こんにちは。

純炭社長@糖質制限428日目の樋口です。


昨日の棺桶に入っているブログの続きです。

ここは2000年に開催された「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」に出展された、

「夢の家」

100年以上前の古民家を改装した宿泊施設としか聞いていなかったので、

実際に目の当たりにして(@_@;)しました。

夢の家

廃墟?

しかし、15年間に宿泊者数千人の人気施設なのだそうです。
(冬は5メートルの積雪地域なので宿泊できる期間はわずか)

「夢の家」と聞いて、

「古民家を再生した夢のような宿泊施設」だと思い込んでいました。


違います。

ここは、

「夢を見るための家」

日常から切り離された異空間で、

身体に流れる本来のリズムを感じる空間なんです。


宿泊者はシャワーを浴びた後に、

薬湯で身を清めます。

IMG_3983

銅の浴槽には水晶で出来た枕が据え付けられていて、

1000万年前の海水が噴出した温泉に薬草が浮かんでいます。


IMG_3989

身を清めた後は、磁石が入った着ぐるみのようなつなぎパジャマを着て、

棺桶のようなベッドで眠ります。


ベッドには黒曜石で出来た枕と、

夢の本(夢の内容を書き記すノート)が備え付けられています。


ちなみに黒曜石は「陰と陽を映し出す鏡であり、石の持ち主を真の姿へと導いてくれる」のだそうです。


情報過多の日常から切り離されて、

人里離れた異空間で過ごす一夜は怖いでしょうね。

でも、人間本来の姿を取り戻せる貴重な時間かも知れません。


我々の年代は懐かしさを感じる原風景ですが、

こんな環境を知らない娘も、

「こんなところに住んでみたい」ともらすので、

これが本来の生活リズムなのでしょうね。

IMG_3979


夢の家2
(妻の撮影)

次回は是非とも宿泊してみたいと思うのですが、

妻も娘のつきあってくれないだろうな~



90日目/365日