こんにちは
純炭社長@糖質制限中の樋口です。

昨日書いたAGEと腎機能の話題はPVがいまいちです。
慢性腎臓病は日本国民の8人に1人が罹患する国民病として認知されつつありますが、
やっぱりAGEは知名度が低いのかな?

でも、日刊ゲンダイがこんな記事を掲載するくらいなので、
AGEも徐々に市民権を得つつあるということなのか?
2015年4月23日
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AGE(終末糖化産物)とはタンパク質と糖が結合して離れなくなってしまった物質です。

生物の設計図は遺伝子(DNA)ですが、設計図から作られるタンパク質が正常に働いているからこそ、健康に生活できているのです。

ところがタンパク質に糖が結合すると、そのタンパク質が担っていた仕事ができなくなります。
その結果、動脈硬化・糖尿病・がん・アルツハイマー病などの病気を発症しやすくなるというわけです。

機能を失ったタンパク質は速やかに分解されて、
新しいタンパク質を作るためのツールとして使われるのが普通ですが、
最悪なことにAGE化したタンパク質は分解されにくく、臓器などに溜まって行きます。

肌のコラーゲンがAGE化すると弾力や保水能が無くなり、シワやシミの原因になります。
見た目が若いと長生きするというのはAGEをため込んでいない証拠なのかも知れません。

イタリア人約1000人を対象にした研究では、
AGE蓄積量が多い人ほど歩くスピードが遅く、
6年後の脂肪率も高くなることが分かっているそうです。

一度体内に蓄積したAGEは15年は消えないとも言われているので、
今日からAGEが蓄積しないように努力することが必要なのです。
そうすれば15年後の認知症発症を予防できるかも知れませんね。

明日からはAGEを溜めこまない具体的な方法をご紹介します。

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