谷町4丁目

  • author: hideo_zenritsu
  • 2017年09月12日

知らないまに 秋が来ていた暑い夏の谷町4丁目サラリ-マン密集地
あたりの昼と夜の入院生活をたむろしている
病態としては尿道が狭くなり尿の通を良くする手術を受けた

長くても4~5日のちょっとした
膀胱検査程度の術語の経過がかんばしくなく 膀胱の血腫を除去する
ための再度の入院であった

チョコプーレ-トのロ-ソクを孫に消してもらい 寿司で祝ってもらった
が お笑いが現実となり あくる朝には再度の入院なった
しかし腰 首 背中辺りのどうも骨の調子も良くなく
身心を清める時がきたのだろうか
考えてみれば よく持たしてくれたものだと思う
先の見通しと経験と勘 たびたび続治験の連続のカルテは
受けている課以外では笑いを押し殺したくなる
経験の持ち主になった 3度目の仕切り直しの入院は
幾日足したらいいのやら
今朝は 音も聞こえないのに 雨が分かった


讃岐うどんと半田そうめん

  • author: hideo_zenritsu
  • 2017年07月14日

このごろの日帰り旅行は四国が圧倒的に多いその往路には必ず
食い物と温泉がある たまには 国内や海外を問わず
気のきいたと紀行を旅気取りで書いて見たいと思ったりするが 
まったくなくはないが海外は無縁だ 理由はしごく簡単である
金がない それ以外言いようがない 子供達は三家族 
揃ってデイズニーや沖縄に出掛けたりしていた 

末娘などは四、五ヶ月のあかん坊を飛行機に乗せ
アテンダーから初フライトの記念に寄せ書きと記念品をもらったりしていた
もともとそういったところを受け継いでいるのだから
別に文句があるわけでもない 
むしろ仲が良いのは いいなあと思っている

行先は乏しいい情報であっても なんでも見てやろう 
行ってやろうと試みるのは何処であろうと 楽しいものである 
昨日は営業車のトラックにゴトゴト揺られ嫁と昼食に讃岐うどんを
食べにいつもの山越えうどんまで 出かけた
近所にも早い時には10分ほど待てば拘わりの旨い手打ちうどんを
食べさす処があるのだがいつの間にか いそいそと出かけている

うどんの愛好者には間違いないが
うどんはやっぱり本場の讃岐でなければと凝るほど通でもない
私はもっと単純な人間であろう  テレビのサスペンス劇場や
読んでいる本の筋など読んだ はしから忘れていく便利なたちである 
複雑でややこしい話は苦手で不得意である ただ人から
こんな面白い所や良い所があるよと聞いたり聞かされたりすると
もの好きと好奇心と最近は随分落ちた消化力と食欲が爆発 破裂してしまう

やはりふだん見る事が少ない山間の田舎道をのんびり走るのは壮快な気分になる
時々走りながら昼寝に突入する事もあるが せっかくこんな処に来たのだから
睡魔と闘いながら走るのも気持ちがいいが 
隣から本気のパンチが飛んで来たりしてなんの
情緒もわいてこない時がある
この度も山越えうどんで讃岐うどんを堪能し国道438線を剣山方面え南に下がると
徳島の反田まで半田そうめんを買いに行く事にした 途中山間にある 
真新しい静かな温泉を見つけた
来る客はみんな地元の知り合い同士の おとつっあんばかりであった 
都会とちがって田舎のおとつっあんは気安く喋りかけて来る 
言葉使いの違いからすぐ旅行者であること事を
知られてしまう そしてよくこの町に来てくれましたとばかり 
リップサービスのいい人とサウナで隣合わせになった 
昨日も往復で200k以上ある温泉に行って帰っきた処だとか 
田植えも終わりのんびりした処ですかと尋ねると 
今の百姓は田んぼに水さえ入っていればあとはのんびりした
ものらしい 今回買った車の初めての車検だったらしいが
3年で8万キロ走っていたと元気なとつっあん
であった おやつとドリンクを持参して休憩しながらいつも
半日をここで過ごすらしい

この辺りの別の温泉や見どころなど教えてもらい 
なかなかそこを出られなくなってしまう
きわめて素朴なリアクションがおもろい とつっあんと 
仲良くなった 帰り際 御先ですと挨拶すれば 
気お付けて帰りなはれやと嬉しい挨拶が返ってきた
景色がよくて風通の良い土地柄の人と楽しい風呂にもなった

OTSUKA MUSEUM OF ART

  • author: hideo_zenritsu
  • 2017年06月08日

大塚国際美術館


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先日 一度行って見たかった 徳島県鳴門市に在る大塚国際美術館

日本にいながら世界の名画が一度に見れるそんな都合の良い美術館に行ってみた 
評判は前から聞いていた 古代 中世 ルネサンス 近代 現在
と言った 名画の複製を原寸大で見ることが出来る 要するに コピー作品ではあるが
よくできた本物と見分けが付かない偽物を見るとか見せるといった 感覚や表現ではなく
オリジナルの価値をバツクアップしていると言うか 文化財の保存美術館 そんな
気がする どんな名画でも最高の保存環境で有っても少しづつ経年劣化は進み 人の手を
借りた修復が必要になるが がっかりした名画があったり また出来るかもしれない 後世に残す
ユニークな美術館なのかもしれない 
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西洋絵画の中には 今回でこの画家の代表的な作品の展示は これが国内での開催は最後になります
こんな キャッチフレーズの広告を昔 見た事がある
海外に行って好きな画家の所蔵美術館を渡り歩く時間と金がある人は別だが
此処では 地上2階地下3階の広い展示スペースに 

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原寸大で1000点余りの作品を自分の都合に合わせゆったり 
のんびりと鑑賞できる 腹が空けばレストランもカフェも在る

なぜか クロード・モネの絵が好きだ モネの画風を 似たようなタッチで
自分にも 描けたら なんて思うのだろうか

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人の好みは どんなふうに積み上がっていくのか 
趣味として楽しむようになっていくのも不思議だなと思う

嫁の好みも難しい まず傾向が違う ピカソの幾何学的な模様の絵やアンバランスな人間を
描いた絵画を見て画家達の意図を考えるのが好きらしい 

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好みの問題だから何とも言えないが
絵画も推理小説の続きなのだろう

趣味もおもいがけない めぐりあわせなら
嫁との出会いも なんだったのだろう 僕は稼業である親の手伝いをしていた 
人に頭を下げるのは苦手で常識はかなり欠けていた 
嫁の従妹が近所にも居たが 客として時々来ていた その日は閉店の時間の頃来ていた なにを思ったのだろう
俺が「飯でも食いに・・」と言い終わらない内に ごちそうさまと言っていた
あとで分かった 給料が入るとまず靴を買って本を買って 残りの金は次の給料日までに
食べ歩きにほとんど使っていたらしい
飲食店は良く知っていた 今では子供も世話になっているインド料理店から一善飯屋 高架下のそば屋
ジャンルは問わずパン ケーキまで

当時 人の好みも聞かずチイズホンリューを食わされた事があった
今になればあの時すでに 何事も全体にわたって そうなりそうな大勢にあるとは気が付かなかった
判断もできなかった
俺が31才 嫁は24才 結婚して所帯を持った これから頑張らないといけない それは無かった
親から おもちゃを買ってもらったようなものだった 子供が3人産まれた
でも誰も 俺に似いない 似てなくてよかった 仮に会社勤めなんかだったら 
どこえ行っても 貴方はうちの会社には 
むいてなさそうですねと言われている そんな処だったろう 

あと人前で 見せる字が書けない おおよそ小学校4年生頃のままで字の成長は止まった

子供は習字を習った 特にすじが良かったのは長男だった いろんな賞をもらっていた
まともな字が書ける
会社の会議では意外にも黒板の前に出向き重宝されているようだ


大塚グループが所有する特殊技術の「陶板名画美術館」であった
世界中に通用する美術館として国際と表現してあるのだろう

通院する我が病院も 大阪府立成人病センターから中央区大手前に
新築移転して 
「大阪国際がんセンター」大阪国際までは許してあげるが「がん」なんてけったな名前の付いた病院になった
通い慣れた森ノ宮から大手前に移転した 
梅田から地下道を通り地下鉄谷町線の東梅田から谷町4丁目駅まで
地下連絡道路を通りバリアフリーで雨に濡れず直接センターに行ける

初日の通院は4月の初め頃だった  
服装こそ黒のスーツで地味だったが 街中も電車内も新入社員の人達の笑い声や
会話があふれ 光り華やいでいた

対象的な吾輩は方向音痴の保護者に嫁が付いて来た
分かれ道には必ず案内表示があるが
途中 トイレや店先など立ち寄ると出口で方向を見失う 最近やっとデパチカなど立ち寄る事が出来進歩
してきた 病院も新しいシステムが導入され 成人病センターに比べると随分流れがよくなった
真面目に治療を受けている 病院に着くと再来機に診察券を入れ受付番号
が出てくる 治療も随分永い付き合いになった 当初地元でガンと診断された頃 治療が始ったが
先の流れが分からず不安な時があった 
最近はいろんな治療を経験をしてきて がんの古株になり余裕はあるが 確認ボタンを押して受付番号票
を取る時 歌手の石川さゆりの歌詞のメロディー 「なにがあぁってもういいの・・」
と なじめない 特定の雰囲気になる  地下道を通りセンターに入るエスカレーターで一緒になった おとっあん
と採血でも一緒になり 今度は自分の受診科で一緒になると「あら~ま」 初診なのか
治療中だが意気揚々と話が聞けるのか 入院の騒ぎになるのか 知らないが がんと名の付く病院の
待合室は「おたくもやっぱり」と言う雰囲気になる 病院は気に入っているが 
名前が気に入らない

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