今回、ネパールの地震の支援のために私が寄付をさせてもらったのはネクサス・グリーンアライブというNPO。
http://www.nexus-greenalive.org/?p=171
なぜここを選んだかを少し説明させていただきますね。
今、ネパールの復興にかかわっているNPOは大小たくさんあります。
国連系や欧米系の知名度の高いNPOから個人レベルで活動しているNPOまであります。
私自身、青年海外協力隊で5年(ニカラグア、パナマ)、NPOで3年(アフガニスタン、イラン)の国際支援活動歴があり、ニカラグアで活動中の1998年にはハリケーンミッチという大規模災害の支援活動にも関わらせていただきました。
その経験から考えると国際的なNPOは大きな資金力や豊富な人材で大きな支援事業ができる反面、組織を維持し、優秀な人材を確保するため、間接経費が多くかかり、実際現地で支援活動に使われるお金は小さくなります。
逆に小さなNPOを間接経費は低く抑えることが出来ますが、人材や経験が不足しがちであり、組織の信頼性に不安のあるNPOもあります。(悲しいことですがアフガニスタンや中米で支援活動をしているとき、金儲け中心のNPOにいくつも出会いました)
そうした中、私の同期隊員がやっているネクサス・グリーンアライブは
① 青年海外協力隊OG(ネパール隊員)が運営しているので、人材、人脈、現地情報とも豊富であること。
② もともと村落部で活動していた隊員であり、大きな組織の目の届かない村人たちに支援を届けることが出来ること。
③ 組織の信頼性も個人的に代表者を知っており、その友人がこのNPOを紹介しているので、私的には何の不安もないこと。
④ 何より1円でも多くのお金を現地に届けられる組織であると判断したこと。(ネパールの近年の経済状況が正確にはわかりませんが私の感じでは日本の10~20倍の価値があると思います。2000~3000円あれば人家族が1ヶ月暮らせるはず)
といった理由から。
一人でも多くの方がネパールの地震に対する支援活動に関わってくれれば、めったに情報発信しない私がこうした近況を書いたかいがあります。
地震発生から一か月半がたち、人命救助の緊急支援は終わりつつあり、少しずつニュース性は失われていくと思いますが、ネパールの人たちが生き延びて、生活を再建するためには長い時間と莫大な資金がかかります。
どんな形でもいいので、ぜひ皆さんも支援をしてあげてくださいね。