こんにちは。
純炭社長@糖質制限中の樋口です。

昨日のブログ「糖化物質AGEをためない2つの食事法」では、
体の中でできるAGEをためないために糖質制限(ケトジェニックダイエット)が有効だと書きました。

最近は糖質ゼロ食品や低糖質食品が続々と発売されていますね。
嬉しいかぎりです。

そこで、食品業界の次のトレンドは・・・・・
低AGE食品、AGEゼロ食品ではないか?と思うのです。
なぜなら、体の外から入ってくるAGEは食べ物の中に含まれているからです。

1990年代から、食品中に含まれるAGEは
腎臓病や糖尿病など様々な病気を悪化させると報告されていました。

加工食品に注意!

海外の論文では、
マクドナルドのビッグマック1個食べるとコレだけAGEが体に入ってくるぞ!
といった商品名指しで警告する論文も発表されていたんです。

ところが日本ではAGEって何?という人が圧倒的に多い。
なぜ日本ではAGEが秘密にされてきたのか?を書くと刺客を差し向けられそうなので止めときますが、
ついに出たのです!
日本で手に入る食品中のAGEを測定した論文が!

PLoS One. 2015 Mar 2;10(3):e0118652. doi: 10.1371/journal.pone.0118652. eCollection 2015.

Assessment of the concentrations of various advanced glycation end-products in beverages and foods that are commonly consumed in Japan.


今まで健康のために食べたり飲んだりしていた食品に
こんなにAGEが沢山入っていたの?!と驚かされますよ。

注意すべきは加工食品ばかりではありません。

調理法に注意!

AGEは糖とタンパク質が結びついてできる物質です。
厄介なことに加工食品でなくても肉や魚の中には糖分もタンパク質も入っています。
下の表のように、高温で調理すると糖とタンパク質が結合しやすくなり、
大量のAGEができてしまうのです。

調理法

AGEを取り込まないためには、
生で食べる<ゆでて食べる<蒸して食べる
が適しています。


食べ物中のAGEは腸から吸収されて体内に取り込まれます。
1/3は48時間以内に尿中に排泄されますが、
残りの2/3は体内に留まってRAGEというAGEの受容体を増やしたり、
炎症を引き起こしたり、自然治癒力を弱めたりします。

AGEは腎臓や肝臓で排泄されるので、腎機能・肝機能が弱っていると感じたら、
食べ物中のAGEにも気を配って下さい。

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