December 11, 2012
新しい時代も近いかもね
ぐぬぬぬ…更新しようと思ってたのに，またこんな空いてしまいました…くそう．
で，最近何してたかって，一言で言えば"非生産的行動"
ひたすら肝臓を痛めて，ついでに資産を失う．
よく考えたら，たった2回の週末で3万くらいをクソ居酒屋その他に捨ててきた気がします．
うーん，働いてればお金になったし，そもそも3万あったら旅行行けるがな．タイヤ前後買えるがな！
宅飲み程度は継続するにしても，もークラブに金捨てたりはしない！絶対に行かん！無駄すぎる…
と， そんなことはさておき，たまにはそれっぽい話を．
これ，知ってますか？
そう，あれです．何年か前に話題になった，Tesla MotorsのRoadsterです．
完全EV，約290ps，0-100km/hは4秒以下，航続距離は320km以上などなど，なかなか話題をさらったやつです．
今考えてみても，スペックを並べるとすごいんですよね．
とはいえ，元の車体はエリーゼのまんまで，ちょっと荒削り感のある車でした．ちなみにアメリカ国内では$100,000ちょい，日本国内では￥1,800万とかでした．
で，先日，そんなTesla Motorsのショールームを青山で偶然見つけたので，ちょっと寄り道してきました．
すると，今度新型車が出るとのこと．
こいつです．”Model S”
初の4ドアセダンということですが，結構格好いいですね！明らかにAudi意識って感じ．
で，今度はまたまたすごい．
当然完全EV，最高420ps，0-100km/hは最高4.4秒，航続距離は最高480km，5人乗りで5つのゴルフバックを積載可能，ダッシュボードには17インチタッチパネル…
でで，なんと！
$49,900スタート！最高モデルでも$84,900という超戦略的価格．(注：予定変更で現在は値上がりしています)
現在日本では発売前ですが，ショールームで価格を聞いてみたところ，
”可能な限り安く，できれば800万以下から”
なんて話で，正直驚いてしまいました．
そろそろ，ガソリン車が危ない領域に達してると思います．
とはいえ，これはなんのマジックでもなく，どれに似ているかと言えば，やはり同じアメリカ，appleの製品と似た発想かもしれません．
前作のRoadsterを例にとりましょう．
このレイアウトから，MRと言うべきか，RRと言うべきか．
注意すべきは，通常の車の様に，エンジンが最重量物では無いこと．
1200kgの車重のうち，バッテリーはなんと450kg．モーターはたったの52kg．
エリーゼの車体だからこそできる技ですね．
ということで，普通にバッテリーを車体の中心に積めば，ほとんどの場合MRのようになるんでしょうね．
で，バッテリーといえば，日本でも各社がこぞって高性能品の開発を進めていますが，こいつに乗っているのは汎用の18650セル．
ただのノートPC用円筒セルをひたすら並べているのです．つまり，安くて安定している．
Panasonicは主要な供給元になっています．
更に，モーターは誘導機．これって，小型軽量高出力を求める自動車用では，滅多にない話です．
普通はローターが永久磁石で高効率な同期機がほとんどです．
誘導機をうまく改良して，スイカ大で200kw超のものに作り上げた．そこがポイントです．
そうなると，いいことも多いのです．
・永久磁石用のレアアースが不必要，材料はほぼ銅(クソ安い)
・高速回転が得意(そこそこ高効率)
そう，誘導機なんて構造は簡単なので，コスト的に超有利ですね．
さらに，低回転では永久磁石自身の磁力で高効率な同期機は，一方でその磁力を制御できないため，高回転域が大の不得意です．
現在主流のIPMでは，仕方なく弱め界磁なんて技を駆使して，第3世代のプリウスでは14,000rpm近くまでカチ回すことに成功していますが，やっとこさというとこです．
で，Teslaさんとこの誘導機は，いとも簡単に14,000rpmを回しているのです．同じ回転数でも大違いですね！
まあこんな感じで，採用されている個々の技術シーズは，枯れた技術をとことん極めていくスタイルから生まれたものですね．
もちろん，ここだけがこれだけうまくいっている以上，枯れた技術というよりかは，”枯れていると皆が思い込んでいた”技術なんでしょう．怖い怖い．
もちろん最新型のModel Sでは，要素技術が全て進化しているわけですから，本当に驚異ですね．
今度はEVにしかできない超低重心の完全オリジナルシャーシを投入してきます．上に被るのは，パワートレインで浮いたコストを軽量化に集中した専用ボディです．
うん，考えただけでも面白そう．
とりあえず，近いうちに試乗モデルが来るそうなので，また青山に散歩しに行ってみましょう．
興味深いコラムは，ここやここに載っているので，見てみると面白いですよ．
さて，とりあえず…
卒業できないピンチなんで，研究頑張ろう…
で，最近何してたかって，一言で言えば"非生産的行動"
ひたすら肝臓を痛めて，ついでに資産を失う．
よく考えたら，たった2回の週末で3万くらいをクソ居酒屋その他に捨ててきた気がします．
うーん，働いてればお金になったし，そもそも3万あったら旅行行けるがな．タイヤ前後買えるがな！
宅飲み程度は継続するにしても，もークラブに金捨てたりはしない！絶対に行かん！無駄すぎる…
と， そんなことはさておき，たまにはそれっぽい話を．
これ，知ってますか？
そう，あれです．何年か前に話題になった，Tesla MotorsのRoadsterです．
完全EV，約290ps，0-100km/hは4秒以下，航続距離は320km以上などなど，なかなか話題をさらったやつです．
今考えてみても，スペックを並べるとすごいんですよね．
とはいえ，元の車体はエリーゼのまんまで，ちょっと荒削り感のある車でした．ちなみにアメリカ国内では$100,000ちょい，日本国内では￥1,800万とかでした．
で，先日，そんなTesla Motorsのショールームを青山で偶然見つけたので，ちょっと寄り道してきました．
すると，今度新型車が出るとのこと．
こいつです．”Model S”
初の4ドアセダンということですが，結構格好いいですね！明らかにAudi意識って感じ．
で，今度はまたまたすごい．
当然完全EV，最高420ps，0-100km/hは最高4.4秒，航続距離は最高480km，5人乗りで5つのゴルフバックを積載可能，ダッシュボードには17インチタッチパネル…
でで，なんと！
$49,900スタート！最高モデルでも$84,900という超戦略的価格．(注：予定変更で現在は値上がりしています)
現在日本では発売前ですが，ショールームで価格を聞いてみたところ，
”可能な限り安く，できれば800万以下から”
なんて話で，正直驚いてしまいました．
そろそろ，ガソリン車が危ない領域に達してると思います．
とはいえ，これはなんのマジックでもなく，どれに似ているかと言えば，やはり同じアメリカ，appleの製品と似た発想かもしれません．
前作のRoadsterを例にとりましょう．
このレイアウトから，MRと言うべきか，RRと言うべきか．
注意すべきは，通常の車の様に，エンジンが最重量物では無いこと．
1200kgの車重のうち，バッテリーはなんと450kg．モーターはたったの52kg．
エリーゼの車体だからこそできる技ですね．
ということで，普通にバッテリーを車体の中心に積めば，ほとんどの場合MRのようになるんでしょうね．
で，バッテリーといえば，日本でも各社がこぞって高性能品の開発を進めていますが，こいつに乗っているのは汎用の18650セル．
ただのノートPC用円筒セルをひたすら並べているのです．つまり，安くて安定している．
Panasonicは主要な供給元になっています．
更に，モーターは誘導機．これって，小型軽量高出力を求める自動車用では，滅多にない話です．
普通はローターが永久磁石で高効率な同期機がほとんどです．
誘導機をうまく改良して，スイカ大で200kw超のものに作り上げた．そこがポイントです．
そうなると，いいことも多いのです．
・永久磁石用のレアアースが不必要，材料はほぼ銅(クソ安い)
・高速回転が得意(そこそこ高効率)
そう，誘導機なんて構造は簡単なので，コスト的に超有利ですね．
さらに，低回転では永久磁石自身の磁力で高効率な同期機は，一方でその磁力を制御できないため，高回転域が大の不得意です．
現在主流のIPMでは，仕方なく弱め界磁なんて技を駆使して，第3世代のプリウスでは14,000rpm近くまでカチ回すことに成功していますが，やっとこさというとこです．
で，Teslaさんとこの誘導機は，いとも簡単に14,000rpmを回しているのです．同じ回転数でも大違いですね！
まあこんな感じで，採用されている個々の技術シーズは，枯れた技術をとことん極めていくスタイルから生まれたものですね．
もちろん，ここだけがこれだけうまくいっている以上，枯れた技術というよりかは，”枯れていると皆が思い込んでいた”技術なんでしょう．怖い怖い．
もちろん最新型のModel Sでは，要素技術が全て進化しているわけですから，本当に驚異ですね．
今度はEVにしかできない超低重心の完全オリジナルシャーシを投入してきます．上に被るのは，パワートレインで浮いたコストを軽量化に集中した専用ボディです．
うん，考えただけでも面白そう．
とりあえず，近いうちに試乗モデルが来るそうなので，また青山に散歩しに行ってみましょう．
興味深いコラムは，ここやここに載っているので，見てみると面白いですよ．
さて，とりあえず…
卒業できないピンチなんで，研究頑張ろう…
