2017年02月23日

「ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶ xoxo 〜バレンタイン DE NIGHT だぁ〜Z! 2017」横浜アリーナ

20160212ニッポン放送のラジオ番組「ももいろクローバーZ ももクロくらぶ xoxo」主催のバレンタインイベント。
5回目となる今年は遂に2daysとなり、2月11日(土・祝)、12日(日)、横浜アリーナで開催された。
(2013年は東京国際フォーラム、2014年、2015年は横浜アリーナ、2016年は日本武道館だった。)
初日は「バレンタイン・裏」、2日目は「バレンタイン・表」と題され、両日とも14時30分開場、15時30分開演。
各日1万2000人集めた。

イベントに先立つ2月8日。
同じスターダストプロモーションに所属するももクロの妹分、私立恵比寿中学(エビチュー)のメンバー松野莉奈さんが急逝するというニュースが飛び込んできた。
これはアイドルオタク界に著しい衝撃をもたらした。
私自身はファンというわけではなかったが、第一線で活躍していたアイドルが18歳という若さで突然この世を去るという想像もできない事態に耳を疑った。
何度も共演し、非常に近い位置にいたももクロの各メンバーは、強いショックを受けているだろうと想像できた。
私は、バレンタインイベントが中止になる可能性を考えた。
例年このイベントは、通常のライブとは異なり、お笑い、コントのような内容が中心となる。
親しい後輩が亡くなって日もたたず、各メンバーとも、とても素知らぬ顔でコントを演じられる精神状態ではないだろうと思われた。
一方で、「笑顔の天下」を目標に掲げているももクロだから、イベントを中止して全国から集まってくるファンを落胆させるような判断はしないとも考えられた。

バレンタインイベント前日の2月10日、横浜アリーナ・センテニアルホールでももクロのマネージャー川上アキラのトークショー(ラジオの公開収録)が行われた。
冒頭、川上氏から松野さんを追悼するコメントがあるとともに、明日・明後日のイベントは予定通り開催し、いつも以上に笑顔を届けられるように頑張るとの趣旨の発表があったらしい。

2月11日、横浜アリーナに向かった。
イベント冒頭でメンバーから松野さんの死についてコメントがあるかもしれないと思った。
しかし、それをすると雰囲気が重くなり、とてもいつもの破天荒で明るいももクロではいられなくなってしまうのではないか、それを避けるため、あえて一切何も触れずにイベントを行うという選択肢もあるなと推測した。

認証を経て入場。
自分でとったチケットではないのだが、非常に良い席だった。
ステージ構成は、メインのエンドステージと、真ん中にサブステージ。
が、メインステージとサブステージをつなぐ中央の花道が存在しない。
その代わり、いわゆるアリーナ席(横浜アリーナでいう「センター席」)とスタンド席(同じく「アリーナ席」と「スタンド席」)との間に、ぐるりと演者が1周できる移動用の通路が設けられていた。
メインステージからサブステージへの移動には、この通路を4分の1周し、サブステージと外周の通路をつなぐアリーナ席中央を横切る花道を通る。

席は、アリーナ席上手後方だがサブステージへの距離はわりと近く、エリアの右端で、すぐ右に前述の外周の通路があった。
通路はアリーナ席より1メートルくらい高くなっていて、そこをメンバーが通るときは、見上げる形になる。

メインステージは、真ん中に大きなハート型のスクリーンがあり、ピンクを基調としたかわいらしいイメージで設営されている。
左右に1つずつ長方形のスクリーン。

生まれて初めてももクロのライブに参戦したのは横浜アリーナだが、かなり上の方の席だったのもあり、メンバーが豆粒のように小さく見え落胆したのを覚えている。
しかし、日産スタジアムやエコパスタジアムで感覚が麻痺したのか、今では横アリはとても手頃にこじんまりしたハコに見える。

開演時刻が来た。
いつもはオーバーチュアやプライドのテーマなど鳴り物入りで華々しく始まるももクロのライブだが、この日は何のBGMもなく、5人が、下手からゆっくりと歩いてステージに登場した。
観客は総立ちになり大きな歓声を上げる。
が、5人はステージ中央で横一列に並んだまま、踊りもしなければ、歌いもしなかった。
ずっと立ち尽くしていた。
気配を察した観客は徐々に静かになり、着席した。
横浜アリーナ全体が静寂に包まれた。

会場が静まるのを待っていたかのように、夏菜子がゆっくりとマイクを上げ、松野莉奈さんについて涙ながらに語った。
どうしていいかわからない気持ちでいっぱいであること、しかし、暗い顔をして歌ってもりななんもお客さんも喜ばないと思うから、精一杯やらせていただく、と。
深々と頭を下げる5人。

いったん退場してから始まったイベントは、本当に何事もなかったかのように、いつも通り全力で明るいものだった。
進行は垣花アナウンサー。
この日はライブはおまけ程度。
中心となったのは、「ぐだぐだファースト」と銘打った即興劇だった。
シチュエーションだけを設定し、あとはすべてアドリブで劇を行う。
最初はももかなこの二人、次は推され隊の二人、最後はあーりん一人(が、ゲストとして夏菜子を呼び込んだ)。
劇の後は、それぞれがユニット曲・ソロ曲を歌いながらサブステージに移動。
サブステージ上にテーブルと椅子が用意され、ラジオの収録風にトークを行った。

劇は、仕事を終えたあとのホテルの部屋という設定。
とても即興劇とは思えない完成度の高いもので、「ぐだぐだ」感は皆無。
実は台本があるのではないかと疑ったが、本当になかったらしい。
事前にある程度流れは考えてあったのかもしれないが、劇として楽しく、お笑い要素も満載。
この子たちは天才ではないかと思った。

サブステージ上でのトークで驚嘆したのは、あーりん。
一人で1万2000人を相手に、臆することなく、客と対話しながら、話をつないでいく。
こんな芸当はそうそうできるものではないだろう。
さすが、普段から人形と会話しているだけのことはある。

前述のようにサブステージは割と近く、例えばO-EASTでいえば真ん中くらいの位置にいる感じだった。
隣の通路を何度もメンバーが通過した。

最後に数曲のライブ。
アンコールは1曲だけ、「青春賦」。
別れをテーマにした曲で、明言はしなかったものの、明らかに松野莉奈さんに捧げられたものだった。
とりわけ
「思い出が勇気に変わる」
という歌詞では、胸が熱くなった。

201602122翌12日。
こちらは自力で当てたチケット。
立ち見席だった。
1・2階席最後方の柵の後ろの通路に2列設けられたうちの2列目。
ライブ中、柵の前のスタンド席の人々が立ち上がると、メインステージは、人々の頭のすき間からかろうじて見える程度。
サブステージはなんとか見える。
ライブ以外のときは、スタンド席の人々が着席するので、メインステージもサブステージも多少見やすくなる。
この日は例年通りのバレンタインイベントの内容で、ライブ半分と、ラジオで使用するであろうお遊び企画(黒ひげ危機一髪、バスケ対決、 “真実の鼻” など)。
ゲストに中山秀征。
進行はごぼう。
恒例のラジオドラマは「佐々木がシュークリームを忘れた日」。
これはテーマがつかみにくく、1日目の即興ドラマのほうがよほど面白かった。
ドラマの最後にスピッツの「空も飛べるはず」を歌った。
前日同様ユニット曲・ソロ曲もあり。
れにちゃんの咳から始まる「黒い週末」が、いくら咳をしても始まらないという、昨年と同じ意地悪などっきり企画があったが、あまり咳を続けると喉を痛めそうだし、れにちゃんを騙すのはかわいそうなので、もう3回目はなくてよい。

アンコールは「サラバ愛しき悲しみ達よ」、「今宵、ライブの下で」の2曲。
「サラバ…」のタイトル、「行かないで」「泣かないで」という歌詞、「今宵…」の「自由にはばたいたら笑顔や涙あふれる」という歌詞、2日ともバラードでしっとりと締めくくるところなど、やはり松野さんへの追悼のメッセージが込められているかと感じたが、考えすぎか。

この日も充分楽しめたが、比較すると、初日の満足度のが高かった(席のせいもあるが)。
興行側としては、2日目は通常のバレンタインイベントで、1日目は”おまけ”で新しい企画(即興劇)に挑戦という趣旨だったのだろう。
チケット代も若干1日目の方が安かったし、リスク回避のため「グダグダ」を事前の言い訳として用意していた。
ところが予想を大きく裏切って、即興劇の完成度が高かった。
ももクロメンバーの秘められた才覚は主催者側の想定を超えていたということだろう。

hideki223 at 21:30コメント(0)トラックバック(0)ももいろクローバーZ  

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