だと…!?」
桃太郎の目に無傷の鬼が映る。
鬼「やはり死ぬしかないようだ」
鬼が視界から消える。
桃「万事休すか…!」
鬼「お前がな」
雉「うぐぉ…」
雉の鳩胸に鬼の指が貫通する。
桃「き…き…貴様ァァァア!!!!!」
桃太郎の髪が金色に輝きだす。
鬼「なんだ。やれば出来るじゃないか。ククク」
立ち上がる桃太郎。
猿「桃さん!駄目だ!」



17: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)02:11:54 ID:Skg

猿「ちくしょう…やっぱりまだ…声が…!届かねぇ…!」
鬼「さぁ!メインデッシュのお出ましだァ!ま、さっきまでのは前菜にもなりはしなかったがな。さぁぁ!俺に憎しみと暴力のカクテルを飲ましてみろォォ!ククク!クカカカカ!」
鬼のオーラが更に増す。
桃「もういい。黙れ。お前は殺すと決めている。」
鬼「さぁ行くぞ!フルパワー!100%中の100%!」
猿「…あともう少しなんだ…!耐えてくれ!桃さん!」



18: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)02:21:18 ID:Skg

シュンッ!シュンッ!ドゴォン!バシ!バシ!
桃太郎と鬼の激闘が鬼ヶ島に鳴り響く。
鬼「ふははは!いいぞ!もっとだ!もっと俺を楽しまろォォ!ふははははは!」
桃「嬉しさの余り油断したな?六杖光牢!」
鬼「(詠唱破棄だと!?だが!甘い!)」
六杖光牢を躱す鬼。
鬼「油断?何のことだ?これは余裕というもんだ」
桃太郎の首を掴む。
桃太郎「混濁する紋章、不遜なる狂気の器、」
鬼「何をボソボソ言ってやがる!リア充め!爆ぜろ!紅蓮腕!」
桃太郎を掴む鬼の手が爆発する。



19: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)02:26:22 ID:Prt

黒柩来たー



20: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)02:33:49 ID:Skg

猿「ヤツの手が爆発!?ならばヤツ自身も傷を負うはず…なのに無傷だと?!」
鬼「何、簡単な話だ。爆発より多いオーラで手を保護しただけだ。ま、桁違いのオーラが出来ない念能力だがな。」
鬼の視界が不意に暗黒に染まる。
鬼「何だこれは!?」
桃太郎「覇道90黒棺!!!!!」
猿「鬼に俺の声が届いていた?!ってことはまさか!」
桃「猿よ、鬼の気を引いてくれて感謝するぞ。爺と婆が育てた私が放つ完全詠唱の黒棺だ!人格が捻じ曲がる程の嫌味の奔流だ!貴様ごときでは理解することすら出来やしない!!!!!!」
鬼が黒棺をパンチで破壊する。
鬼「…これが…お前の全力か?」
桃「何!?(私が放つ完全詠唱の黒棺を打ち砕いた!?躱したならまだわかる、いや本来躱せるタイミングではなかったが躱したならまだわかる!……打ち砕いた!?)」
鬼「怖ェか?自分が理解出来ない事が、自分の目の前で起こる事に」
鬼のオーラで作られた剣が桃太郎を一閃する。
桃太郎「ぐはっ…」



21: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)02:43:32 ID:Skg

桃「ハァ…ハァ…このビチグソがぁ…」
傷から血を流し鬼を睨む桃太郎。
猿「(あの星人…強すぎる…!だが!強いなら強いなりに倒し方があるぜ……暗殺だ…!!)」
鬼「これまでの闘いでハッキリした。桃太郎よ、お前の力はまだ発展途上だ。(こいつは仲間が死んだ時だけ一時的に強くなる。しかもその揺れ幅が尋常じゃない弱い時はゴミみたいなもんだが強い時は俺よりも上だ…ふっ…面白い)」
桃太郎の腰巾着のきびだんごが光りだす。
桃「そうか、やはり許せないか、きびだんごよ。私が鬼ごときに遅れを取るのは」
桃太郎が見る見る変化して行く。
猿「あ、あ、あ、あの姿は…桃さん…!」



22: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)02:54:16 ID:Skg

鬼の目に映るのは…。
猿「桃さんの頭にツノが…手足も…あれじゃまるで…」
鬼「皮肉な話だな。鬼退治に来た桃太郎が仲間を失い復讐するために鬼のような姿に変異するとは」
桃太郎が鬼の視界から消える。
桃「お返しだ」
鬼の横腹に桃太郎の蹴りがヒットする。
鬼「グボぉ…桃太郎ェ…ゲホっゲホっ」
桃「俺は今から、この島の鬼どもを皆殺しにする、」
鬼「!?」
鬼に向かって歩き、少し進んで立ち止まる。
桃「聞こえるようにもう一度言ってやる。俺は今から、この島の、鬼を、皆殺しにする。止めたければ立て!」
鬼「ハァ…ハァ…クソォ…」
立てない鬼。
桃「 立て!!!!!!!!!!」




23: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)03:02:41 ID:Pz5

(This way...も忘れないで下さい)



24: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)03:03:30 ID:Skg

依然、立ち上がれず激痛に苦しむ鬼。
桃「猿よ。ついてこい。行くぞ」
猿「確かに…きびだんごはもらったけどよ…桃さん…悪いけど今のアンタにゃあ付いていけねぇ。付いていっちゃいけねぇ」
鬼を守るように桃太郎の前に立つ猿。
鬼「………」
桃「血迷ったか、猿よ。その鬼は犬と雉を殺したんだぞ?」
猿「確かに…百歩譲ってこいつは良い。」
鬼「(え!?)」
猿「だがそれだけの筈だぜ!この島にも俺らと同じように平和に暮らしてる奴らがいる。殺すのはこいつだけで良い筈だ!」
鬼「(え!?)」
桃「だからとて未来の有害因子を放っておく訳にはいかぬ、これは革命だ!」
猿「アンタは俺が止める!」



25: 論破王◆.VkmBpH0aQ 2016/12/31(土)03:22:41 ID:Skg

猿の決意から時にしておよそ78秒。
そこには下半身と上半身が別れた猿が散らばっていた。そしてその付近に鬼が仰向けで寝ている。
桃太郎の刺す剣を見つめながら。
桃「爺ちゃん…婆ちゃん…俺やったよ…鬼退治…終わったよ…」
桃太郎の背中は虚しさと強さと恐怖が現れていた。
桃太郎はまだ気づいていない。
猿には回復・再生能力があると言うことに。そして。
新桃太郎「見つけたぞ!鬼め!お前を退治しに来た!」
桃「…」ゆっくり新桃太郎の方に振り向く桃太郎。
その瞳には闇の輝きが流れているかに見えた。
新桃太郎「泣いて…いるのか…?」
新雉「おい油断するな!くるぞ!」
新犬「こいつからは血の臭いがプンプンするぜぇ!」
新猿「(あれは…猿…)」
猿「(桃太郎が鬼になってしまった…!これを爺婆に伝えに行かなくてはッ!…ん?!)
猿の目に新桃太郎一行が映る。
桃「もうどうでも良い…」
新桃太郎「(来るッ!)」
猿「そうか…わかったぞ…」
鬼と化した桃太郎と新桃太郎一行の闘いが始まる。
猿「歴史は繰り返す…か…」





~完~

最後まで読んでくれてサンキュ!



26: 名無しさん@おーぷん 2016/12/31(土)04:50:09 ID:Pz5





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