ピンクサイドを歩け

ピンク映画やストリップ・レビュー等、R-18系の文章を書いて行きます。

2018.11.9 渋谷道頓堀劇場

今年、僕がストリップを見たのはこれが52回目。三回目の1番ポラ中に入って、終演まで見た。通常進行で、三回目終了時には全員参加による道劇フィナーレもあった。

当日の香盤は、以下の通り。

1 アキラ
2 花咲はな
3 いちる
4 山口桃華
5 悠木美雪
6 六花ましろ

三回目

2 花咲はな
(1.14生,2016.4.1Debut,道頓堀劇場)
新作。
デニムのチューリップハットにツインテール、白いブラウス、ロザリオのペンダント、格子柄とチェックと花柄のスカート、黒いショートブーツ、手にはバスケットケースを持ち、爽やかに踊る一曲目。帽子をとり、三つ編みを解いて、ベージュのワンピース、素足で軽やかに踊る二曲目。
バスケットケースからローマの地図をプリントした薄地のショールを取り出し、盆で芝居がかった仕草を見せてからショールを首に巻いて脱衣するベッド入り。白いレースのTバック姿で、繊細に踊るベッド中。力強くポジティヴなポーズを切る立ち上がり。
透き通るような清涼感のあるステージだった。

3 いちる(11.17生,2015.9.1Debut,TSミュージック)
去年11結の大和ミュージック一回目にも出していた個人的にお気に入りの演目。
白い折鶴と赤い花の髪飾り、赤から黒へとグラデーションのかかった着物、赤い帯、素足、白い花柄の赤い蛇の目傘を手に涼しげな表情で凛々しく踊ると、素早く朱色の蛇の目傘二本に持ち替えてから、蛇の目傘をステージに置き帯を解いて着崩すと蛇の目傘の陰に消えて暗転する一曲目の見事さ。白と赤のリボン、赤黒白のノースリーブ、素足、青い扇子二枚を繰ってスピード感のあるキレキレな踊りを披露する長尺の二曲目。
束ねた髪、ピンクの襦袢、白い帯、素足、花柄ピンクの蛇の目傘、はだけてしっとり踊るベッド入り。しなやかな踊りからポーズを切る立ち上がり。
ダイナミックな舞いと艶やかなベッド、そして巧みな傘使い。仕掛けにも凝った見応え十分のステージだった。

4 山口桃華(10.14生,2009.5.11Debut,TSミュージック)
演目は「消防士」で、前回僕が見たのは9結のシアター上野である。
キュートなスマイルとキラーなウィンクを何度も見せつつ、アッパーなダンスを決める一曲目。ホットでファンキー、セクシーでダンサブルな二曲目。
スウィート&メロウ、セクシャリティ全開の官能的なベッド入り。疾走感あふれる立ち上がり。
言うことなし!まさに、山口桃華本領発揮のグラマラスなステージだった。

5 悠木美雪(4.13生,2017.10.3Debut,TSミュージック)
演目は「神片想イ」で、前回僕が見たのは10中の池袋ミカド劇場である。
ポップでシャープに踊る一曲目。やや動きに粗さを感じるが、リリカルでシックなダンスの二曲目。
シリアスな表情、美しい身のこなし、クールでスタイリッシュな踊りからポーズを切るベッド入りからの立ち上がり。
回を重ねるごとに洗練の度合いを増している印象である。これからどう進化していくのか楽しみな踊り子だとつくづく思う。

6 六花ましろ(10.25生,2011.7.1Debut,道頓堀劇場)
演目は6周年作で、前回僕が見たのは去年12結の渋谷道頓堀劇場である。
おっとりした表情でゆったりと優雅に踊る一曲目。軽快なスウィング感のある二曲目。
科を作るように“お色気”を振りまくベッド入り。アンニュイな表情と滑らかな動きで、彼女ならではの叙情性を見せるベッド中。濃密なエロティシズムに息をするのも忘れて見入ってしまうほど魅力的な、ポーズを切らない立ち上がり。
明るさと淫靡さの対比も絶妙な安定感抜群のステージ。とりわけ、ベッド中から立ち上がりの流れの素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。

四回目

1 アキラ
(1981.3.4生,2002.4.28Debut,道頓堀劇場)
4結の渋谷道頓堀劇場二回目にも出していた演目。
白い髪飾り、ピンクの瀟洒なドレス、ベージュのバレエシューズ、風に舞っているような流麗な踊りの一曲目。白地に金模様のコンシャスな衣装とバレエシューズで、躍動的に踊る二曲目。
スポーティな白いタンクトップ、白とオレンジのレギンス、エアリアルハンモックも交えてゆったり踊るベッド入り。フィジカルなエアリアルハンモックを披露するベッド中。パステルカラーのショールを身にまとい、官能的に踊りポーズする立ち上がり。
身体能力の高さと表現力の豊かさを見せつけるハイクオリティなステージだった。

2 花咲はな
演目は「林檎改二」。
黒いハット、赤いドレス、白い手袋、黒いショートブーツ、ファッショナブルでガーリーに踊る一曲目。
静かに脱衣すると、白いベッド着と白いTバック、素足でシリアスに踊り盆に出るベッド入り。まったりしたデカダンスを漂わせるベッド中。覚醒するようにポーズを決める立ち上がり。
動のエンターメインメント性と静のセクシュアリティを、簡潔にメリハリつけてしっかり見せるステージだった。

3 いちる
黄色い羽根扇と白い羽根扇、白とピンクの衣装、背中にはオレンジとピンクのコステロ、羽根ショール、素足、派手な出で立ちで盆からスタートすると、華やかに踊る一曲目。羽根扇を置いてコステロを外すと、パワフルに踊る二曲目。
スピーディに脱衣して袖にはけ、暗転するベッド入り。頭には青い羽根を飾ったスカイブルーのロングベール、カーキ色の模様がついた白い袖にロングパンツ、トップレスでソリッドに踊り、徐々に脱衣して盆に出るベッド中。キラキラした表情で艶やかにポーズする立ち上がり。
ダイナミックなダンスとしっかり主張のあるエロティシズムのコントラストが鮮やかなステージだった。

4 山口桃華は同演目

5 悠木美雪
演目は1周年作で、前回僕が見たのは10中の池袋ミカド劇場である。
ダンディでスタイリッシュ、クールにカッコよくダンスを決める一曲目。ペシミスティックでドラマチック、求心力を持った踊りの二曲目。
マニッシュなムードでドラマチックに踊るベッド入り。ハード・ゴシックなムードで尖ったエロスを見せるベッド中。ダークで甘美なポージングの立ち上がり。
優れたハードボイルドの一編を見ているような圧倒的密度のステージに惚れ惚れした。この人くらい、男装が似合う踊り子もいないのではないか。宝塚のようである。

6 六花ましろ
演目は「セレンディピティ」で、前回僕が見たのは去年7結のDX歌舞伎町である。
ドール的な様式美とロマンティシズムの一曲目。健康的なセクシーさがまぶしい二曲目。
儚げなロリータ・テイストをまとったスウィート・シックネスなベッド入り。妖しく幻想的な美しさのベッド中。気怠さの中に開放感が漂う立ち上がり。
体温を宿したフランス人形が踊っているステージを見ているような感覚に陥る不思議なカタルシスを有した繊細なパフォーマンスだった。

11頭の道劇は、充実したステージぞろいの香盤。どの踊り子も甲乙つけがたいパフォーマンスを見せてくれた。
余談ではあるが、山口桃華ステージ前にいちるが「ファイアー入りま~す」と言うのが面白かった(笑)

2018.10.27 渋谷道頓堀劇場

今年、僕がストリップを見たのはこれが51回目。池袋ミカド劇場で二回目フィナーレまで観てから、渋谷へ移動して三回目の多岐川美帆二曲目途中から入って、四回目終演まで見た。
進行は、三回目がダブルでハロウィン・フィナーレあり、四回目が1~4番目までダブルだった。
なお、神崎雪乃が休演のためこの日は美月春が代演していた。

当日の香盤は、以下の通り。

1 多岐川美帆
2 金魚
3 美月春
4 北原杏里
5 水鳥藍
6 中谷ののか

三回目

2 金魚
(2018.6.11Debut,道頓堀劇場)
演目はデビュー作で、前回僕が見たのは9頭の渋谷道頓堀劇場である。
明るいムードとキレのある動きで踊る一曲目。
リラックスした雰囲気で、ゆったり踊るベッド入り。脱衣すると、悩ましい身のこなしからオナベで煽る官能的なベッド中。魅力的な笑顔で、颯爽とポーズを切る立ち上がり。
ロングヘアと適度に引き締まったボディで、凛々しく踊るダンスと濃密なベッド表現のコントラストが鮮烈ないいステージだった。

3 美月春(1992.2.13生,2013.9.11Debut,道頓堀劇場)
白いベールを被り、幻想的に見せる一曲目。銀髪ボブのウィッグ、ピンクと白の花飾り、白いセパレートとレッグカバー、素足、エンターテインメントな踊りを披露する二曲目。
徐々に脱衣して白いトップに青いレースのTバック姿になると、コケティッシュに踊るベッド入り。青い髪飾り、トップレスに青と黒のコステロ、青の腰巻、素足でシックに踊り盆に出るベッド中。センチメンタルな踊りから飛翔するようにポーズを切る立ち上がり。
とてもよく練られたショーガールな構成で、華を感じさせるステージだった。

4 北原杏里(5.27生,2018.1.21Debut,晃生ショー劇場)
演目は「アイドル」で、前回僕が見たのは8結の池袋ミカド劇場である。
アイドル系のダンスを元気いっぱいに踊る一曲目。溌剌としたダンスの二曲目。
ポジティヴなムードで踊るベッド入り。盆で、感傷的に踊るベッド中。ポップでキュートなポーズを切る立ち上がり。
まだまだ勢い先行だが、笑顔もいいし楽しそうに踊る姿が好ましいステージだった。

5 水鳥藍(9.11生,2014.4.1Debut,道頓堀劇場)

演目は「蝶々夫人」。
白赤緑の花飾りにかんざし、花柄の朱色の羽織、白い着物に白い帯、ステージには鞘に納めた日本刀を置き、目まぐるしい手の動きで人形浄瑠璃のように踊る一曲目。羽織を脱ぐと、白い扇子から日の丸と星条旗の小旗に小道具を持ち替えつつしなやかに踊る二曲目。
ステージ奥に立てた障子の裏に入りシルエットで踊りを見せてから顔を出して客席を窺い、マドロス帽とエアメールを手に、白赤の襦袢、赤い帯、素足で盆に出るベッド入り。マドロス帽を胸の上において仰向けになると、帯を解いてリリカルに踊りはだけるベッド中。ドラマチックな曲でシアトリカルなポーズを決める立ち上がり。
暗転後、カーテンコールのように赤襦袢姿でダイナミックに踊ってから衝撃のフィナーレへ。
ラストがややペシミスティックに過ぎるが、彼女の表現力を見せつける充実したステージだった。

6 中谷ののか(1993.12.21生,2015.5.21Debut,TSミュージック)
パンの演目で、前回僕が見たのは10中の池袋ミカド劇場である。
ガーリーでキュート、彼女のオシャレなセンスがよく出ている一曲目。リズミカルでポップな遊び心を感じさせる二曲目。
焦らすようにゆっくり脱衣して、コケティッシュに見せるベッド入り。グンと伸びていくような、彼女ならではのシャープなポージングがカッコいい立ち上がり。
見せ方に余裕が出てきたように感じる。安定感抜群の愛らしいステージだった。

四回目

1 多岐川美帆
(2.19生,2008.8.21Debut,道頓堀劇場)
演目は29作目で、前回僕が見たのは8結の渋谷道頓堀劇場である。
赤い花飾り、白いノースリーブ・ドレス、素足で涼しげに踊る一曲目。パールホワイトのタンクトップに赤いコルセット、黒いロングスカートに多岐の川と書かれた赤い化粧まわしと白いしめ縄、彼女ならではのキッチュさで踊る二曲目。
客席を背にして裸で座り込んだ姿から、向き直り色香を漂わせて盆に出るベッド入り。しっとりした踊りからポーズを切る立ち上がり。
一貫したスタイルで一切ブレることがないこの人らしいステージだった。

2 金魚
演目は二作目で、前回僕が見たのは9頭の渋谷道頓堀劇場である。
白とスカイブルーの髪飾り、胸元に大きなリボンがついたスカイブルーのワンピース、銀色のハイヒール、シリアスな表情のまま疾走するように踊る一曲目。
水色のリボンと金の刺繍が施された白いキャミソールでスピーディに踊り、ステージ奥に置かれた椅子の背にかかった青いストライプのワイシャツを抱きしめるベッド入り。髪を下ろし白いTバック姿になると、ワイシャツに袖を通し沈痛な表情で盆に出て悲嘆に暮れ体を弄るベッド中。オナベで体をのけ反らせ、エモーショナルにポーズを決める立ち上がり。
清廉なダンスと情感に富んだベッド、熱演のステージだった。

3 美月春
演目は「Rock!」で、前回僕が見たのは2016年4中の渋谷道頓堀劇場である。
ロングヘアのウィッグ、ピンクのブルゾン、スカイブルーのコルセット、ピンクと水色のフリルミニスカ、黒いガーターベルトと網タイツ、黒いロングブーツ、エレキのレプリカを携えてロックンロールする一曲目。ブルゾンを脱ぎ、フリルミニスカを外して黒のTバックになると、セクシーでワイルドに踊る二曲目。
コルセットを外し、黒いハットに白いワイシャツでホット&クールに見せるベッド入り。盆に出て、スローなバラードでハットをとり、ワイシャツを脱いで愁いを帯びた表情を浮かべてエロティックに踊りオナベするベッド中。気怠くポーズを切ってから徐々にヒートアップしていく立ち上がりは、まるでアンコールのよう。
曲のセレクトもいいし、なかなかのなりきりぶりが楽しいステージだった。

4 北原杏里
新作「銀魂」。
モノトーンの髪飾りにツインテールの髪、赤と白の着物風衣装、背中に白黄黒の大きなリボン、黒赤黄の帯、素足、アップテンポでノリのいいダンスの一曲目。白い花弁を散らした赤い蛇の目傘を手に、ハードでロッキンに踊る二曲目。傘の扱いも見事にダイナミックな舞いを見せる三曲目。
髪を解き、白襦袢に白い帯、素足で盆に出ると、はだけて透明感をたたえた踊りを見せるベッド入り。見ていて前向きな気持ちになれるポーズの立ち上がりは、表情もいい。
動と静のメリハリがしっかりついたとても素敵なステージだった。

5 水鳥藍
演目は「f」で、前回僕が見たのは去年5頭の渋谷道頓堀劇場である。
包帯まみれの格好で、神経症的に踊る一曲目。白衣のドクター・コスでポールダンスと妖艶な踊りを披露する二曲目。白いボンデージなスタイル、無機質でスピード感あふれる踊りとキレキレのポールダンスを決める三曲目。
フェティッシュなムードを全開にして、生理に訴えかけてくるようなマニアックな仕掛けに満ちたベッド入りからのベッド中。脱衣して、ビザールにポーズとポールを決める立ち上がり。
究極ともいえるコスチューム・プレイが堪能できるナイトメアなステージで、ハロウィン・ナイトにジャストなパフォーマンスだった。

6 中谷ののか
新作。
黒いリボン、白い水玉模様と胸元にピンクのハートがついたモノトーンのノースリーブ・ドレス、黒い網タイツ、黒いショートブーツ、ポップにダンスする一曲目。ツインテール、モノトーンとピンクのセパレート、黒いガーターベルトに網タイツ、黒いショートブーツ、キュートな表情でスタイリッシュに溌剌と踊る二曲目。
ソリッドな踊りで挑発しつつ、脱衣すると黒いジャケットに黒とピンクのTバック姿で盆に出るベッド入り。デカダンスを振りまくベッド中。彼女らしいダイナミックで大きなポーズを切る立ち上がり。
まだまだ粗削りだが、ヒップに尖った意欲作である。

10結の道劇は、狂騒の渋谷ハロウィンに相応しいバラエティに富んだ香盤が魅力。
どのステージも踊り子の個性がよく出ていて、甲乙つけがたい出来であった。

2018.10.27 池袋ミカド劇場

今年、僕がストリップを見たのはこれが50回目。開場と同時に入って二回目まで見た。進行は、一回目が通常、二回目がダブルだった。

当日の香盤は、以下の通り。

1 浅葱アゲハ
2 山咲みみ
3 秋元みり
4 永瀬ゆら
5 目黒あいら
6 春野いちじく

一回目

1 浅葱アゲハ
(9.4生,2004.4.21Debut,フリー)
演目は「ポップコーン」で、前回僕が見たのは9結の渋谷道頓堀劇場である。
アメリカン・ショービズなスタイルで、軽快にダンスする一曲目。ポップコーンの籠を小道具に使い、リズミカルに踊る二曲目。スマホを手に芝居がかった仕草から、エアリアルリングでスピンする三曲目。
落ち込んだような表情を見せてから、ポップコーンを口にして立ち上がるベッド入り。ひたすら感傷的に盆で踊るベッド中。アッパーな曲で、彼女の真骨頂とも言える圧巻のエアリアルリングを決める立ち上がりの素晴らしさ。
芝居心のある踊りと重力すら感じさせないシャープな空中パフォーマンスは、さすがの一言である。

2 山咲みみ(1977.11.30生,1999.7.21Debut,TSミュージック)
演目は「ピンク天女」。
ピンク・紫・白の髪飾り二つ、白とピンクの着物と帯、素足、金色の布を被って登場すると、軽やかに舞う一曲目。テンポよく脱衣していったん袖にはけると、白いキャミソールと白いTバック、ひまわりの花一輪を手にして滑らかに踊る二曲目。
赤い襦袢に紫の帯、灯篭を手に持つベッド入り。しっとりした所作で盆に出ると、艶っぽいオナベを披露するベッド中。和やかなムードでポーズする立ち上がり。
終始穏やかな空気感で、流麗な踊りを見せるステージだった。

3 秋元みり(1985.9.18生,2006.5.1Debut,蕨ミニ劇場)
赤い髪飾り、赤と青の花柄がプリントされた黒い上下の衣装、金色の帯、銀色のハイヒール、小さな黒い羽根扇子を手に淡々と踊る一曲目。無表情で帯を解き、着崩してクールに踊る二曲目。
脱衣して素足になると、赤と青の花柄がプリントされた黒い腰巻を効果的に使って踊るベッド入り。シンプルにポーズを切る立ち上がり。
感情がすっぽり抜けたような彼女らしい淡白なステージだった。

4 永瀬ゆら(1986.9.16生,2008.7.1Debut,林企画)
演目は「真知子」で、前回僕が見たのは3中のシアター上野である。
ファッショナブルでサイケデリックなグルーヴ感がたまらない一曲目。クールでファンキーなダンスの二曲目。
シンプルに見せるベッド入り。昭和レトロスペクティヴなムードの色香を漂わせるベッド中。ダンサブルに煽ってくる立ち上がり。
個人的には好きな演目だが、このパフォーマンスはやや大人しい印象を受けた。

5 目黒あいら(1984.11.11生,2008.4.21Debut,晃生ショー劇場)
荘厳なオペラの調べ、青いフード付きの薄いガウン、その下にはベージュ・白・金色のセパレート、素足、フードを被って表情を隠し、幻想的に踊る一曲目。エスニック・サウンドに乗って、ダンサブルに決める表現力豊かな二曲目。
神経の行き届いた繊細な踊りからはだけて、青いガウンを羽織るベッド入り。ソリッドでエモーショナルなポーズを決める立ち上がり。
如何にもこの人らしいソフィスティケーションとしなやかなダンスで圧倒するステージだった。

6 春野いちじく(12.20生,2016.3.11Debut,TSミュージック)
演目は「ワンルーム」で、前回僕が見たのは1結の大和ミュージック劇場である。
愛らしい表情と彼女特有の浮遊感で踊るアイドルど真ん中な一曲目。日常を描いた一コマの中に、健康的なエロティシズムが漂う二曲目。
ライト・メロウな曲をバックに、ファンタジックでセクシーなパフォーマンスを見せるベッド入り。開放感がまぶしい立ち上がり。
女の子のささやかに幸せな生活…的な演目だが、彼女の踊りには生活感のようなものが希薄で、あたかも超精巧に作られた美形のラブドールがパーフェクトにアイドルを演じているステージと言った印象になるから不思議である。
抱きしめたくなるほどのキュートさとプラスティックな非日常性こそ、彼女の魅力だろう。

二回目

1 浅葱アゲハ

演目は「かぼちゃ」で、前回僕が見たのは2015年10頭の渋谷道頓堀劇場である。
ステージには、吊るしたリングとハロウィンかぼちゃのクッション、黒いつば広の帽子、黒いシースルーのポンチョ、ベージュと黒のワンピース、黒いボディスーツ、黒いトウシューズで、静かに登場する一曲目。帽子をとると、無駄のない動きで踊る二曲目。かぼちゃのクッションの中からぬいぐるみを2個取り出して、ステージに置く三曲目。
脱衣してボディスーツ姿になると、ゴシックに踊りエアリアルリングを披露するベッド入り。リング上でハッとするような美しいポーズを決め、ステージに降りてシューズを脱ぎシックに踊り、いったん袖にはけると白い髪飾り、白いベッド着、素足で盆に出るベッド中。かぼちゃの着ぐるみに身を包んで、再びつば広帽をかぶりトウシューズを履いてシックに踊り、ラストは再びエアリアルリングを決める立ち上がり。
メルヘン趣味とキレキレの空中パフォーマンス、この人ならではのハロウィン・パフォーマンスだった。

2 山咲みみ
演目は「赤い靴」。
波のSE、白い覆いをかぶせた南国風の傘、赤いリボン、モノトーンのブラウス、紫と赤のスカート、黒い網タイツ、ピンクのトウシューズで登場する一曲目。スカートを外し、滑らかに踊る二曲目。モノトーンのシャツ、赤いTバック、黒い網タイツにガーターベルト、素足にチェンジする三曲目。
赤いベッド着、赤いボンデージ・ランジェリー、赤と黒のTバック、赤いハイヒールで椅子に腰かけ、ムーディーに見せる官能的なベッド入り。目隠しをして、ややマゾヒスティックでシアトリカルに踊るベッド中。重苦しいダークなムードから解放されるようなポーズを切る立ち上がり。
非常に凝った演出のステージで、見応え十分だった。

3 秋元みり
演目は「花鳥風月」。
白い羽根飾り、花柄のカラフルな着物、金色の帯、銀色のハイヒールで淡々と踊る一曲目。帯を解き、鳥柄の肌色襦袢に水色の帯になる二曲目。
はだけると、しっとり踊って盆に出るベッド入り。ゆったりした動作で踊るベッド中。シンプルにポーズを切る立ち上がり。
いつものように、ほとんど表情を変えることなくまったりと見せる不動のステージ・スタイルである。

4 永瀬ゆら
演目は「蜘蛛女」。
赤と黒の衣装、背中には黒い蜘蛛の飾りを背負い、左足のみの紫と黒ストライプのスパッツ、黒いハイヒールという奇抜な衣装でキッチュに踊る一曲目。脱衣して紫・ピンク・青のセクシーな衣装に着替えると、袖口から白く長い布を出して振り回して踊る二曲目。
体をくねらすように脱衣すると、黒にカラフルな水玉模様のボンデージ・ランジェリー、黒いハイヒールにチェンジするベッド入り。妖しい表情を浮かべてビザールなムードで盆に出るベッド中。トリッキーな立ち上がり。
コスチュームも踊りも実にユニークで個性的なステージだった。

5 目黒あいら
演目は「KOI」で、前回僕が見たのは9頭の池袋ミカド劇場である。
鳴り物禁止のアナウンス。
赤い着物に赤い帯、素足、凛とした雰囲気で静謐に舞う一曲目は、儚さと力強さをあわせ持っている。
金模様を施した赤襦袢から片肌を出し、白い帯を締めた姿から帯を解いていったん袖にはけると、赤いベッド着に素足でステージに戻り、艶やかに踊ってから盆で着崩すベッド入り。情熱的に見せるエロティックなベッド中。感傷的なポーズを決める立ち上がり。
見る側も集中力を求められているような圧倒的熱量の濃密なステージに、ただただ息を飲んだ。

6 春野いちじくは同演目

10結のミカドは、なかなか通好みのステージがそろった香盤。
個人的には、春野いちじくの「ワンルーム」と目黒あいらの二回目に魅了された。

余談ではあるが、山咲みみの左胸上にあったタトゥーが消えていたことと、目黒あいらの髪がソバージュからストレートになっていたことにちょっと驚いた。
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