半年以上空いてしまいました…。でもって本の感想は面倒くさいから
こっちを見とくれ〜ってことで、やっぱり雑誌ネタでお茶を濁す。
まずは今更ではあるが、ひとつ前の記事の補足というか訂正。現在「小説新潮」に連載中の「隠蔽捜査シリーズ」の四作目は
『転迷』です。記事を書いたのは連載が始まる前で、予告では『収斂』になってたんだよね。
さて、「小説新潮」でその『転迷』以外に読んでいるのは、
池井戸潤『鋼のアリス』。「アリス」って何よ?って知らない人は思うだろうが、実は「アリス精機」という会社の名前。つまんない?だがこの面白さはツボにはまるのである。
池井戸さんといえばひとつ前の記事以降に「週刊ダイヤモンド」で始まったのが
『ロスジェネの逆襲』。タイトルだけでは分からないが、あの「オレバブシリーズ」の第三弾である。
池井戸さんはもうひとつ、「別冊文藝春秋」の
『ブラックバード』。主人公は警察庁から銀行に出向したという設定なのだが、そんなのあるのか?と思って、以前『民王』のサイン会で池井戸さんに質問したら、「無いです」と即答された。でも「警視庁からは一回ありました」なんだそうだ。
その「別冊文藝春秋」で、ブログ更新をさぼっている間に始まって既に11月号連載が終わってしまったのが、
誉田哲也『レイジ』。警察小説ではなく、『疾風ガール』系。
「別冊文藝春秋」で
『死にゆく者の祈り』を連載中の薬丸岳は「小説すばる」10月号から
『友罪』の連載を開始。雑誌にはそこそこ書いているんだが、できれば年に一冊は出してほしいものだ。
垣根涼介『戸籍係の女』はしばらく休載して再開したと思ったらまたしばらく休んで11月号から再々開。相変わらず体調が良くないのか。
その「小説すばる」の12月号から新たに始まったのが、
荻原浩『花のさくら通り』。久々の「ユニバーサル広告社シリーズ」の第三弾である。
「小説すばる」といえば、これもブログ休止中に完結した
東野圭吾『マスカレード・ホテル』は2011年9月刊行予定。そして東野圭吾といえば「ガリレオシリーズ」。やはり前回更新以降に「週刊文春」で完結した
『真夏の方程式』は2011年6月刊行予定とのこと。
最後は「野性時代」。吉川英治文学新人賞に輝いた昨年の連載『天地明察』に続き、以前同誌のインタビューでも執筆を名言していた
冲方丁『光圀伝』が2011年2月号より満を持しての連載開始である。
タイトルで分かるように主人公は『天地明察』にも登場した水戸光圀。連載は来月号からだが発売中の最新号にはその「予告篇」が掲載されている。「水戸黄門」の好々爺のイメージを見事に粉砕してくれるだろう。
その最新号、有川浩、池上永一、桜庭一樹、森浩美の読み切りが収められた「読切文庫」がおまけについてリニューアル特価500円は超お買い得!
いや〜、さすがに長いことさぼっていると書きたいことがいっぱいあって疲れたわ。