言語中枢をバリバリと刺激すると専らの評判のベストセラー「リアル鬼ごっこ」が
映画化するとかなんとか。おめでとうございます。

リアル鬼ごっこが映画化

以前から話は聞いていたものの、作者の山田センセイの天才的言葉遊びは凄いモノがあるとかなんとか。曰く”言葉の魔術師”。
残念ながら現在は(俺もそのクチなんですが)編集の手が入ってしまった文庫本しか流通していない為、その本当の凄さを満喫出来る初版モノは一種の希少本な感じに。

そこで調べてみたのですよ。凄いですマジで。
どのくらい凄いかっていいますとギャラクティッカマグナムくらい凄いです。
そんな山田大先生の珠玉の言霊を某所より抜粋。

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山田流秘奥義〜『仏壇返し』
「ましてや数分間で全てを思い出す事は全く不可能だった。翼は思い出す。」

山田流秘奥義〜『涅槃』
「しかし、翼の心境が大きく変化したのは彷徨い続けてから、その直後であった。」

山田流秘奥義〜『運命』
「大介があまりに耳を疑う発言をした瞬間、ベートーベンの交響曲第五番『運命』が翼の脳に響き渡っていた。」

山田流奥義〜『日英日翻訳風』
「そして、翼はこれが一番の衝撃を受けた。これは、それ程まではっきりと見えなかったが、腰の辺りに何か拳銃の様な武器がチラッと確認できた。」

山田流奥義〜『その意見に異議無し』
「王様はその意見について顔を見ながら『この意見はよいと思わぬか?』と意見を尋ねた。 」

山田流奥義〜『一皮剥けたはずが』
「翼は森田との出会いによって、一枚皮がめくれたというか、たくましくなった。」

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ヤバイ!超カッコイイ!
頭痛が痛いとかを素で書く天性の才能を感じました。
さすが小説嫌いを自負する小説家さんですです。
そんな訳で(残念ながら薄まっている文庫本版しか買えませんが)未読の方は是非。