2022年07月02日

MOMOIRO CLOVER Z 6th ALBUM TOUR “祝典” ファイナル 武蔵野の森総合スポーツプラザ

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結成14周年の2022年5月17日に発売された6thアルバム「祝典」を記念して開催されたMOMOIRO CLOVER Z 6th ALBUM TOUR “祝典” 。
6月25日(土曜日)、ツアーファイナルの東京都武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナを訪れた。

このツアー、最初11か所13公演が発表されたが、東京、大阪、名古屋を除いては、かなり小さなキャパのところが会場となっていた(ももクロのライブを誘致した自治体の提供した会場)。
唯一の東京公演である日本武道館を訪れようとしたものの、激戦で、チケットを押さえられず。
その後、3か所4公演が追加公演として発表され、無事ツアーファイナルを押さえられた。

武蔵野の森総合スポーツプラザは、ももクロ夏のバカ騒ぎ2017が開催された味の素スタジアムの隣。

この日は、東京で「観測史上最も早い」猛暑日となった。
京王線飛田給駅から歩いて向かう。

16:30開場、18:00開演。

アリーナB2ブロックだった。
会場は長方形でアリーナ席がメイン。
三方を取り囲むように2階席、3階席が設置されている。
さいたまスーパーアリーナをこじんまりとさせた感じ。
キャパは1万人。

ステージ左右に二つのスクリーン。
ステージは森のような雰囲気、演劇の舞台っぽい。
少し不穏なBGMが流れており、注意事項を伝えるナレーションも低い声でお化け屋敷っぽい。

レストランのメニューのように、セトリを記した紙が配布され、サイリウムの点灯、消灯、オレンジ色の点灯についての指示が書かれていた。
ナレーションでも指示された。

ライブはアルバム「祝典」 の内容を再現するもの。

ももクロの楽曲は、かつては「攻めている曲」が多いなどと言われていた。
私も、プログレッシブロックの要素をアイドルに取り入れたなどと分析していた。
が、最近は、オーソドックスな落ち着いた曲調が多くなり、4人のユニゾンの心地よさを堪能できる曲が増えている。
ロックに例えれば、「プログレ」から「レイドバック」サウンドへの移行といえる。
アルバム「祝典」の内容もおおむねそのイメージ。

最初の衣装はアルバムジャケットに使われているエスニック調のものだった。
あーりんは引きずるくらいの長さのロングスカート。
夏菜子もロング。
しおりんは唯一パンツスタイル、髪をオールバックにして後ろは編み込み、ダンディで宝塚の男役っぽい。
れにちゃんの衣装は、何度見ても、全身に電灯をくっつけたピンク・フロイドのアルバムのジャケットを想起してしまった。

「満漢全席」では、テーブルが運び込まれるなどステージが中華料理屋風に。
前半は、前述のレイドバックな曲調の最たる「HAND」で締める。

幕間では関係者やファンからの「祝電」が流された。

後半は、全員白い衣装にチェンジ。
ソフトなロックナンバー、「momo」から始まった。
「月色Chainon」では、抒情的な曲調にマッチするしなやかなダンスを見せた。
「孤独の中で鳴るBeatっ!」はスタンドマイクを使用し、手話を交えた振付。
「手紙」はとりわけ各メンバーの歌の表現力を感じさせた。
ラストは「また逢う日まで」。
この曲がニューアルバムに収録されると知ったときは、えっ、わざわざそんな古い曲をカバーしなくても、と思ったが、実際聴いてみると、宗本康兵によるアレンジが秀逸で、意外にもかっこいいナンバーになっている。
8ビートのように見せながら16ビートを刻むTOTOっぽいドラムと、それにからみつくベース音。
昭和歌謡のような雰囲気は残っていて、ステージ全体がどこか懐かしい空気に包まれた。
ショーも終わりということで、どことなく物悲しさをもたたえていた。

全体を通じて、完成度の高いショーだとの印象を受けた。
ダンスは完璧で、満面の笑顔、厳しい表情、優しい表情を使い分ける。
誰も音程をはずすことはなく、声量も十分にある。
夏菜子はビブラートを巧みに用いる。
すべてをさらっとこなし、ベテランアイドルとしての余裕を感じさせた。

アンコールは3曲。
20:00ちょうどに閉幕。

hideki223 at 16:42コメント(0)ももいろクローバーZ  

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