どっちもエッチな内容がフンダンに取り込まれている作品ではありますが、紳士・淑女しか利用者のいない当ブログなら問題なかろうということでご紹介。 どちらも魅力的で素敵な作品でしたのでお時間あれば是非。 まぁネタバレ含むのでダラダラ長文は先に見ない方がヨロシ。

魔王「世界の半分はやらぬが、淫魔の国をくれてやろう」 ゴールデンタイムズさん

舞台は最終決戦。 対峙した勇者へ魔王が提案した言葉が本作のタイトル。 お試し期間で1週間、サキュバスや堕天使などの淫魔のみが済む国の王となった勇者がどのような行動を取るのか、もちろんクーリングオフも可能だよ!ってな話からスタートです。 元々は2ちゃんねるのニュース速報VIP板にて展開されたスレッドのまとめなんですが、まぁこれが"淫魔との行為"がやらしくて。 自分自身ああいう描写を文章化したことがないので、なるほどなぁと思いながら読んでおりました。 なお、紳士・淑女の皆様におかれましては、本文内にて"行為"の詳細がアニメ的なデフォルメも含みつつ事細かに描れておりますのでご注意を。 しかし読みどころとしては多くのシチュエーションでの"行為"への書き方ではなく、ラストバトルの熱さの方が個人的には上。 この手の作品は読後にジクジクとした感情を埋めつける、いわゆるバッドエンド的な臭いも感じるかもしれませんが、終わらせ方も爽やかで嫌な気分にはならないかと。 あとは"行為"の部分だけですかねぇ、ライトノベルに嫌悪感が無ければ熟読しても宜しいんじゃないでしょうか。 ちなみに俺は"行為"シーンは駄目なシチュエーションは斜め読みで逃げました、いやじゃあ好きなシチュでは?ってそりゃあんたもう上から下までねぶるように(以下略)

女の平和(ペロボネソス組)
女の平和(デロス組)

「ニコニコ動画」ではニコニコミュージカル略して"ニコミュ"という公演がありまして、今までであれば会場に行かなければ見る事が叶わなかったお芝居をオンラインで見ることが出来たりします。 現在は外部の劇団の公演を中継もしているんですが、オリジナルの演目も行っています。 有名なものであれば現在は堀の中のホリエモンが主演の「クリスマス・キャロル」であったり、「ニコニコ当方見聞録」・「ニコニコニーコ」・「ココロ」・「ディア・ボーイズ」・「セイント星矢」・「カンタレラ」・「源氏物語」などなど自分も現地で、はたまたオンラインで全て見ていたりします。 で、ニコニコっぽいお芝居するならニコニコユーザーからも出てもらいたいよねー、でもお芝居の経験ない人もいるよねー、じゃあ特訓する場所も用意しよう!という感じで、"ニコミュ"ではワークショップも行っているんですね。 で、そのワークショップ生達をメインにアトリエ公演というのも行われまして、本作品は「ナツヤスミ語辞典」・「見よ、飛行機の高く飛べるを」に続く第3弾公演になります。 正直に言えばこれからの役者がメインの舞台ですので技術に関しては今後に期待しつつも、「何故この人はあの人よりも上手いって感じるのか?」ってなことが分かったりもして面白いんですよ。たとえば声の出し方や感情の乗り方、表現なんかは、出来ていない人と、ちゃんと出来ている人を同時に見れたりもするのでハッキリと差が分かるんですね。 芝居を観る専門だけれど何かと人前で喋る機会があったりする自分としてはこれまた勉強になっています。 ちょっと斜めな見方ですけど。

ってな話は置いといて「女の平和」、これは最古の芝居とも言われているとかなんとか。 何せ初演は紀元前411年と2400年以上も前に生まれ、今もまだ世界中で公演されている恐ろしい芝居なんですよ。 まだまだ女性の地位が低かった当時、戦争に明け暮れる男達への我慢も限界に達し、ついに女性が立ち上がる! というお話。 ただしこの話が凄いのは、その女達の「武器」。 いわゆる男女の営みを封印することで男達に根を上げさせるという兵糧攻めだったりするんですね。 そしてその描写を超直球ど真ん中ストレートでバンバン放り込んでくるものだからたまらない。 最終的に男達は干上がってしまい、男性第二の脳(ひげ調べ)である下半身に支配されるままに他国との争いを止める、というのがお話です。 "性"を(前述した通り)内角高めに放り込んでくるものだから役者陣は正に体を張って演技していますし、逆に内容は「これはお前らに出来るかい?」と試すかの如く過激にアップテンポで突き進んでいく様は連発される下ネタに対してドン引きする暇も与えてくれないという、、、いやぁさすが世界一のヒネクレモノ集団ギリシャの芝居だわー、なんて考えながら見るのがオススメ。 後半の下半身に支配されていく男性陣の男性目線での哀しさと「オトコってヤーネー」的な女性目線での情けなさは自分自身にズビズバ刺さって逃げたいような、だけれど一周して可愛さを感じるような……、なんというか嫌悪感を持って当然、それでもお前は見続けられるのかい?と観客も試されているような、そんな不思議なお芝居です。 とにかく演出であり内容の凄さ、現代の尺度で「ケシカラン!」と文句をつけるヤカラには、このホン自身から「お前自身がぶら下げているそんな粗末なイチモツで2400年生き残った俺様を計りきれるとでも思っていうかい?」 と後半になればなるほどパワープレイで捻じ伏せていくストロングスタイルの展開、ここらへんのヒネクレっぷりは痛快ですらあります。 大衆の娯楽と言われたテレビが倫理だ何だと下手な使命感に支配された昨今、そこでは見られないナニかがここにはあったぞ!と久々に感じられる作品でした。

とまぁ紳士淑女限定な作品を偶然連発して見れた幸せ。 そのエネルギーに当てられて一気に書いた今回の文章、推敲一切なしなんで、たぶん文章も破綻していることでしょう。 ちょっと間を置いたら書き直しますね、10年後くらいに。