May 2006

May 22, 2006

堀江氏の公判

ライブドアの前社長堀江氏の主任弁護人である高井康行弁護士が英Timesのインタビューに応じて、無罪獲得に自信を示したそうですね。

Horie 'will not fall on sword'(5月13日付Times On Lineより)

公判前整理手続により6ヶ月で公判が終了する見込みであるようで、おそらく極めて複雑な事件の完全否認事件であるにもかかわらず6ヶ月で終了するというのはすごいことと思われます。もっとも、これは争い方は被告人の主観的要件ということに絞られているというが前提になっているのかもしれません。

高井弁護士は、今回の事件において、企業犯罪において誰が責任を取るべきかという点に焦点をあてようとしているようです。一般的には、企業のトップが知らなかったはずがない、という観点から、企業のトップの責任追及がされてきたと思います。高井弁護士はこの点を覆そうとしているのでしょうか。

企業犯罪と役員の個人責任、そういう観点から公判を眺めると面白いのかもしれません。

hibiya_attorney at 03:49|PermalinkComments(0)clip!企業法務 

May 15, 2006

Commencement

5月15日、今日はPennの大学全体の卒業式&Law Schoolの卒業式。今年は創立者Benjamin Franklinの生誕300周年&250回目の卒業式ということでなんだか盛り上がっているようです(例年どうなのか知りませんが)。

March
天気予報はここのところ最悪。雷雨という予報で、朝7時半に起きて外を見てみると案の定雨が降っていた。大学全体の卒業式はFranklin FieldというPennの野外の競技場で行われるので雨だとちょいとひよる。だが、しかし休むわけには行かないのだ。
そう、やはりハリウッド女優ジョディ・フォスターが来るとなっては這ってでも参加しなくては。









Franklin Field ところでわたくし、結構な晴れ男(だと勝手に思ってます)。準備をして30分ほど、Weather Channelをつけてみると、なんとCurrent Conditionが晴時々曇に変わっているじゃないか。外を見ると遠くのほうは明るい。ほら、来たーっ! 外に出てみると空模様はかんばしくないものの、雨は上がっていた。
ロースクールのガウンは黒で、上からかぶるフードみたいなものは紫紺を基調とした内側はPenn ColorであるRed and Blue。アパートを出るとすれ違う人が結構「Congratulation!!」と祝福してくれる。

Franklin Fieldsに入るまでは大学構内を少し行進してから入ることになっていて、行進途中には歴代の卒業生代表と思われる一団が各年代の旗を掲げて祝福してくれた。見てみると1956年から旗が揃っていた。OB・OGがかけつけてくれるなんて日本とと違う。


そして、もう少し歩いていると、いましたジョディ・フォスター。

Jodie Foster
























行進中結構気付いてない人が多かったですが、私はちゃんと気付きました。最大3メートルくらいまで接近しましたね。そのときの写真を。さすがハリウッド女優、どことなく気品が漂っていてやはり美しい。

彼女はCeremonyでスピーチもしたのですが、とても上手で会場はとても盛り上がりました。さすがYale出身、とてもスマートだしユーモアもある。彼女は、まず壇上から各卒業生をコールして、「Smile and Say Cheeze!」と言って卒業生の写真を壇上から撮って笑いをとってました。再度はそんなスピーチをなんとここから聞くことができます。最後のフレーズは結構響いてきます。これはM&Mの引用だとスピーチの際に言ってたように思いますが、この記事によれば白人ラッパーEminemの2002年の映画「8マイル」の主題歌「Lose Yourself」からの引用のようですね。

大学全体の卒業式は頑張って参加した甲斐があって、とってもExcitingで満足のいくものでした。天気も途中多少雨が強くなりましたが、なんとか大崩れせずに持ちこたえてラッキー。その後はとても仲良くしていただいている日本人の友達4人と写真撮影大会のため、大学やロースクール内を歩き回る。なかなかいい写真が撮れていい思い出になりそう。

Ceremony 午後は場所を移してAcademy of Musicにてロースクールの卒業式。LLM生はこのオペラハウスのステージ側に着席したのですが、オペラハウスのステージから見るオペラハウスもなかなか素晴らしい。アップできる写真がないのが残念。客席から見た様子はこんな感じです。

色々な方から祝辞を頂いたあと、一人一人名前を読み上げられて卒業証書が授与される。Deanから卒業証書を直接手渡されて学位取得を実感。春学期はそれなりに勉強も充実させつつイベントにもかなり参加できていたのでそれほど大変でもなかったかななんて思っていたけれども、冷静に振り返ってみると秋学期はほんとに大変だった。秋学期に履修した科目の消化度がイマイチなのはちょいと残念ですが、無事卒業できてとにかく良かったです。この場をお借りして、勉強の環境を整え精神面でも支えてくれた妻や家族をはじめとして、同じLLMの友達、そして日本にいる同僚や友達に感謝したいと思います。どうもありがとうございました!

夜はロースクールに戻って延々とパーティー。これが最後のパーティーかなと思いつつ色んな人と名残惜しそうに話をする。考えれば考えるほどもっともっと色んな人と交流して置けばよかったかなと後悔。そうは言っても限られた時間の中で結構充実させることができた9ヶ月だったと思う。Penn Law結構好きだな。

Class of 2006

hibiya_attorney at 15:57|PermalinkComments(2)clip!ロースクール 

May 09, 2006

取調べの可視化

Finalも無事(?)終了し、その後NYでバレエ&オペラ鑑賞したり、友人とPennsylvaniaのワイナリー巡りをしたりと充実したひとときを過ごしています。

この後はDCを2泊3日で訪問予定ですが、その前にボルチモアに1泊するかどうか考え中。あとは、できれば車でデラウェアのCourt of Chanceryを訪問したいところですし、New Jerseyの海岸沿いをドライブするのも気持ち良さそうですが、なかなか時間は限られているようで実現するかどうかは微妙。それでもマンハッタンのロースクール生に比べればBarbriが始まるのが23日からなので卒業式後も1週間ほど時間はあるんですけどね。

さてさて、今日は専門外の刑事裁判についての新たな動きについて。

検察官の取り調べ、録音録画を試行へ・法相(NIKKEI NET)

この辺の動きについては全く追っかけてなかったのですが、以前日本にいるときに友人の検察官に聞いた話だと、自白が取れなくなるということで(別に威嚇・脅迫という手段が使えなくなるというわけではなく)消極的な意見でした。さらに友人の刑事裁判官も超消極的でした。録画しても今度は弁護人は全ての取調べを録画していないと主張して任意性を争ってくるだけだとのこと。

当然、自白の任意性が問題になるような刑事事件をやったことはない・・・と言おうと思ったら、あったなぁ、考えたら。利益誘導による自白を争った事件が。。。そのときの経験からいえば、確かに自白の任意性を争うのは弁護人にとって滅茶苦茶大変なことなので録画がされるのであれば喜ばしいことかもしれません。

でも、これって検察官の取調べ限定??? やはり警察官による取調べも対象にしないと片手落ちのような気もしますが・・・。裁判員制度も始まることですし、検察官は限られた時間の中、従来に増して大変ですね。検察官の定員も大幅増員できればいいんでしょうけど。


hibiya_attorney at 15:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!