2005年09月16日
処刑ラ〜イダbyドクトルG

『処刑ライダー』(『死神レーサー』東京国際ファンタスティック映画祭’86上映時)
どう考えてもテレビ東京の為に制作されたとしか考えられない本作、
なんでかキャスティングがヒジョーーーーーにナニなんですよ。
まず、主役が言わずと知れた若きチャーリー・シーン!
なんと不良どもに殺された青年が幽霊となって復讐を仕掛けるんですが、
幽霊になったなんて設定は驚きませんけど、顔が変わって「チャーリー・シーン」になってしまうってのはもう驚愕です!父はもちろんマーチン・シーン、兄はエミリオ・エステヴェス。
続いて不良のボス役がなんとニック・カサヴェテス。
名字でわかりましたか?さすが悪役の血、ジョン・カサヴェテスの息子さんです。似てません。
まあ、ちゃんと役者さんしてるんですが、監督になって正解だったかもしれませんよ、おっかさんっ!
そして、ヒロイン、そうホクロが魅力のシェリリン・フェン。ツインピークスの紙コップから鉛筆引き抜いてコーヒードバドバ娘と言えばお分かりでしょうか?
事件を追う保安官がこれまたランディ・クエイド。名字でわかりました?そうそう、デニス・クエイドのお兄さんっす。似てません。
でも、本命はこれからだったり。
なんと、チンピラの一人にグリフィン・オニールという、「タミネ」のビル・パクストンもビックリな配役。かつては『マジック・ボーイ』で主役もはったの に、あの後人生色々あったらしいですが、これはシクシクな予感です。だって、本当に情けないチンピラ役なんですもの、すぐ氏にます。
でもね、一番驚いたのが実はもう一人のカラーのイレイザーヘッド系不良メンバーがクリント・ハワード。
ハイ、名字でわかりましたね!売れ筋監督ロン・ハワードの弟さんなんです。似てません。
いやー、日本の国会議員も真っ青な2世、兄弟系配役もこの映画の魅力と言えましょう。
劇中の街らしい場所というのが小さなハンバーガー屋で、そこばっかり繰り返し出てくるというのも、
『デビルマン』の亀戸ショッピングモールの先駆けです。
発光ダイオードで赤くピコピコ光るスパス12・ライアットガンもお洒落。オートでパカスカ撃ちます。
でもね、木製固定ストック付きな上に折りたたみメタル・ストックまでくっついてるのがこの作品最大の謎。

2005年07月29日
サスペリアの季節

そして、なんといっても触ると絵が浮き出る外箱が、涙チョチョギレなアイディアですヨ。最近は室内がが暑くて絵が浮き出たままになったりしてますが・・・・
そんな御時世にも関わらずそこを外してご紹介するのが、おなじみドイツのDRAGONレーベルの『サスペリアPart2』アルティメットコレクターズエディション[限定3000枚(もういいって?)]であります。
まあ、枢軸国同士よくやりますなぁ、作品がイタリア映画だからですかね(*^^*)
これ、パッケージがかっこいいでしょ。こっちは国内版ボックスと違い、手で触っても変化しませんからそのつもりで。メニュー画面は包丁持った首吊り人形がユラユラ。
さて、内容はと申しますと
・本編ディスク
いわゆる完全版で独語・伊語・英語でやっぱり英語は伊語とのごちゃまぜです。
画質はうちではPALを変換して観てますんで、アンカーベイ版と比べるとちょっとだけ眠い感じ。色は少し緑がかってますが、以前出ていた国内版よりは黒も締まってていい感じ。トリミングサイズは一緒ですね。
問題のタイトルはオープニングもエンディングも英語版なので、ラストの血溜まりに映った主人公は静止画になっちゃってます。
これはやっぱり旧国内版のように、イタリア版での動画で主人公の顔がモアモア歪むのがナイスなんで残念!
詳しい比較検証はこちら参照です。でも独語ページなんで拙者にはわかりもうさぬ。
http://www.wicked-vision.com/tabelle_reviews.php?ID=966
・特典ディスク
ドキュメンタリーとアルジェント監督のインタビューの2編を収録。
どっちも無情にも独語仕様(しかもインタビューは延々喋る監督が映るだけ)なもんで、『マーズ・アタック』の火星語モードみたいなものですなぁ。
ドキュメンタリーの方はクラウディオ・シモネッティや『フェノミナ』のプロモビデオも入ってて中々楽しめます。
・サウンドトラック
28曲入った完全版なので「ラァ〜ラァ〜ラァ〜ラァ〜♪」な童謡もちゃんと収録されてて安心な一枚。
以前原宿であったシモネッティのライブコンサートは超盛り上がりで『サスペリア』のテーマを満員総立ちで「ルァールァールァールァールァールァールァールァー(ビロンッ!)」と合唱したあげく、のぼせてビデオ買ってサイン入りチラシ貰っちゃいましたが鞄の中でシワシワになってしましました、トホホ
2005年07月25日
フッフッ、フッフッ〜♪『CSI:科学捜査班』にゾッコン

最近、抜け毛と自分の指紋が残るのが気になってしょうがありませんって、別に潔癖性になったわけじゃないんであります。
ここのところ映画館に足を運んでないもう一つの理由が、遅まきながらTVドラマの『CSI:科学捜査班』にはまっちゃってたからなんですよ。シーズン2までのレンタルDVDを8枚怒濤のように観てしまいました。
いやー、このシリーズの面白いこと。よくこんな内容のドラマを連続で作っちゃうものです。
シデムシがシデムシじゃなかったりカツオブシムシがカツオブシムシじゃないのはご愛嬌。高級時計に液状ラテックスなんか塗ったら隙間に入り込んでオシャカになるやろ!捜査班のオフィスもやたら照明暗いのは省エネですか?そして登場キャラがいつも逆光です、カコイイ!サラ、口開けっ放しだと虫が入るよっなど興味は尽きません。
で、捜査班の主任グリッソム、この人なかなか可愛げのあるキャラなんですが、演じているのがウィリアム・L・ピーターセンその人!
以前、映画ライターの方と電話でお話ししてて
「ひどぅんさん、ウィリアム・ピーターセンの出演作ってどれくらい言えます?」
と唐突に尋ねられてしまいました。(汗汗・・・・・
エヘヘ、では羅列してみましょうか?!
「レッド・ドラゴン」旧版
「レクター博士の沈黙」
「マンハンター」
「刑事グラハム/凍りついた欲望」
どんなもんです?
「ひどぅんさん、それ全部同じ作品」
あら、バレましたか・・・・・
2005年07月20日
「フォーガットン」はズバコーン
2005年06月25日
栴檀は双葉より〜『ダリオ・アルジェントのサイコ・ファイル』

国内ではビデオのみ販売されてますが、私の知る限りDVDは世界でもおそらくこのドイツ版のみです。伊語音声で独語の字幕のみなら手を出せないわ〜と思ってたら、流石に英語字幕がついてました。ロゼッタ・ストーンの解読の苦労を追体験したい方々にもマジおすすめ。
内容は1972年に制作されイタリアの国営テレビで放映された一時間枠サスペンスドラマで、『隣人』『目撃証人』『変死体』『人形』の四タイトル。
毎作品、チョー若きダリオ・アルジェントがホスト役として冒頭で語ります。若いです、栴檀は双葉より不健康そうな感じ。監督作品は『変死体』の一作だけですが、どの作品もダリオ並のあっと驚く強引なオチを楽しめますヨ、ホント。工 エ エ ェ ェ (´д`) ェ ェ エ エ 工四連発。
なんといっても100満点の必見ワンカットは、『変死体』の中で出てくる「階段を上る犯人の足の裏カット」でしょう。ガラスかアクリル越しに撮ったのでしょうが、靴の裏が照明で明るいぞっ!(笑)
ところで、このパッケージの背景って明らかにDave McKeanのSandyManシリーズのカバーアートなんだけど、これってコソーリ使用なのかいな?
2005年04月14日
『血を吸うシリーズ』DVD発売!

池袋の「シネマ・セレサ(ありゃ、ロサだったかな?)」で一晩で全作観た思い出が忘れられません・・・・。なんておセンチになってる場合じゃ有りません。
気になるのはDVD自体よりも、初回限定BOXに付録でついてくる貯金箱「岸田森のカンオケバンク」ですよっ!
でも、本体の棺がチャチなのはまぁよしとして、この顔の出来はちょっとちょっとですよね〜〜〜〜。
樹木希林的には、これでオッケーなのでしょーか?(意味不明)
スカルピーで作り直してすげ替えちゃおうかな〜。
改造パーツって、巷で需要ありますかねぇーーー(ねぇよっ!)
悪魔が(あくまがっ)〜今夜も(こんやもっ)さあわーぐのさぁ〜!チャ〜〜〜ンッ!!(番組ちゃうぞ)
2005年04月11日
映画ポスター画集

似顔絵ってのは「絵のうまさ」と「似てるかどうか」という二つの要素が絡む難しいジャンルだと痛感します。
絵がうまい人ほど似せるのが苦手!って傾向もなきにしもあらずなんですね。
あのフィギュア造型の神、竹谷さんも顔を似せるのは大の苦手とおっしゃってますし。
でも、その両方で最高レベルにある画家(とワタクシが思う)Drew Struzanの画集を入手しました!
ハリウッド映画好きで、この人の描いたポスターを見たこと無い人はいないのではないでしょか?
量感溢れるタッチに鳥肌たちますよ、ホント、マイッタ!
自分なんて「ヘタウマ」ならぬ「ヘタヘタ」で売ってますから(恥)、ほんとこの人の爪の垢でも煎じて蒸らしてネルドリップで飲みたいくらいであります。
『遊星からの物体X』の炸裂するように光った顔面のイラストもこの人だったのネ。
ウホッ、ドルフ・ラングレンの筋肉描写なんか、特に注目!
2005年04月01日
宮沢喜一元総理大臣、スターウォーズ最新作に出演!

演じる役はジェダイの長老マスターの「ヨーダ」。初回登場の『帝国の逆襲』では人形、前二作ではCG(コンピュータ・グラフィック」で表現されていたヨーダだが、デジタル技術が席巻する昨今、なぜ今回あえて役者が特殊メイクで演じるという古典的手法をとったのか?
本作の監督で『スターウォーズ・シリーズ』の生みの親であるジョージ・ルーカス氏は語る。
『以前に日本の国会で答弁をしている彼を見て、ヨーダを生身で演じられるのは彼しかいないと考えていた。前作の制作段階でもヨーダをCGにするか、彼に出演を依頼するかという両案があった。彼が政治家引退を機に本作品の出演を快諾してくれたことを大変嬉しく思う(中略)いくらテクノロジーが進んでも、人間の演技の表現力を再現するのは難しい。ハイテクに溺れることなく、最適と思われる手法を適宜採用していくのが私のやり方だ」
宮沢氏自身、今回の出演依頼は寝耳に水だったそうだ。
「話が来たときは・・・スターウォーズのスの字も・・・・・まあ・・・・知らなかったものだから。いえ・・・まあ・・・・・・これも・・・・・・・経験でしょうか・・・・中曽根さんにも一応声をかけたんだが・・・・・ハリウッドの役者(レーガン元大統領のこと)と共演するのは・・・・・・もう十分だと断られました」
ヨーダの人形を操作し声も担当してきたフランク・オズ氏(『セサミストリート』や『大逆転』などで有名)は宮沢氏の印象をこう語る。
「最初に監督から彼の写真を見せられた時、私も『彼氏しかいない』と感じた。ヘヤースタイルを含めて兄弟のような親近感を覚えたものだ」
英語が堪能で知られる宮沢氏なだけにセリフまわしが気になるところだが、残念ながらセリフは引き続きフランク・オズ氏が吹き替えで演じるという。
尚、本作で全シリーズが完結するスターウォーズ・シリーズ、前作のヨーダの場面を全て宮沢氏に置き換えて「完全版」として再リリースするのかという問いについて、ルーカス氏は「現段階ではコメントできない。ファンの評判が良ければそういった話も(映画会社から)出てくるだろう」と語った。
その老獪さが身上な宮沢元首相なだけに、600歳といわれるヨーダのキャラクターをどう演じるのか?この夏、さらに見逃せない作品となりそうだ。
2005年03月18日
バンボロ・ショーック!!!『バーニング』

この作品といえば『13金パート2』と同時期公開のでっかいギロチンバサミで人を襲う殺人鬼のスプラッター物。宣伝用に国内で勝手に名付けた殺人鬼の名前「バンボロ」がなんといっても一番の〜じゃなくって、無名時代のホリー・ハンターとジェイソン・アレキサンダーが出演してるというのが一番の話題となっております。
その出世頭ホリー・ハンター、カメラマンが避けとるんじゃないかってくらい写ってません。今国内でDVDソフトが発売になったらきっと『ホリー・ハンターのバーニング』でしょうが、現時点ではまだ未発売。
この作品のアナログサントラ持ってましたが、いや〜「ピッ〜〜ピッピピロ〜〜〜〜」って軽いサウンドがイカシテますな。
それにしてもここまで設定を『13金』に似せることもないでしょーに、アメリカでは条例で「殺人鬼は湖のあるキャンプ場で襲うべし」と決められてるのでしょうか?
セットになってるもう一枚の特典ディスクは、Vゾーンな人には懐かしい『ファンゴリア・ビデオのトム・サビーニ特集』で、以前に国内でもビデオでリリースされたものと一緒です。
なんとこのDVD、3000枚のみの超限定品!にもかかわらず、発売して数ヶ月以上経つというのに未だ在庫有りの様子。
かたや「ケミストリー人気に陰り?アルバム売り上げ30万枚にとどまる」というお話。
この違いは、一体何の何処にあるのでしょーか!?
なんかズレて印字されたシリアルナンバーが愁いを誘いますネ。
2005年03月14日
だーれも知らない(と思う)女優さん「アントニア・レイ」

というわけで今回は国内で初めて語る?!マイナーな女優さんを紹介してみましょう、アントニア・レイさんでーす。
『ジェイコブス・ラダー』の冒頭の不気味な地下鉄シーンで、寝過ごした主人公が話しかけるのと、「ジーーーーッ」っと無言で見つめ続けるくたびれたオバハン、そのキャラの「サスペリア2のカルロのお母さん系」の濃いメイクが強烈に脳裏に残っておりました。
で、ミツケタァーーーーーーー『チェンジリング』で主役のジョージ・C・スコットの家政婦役で出てましたよーってこれしか知りません。
どっちも2カットくらいしか写ってないし、この人、生活成り立っとるのかいなと自分の確定申告書書きながら心配になってきたもんで(余計なお世話じゃ)検索してみましたら、色々端役ながら出てらっしゃるみたいですねぇ。
http://us.imdb.com/name/nm0712744/
おや、シャロン・ストーン版『グロリア』にも出てるのかー。スミマセン、自分的にリメイク版『グロリア』は「ウルトラセブン12話」並に無かったことになってるものですから(^^;;;;機会があったらチェックしてみまーす。
普通「ジェイコブス・ラダー』だったらジェゼベル役のエリザベス・ペーニャとか、売れる前のマコーレー・カルキンとかを語るだろ〜〜〜〜って自分も思います。
次回からはもう少しメジャー路線に戻んないと、身内も覗いてくれなくなりますなぁ。
2005年03月13日
ドアストッパー女優「ジェイミー・リー・カーティス」
で『恋愛小説家』観ながらヘレン・ハントがそれ系だなーと思いながら、もう一人思いついたのがジェイミー・リー・カーティスさんです。
イキナリ出演してた作品といえば、『刑事コロンボ・別れのワイン』って名作。史上最強に無愛想なウェイトレス役で出ておりました。お母様のジャネット・リーは『刑事コロンボ・忘れられたスター』で犯人役でしたネ、シャワールームで刺したりはしませんが。
で、この人といえばジョン・カーペンター作品の看板娘ですが、こりゃまたワカンネーヨ!って出方なのが『ニューヨーク1997』の冒頭のコンピューターの声。金髪の忌野清志郎もビックリです。
『物体X』のチェスゲームの声が同じように冷たい声なんですけど、どうやら別人みたい。
「アタシの顔の形ってドアストッパーみたいでしょ?」とは本人談。でもそれって、そのドアストッパーがアナタの顔の形だったのでは?
件の『刑事コロンボ・別れのワイン』の犯人役はドナルド・プレザンス。
これまたカーペンター作品の看板オヤジなわけですが、彼の来日時に知人がインタビューでこの『別れのワイン』を賞賛したところ「そんな作品あったっけな?」みたいなことを言われたそうです。
そ、そんなもんなんですね・・・・世の中。
2005年03月10日
自虐のブルース・キャンベル『キャプテン・スーパーマーケット』公式海賊版

『スパイダーマン2』では復活か!?と思わせてただの顔見せ!
そんなブルース・キャンベルさんの自虐嗜好が凝結したDVDが、この『Army of the Darkness』Official Bootleg Edition(『死霊のはらわた3/キャプテン・スーパーマーケット』です。
「公式海賊版」というのは音楽アルバムなんかでもままある趣向なんですが、
さすがアンカーベイ、一枚噛むならハンパじゃない!オリジナル版のパッケージにヨレた紙袋をかぶせて、文字を全て手描きで書いたような趣向のデザイン。
元の公式パッケージが垣間見えて、アンカーベイのマークも手描き風。その上には「ブルース(俺をアッシュと呼ぶな)キャンベル」と署名があります。
さらに中身のスタイルがダメ押し。
・「やる気無さ100%」のルーズリーフノートをちぎって書いた風チャプターリスト。
・ディスクラベルは「DVD-Rに焼きました」となってまして、手描き風タイトルは斜めです。
ここまで凝ってるからにはやる気満々かと思いきや、収録内容がおそらく旧版と同じところがやっぱりやる気無し(笑)
なにやらシリーズ第一作のリメイク始動とかで、アッシュさん、じゃなかったキャンベルさんの勇姿復活を期待しましょう、皆さん!
このシリーズ、回ごとにアッシュの恋人がカワイコキャラにすり替えられていきますなあー、(と失礼なことを言ってみる)。
だってほらブリジット・フォンダのカワイイことといったら、例え白目剥いたって殴れませんねぇ。
ところでオリジナルのリンダことベッツィ・ベイカーさんは、後日の映像を見ると「まだ取り憑かれとんのか〜」ってくらいの変貌ぶりでした(´Д⊂)
それをいったら今日びのアレサ・フランクリンなんか”ナッティ・プロフェッサー”ですがなにか?(ToT)
2005年03月07日
「かんだ〜かんだぁ〜〜〜」と『死霊のはらわた』

サム・ライミ監督の劇場デビュー作『死霊のはらわた』の死霊を起しちゃう呪文の一節であります。
で、変なDVDパッケージ第3弾はこれ、アンカーベイ『死霊のはらわた』死者の書ヴァージョン!
本編の造型担当トム・サリバンの手によるラテックス製ケースです。
フニフニ柔らかいのでアッチョンブルケ可。でも、持った後の手がゴム臭いぞ。
このラテックス、ドンポスト並みにちゃんと長期防腐仕様かな?国内の「デラックス夜光お岩」とか出してた国内マスクメーカーのゴムは、すぐベトベトになりますよね。それだけちょっと心配。
下のピクチャー盤は同じアンカーベイですが、オリジナル撮影サイズのスタンダード収録、駄菓子屋で売ってそうです。
どっちにしても壊れそうな橋を車で渡るシーンでスタッフ写ってるぞ!
この作品の前身にあたる自主映画『ライ畑でつかまえて』じゃなくって『森の中でWithin The Woods』激しく観たいです。なにやらマスターに問題があってソフト化が難しいとか・・・・かんだ〜〜〜〜!
2005年03月06日
ある者には悪魔、ある者には天使〜『ヘルレイザー』

謎のパズルボックスをいじると、鍼灸治療中の人が出て来て仲間にしようとするあのシリーズの1,2,3と特典ディスクのセットのDVDボックス。
なんで、こんなまた趣味的仕様かというと、それもそのはず発売元がイギリス・アンカーベイだから!
クライテリオンがジェダイなら、暗黒面のアンカーベイってだけに画質に不満はありません。
北米版では以前1と2セットのアンカーベイ名物ブリキ缶版も出てましたけども、今では廃盤になっております。
このシリーズも決して出来が良いとは思わないんだけど、他のクライヴ・バーカー作品の映画化作品があまりにあれなもんで、その特異なキャラの存在も手伝ってその存在感を誇示し続けております。
特に一作目は原作者監督なだけに、強烈なイメージをと取りこぼすことなくちゃんと捕まえてるところが『エクソシスト3』ソックリ。
映画の文法に不慣れな小説家特有の、余計なカットやシーンを迷って入れちゃったりするとこもソックリ(^^;
この人の「血の本シリーズ」なんて素敵な話一杯有るんですけどね「腐肉の晩餐」とか。
なにせあの「髑髏王」が映画になるとアレになっちゃいますから。
コミック化はかなりされてますね、割りといい感じに。
あ、2の破天荒ぶりもかなり好きっすよ。
ところで、先日デバイダコンパスで指を刺しちゃったんですが、ワタクシ魔導師には向いてませんね、よくわかりました。
2005年03月03日
マルサの女をひどぅんする

ようやく発売されました「伊丹十三監督作品」であります。
『マルサの女』と『マルサの女2』のエンターテイメント映画
としての出来の良さは傑出してますね!
他の作品はいろんなところで悲しいくらいダウンしてますけど、
実写の邦画では珍しく(!)観客の方を向いて創ってる作品群
だったのだなーと再確認させられました。
実はワタクシ、「マルサ2」では特殊造型でちょっと御手伝いしたんであります。
日活撮影所の池で「マルサ2」用の水死体を伊丹監督の前で沈めて
テストしたのも良い思い出。
「なんか目玉の感じがヤなんだよなー」とダメ出しキターーーーーッ!
「マルサ1」の冒頭でショッキングに登場の看護婦役の渡辺さんおげんきでしょーか?
そう、果たしてその実態は「アタシ本当はニンジャなの!」でありました。
それにつけてもこのDVDボックス、巷間で言われる通り開けにくい!
さてしばらくは、同様な変なケースのDVD特集といきましょーか。