JAの支援隊として5/18−21の3泊4日で熊本阿蘇に行ってイチゴ農家の片付けを行って来ました。

その中での所感をつらつらと。


阿蘇はイチゴ農家が何十件もいるところでした。
夏場はトマトをやる地域のようです。
地震後4日間ほど電気がとまったので、イチゴの高設栽培に水を送ることができず、今年の収穫は終了したと聞きました。
トマトは作付前だったので、損壊被害がすくないハウスで定植を行ったそうです。

地域の半数ほどの施設で損壊被害が出たので、そちらの片付けをおこなってきました。
近代化して効率化する現代のイチゴ農業は災害に非常にもろいと感じました。
原水がとまり、電気がなければ、水も送られないし、自動開閉のハウスも開けられなければ熱で植物は全部死にます、
彼らは要員ぎりぎりで農業していますし、数反以上と大規模化しているので、損壊したハウス内部の片付けには相当手間暇がかかります。

地域のボランティアを受け入れる前にそういった基幹となる農家が消防団や青年団でボランティアとして地域に使われるので彼らの農場の片付け対応は一番最後になってしまいます。
地域には彼ら以外もう若者はおらず、外国からの技能実習生で大規模の方は農業している実情をまざまざとみてきました。

農家は災害が起きても我慢するので、何かほしいとかたすけてくれとかは絶対に口にしません。
行政や農協は被害状況の聞き取りはまだ現場までは来ていない状況でした。
農協職員も数名で100件以上の農家対応しないといけないのでまったく人手が足りていない状況ですし、
職員の自宅も阿蘇以外に熊本市から通いで勤務している人は出勤さえできない状況でした。

今回災害支援物資のプッシュ型支援を国がおこなったことは非常に効果があるように思います。
農協もその体制を学ぶべきだと思いました。

また復旧の手伝いには、専門家の派遣が必須です。
復旧隊が現場に入ることを調整や、現場の指揮を高めるいわゆるホワイトカラー、いわゆるリーダーが必須ですし、
次に現場の指揮をする、たとえば今回は農家さんの片付けですので、農家や営農担当職員が行くことが必要です。
JA部隊が送りこむ人員はホワイトカラーが圧倒的に多いので、現場作業はかなりきつかったと思います。

片付けなら、工具が必要となるので、ペンチやドライバーやサンダーやドリルといった工具も持参が必須でした、今回はすべて農家さんに借りました。
行った先の悲壮な顔だった農家さんが日に日に顔が明るくなることで、非常に意義のある手伝いをしてきたと思います。


行政の支援体制の情報が現場農家まで届いていません。
復旧補助率の情報について、JAまでは入っているようで、JAと関係が近い農家には情報が届いていました。
ただJAを使っていない農家は情報が入っていなかったですね。
やはり必要なのは人ですね。状況に合わせた専門家が必要です。

あと、土建業者の復旧工事見積もりが非常に高額となっており、
片付けのできない高齢農家や周りとの関係が薄い農家は、業者と片付けの契約していたようです。

最終的には、頼れるものは自分自身しかないと感じました。
人を頼りにしても何も進みません。
阿蘇にてまざまざと見せつけられました。

乱文失礼しました。