こんにちは。
純炭社長@糖質制限中の樋口です。

昨日(5月24日)は日本ファンクショナルダイエット協会主催の
ケトジェニックダイエットアドバイザーシニアコースを受講してきました。

この日の内容は
「小児栄養学、エクササイズとケトジェニックダイエット」

この講義の中で私が一番驚いたことを今日のブログにします。
それは、運動強度と脂肪燃焼の関係です。

私の実例を挙げて説明しますね。
ケト検5
私が本格的にケトジェニックダイエット(スーパー糖質制限)を始めたのは2014年6月からです。
それ以前は体重が80キロ台後半を行ったり来たり。
南雲先生を見習って1日1食(夕食のみ)にしてみても全く痩せる気配はありませんでした。
(その当時の夕食は日本酒、刺身、野菜、寿司などを食べたいだけ食べていた感じ)

ケトジェニックダイエットに出会ってからは、
ご飯・麺類→なし
根菜類→葉物野菜
日本酒・ビール→ハイボール・焼酎
に切り替えて糖質は1食当り20グラム以下を原則としました。
(コンビニのおにぎり1個の糖質が約40グラムです)

その結果、短期間で13~15キロの減量に成功しました。
しかし、途中から太腿の筋肉が痩せてきた感じがあったので、
2014年11月からフィットネスクラブに通い、
週2回の筋トレと30~60分の有酸素運動(ランニングマシンやエアロバイク)を取り入れました。

ケトジェニックダイエットを続けてきた私の体にはグリコーゲン(備蓄糖質)がありません。
運動すれば脂肪を燃やしてエネルギー源にするものと思い込んでいました。
ところが、筋肉量は増加に転じたものの、体脂肪率や内臓脂肪が思ったように減りません。

何故だろう?という疑問が昨日の講義で解けました。

白澤卓二教授(順天堂大学医学部)によると、
運動負荷が強くなるにしたがって脂肪燃焼から糖質燃焼に変わるのだそうです。
しかも、最大酸素摂取量の30%程度という軽い運動を超えて負荷をかけると
糖質燃焼が脂肪燃焼を上回ってしまう!

私の場合、脈拍数140程度の有酸素運動を行っていたので消費エネルギーの80%程度は
糖質燃焼だったのでは?と思っています。
ケトジェニックダイエッ(糖質制限)中なので、それだけの糖質は食べていません。
トレーニングで増やした筋肉中のタンパク質を分解して、肝臓で糖を作り出し(糖新生)
それをエネルギー源にしていたようです。

最大酸素摂取量の30%以下の運動を続けると脈拍がどれくらいに上がるのか?は
年齢や個人差がありますが、私の場合(55歳)は脈拍を100~110以上には上げない軽い運動が
脂肪燃焼には有効なようです。
(白澤先生はヨガ程度の運動が良いと言っていました)

また、運動時間も重要で
長時間運動するほど糖質燃焼が減り、脂肪燃焼が増えるというデータ示して頂きました。
糖質燃焼と脂肪燃焼が50:50の状態で軽い運動を続けると、
100分間の運動で糖質燃焼40:脂肪燃焼60に変化するそうです。

ケトジェニック状態では軽い運動を長時間続けるのがコツなんですね。
今週からトレーニングに取り入れて結果を報告します。

8日目/365日