2012年05月

2012年05月30日

【通級日誌】現場主義的ケース検討

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 発音の改善がゆっくりなDくんの指導に悩んでいました。
・見立てに見落としがあるのでは?
・指導方針がズレてるのでは?
・何か別の方法があるのでは?
 通級指導は、迷いの連続です。
 ベテランの同僚に指導の同伴をお願いしました。
 ボクが前半の指導をして、同僚にバトンタッチしました。
 舌の力を抜く指導のコツ。
 注意集中を維持するちょっとしたてだて。
 子どもとの距離感と言葉かけ。
 子どもの状態を見ながら繰り出すてだての数々。
 とても参考になりました。
 指導後の振り返りで、同僚の見立てと指導の意図を確かめることができ、以後の指導方針が明らかになりました。
 これ、良いです。
 紙にレポートをまとめるケース検討よりも、時間が掛からないのが良いです。紙面では伝わらない動作やニュアンスが一目瞭然で分かります。
 



higeoyagi1109 at 21:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)実践紹介 

2012年05月29日

幼稚な説法

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 幼稚な説法に騙されて猛毒を作ってばら撒いた人たちが起しちまったトンデモナイ事件をテレビでやってました
 阪神大震災が起きて、大変なことになっていた時に、国中が引っかき回された忌々しい出来事です。
 テレビを観ていた若い人が、何を感じたのか、気になるところです。
 何が正しいのかを見抜く目を養うには、知恵を高めることしかないようです。だから教育は大切なのです。
 あれから十数年後に起きた大震災は、大勢の者と組織でガンジガラメになった巧妙な欺瞞のカラクリを白日のもとに晒してしまいました。
 後始末に右往左往して、責任を押し付け合って、もう安全なのか否かを喧々諤々とやっています。
 そんな騒ぎの陰に紛れこまされているけれど、最も心配なのは、54個の猛毒の箱を、解毒できる確実なノウハウを、ヒトは未だに持ち合わせていないってことなのではないのでしょうか?
“処理に数万年かかる”“宇宙へ処分する”とか漫画みたいなことを言ってるのが、当事者の人たちっていうのが、恐ろしいです。結局ボクらはみんな、幼稚な説法に騙されていたのかもしれません。



higeoyagi1109 at 22:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)出来事 

2012年05月27日

【書籍紹介】エビデンスに基づいた吃音指導入門

『エビデンスに基づいた吃音指導入門』 菊池良和 著  学苑社 刊
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 著者は吃音当事者です。吃音の研究をするためにお医者さんになりました。
 吃音に関する研究データを整理し、エビデンス(科学的根拠)を紹介しています。
 発生の仕組み、治療の歴史、支援の方法、保護者と本人へのアドバイスなどが記されています。
「吃音を意識させないような関わり方をする」とか、
「話し方のアドバイスをする」とか、
「吃音の軽減を目指す」とか、
 担当者が指導目標に掲げたり、やっちゃったりしてる事にエビデンスを基に疑問を投げかけています。
 当事者であり研究者である人の言葉は、何より重いと思います。
 吃音の方にかかわる事を生業とする者ならば、必読の本ですね。



higeoyagi1109 at 17:46|PermalinkComments(1)TrackBack(0)書評 

2012年05月26日

【情報】はっきりしない天気の時に役立つサイト

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 運動会は、雨がパラつく中での開催になりました。
 外に出られないボクは、ネットの天気情報を集めて、現場に伝えました。
 渓流釣りや庭仕事をする時に使っている雨雲レーダーをチェックしました。
 レーダー上ではボクの街に雨雲がかかっていないのに、低く垂れこめた雲からシトシトと雨が降り続けていました。
 なんで?
 調べてみました。
 雨雲レーダーは、上空2km以上の高さの雨雲しか観測できないのだそうです。だから、低く垂れた雲からの雨は感知できないのだそうです。
 そのため気象庁では、レーダーの画像と降雨量の観測データを合成した『レーダー・ナウキャスト』という情報を公開していました。実際の降雨に近い情報が得られるようです。
 外での行事や活動を計画する際の参考にしていただければと思います。
 



higeoyagi1109 at 16:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0)学び 

2012年05月24日

【教材紹介】プレーバック読み

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 読字に自信がついてきたBくんへの新しい教材を開発しました。
 パワーポイントに打ち込まれたお話を読んで、クリックすると、次のスライドにクイズが出てくるのです。直前に読んだ文章の内容を覚えていると簡単に答えられる問題です。
 読字のためのワーキングメモリーを刺激するのがねらいです。
 アドバイスをいただいている読み書き障害の研究者のアドバイスを具現化しました。
 Bくんは、写真の文章を「ジャックは学校へ行けませんでした」と誤読しました。でも、次のスライドで出てきた問題はバッチリ正解でした。文章を流暢に音読する事と、文章の概略を理解することは、イコールじゃないってことです。
 実は、Bくんは読めてるのです。
 読字が弱いお子さんは、周囲も自分自身も、ここを理解できずに苦しんでいるのではと感じます。



higeoyagi1109 at 21:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)教材紹介 
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