2011年12月13日
今年もあとわずか

★『天守物語』終了からすでにひと月ばかりがすぎてしまった。クリスマス、年末、そしてあっという間に2012年となる。今年も終わりだ。早いなあ、と今年も思う。
★『天守物語』はNHKの教育(Eテレ)で新年1月2日(月)深夜に放送予定である。興味のある方は是非。
★舞台が終わり、浅草近く隅田川のほとりに立つ平成中村座へ歌舞伎を観に行った。久しぶりの歌舞伎、満喫させていただきましたわ。コンパクトな劇場で(歌舞伎座なんかに比べてね)臨場感たっぷり。初めて生で拝見した片岡仁左衛門さんの迫力がかっこよかったなあ。中村勘三郎さんもお元気だった。『お祭り』の踊り最後で背景のテントが開き、晴れ渡った隅田川を望む実景に進み出た勘三郎さんがお日様を浴びた(昼公演だったのでね)とき、ああ、芝居はええなあと思わせていただきました。
★ABC朝日放送創立60周年記念ラジオ時代劇、なんてのの収録にも行ってきました。ご一緒した橋爪功さんが素晴らしかった。『天守物語』の小林勝也さんもそうだが、あの年代(おそらく70あたり)の役者さんの在りかたの凄み・・・・自分もそこに行きたいもんだ。放送は関西地区だけですが、ABC朝日放送ラジオ(1008)で、年末12月30日(金)19時からの2時間放送予定です。聴いていただける環境の方は是非に!
★何かと慌ただしい年末、皆様お体ご自愛のほどを!では、今日はこれから田町までラジオCMの収録に行ってきます。仕事があるのは、ありがたいことですなあ。

hidebo141421356 at 11:55|Permalink│Comments(0)│
2011年11月07日
上演中

★新国立『天守物語』2ステージを終了。昨日は13時一回公演だったので、今日の19時開演まではたっぷり時間的余裕がある。ゆっくり眠り、マッサージ、買い物、洗濯などをすませてこれを書いている。しかも、今日、19時の公演が済むと明日は休演日である。ありがたい話やなあ、と思いますわ。
★共演者の中で、小林勝也、田根楽子、江波杏子のベテラン陣が素晴らしい。それぞれ出自も育ってこられた状況も違うと思われるが、舞台に立つ、その姿が佇まいが素敵だ。むつかしかろうけれど、自分もそんな役者になれればと願うしだいだ。
★見所の多い舞台になっていると思います。20日(日よう)まで初台、新国立劇場でやっております。是非お越し下さいませ。
hidebo141421356 at 14:57|Permalink│Comments(2)│
2011年10月15日
稽古はすすむ

★『天守物語』、稽古も中盤をむかえている。今日は最初から最後まで、ともかくできるとこまでやってみようという稽古。通し稽古ではないが、ざっと全体像をつかんでみようという目的だ。つまり、そこまで作品は出来上がりつつあるということ。
★セット、音楽(音響)、衣装、殺陣(たて)、所作・・・etc。演出家が思い描いたものが、多くの人たちの専門の力も加わり、作品になってゆく。もちろん我々役者はそのなかで演技(息ずき)し、物語を生きるのだ。
★新国立劇場は稽古場スペースも素晴らしく充実している。ほぼ理想型の演劇ファクトリーといってもいいだろう。この国にこのような施設があることを、日本人の役者として誇りに思う。もちろん、ここまで立派でなくとも、あるいは劣悪ともよべる稽古場環境の中からも素晴らしい作品ができる、ということは知っているし、体験もしてきた。それでも“国立”というカテゴリーで、このような場所があり、良質な現代演劇が生み出されてゆくことは、未来に向けてとても意義のあることだと思う。
★本番にむけて、きつい日々となってゆくだろうが、心身ともに整えつつしっかりやってゆきたい。そろそろ初台に向かおう!

hidebo141421356 at 11:07|Permalink│Comments(0)│
2011年10月07日
天守物語、泉鏡花なのでござります

★夏はとうに過ぎ去り、すごしやすい秋になっております。みなさんいかがおすごしでしょうか?
★すっかりご無沙汰してる間に、現在の僕は11月の舞台『天守物語』(作・泉鏡花/演出・白井晃、11月5日(土)〜20(日)新国立劇場)の稽古の日々である。泉鏡花である。大正時代に書かれた、そう、古典ともいってよい作品に取り組んでいる。
★初台にある新国立劇場の稽古場まで、毎日30分かけて自転車で通っている。サイクリングには素晴らしく適した季節でよかった。稽古場では基本、和装である。浴衣、袴、足袋の姿だ。久しぶりに刀を振り回す稽古で、筋肉痛がなかなかにとれないでいる。
★稽古の様子など、きっとまた書いてゆきたいと思う。今日は出番がなく稽古オフだ。午前中に歯医者さんへ行ってきた。そしてこれからマッサージに出かけようと思う。気持ちのいい季節、キンモクセイの香りがまた良いのだな。公演の詳細は新国立劇場のサイト(http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000437_play.html)をご覧ください。ではまた。
hidebo141421356 at 16:32|Permalink│Comments(0)│
2011年06月21日
芝居でかしこくなってゆきます

★蒸し暑く梅雨らしい天気の続く東京である。明日は晴れ間のある天気ということらしいので、洗濯機をまわしながらこの文章を書いている。
★先日、渋谷パルコ劇場に芝居を観に行ってきた。『幽霊たち』(原作:ポール・オー スター/翻訳:柴田元幸/構成・演出:白井晃)佐々木蔵ノ介くんが主演でありました。もちろんテレビなどでの彼は観せていただいてはいるが、舞台はほんとに久しぶり。ピスタチオ時代から好きな役者さんではあったけれど、今更ながら“立派な仕事をする役者になったんやなあ”と素直に感服いたしました。以前ご一緒した有川マコトくんも良い味出してたし、白井晃さんの構成力、演出力も見事だと感じた。そして何より、奥田瑛二さんのすべてが素晴らしかったのだ。ここまで圧倒的な存在感を舞台で表出する役者さんだったのかと、今回、申し訳ないけど、ダントツのトピックスであった。観劇後の渋谷の居酒屋で“奥田瑛二さんだけでも7500円のチケット代安かったよなあ!”と、事務所のKさんと親父的ウダ話をしておった次第です。・・・・7500円ちょっと高いけどね。軽くお酒飲んで1万円ですからなあ。まあ、パルコの芝居だししょうがないのかな。と、少々ザンナイお話ですな。公演は7月3日まで。その後地方公演あり。興味のある方は是非!
★続きです。芝居を観終わってから。すんなりまろやかに理解できるストーリーではなかったので(それでもおもしろい作品ですけどもね)本屋で原作を買って読みました。『幽霊たち』(新潮文庫 ポール・オースター/訳,柴田元幸)芝居を思い出しながらクイクイ読み終えました。ポール・オースターは映画『スモーク』『ブルー・イン・ザ・フェイス』『ルル・オン・ザ・ブリッジ』なんかで親しんではいたけど、この『幽霊たち』はまたひと味違った・・・なんちゅうか、ニューヨークのカフカ的な絶妙の歯痒さで・・・まあ、おもしろい小説です。
★こうして芝居を通じて未知の小説や音楽や歴史や・・・他にもたくさんのモノに出会ってきて、自分というものが出来上がってきてるんだなあと、あらためて感じている今日この頃であります。そしてこれからもそうなんだろうと、ね。ありがたい話ですなあ。ではまた。

hidebo141421356 at 17:43|Permalink│Comments(0)│
2011年06月09日
梅雨時に

★しばらくTVドラマの撮影であちこち出かけたりしていた。東映の大泉学園の撮影所でのスタジオセットや所内ロケ。都内の下北沢、上北沢、遠くは埼玉、茨城、山梨などでいろんなシーンを撮影した。番組は『遺留捜査』という刑事ドラマで、放送は6月15、22日(ともに水曜日)テレビ朝日系列で21時からの放送です。警視庁の刑事ではなく、所轄署の刑事役で・・・じっと目を凝らして観てていただければ、私を見つけていただけるかと思う。まあ、カットされてる部分もあるにはあるだろうが、全く映ってないことはないでしょう。よろしければ是非。
★夏も近づいてきたが、免許の書き換えやら、住んでる部屋の更新時期(更新料に火災保険料!)と物入りなんで頭が痛い。更新料・・・こんなもんいるかねえ!と思われてる方、いっぱいいらっしゃるんでしょうなあ。ねえ!

★夏の終わり頃から舞台の稽古が始まる予定であるが、詳細はもう少ししてからお知らせしたいと思う。紫外線には気をつけつつ、懐具合を気にしつつ、それでも精のつくモン食べて、しっかり暮らしてゆきましょう!お互い!ではまた!
hidebo141421356 at 17:42|Permalink│Comments(0)│
2011年05月06日
町田康で笑う

★久しぶりに町田康の小説を読んだ。『人間小唄』(講談社)である。さて読むかと読み始めたら・・・一気に読んでしまった。250ページほどの中編だったが、ほんとにクイックイ読み続けてしまった。例によってケッタイナ名前の登場人物たち。糺田両奴、小角、新未無、村ヒョゲ滝麻、猿本丸児・・・
★小角の書き送ったキテレツな短歌を、作家である糺田は自作の短歌のように、しかも自分でその短歌をこてんぱんに批評するという形で、締め切りの迫った雑誌の連載に掲載させた。それをきっかけに小角は新 未無と組んで糺田を拉致監禁、無理難題を糺田にふっかけてゆく・・・みたいな感じの筋であるが、やっぱおもろいよなあ町田先生!声出して笑う小説ってそんなにないんだが、今回も8回は確実に笑った。それはすごい体験である、と思う。
“莫迦なひとは死んでいいよと正確に嘲る声がすっげえあざやか”
・・・おもろうてやがて悲しき唄である。興味のある方は是非に。
★読後の興奮冷めやらぬ中ジョギングに出た。iPodでベートーヴェンの交響曲9番を聴きながら。昨日から久しぶりに走っています。近所のM病院の広大な敷地の周りを一周すれば2キロ強、それを2周くらいでいい汗かいて、今の状態だとちょうどいいかなって感じである。慣れてきたらば距離を伸ばしていこうと思っている。
★パキスタンでアメリカ軍特殊部隊によってビンラディン氏が殺害された。そのニュースを大統領が発表し、市民たちが歓喜の声を上げている。それを僕はテレビで観てなんとも気味の悪い違和感に襲われた。当事者(テロの被害者)ではないから全く共感できないのはできないにしても・・・この気味悪さは何なんだろうか。じっと考えてしまう。
★来週あたりからドラマの撮影に入る予定。またその辺りのことも記したいと思います。ではまた。
hidebo141421356 at 19:57|Permalink│Comments(0)│
2011年04月12日
春四月

★4月も半ば、ずいぶん陽気な気候となってきた。3月の終わりから4月頭まで関西に戻ってきた。娘が大学を卒業、就職が決まってやれやれといった感じ。息子たちもそれぞれ元気にやっているようでなによりであった。東京でもまだまだ余震が続いているが、関西ではともかくも揺れを感じることがなく、それだけでも安心した気分になれたものだ。
★いちばん下の息子と鳴尾浜球場に出かけ、タイガース対カープのファームの試合を楽しんだ。今日開幕のプロ野球だが、その時はプロ野球に飢えた多くの観客で、狭い球場は超満員であった。ある日は奥さんと娘と3人で、上の息子がアルバイトする石橋の居酒屋へ食事に出かけた。料理もおいしく店の雰囲気も良い。店のマスターも気さくな方で、何より息子本人が生き生きと働いていたことをうれしく感じたものだ。両親も元気そうで・・・いつになく安らかな気持ちになれた帰省であった。

★東京に戻り久しぶりに下高井戸シネマで映画を観た。『クレアモントホテル』(監督・ダン アイアランド)なんとも嫌みのない心温まる映画でありました。目新しい切り口や演出がある訳ではなかったが、良くできた作品だったと思う。よろしければDVDででも是非。映画でいえばレンタルで『ジェリー』(監督/ガス・ヴァン・サント)という作品を観た。ものすごく退屈したのは確かだったのだが、観終わって何日もたつというのに、心に引っかかりが半端なく残ってしかたがない。大きなスクリーンでもう一度観たいものだ。皆様もきっとものすごく退屈するかとは思うが・・・興味があればこれも是非。
★駒場アゴラ劇場で赤星マサノリVS坂口修一二人芝居『男亡者の泣きぬるところ』(脚本/ごまのはえ・演出/山浦徹)を観た。地震の影響などで大変な上演であっただろうが、連日の大入りでもあったようで何より。二人とも僕は好きな役者さんでもあったのだが、期待以上の仕上がりで、もうそりゃ久しぶりの大満足でありましたわ。このあと何カ所かの地方公演も決まってるようなので・・・興味のある方は、すいませんがなんとか調べて観にいってみてください。すいません、中途半端な推薦で!

★揺れも心配だが、なにかと大小の問題山積みの春である。この前も書いたが、それでも毎日毎日を真摯に暮らしていくことが大切だと、そう思います。しっかりと毎日を生きていきたいと。そう思っています。
hidebo141421356 at 18:51|Permalink│Comments(0)│
2011年03月14日
元気です
★3月11日に大きな地震があった。その日その時、僕はJR秋葉原駅のコンコースにいて大きな揺れを感じ、思わずその場にしばらくしゃがみ込んでいなければならないくらいだった。ガラス張りのコンコースから外を見れば、多くの人たちが道路で不安そうな様子だった。20階建てくらいの駅前ビルが大きく揺れていた、信号機も揺れていた。すぐに電車もストップし、携帯のワンセグ放送や、駅のテレビ放送などで事の重大性を知った僕は、とりあえず家に帰ろうと歩き始めたのだった。
★秋葉原から京王沿線のアパートまで、歩きに歩くこと4時間。距離にして20キロくらいのもんだろうか。新宿から先の甲州街道の歩道は、同じように歩いている人でいっぱいだった。へとへとでアパートにたどり着きテレビをつけると、そこには震源地付近の各地のとんでもない惨状が映し出されていた。阪神の大震災も経験していた僕だが、この状況はまた特別にひどい。
★週末を挟んで今日、東京もまた社会活動を始めてはいるが、非常事態は続いている。そのもっとも顕著なのが“計画停電”なるものだ。いま家でこれを書いている現在は、まるで春のような過ごしやすさだが、さて、どのような状況になるのであろうか?しかしともかく、こうして元気に生きて過ごしていることだけでも、現地の人々からすれば、なにも不満を言うこともない。今は耐えねばならない。
★多くの心配のメールをいただいた。関西の人は、先ほども書いた阪神大震災を知っているから、よけいに心配をしてくれているのだろう。この場をお借りして・・・『僕は元気にやっています。』とお伝えしておく。
★けれど、今後も非常事態であることには変わりない。今、僕が生きて、何ができるのか、どう暮らしていくべきか、考えながらすごしてゆこうと思う。
★みなさんも、どうか元気で!月並みな言葉だけど、気をつけて頑張ってゆきましょう!
hidebo141421356 at 11:28|Permalink│Comments(0)│
2011年01月06日
謹賀新年2011

★年末年始と関西に帰省していて、先ほど東京のアパートに戻ってきた。ポストに年賀状が届いていた。いただいた方には大変申し訳ないが、返事はこれから書くことになる。とりあえずこの場を借りて・・・今年もどうかよろしくお願いいたします!
★関西では何かとばたばたとした正月を過ごしていたのだが、今回の帰省でも、恒例の“奥さんと映画を観る会”が実施された。前評判があまり芳しくなくて、少し怖々観にいってきましたのが『ノルウェーの森』(監督・トラン・アン・ユン)
★自分自身が村上春樹の小説に少なからず肩入れしていることを差し引いても、なかなか素敵な作品だったと思う。映像が決定的に美しい。もちろんそれなりに分量の多い原作を、2時間強の映画作品にすることによる無理は感じられたが(レイコさんのエピソードは必要だったんじゃないかしら)、たとえば主人公ワタナベくんが、直子をある施設に訊ねて帰路につくシーン。雪道を去ってゆくワタナベくんの後ろ姿を直子が見つめているのだが、これはワタナベくんの一人称で書かれている小説ではあり得ない表現であり、そのあたり、とても新鮮で新しい発見をさせてもらったものだ。この監督の作品は恥ずかしながら今回初体験だったのだが、『ノルウェーの森』に関していえば、素晴らしいチーム力を発揮しての作品創りであったと思う。
★前回“スペース・バトルシップ”のことを今ひとつと書いたが、もちろんあれを讃える声もあれば、『ノルウェーの森』にまったく感動を覚えない人もたくさんいることだろう。人それぞれの捉え方が自由に選択できるということが、芸術全般の鑑賞の楽しみであるのは絶対のルールだと思う。他者と違った感想を語り合うことの大事さを、これからも自分のスタンスにしてゆきたいものだ。
★そんなわけで・・・・このブログもボチボチと書いてゆきたいと思います。

hidebo141421356 at 23:38|Permalink│Comments(0)│
2010年12月14日
京都へ行ってました ちょっと前ですが

★紅葉の季節はすっかり過ぎ去り、世間は徐々にクリスマス装飾が目だつようになってくるのだが・・・先月の終わり頃、しばらく関西に戻っていた時、奥さんと京都へ出かけたのであった。東京のJRのどこかの駅で見かけた、美しい山門の写真のポスターの場所へ行ってみたくて、白川今出川あたりにある今戒光明寺(こんかいこうみょうじ)という浄土宗のお寺へ行ってきた。その駅のポスターの構図を真似て写真などを撮ってみた。初めて訪れたがなかなか趣のあるお寺でゴザンした。夜になって行列にまで並んで、清水寺のライトアップ(ここでは胎内めぐりまでしてしまいましたわ)、さらに高台寺まで足をのばし夜の庭園を散策などしました。帰りにはお漬け物のお土産まで買ったりして・・・京都三昧でしたなあ。

★あ、イノダコーヒー本店でコーヒーを飲みました。今は亡き高田渡さんの『コーヒーブルース』に歌われている店だ。“三条へ行かなくちゃ 三条堺町のイノダっていうコーヒー屋へね ・・・”という、のんびりした感じの素敵な歌だ。
★関西で撮影していたのはNHKのドラマ10『フェイク~京都美術絵巻~』(年明け1月4日(火)夜10時放送開始)という作品だ。僕はその第3回(1月18日)に出ております。蟷螂襲(とうろう しゅう と読む。何度書いても恐ろしい名前だ。実際は気のいいおっちゃんやけどね)、私、中川浩三が三兄弟という、関西演劇界事情に詳しい人なら、クスッとしてもらえるシチュエーションだったりする。浩三くんの了解もいただいたので2ショット写真も載せておこう。

★浩三くん(良い役者さんです)の顔色が若干白っぽい訳は・・・ぜひ本編を観てお楽しみくださいませ。
★関西に戻ると、奥さんと映画を観にいったりもするのだが、今回も行ってきました。僕ひとりでは決して手を出さない作品に。そう、あれだ。『SPACE BATTLESHIP ヤマト 』(監督・山崎貴)だ。(奥さんはKTさん好き)・・・・観た人それぞれの捉え方があるだろうけど、僕の口には合わないお味でしたなあ。僕の周りで観たという人にはまだ遭遇していないが、コーヒーでも飲みながらじっくり話し合いたいものだ。
★20年ぶりくらいで大江健三郎の『個人的な体験』を読んだ。(現在、大江健三郎が僕のマイブーム。現にこの文章も大江光さんのCDを聴きながら書いていたりもする)『同時代ゲーム』は四苦八苦しながらなんとか読み切った、という感じだったが。(まあ、ある意味おもしろかったけどね)『個人的な体験』は、今となってみては、“え?これ大江作品?”(確実にそうでしかありえない作品だが)というくらいにスイスイ(グイグイかも)読めてしまった。個人的に(タイトルどおり?)思い入れのある小説だったから、あらためて読み返せたことをうれしく感じた。
★数日後、また関西に戻っての仕事だ。今回はVP(ビデオ パッケージの略。商品の販売促進、企業の紹介説明などに使われる、動画コンテンツ)という、皆さんの目には触れることの非常にまれな仕事である。役者もいろんな仕事をしているのだな。
★JR新宿駅のホームから空にそびえるKTさんの大きな看板が見える。ま、この人は・・・って木村さんなんだけども。いつもどんな時も木村さんなんだなあ・・・と、感じたりしている東京の師走である。

hidebo141421356 at 18:18|Permalink│Comments(1)│
2010年11月22日
大江健三郎の季節
>
★何ヶ月ぶりかの投稿である。こういったものは一度遠のいてしまうと、なかなか戻って来れないものであるのだなあ。それでももちろん日々は流れていたわけで、世の中では様々なことが起きたり平凡な日があったりしていて、僕もそんな日常を生きていたのだった。
★若い頃から気にはなっていたが、なかなか手が伸びなかったり、そうしたものの中途で挫折したりした作家。僕にとってそれが大江健三郎氏であった。それが春頃から、ふとしたきっかけで読むようになり、それはアフターワークといわれる近年の作品中心なんだが、すっかり癖になってしまっている今日この頃である。若い人にしてみれば(僕なんかでもそう思っていたのだが)すでに過去の人になっているかもしれないが、なかなかどうしてしぶとく書き続けていらっしゃる先生だ。
★人は難解であると評したり、そういった先入観を持っていたりする大江作品は、確かに読みやすエンターテーメントではないかもしれない。しかし何冊か(辛抱して)読んでみると、それは独特の読書感があり、僕は今(なんでだか今!)大江健三郎を読む季節を迎えてしまっている。

★あれだけ希望と可能性を感じてスタートした民主党政権も、いまやくすみ果ててしまった感が強い。領土問題や沖縄の問題・・・それらはとんでもなく難解な問題だと思う。すっきりした解決方法ってのはなかなか見つからないだろう。(拉致のこともそうだ)ならば、できうるかぎりの外交を重ねて、少しでも前向きな“セイジケッチャク”という軟着陸点を見つけるべきだと思うのだが(そしてまたその地点から前進を計ってゆく)その外交姿勢が物足りない。
★東京の西に近いところ(自衛隊や米軍基地もそう遠くなく在る)に住んでいるので、時たま上空を軍用機が飛んでゆくのを見かける。微かに聞こえるジェット機の音にドキッとしたりする。それが普天間の基地付近の住人にしたら・・・まさに心臓をギリギリとノコギリビキされるような毎日だと思う。テレビで報道を見るたびに、これだけは真っ先に解決しなきゃならないことだと強く思う。
★久しぶりの投稿はこんな感じでありました。明日からしばらく関西に戻って、ドラマ収録の日々となる。またそのあたりのことを書いてゆきます。・・・きっと。


★何ヶ月ぶりかの投稿である。こういったものは一度遠のいてしまうと、なかなか戻って来れないものであるのだなあ。それでももちろん日々は流れていたわけで、世の中では様々なことが起きたり平凡な日があったりしていて、僕もそんな日常を生きていたのだった。
★若い頃から気にはなっていたが、なかなか手が伸びなかったり、そうしたものの中途で挫折したりした作家。僕にとってそれが大江健三郎氏であった。それが春頃から、ふとしたきっかけで読むようになり、それはアフターワークといわれる近年の作品中心なんだが、すっかり癖になってしまっている今日この頃である。若い人にしてみれば(僕なんかでもそう思っていたのだが)すでに過去の人になっているかもしれないが、なかなかどうしてしぶとく書き続けていらっしゃる先生だ。
★人は難解であると評したり、そういった先入観を持っていたりする大江作品は、確かに読みやすエンターテーメントではないかもしれない。しかし何冊か(辛抱して)読んでみると、それは独特の読書感があり、僕は今(なんでだか今!)大江健三郎を読む季節を迎えてしまっている。

★あれだけ希望と可能性を感じてスタートした民主党政権も、いまやくすみ果ててしまった感が強い。領土問題や沖縄の問題・・・それらはとんでもなく難解な問題だと思う。すっきりした解決方法ってのはなかなか見つからないだろう。(拉致のこともそうだ)ならば、できうるかぎりの外交を重ねて、少しでも前向きな“セイジケッチャク”という軟着陸点を見つけるべきだと思うのだが(そしてまたその地点から前進を計ってゆく)その外交姿勢が物足りない。
★東京の西に近いところ(自衛隊や米軍基地もそう遠くなく在る)に住んでいるので、時たま上空を軍用機が飛んでゆくのを見かける。微かに聞こえるジェット機の音にドキッとしたりする。それが普天間の基地付近の住人にしたら・・・まさに心臓をギリギリとノコギリビキされるような毎日だと思う。テレビで報道を見るたびに、これだけは真っ先に解決しなきゃならないことだと強く思う。
★久しぶりの投稿はこんな感じでありました。明日からしばらく関西に戻って、ドラマ収録の日々となる。またそのあたりのことを書いてゆきます。・・・きっと。

hidebo141421356 at 19:00|Permalink│Comments(0)│
2010年08月07日
さらば八月のうた
★お暑うございますな。この夏はまた特別そう感じます。てなわけで、週末は山梨にいたいところではあるが・・・東京にいます。久方ぶりぶりの更新となってしまいました。
★紀伊国屋ホールへ劇団M.O.P最終公演『さらば八月のうた』(作、演出・マキノノゾミ)を観にいってきた。実にM.O.Pらしい素敵な芝居であった。ひとつの関西出身小劇場劇団が旗を下ろす、その瞬間に居合わすことができて、なんだか感慨深い8月の新宿であった。時は流れるのだな。マキノさん、みなさん、おつかれさまでした!東京公演は16日(月)まで紀伊国屋ホールにて。ぜひご覧になってみてください。
★お盆は関西に戻り実家で過ごす。懐かしい人たちとも会うつもりだ。夏はそんな季節なんだな。
★神戸は舞子あたりのFIESTAという2号線沿いのカフェの写真です。涼しげでしょ。ではまた。
hidebo141421356 at 18:01|Permalink│Comments(0)│
2010年05月29日
桜美林大学って素敵な名前だな
★朝方なんだか外ががたがたする音にに目が覚めた。何かの工事をしているらしい。「何の工事やねんな・・・」と思いつつ、身支度をして映画でも見に行くべと外に出ると、アパートの玄関脇の壁が一部取り払われていた。工事の人がいたので「何ができるんですか?」と訊ねると、「自動販売機を置くんですって」とおっしゃるではないか。「自販機ですか・・・」玄関脇に自販機ってのもいかがなもんじゃいな。と思いつつ
サイクリングマッシーンで下高井戸シネマへと向かう私であった。
★本日観たのはフランス映画『ずっとあなたを愛してる』(監督/フィリップ・クローデル)である。じんわり心にしみる作品であった。若干“え、なんでなの?”と疑問を抱く部分もなきにしもあらずなんだけど、映像が素敵で、そんなことは“ま、いっか”とやり過ごせた。ハリウッド大作では味わえない滋味がおフランスの映画にはあるんですな。また興味のある方はDVDでぜひどうぞ。と思いつつ帰宅すると、玄関脇にデンとサントリー社の自販機が鎮座していた。“いかがなもんじゃいな・・・”って感じでしたわ。
★先日京王線で橋本、そして横浜線に乗り換えて「淵野辺」なる駅まで舞台を観に出かけてきた。桜美林大学プルヌスホールで観たのは、ダンス・パフォーマンス的グループ(と自身で名乗っていらっしゃる)“モモンガ・コンプレックス”の『ウオールフラワーズ。』という作品。五反田の飲み屋で知り合った可憐な女の子に誘われてのこのこ出かけていったアホ私であったのだが・・・・良かったです。遠いとこまで出かけてったかいがありました。コンテンポラリー独特のエッジの効いた作品を想像していたのだが、これがなんともいい感じで期待を裏切ってくださった。振り付け、構成、演出、出演もされた白神ももこさんの創りだす世界は、言葉にすればそう・・・まったり系といったらいいのか、かわいらしいといったらいいのか、お笑いコンテンポラリーとでもいうのか・・・とにかく、楽しめました。まだまだお若い(と思います)にもかかわらず、新しい舞台表現を創っていこうとしているグループだった。これから注目ですわ。きっと世に出てゆかれることでしょう。“モモンガ・コンプレックス”皆さんも機会があれば必見ですわよ。
★いい季節だなと思う日々はそう長く続かないのか、鬱陶しい天気の東京である。これから雨の季節がやってくるのか。来週は久しぶりに関西に戻る。青空が恋しい夕暮れ時であります。
hidebo141421356 at 17:33|Permalink│Comments(1)│
2010年04月24日
春よ来い
★三寒四温というのはこの季節のための言葉だったか・・・それにしても、その寒暖の差が激しい。一雨ごとに暖かくなるというのも鵜呑みにできない今日この頃である。写真は阿佐谷北側の中杉通り。八重桜とケヤキの新緑が美しかったので思わず見とれたもんだ。
★先日、雨の中、中野まで芝居を観に出かけた。ザ・ポケット、MOMOは元々あった劇場だが、隣接して2つの劇場がオープンしている。なんでもない住宅地に4つの小劇場とは、やはり東京ならではといったところだろうか。そのうちの一つテアトルBONBONで観た芝居は、劇団「くりびつてんぎょう」の『ウオーターライフ』(作、演出・いずみよしはる)というお芝居。たまたま知り合いの妹が出演するということで、まったくの先入観も前知識もなく観た芝居だった。これがあなた・・・思いのほか面白く観せていただきました。失礼ながら、ちっとも洗練されてもなく(ほんと失礼でごめんね)どっちかっていうとヘタッピイ(もうほんとごめんな!)な芝居なんですが,感じましたよ、全身でビンビンとね。パンツ一丁の男が踊る踊る!女の子はチチを揺する揺する!それなんだよって思いましたわ私。バカバカしくっても正面切ってやり遂げる。それはとてもとても尊いことで、誰でもができることじゃない。すがすがしいこの人たちの姿に、ええかっこしがちな自分を恥ずかしく感じていた。偉大なるワハハ本舗にも通じる本道を「くりびつてんぎょう」に観た私はまさしく“びっくり仰天”したのでした。
★『母なる証明』(Mother)は上映最終日に滑り込みで観てきました。そんなに日もあけずの2回目だったけど、むしろ1回目よりも面白かったな。これは僕的には大変珍しい経験ですわ。最初と最後が特にこの映画素晴らしいです。特にラストシーンのバスの中・・・これは歴代映画名ラストシーンに勝手に入れさせていただきます。ええ、私が。勝手にね。映画館で観てほしいけど、その機会もこれからはそうないと思うんで、DVDででも皆さん是非に!
★さっきプラッと本屋をのぞいてみると、きっと品切れなんだろうなと思っていた本が普通に平積みされていたので、普通に購入してしまった。村上春樹『1Q84』Book3である。ちょっとおぼろげになってきているBook1,2の記憶であるので、さてこのまま3を読み始めるか、それとも1、2を読み返してから取り組もうか・・・少し迷いながらも“好きなものは後にとっておく”私としては、ともかくしばらく本はそのまま閉じていることにする。うん、なかなかその焦れったい感がよろしいな。
★“清志郎”という名前の若い子と話す機会があり“良い名前だねえ!もしかしてお父さんRCのファン?”て聞いたら、「はい。弟は麗市っていうんです!」とうれしそうにその子は言った。お父さん・・・筋金入りじゃないっすか!!!ということがありました。雨上がりの夜空ならぬ青空を期待しつつ・・・ではまた。
hidebo141421356 at 16:44|Permalink│Comments(0)│
2010年04月10日
良い季節になって参りました
★しばらく投稿しなかったら、もう4月も10日になってしまっていた。お花見なんてないベントも特になかったので関心も薄いが、桜もそろそろ終盤であろうことかと思う。ともあれ今日は朝から気持ちのよい天気の東京だ。
★この間(3月以降)いろんなことをしていたわけだが、ウエルカメ以降はとりたてて芝居的な活動はない。暇だ。残念だ。けれどくすぶってはいられない。思い立った場所に出かけ、見たい映画や芝居を観る。本を読む。日常も怠惰にならずしっかりと過ごす。そして次のために錆び付かない身体と精神を持つ。それが今大切なことなんだと・・・まあ自分を鼓舞しとるわけですわなあ。
★好きなプロ野球も始まって、さて今年は阪神どこまでがんばってくれるんじゃい!ってなことを思いながら日々楽しんでいるんだけど、先日のジャイアンツ木村コーチのご不幸には何ともいえぬ気持ちになった。まだ若いよ。突然やってくる病だけは誰にもさけられないんだなあ。1野球ファンとして謹んでお悔やみ申し上げたい。
★下高井戸シネマで韓国映画『母なる証明』を観た。ウエルカメ出演仲間から薦められていたのだが、封切り時期にはタイミングが合わずに観そびれていた。2番館というか名画館というか、下高井戸シネマは少し遅れて話題作を上映してくれるのでありがたい。さて、そこで観たこの映画、良かったです。ポン・ジュノ監督というのはものすごく有名な方なんだろうけど、僕にとっては初めて触れるその作品だった。しごくオーソドックスな映画らしい映画なんだけど、その愚直なまでに真摯なスタイルはとてもとても新鮮であった。ここまで映画らしい映画も近頃珍しいのではないか。時間帯を変え上映は続いているようなので、来週にももう一度映画館に足を運ぶつもりだ。レンタルででも皆さんぜひ観てみてちょうだいませませ。
★先日帰郷した際、奥さんに任天堂DSiをプレゼントした。“ともだちコレクション”を楽しそうにやっていたので、あげてよかったなと思っていた次第だが。実はこれ、僕自身が欲しいものだったのな(ソフトじゃなくてゲーム機がね)。で、昨日ヤマダ電機で買っちゃいましたよ。しかもLLのほう。あ、知らない方は知らないと思うんだけど、LLっていうのは任天堂DSiより一回り大きいサイズのゲーム機ですねんよ。さあ、遊ぼ遊ぼ!ゲーム三昧もまた楽しいもんだ。
★桜が終わると新緑の季節だ。この時期の緑が芽吹いてゆく世界の色が大好きだ。気候も良くなってゆく。希望が満ちてゆくような心持ちになれる。いいことがありますようにって、思いますよね。
hidebo141421356 at 14:19|Permalink│Comments(0)│
2010年02月27日
『ウエルかめ』撮影終了!でも放送はまだあるんで最後までよしなに!
★しっかり雨が降っている東京である。寒さの峠は越えたのかな。ずいぶんと暖かい。
★相変わらず映画鑑賞がマイブームである。『ウ゛ィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(監督・根岸吉太郎)、『パリ・オペラ座のすべて』(監督・フレデリック・ワイズマン)を下高井戸シネマで観た。最初のは期待していたんだけど・・・悪くはないんだよね。美術とかは素晴らしいんだわ。なんだろか・・・好みの問題です。『パリ・オペラ座のすべて』は素晴らしいドキュメントだった。一流ダンサーいうものはこんなにも芸術的なんだと、あらためて魅せていただいた。ずいぶん昔、大阪のフェスティバル・ホールでモーリス・ベジャール・カンパニー『バレエ・フォー・ライフ』という公演を観たんだが、それはそれは感動したな。フレディ・マーキュリーの追悼的な演目で、クイーンの楽曲と独創的な振り付けが今でも心に残っている。やっぱ肉体なんだよなあって思う。役者もきっとそうあるべきだ。
★関西に戻っている時、いつも出かけるシネコンで『恋するベーカリー』を観た。これは・・・ワシ的にはさっぱりあきませんでした。これを面白いと思う人が・・・いるんだよなあ、それもたくさん。好みの問題なんでしょうね。ラブコメというジャンルはなかなかスッパとくるもんに当たらんのよねワシは。で、一昨日また下高井戸で観た映画『アンウ゛ィル〜夢を諦めきれない男たち〜』(監督・サーシャ・ガバシ)、これが良かったのよね!レイトショウ、しかも下高井戸なんていう中途半端な場所の映画館はほぼ満席。20年売れないヘビメタ・バンドのドキュメント的映画なんだけど、笑いは起こる、終盤はすすり泣きが・・・だったもんな。僕はヘビメタ好きじゃないんだけど、そんなこと関係なく心に響いてくる作品でした。もうすぐレンタルになるかと思うので是非に。
★半年関わってきた『ウエルかめ』、収録は無事終了した。やっとこなれてきた頃に終了だ。今思えば反省点がたくさんある。次の機会はそういったことを踏まえてしっかり取り組みたいと思う。早く来い来い次回作、ってなところだ。
★パソコンの調子がすこぶる悪い。こうなったら・・・ええい!思い切って初期化だ!初期化してやるぞ。明日は一日仕事になる覚悟だわさ。

★相変わらず映画鑑賞がマイブームである。『ウ゛ィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』(監督・根岸吉太郎)、『パリ・オペラ座のすべて』(監督・フレデリック・ワイズマン)を下高井戸シネマで観た。最初のは期待していたんだけど・・・悪くはないんだよね。美術とかは素晴らしいんだわ。なんだろか・・・好みの問題です。『パリ・オペラ座のすべて』は素晴らしいドキュメントだった。一流ダンサーいうものはこんなにも芸術的なんだと、あらためて魅せていただいた。ずいぶん昔、大阪のフェスティバル・ホールでモーリス・ベジャール・カンパニー『バレエ・フォー・ライフ』という公演を観たんだが、それはそれは感動したな。フレディ・マーキュリーの追悼的な演目で、クイーンの楽曲と独創的な振り付けが今でも心に残っている。やっぱ肉体なんだよなあって思う。役者もきっとそうあるべきだ。
★関西に戻っている時、いつも出かけるシネコンで『恋するベーカリー』を観た。これは・・・ワシ的にはさっぱりあきませんでした。これを面白いと思う人が・・・いるんだよなあ、それもたくさん。好みの問題なんでしょうね。ラブコメというジャンルはなかなかスッパとくるもんに当たらんのよねワシは。で、一昨日また下高井戸で観た映画『アンウ゛ィル〜夢を諦めきれない男たち〜』(監督・サーシャ・ガバシ)、これが良かったのよね!レイトショウ、しかも下高井戸なんていう中途半端な場所の映画館はほぼ満席。20年売れないヘビメタ・バンドのドキュメント的映画なんだけど、笑いは起こる、終盤はすすり泣きが・・・だったもんな。僕はヘビメタ好きじゃないんだけど、そんなこと関係なく心に響いてくる作品でした。もうすぐレンタルになるかと思うので是非に。
★半年関わってきた『ウエルかめ』、収録は無事終了した。やっとこなれてきた頃に終了だ。今思えば反省点がたくさんある。次の機会はそういったことを踏まえてしっかり取り組みたいと思う。早く来い来い次回作、ってなところだ。
★パソコンの調子がすこぶる悪い。こうなったら・・・ええい!思い切って初期化だ!初期化してやるぞ。明日は一日仕事になる覚悟だわさ。
hidebo141421356 at 03:43|Permalink│Comments(0)│
2010年02月06日
映画は楽し
★2月に入り雪が降ったりでずいぶん寒い東京である。村上春樹『1Q84』のBOOK3発売について書いたら、“ 鳴兎”さんからコメントをいただいた。「2冊同時発売なのに、上下と表記されていない。Book1に4月−6月、Book2に7月−9月とあり、1Q84を1984年の一年度と考えると、Book3が10月−12月、Book4が1月−3月になるんじゃないかと。」とのことである。なるほど・・・素晴らしいよみです。ありがとうございました!いやどうも私は鈍いというか、謎が解けないというのか・・・先日読んだ貫井徳郎の『慟哭』なんて小説にはラストでドンデンが用意されてるんだけど、完全にドンデンッとひっくり返されましたもん。読後に考えれば、分かりやすい謎掛けだったんだけどね。
★実家に帰ると妻と映画を観る習慣ができていて、先日も伊丹のシネコンでテリー・ギリアム監督『Dr.パルナサスの鏡』を観て来た。なにかと期待大ででかけたのだが、僕にはがつんとこなかったな。古い話だが『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』なんかは大好きだったのだが・・・まあでも私的な感想ですので、妻は単純に面白がってたしね。テリー・ギリアムでしか創れない世界だったと思う。けどなあ・・・若干“衰え”みたいなもんを感じてしまったんだよなあ。あくまで私的にはね。
★観だすと観るのが映画であって、明日は下高井戸シネマへ『ウ゛ィヨンの妻』を観に出かけようと思う。期待は中くらいかな。楽しみである。
hidebo141421356 at 03:16|Permalink│Comments(0)│
2010年01月23日
暖かかったり寒かったり
★どうしよっかな?っと、ちょっと迷ったけど、結局伊丹のシネコンで妻と2人『アバター』観ました。SFファンタジー的なものは苦手ではあるのだが・・・いや、おもしろかったですう!まあ話としてはつまり『ああ西部劇だわ』みたいに感じたんやけど、やっぱ3Dの勝利かな。2時間半以上3D眼鏡ってのがちょいと疲れたけれど、森のシーンなんかきれいやったわ。監督、ジェームス・キャメロンやしねえ。うまいことでけてました!割引があって1300円でしたから、もう御の字ですわ!ただもうちょっと眼鏡軽くならんかねえ・・・とは思いました。予告で観た『不思議の国のアリス』も3Dになってて(あたりまえです。すでにメガネかけてみてましたから)おもしろそうやったわ。
★で、今日は下高井戸でふらっと映画を観た。『正義の行方〜I.C.E特別捜査官〜』(監督、脚本、製作/ウエイン・クラマー)という映画。まったく期待せず観ておりましたら・・・拾い物でした!良い映画です。低予算だったけど、脚本の良さとテーマでハリソン・フォードが出演を快諾した(解説より)そうだけど、たしかに完成度の高い映画でした。ヒットしたとは聞いてないので(下高井戸の映画館は名画館、いわゆる二番館)動員も良くなかったと思うが、これはたくさんの人に観てもらいたいなって思う作品でした。レンタルになったら是非!(もしかしたらもうなってるかも・・・)
★本屋さんでこの張り紙にびっくり!「え?え?え?・・・『1Q84』って、あれで終わりじゃなかったン?」どうですか読んだ皆さん?もしかして僕が知らなかっただけなのかしら・・・ちょっとショックです。あんまり読む気にならんなあ。けど読むんやろなあ。え?これって最初からこういう段取りやったんですか?知らんかったわあ・・・どうなんですかね?
★2、3日前、友人たちと、渋谷道玄坂上がってホテル街に入り込んだあたりの店で会食。薬膳っぽい感じの店でしたが。美味かったなあ、なにもかも!特に野菜が素敵に美味かった!久し振りにごちそうの外食でした。コラーゲンもたっぷりとって、人参酒で全身健康になって・・・ごきげんな渋谷の夜でしたわ。
★来週は『ウエルかめ』収録で関西へ。もちろんプラッとで帰ります。こちらの方は大詰めになっております。気張ります!でわでわ。
hidebo141421356 at 03:55|Permalink│Comments(2)│
2010年01月10日
2010年
★2010年になりまして、年賀状をもらった人たちにお返事も書けていない私であります。近日中に寒中お見舞いとしてご挨拶をせねばと思っている今日この頃であります。
★相も変わらずの活字中毒である。年末はずっと阿部和重『シンセミア』を必死で読んでおりました。すげえなあ・・・2009読書感激(激しく感じた)賞を村上春樹『1Q84』とともに勝手に送らせてもらいたい。ま、『シンセミア』は2003年の出版ではあるけどね。
★映画も色々見ましたな。下高井戸シネマで『プール』(脚本・監督、大森美香)を観た。
ずっと観たかったしキャストなんかでもかなり期待していたんだが・・・ピンとこなかったなあ。鈍いんかあ俺が。今度原作を読んでみたいと思う。DVDで観た『ぐるりのこと』(監督・橋口亮輔)は良かったなあ。思わず2度続けて観ましたわ。役者みんなええ仕事してましたなあ。ごっつうらやましくもあり、役者の端くれとして誇らしくもあったです。それと・・・まだ観ておりませんが『アバタ−』・・・やっぱり観ておきたいですな。3Dメガネかけてみるんでしょ?ディズニーランド気分で楽しみたいわあ。
★年末年始は関西の実家でグダグダ過ごしたが(「笑ってはいけないホテル」観ながら爆笑しておりました)、さっそく明日『ウエルかめ』の収録で帰阪します。収録もあとわずか、しっかりとつとめあげたいと思う。あと・・・京橋花月でお世話になったKさんのことが気になるなあ。寒い年末年始を過ごしたことだろう。個人的には早期に復帰されることを願っている。
ともかく.今年もがんばります!どうぞよしなに。
hidebo141421356 at 15:28|Permalink│Comments(0)│